2017年、元旦の梅
昨年のクリスマスから元旦にかけて雨が降って寒くなった。今日は何だか底冷えがすると思ったら、仕事に行く途中の道で遠くに見える山々が雪を被って白くなっているのが見えた。昔は、あのあたりの山々を度々登った。今は、なかなか行くチャンスがなく益々その山が遥か遠くに見える。ユタにいる友人は先日雪が40センチ積もってまた雪掻きをしないとならないと嘆いていた。ここLAは寒くても雪が降るほど寒くはならないけれど気温の差が激しい。朝、エンジンをかけて車のワイパーを付けるとウィンドウの端に霙が出来るくらい寒い時もある。かと思うと突然、小春日和のような温かさになり、いきなりタンクトップと短パンを履いている人を見かけたりする。2017年の元旦はすっきり晴れて青空が見えるといいと思っていたけれど期待は裏切られた。2016年の大晦日の日は夕方頃からシトシト雨が降りはじめ明け方近くまで降っていた。元旦は雨が上がったもののうす曇りで弱い薄日が差していた。そんな中ふと庭を見ると赤いものが見えた。良く見ると梅の蕾が開いて鮮やかなピンク色の花がいくつか咲き始めていた。モノトーンの景色の中にポッと灯りが付いたような感じだった。元旦に咲いた梅の花を見ながら自然の営みの不思議さにいつまでも見入ってしまった。桜もいいけれど梅の花もなかなか味わいがあっていい。梅はバラ科の桜属、梅が満開になるといい香りがする。2月になると家から歩いて行ける羽根木公園では毎年梅祭りが行われる。父と祖父の眠る生越も梅の花が満開になる頃、梅祭りで賑やかになる。
梅の花と言えば私が好きな湯葉と豆腐の懐石料理のお店の名前も梅の花。
季節毎に旬の素材を付け加えたお料理が出てくる。見ても食べても楽しませてくれる。
その上、ヘルシーなのだから米国のベジタリアンの人が行ったら、さぞかし感動し喜ぶに違いない。
茶子 スパイス研究家 |