weekly

1033号

 

NO.1033        Ryo Onishi              2/28/2016

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

大阪梅田の繁華街で自動車の暴走により歩行者に突っ込み死傷者が出る痛ましい事故が起きました。運転手の心臓疾患が原因のようですが、どこでも誰にでも起こる可能性があります。運転中にこんなことが起こると運転者も歩行者も防ぎようがありません。自動運転技術の研究が進み実用化に近づいているようですが、運転手の異常を察知して事故を回避する安全装置の開発が急務だと思います。≪R.O≫

 

いいわけ

 「いいわけ」とか「弁解」というと、私達日本人にとって、なんとなく“後ろ向き”、“ネガティブ”なイメージがします。たとえば自分が何かミスを犯したとき、自分の責任は棚に上げ、そのミスを相手・周囲の環境などのせいにして責任逃れをするような場合を想定するからでしょう。

現に私の手許の国語辞典にも「いいわけ」の意味として、「自分のしたことが悪くなかったのだ、と説明すること(ことば)」とあります。【三省堂、国語辞典、第二版】

 日本人は古来、「いいわけ」や「弁解」を軽蔑する風潮がありました。以前、ある文化講演会で講師(金田一春彦氏)からこんな話を聞いたことがあります。

****************
井原西鶴に「武道伝来記」という本があり、その中にこんな話があるそうです。一人の武士が仲間の武士から、自分には身に覚えのない“言い掛かり”をつけられ、あげくに“果たし状(決闘状)”を突きつけられてしまいました。

“果たし状”を突きつけられた武士は、どう考えても身に覚えがない、しかし、「そんなことはない筈だ」というのは武士の道に外れると思ったので、潔(いさぎよ)く決闘に応じました。そうしたところが、それを聞いた殿様が、普通ならば「まあ、まあ」と止めるところなのですが、止めるどころか殿様は「このときに及び、断りもせず一命を捨つる覚悟、あっぱれ武士の鑑である」と褒め称えたそうです。

*****************
上記の話は明らかに誇張のし過ぎですが、日本のような、比較的“ホモジニアス(均一)社会”では、初めからある程度“相互理解”というベースがあるので、「いいわけ」や「弁解」しないこと、沈黙・寡黙・潔(いさぎよ)さが美徳として通用しているようです。

ところが、アメリカのような“多民族・多文化・多価値観”の世界では、そうはいきません。常に「いいわけ」や「弁解」の言葉を用意しておかなければ、いつもこちらが悪者にされてしまいます。

これからは私達も、自分のミスを隠す「いいわけ」ではなく、もっと前向きの「弁明」、弁解」としての「いいわけ」表現を積極的に学び、実践すべきなのでしょう。

といっても、ものには“限度と節度”があります。

10数年前に亡くなった私の友人(トヨタ自動車の林修さん)からいただいた車の雑誌(JAF- MATE、2001年6月号)に面白い特集がありました。テーマは「車のトラブル現場で聞いた“言い訳セレクション”」というものです。ここには読者アンケートで寄せられた、車のトラブル現場で聞いたすごい「言い訳、名言(!?)の選りすぐり集」載っていました。

“日本の国際化もここまで進んだか?”といったら国際社会から叱られそうですが、ここに掲載されている「言い訳」はもはや“超国際的?!?”で、思わず吹き出してしまいます。

こういう特集は、当然ながら極端な例を取り上げているわけで、ジョークと思ってみれば良いのでしょうが、とに角笑っちゃうので、以下、その一部をご紹介しましょう。

***************
「心に残る(?)言い訳 & 捨てぜりふ集」
(1) 一方通行を逆走してきた欧州車のドライバーに注意したら、「外車には国内法は適用されない」と言い訳された(宮城県、41歳男性)

(2)友人の運転する車に同乗した時、居眠り運転をし始めたので指摘したら、「俺
  は居眠りなぞしていないぞ。ただ、目をつぶって何も考えていなかっただけだ」と弁解された。(東京都、39歳男性)

(3)上り坂で前車に続いて停車していたら、前車が急に後ろにずり下がり、私の
車にぶつかってきた。前車のドライバーは開口いちばん、「ちゃんと車間距離
とってよ」だって。(三重県、62歳男性)

(4)私と同じ会社の若い O.L.は、駐車場で車のうしろをぶっつけておいて、「私って、あんま後ろを振り返らない性格だから」と悪びれずにいっていた。(静岡県、43歳男性)

(5)赤信号無視をして警察官につかまった男性。「誰が赤信号で止まれと決めたんだ。俺は知らんぞ!」とものすごく強引なことをいっていた。(佐賀県、73歳男性)

(6)駐車場で互いにバックしていて接触。私は謝ったんですが、後日になって相手に「あなたが謝ったのだから、あなたの方が悪い」といわれビックリ。(愛知県、36歳女性)

(7)右折車線を無視して直進した女性ドライバー、パトカーに止められ、「路面の矢印見なかったの?」と聞かれて、「あれって、道路の模様かと思った」だって。(大阪府、48歳女性)

(8)渋滞時、前車がゆっくりバックしてきた。こちらのクラクションの甲斐もなく、ぶつかってしまった。降りてきたドライバーの男性いわく、「俺は前しか見ない。前を見ていないと前方不注意になる」とへ理屈をこねていた。(兵庫県、62歳男性)

(9)スピード違反取締りで、つかまったドライバー、警察官に「今日は私の誕生日なの、だから大目にみて」と真剣に頼んでいた。(京都府、28歳男性)

(10)駐車違反取締り中の警察官に「あんたたちだって、パトカーを違反駐車しているじゃあないか」と反論していた。(神奈川県、31歳女性)

(11)猫を乗せて運転中、スピード違反の取り締まりにあった時、私は「猫がトイレに行きたそうだったので」と訳のわからない言い訳をしてしまった。(熊本県40歳男性) 

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


国民年金からもあれこれ天引かれ

多機能のスイッチ欠伸したまんま

温泉の素で我が家の草津節

一病をあやして喜寿の顔の艶

焦ることないよと長生きの歩幅


( ニュースやぶにらみ )


「新党名」

民主維新改革社民生活こころ元気新党党にすれば −寿限無

「民主・維新 3月に合流」

1日ずれることはないでしょうね −4月1日

「ぺちゃんこ」

薄くなりすぎた −亀山ブランド

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(414)「白い粉の恐怖」

「清原を覚せい剤漬けにしたのは、球界やファン、マスコミだ」、「いや、これはあくまでも(弱い人間の)個人の問題」、「スポーツ選手や芸能人、アーチストたちは常に“誰かに見られている、見られていたい”という自己顕示欲が異常に強く、それが昂じて、驕りや特権意識を生み、社会規範(社会人として法律や慣習などを守らなければならない当然の人間的行為)から逸脱してしまいやすい」、「所詮、バカとしか言いようがない」、「他人を傷つけたり、他人の生命・財産を奪ったわけではないから、凶悪犯と同じ扱い(報道)は、ちょっと可哀想な気がする。大スターだった人間だから、立ち直りを暖かく見守ってやりたい」、「清原は、将来、更生出来るだろうか?」、「清原ファンの感情としては更生して貰いたいが社会的に見れば、もっと、もがき苦しみ、人間破壊に堕ちて行く様(さま)を世の麻薬患者予備軍に見せつけてやることが“落ちた偶像”の、せめてもの償いだろう」・・・これらの意見は、先日催した翁たち“シニアサークル”昼食会での“シニアの声”である。厳しい声もあるが、メンバーのほとんどは、野球界のヒーローだった清原の“人間失格”を惜しむ心情を滲ませているように思えた。しかし――

シニアたちの気持ちは翁にも(おおむね)理解出来るが、若い時からテレビ番組制作を通して『麻薬追放キャンペーン』に取り組んで来た翁にとって、いささか同調しかねる声もある。それは「他人を傷つけたり、他人の生命、財産を奪ったわけではないし、大スターだった人間だから立ち直りを暖かく見守ってやりたい」というご意見だ。“大スター”として多くの人々(特に青少年)に少なからず影響を与えている(与えて来た)人間だからこそ、この“大罪”を許してはならないというのが翁の徹底した考え方だ。“大罪”――そう、麻薬犯罪は、我が身を滅ぼすばかりでなく、家庭を崩壊し、青少年の夢までも奪ってしまう“大罪”であることを、我々はもっと深刻に認識しなければならない。以前にも『余話』に書いたことがあるが、この機会に、もう一度『白い粉の恐怖』を述べることにする。

警察庁資料によると、違法薬物には「覚せい剤」、「大麻」、「MDMA・MDA」、「コカイン」、「ヘロイン」、「アヘン」、「向精神剤」、「LSD」「シンナー等有機溶剤、その他「危険ドラッグ」などがある。清原が手を染めた「覚せい剤」は、主に白色の粉末や無色透明の結晶。無臭でやや苦味がある。通称「シャブ」、「クスリ」、「S(エス)」、「スピード」、「ヤーバー(錠剤型)」、そして「白い粉」などと呼ばれている。覚せい剤の水溶液を注射する方法が一般的だが、粉末を火であぶって煙を吸ったり、飲物に混ぜて飲む方法もある。一時的に神経を興奮させ、眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような感じになるが、効果が切れると、激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われる。覚せい剤は特に依存性が強く、使用を続けると、時には誇大妄想になって“俺は空を飛べる”とか“俺は万能人間だ”と錯覚を起こし奇行に走ったり、反対に被害妄想に陥り"誰かが自分の悪口を言っている"、"警察官に追われている"、"誰かが自分を殺しに来る"などといった幻覚や妄想に襲われ、発作的に自殺を図ったり、他人に暴行を加えたり、殺害したりすることがある。このような症状は、覚せい剤を止めても長期間にわたって残る危険性がある。また、大量の覚せい剤を摂取すると、急性中毒により、全身けいれんを起こし、意識を失い、最後には脳出血で死亡することもある。「清原は大量の覚せい剤を常用していたそうだが、彼が並みの男だったら、とっくに死んでいただろう」という専門家の診方もある。

「覚せい剤」と同じくらい(一般の人でも)簡単に入手出来るのが「大麻」(マリワナ)だ。通常は乾燥した葉っぱを紙に巻いたり、キセル、パイプ、水パイプなどで吸煙するほか、そのまま食べる、溶液にして飲むこともする。一般的には気分爽快、陽気になり、よくしゃべるようになると言われているが、その一方で視覚、聴覚、味覚、触覚等の感覚が過敏になり、変調をきたす。また現在、過去、未来の観念が混乱して、思考が分裂し、感情が不安定になったりする。更に(覚せい剤同様)幻覚や妄想に襲われ、暴力や挑発的な行動を起こすこともある。そのほかの違法薬物については(スペースの都合上)説明を割愛するが、症状はいずれも「覚せい剤」や「大麻」と似たり寄ったり。一言でいえば「麻薬は、我が身を滅ぼすばかりでなく家庭を崩壊させ、他人をも脅かす国家的大罪である」ことを再度、強調しておきたい。

麻薬の日本国内流入は、暴力団が外国人麻薬密売グループと結託して外国からの貨物コンテナ内の荷物に隠したり、国際航空便を利用したり、観光客を装って手荷物に隠したりして持ち込む。国内の密売は、密輸入者から末端(買い手)に渡るまで約10のルートを経る。密売方法も最近は大都会を避けて地方都市に拠点を移す傾向にある。またインターネットや携帯電話、宅配便を利用するなど、その手口もますます巧妙化している。警視庁の発表によると、麻薬(特に覚せい剤)患者及び予備軍は、スポーツ選手や芸能人のほか、教師、自衛官、地方議員、医療関係者、マスコミ関係者、それに一般サラリーマン、主婦、青少年にまで及んでいる。「たった一度だけ」という好奇心(安易な取っ掛かり)が身を滅ぼすことになるのに・・・密売グループは“物欲しげ”にしている一般人を言葉巧みに誘い、挙句の果てに身ぐるみ剥いで死に至らしめる。そんなことで一生を棒に振るとは――

話しを、もう一度“清原事件”に戻す。冒頭の“シニアの声”の中で「「清原ファンの感情としては更生して貰いたいが社会的に見れば、もっと、もがき苦しみ、人間破壊に堕ちて行く様(さま)を世の麻薬患者予備軍に見せつけてやることが“落ちた偶像”の、せめてもの償いだろう」に翁、全く同感であるが、ふと(清原の)2人の息子のことを思うと、何としても心が痛む。ならば清原よ(君の犯した大罪は永久に消えないが)愛する息子たちと夢を砕かれた青少年たちのために一日も早く更生し『白い粉の恐怖』の“語り部“として麻薬追放に余生をかけてはどうか・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

下げたらあかん!コレステロールと血圧

毎年、この2月から3月はタックスのシーズンに入り会計関係の人達は超多忙になる。私もこの十数年間同じ会社の先生にタックスをお願いしている。ニューポートビーチにオフィスがあるので、このサウスベイからだと少し遠い。それでも1年に1度の事なのでフリーウェイに乗って1時間ぐらいのドライブでオフィスに向かう。忙しい中、会計士のS先生との会話が興味深いので、いつも1時間ぐらい、おしゃべりしてしまう。友人から“ 貴方の場合は簡単だし、自分でも出来るわよ。それに、わざわざ遠くまで行くのも大変でしょう?”と言われるけれど、面倒くさい事が大嫌いなのとS先生と話すのが面白いので私にとっては1年に1度の年賀状で縁が?がるのと同じように年間行事の大事なイベントの一つなのだ。今回のS先生との話のテーマは主に“ 薬害 ”大抵の人は中年になるとコレステロールや血圧が高くなる。S先生もドクターから薦められてコレステロールを下げる薬を飲み始めてから記憶が悪くなり始めたと言う。それと脇腹の筋肉の痛みが酷くなってきて、どうもおかしいと思い、その薬の副作用を調べ始めたら自分の体で起き始めた症状が類似していたので医者にその事を告げたらしい。医者はニヤ〜っと笑って何も言わずS先生に違う薬を薦めたらしい。S先生はその処方箋は一応もらって、すぐに捨てたと言う。脇腹の筋肉が痛いと言うのは確か去年私も聞いている。日本人のコレステロールの基準と米国のコレステロールの基準も違うので
そのまま医者からもらう薬を鵜呑みにしていたら大変な事になる。日本でさえ標準基準があっても皆一人一人違うので自分の体と会話しながら調整しないといけない。母の場合も自分でこれは、要らないけれど、これは必要、量もこれくらいでいいと自分で判断して医者に伝えていた。
友人のお姉さんは60代の後半で飲み始めたスタチンというコレステロールを下げる薬を飲み始めてから記憶障害になった。 S先生と同じ薬を飲んでいた。彼女は女性でありながら元大手の飛行機会社のエンジニアで世界中を仕事で飛び回っていた。
人間の脳みそは体全体の1/4がコレステロールで出来ているらしい。コレステロールには良いコレステロールと悪いコレステロールがあるのは知られている事だけれど果たしてこのコレステロールがそんなに悪者なのかと疑問に思い調べていたら目に留まった本のタイトルがあった。それが ” 下げたらあかん!コレステロールと血圧 ”の本だった。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

オランダのピアニストPim Jacobsのアルバム"Come Fly With Me"を紹介します。1982年に録音された名盤です。オリジナルのレコードは今でもかなりの高値だそうです。素晴らしい録音でピアノもドラムもベースもバランスがいいジャズアルバムだと思います。先週のピアノジャズとは全く違う軽快なジャズで、ウキウキした気分になります。

"Come Fly With Me" Trio Pim Jacobs

01-I've Got The World On A String
02-Spring Will Be A Little Late This Year
03-Come Fly With Me
04-Autumn Leaves
05-Who Can I Turn To
06-I Love You
07-Body And Soul
08-Sultry Serenade

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

黄砂なのか、花粉なのかわかりませんが空気がかすんでスッキリしませんね。先日天気予報で桜の開花時期についての話がありました。2月1日からの毎日の平均気温を積算して400度に達する頃に、桜が開花することが多いということです。過去のデータでもほぼこの値になると開花しているようです。気象庁の資料によれば大阪では昨年は3月22日に、平年のデータでは3月25日に400度に達しています。今年の2月27日までの大阪の平均気温の積算温度は172.8度です。400度になるのはいつになるでしょうか?
《R.O.》


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1033

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com