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1028号

 

NO.1028        Ryo Onishi              1/24/2016

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雑貨屋のひとり言

暖冬が続いていた日本列島に強い寒波がやって来ました。今週末の西日本は10年に一度という大寒波に見舞われています。日頃から比較的暖かい地域に住んでいる私たちにはこの寒さはちょっと堪えます。暖冬で苦戦していた暖かい下着の売れ行きが伸びていると思います。
最近事故の多い観光バスですがこの業界に限らず、規制緩和によって価格競争が激化し、各社疲弊しているように見えます。過当な低価格競争に加え、企業のモラルや倫理感が低下していることのほうがもっと問題だと思います。≪R.O≫

 

2016年予測あれこれ

 2016年1月もはや、下旬になり、今年一年間に日本や世界がどのように変化するかと、年間予測について書くのは少々気が咎めますが、先々週に続き、もう一度書かせていただきます。

 私は毎年初、その年の年間大予測を20数項目にまとめて仲間内の勉強会などで予測しあい、翌年結果を競い合っています。今年の予測項目は先々週の当欄に記載した通りですが、今年は考えられる項目が多く、項目数を絞るのに苦労しました。

 これまで恒例として記載した項目である日米の為替と株価の推移、原油価格などに加え、IS(イスラム国)とテロの脅威、尖閣諸島をめぐる日中の問題、南シナ海(南沙/西沙)諸島をめぐる中比、中越との衝突の危機、そして台湾をめぐる不穏な動きなども無視できません。日韓関係では関係改善とソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去の有無、日露関係では、ロシア・プーチン大統領の訪日、首脳会談による北方領土の返還、北朝鮮関係では日本人拉致被害者の帰国の有無、と核・ミサイル問題の解決など、懸案事項が山積です。

 これまで長い間、「決まらない、動かない政治」といわれていた日本の政治が安倍政権になって急速に動き出したこと、それに伴う集団的自衛権の方向付け、憲法改正への動き、少子化対策、2020年東京オリンピックに向けた外国人観光客の増加対応策など、今年は重要な方向付けがなされる年になるでしょう。

日本から海外へ目を向けると、米国の権威の相対的低下により、世界中の治安と見通しが乱れ、世界がもはや米国だけに頼れる状態ではなくなっていることなどは今後の見通しの難しさを示しています。

 さらに、今年は4年に一度の米国大統領選挙とオリンピックの年です。米国大統領選挙については、4年前までの予測項目では、次期大統領候補の氏名を民主党、共和党別々に記入してもらい、結果としてどちらが大統領として当選を果たすかを問うていたのですが、今回はまだすべての候補者が名乗りを上げていないようで、したがって今の段階では、民主、共和、独立のうち、どこの党が11月の本選挙に向け名乗りを上げるかに焦点を絞らざるを得ないようです。

 リオデジャネイロで開催されるオリンピックも注目の的です。無事に開催されることを祈りつつ、日本人としてメダルの獲得数を予測項目に入れました。また、スポーツ関係への期待を込めて、日本のプロ野球セ・パ両リーグ優勝チーム名、テニスの錦織圭選手の世界四大タイトル優勝の有無、ゴルフの松山秀樹選手のPGAツアー優勝の有無なども項目に加えました。

 新年に入ってマエケン(前田健太投手)のロサンゼルス・ドジャースへの入団が発表されました。私たちは地元メジャー・チームへの大物日本人投手の入団に興奮しています。果たして彼は初年度(今年)何勝してくれるのでしょうか?

今年も日本人によるノーベル賞受賞という快挙があるでしょうか。期待したいところです。

以上の他にも、今の時点では予測もしないビッグニュースで私たちは驚かされることでしょう。想定外のニュースが我々にとってうれしいものであることを願っています。   

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


清貧を貧乏神に褒められる

要介護1 根性の万歩計

趣味の輪で夢の残りを弾ませる

気のおけぬ貧乏神といて平和

哀の章 喜の章自分史が続く


( ニュースやぶにらみ )


「今後の見通し」

中国経済に聞いてくれ ―アベノミクス

「女性活躍推進法」

成立−日本。 施行−台湾

「♪ ゆーきやこんこん」

電車も来ん来ん −首都圏交通網

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(409)「空からの救助機動部隊に期待」

翁が現在のマンションに引っ越して来てからすでに40年が過ぎた。○○マンションと言う名がついているが、1フロア2世帯の細長い10階建ての集合住宅。翁はその最上階(10階)の東南側に住んでいる。引っ越して来た頃は、(戸越銀座に近い)この周辺は高いビルが少なくて、それなりに“ハイカラ感“もあり、部屋から北東に東京タワー、南西に丹沢連峰、天気のいい日は富士山も見えた。数年後、周辺に幾つかの見映えのいいマンションが建ち、丹沢連峰や横浜ランドマークタワーの眺望は今でも楽しめるものの、東京タワーや富士山は見えなくなり”ハイカラ感“も次第に”貧弱感“が漂うようになって来た。しかし幸いなことに2011年3月11日の東日本大震災(マグニチュード9.0)(以下、マグニチュードはMと表記する)発生時、首都圏は震度5(前後)の大揺れであったにもかかわらず、我がマンション(建物自体)はビクともしなかったことが、その後の沿道建築物耐震検査で明らかになった。これは翁の”終の棲家“として一応は安心出来る材料ではある。とは言え、東京直下地震などM7を超える大型地震が発生した時にどうなるか(関東大震災はM7.9)。それは、翁に限らず都民が一様に不安を抱いているところ。去る1月17日に神戸淡路大震災(M7.3)の21年目の記念日があり、また来る3月11日の東日本大震災5年目の記念日を控え、イヤでも大地震の恐怖を考えない訳にはいかない。東日本大震災発生の時、翁は会社で役員会を終え「さあ、帰ろう」と椅子から立ち上がった瞬間、ドドーンという地鳴りと同時にオフィス内の書類や器物が暴れ回った。「何だ!これは?」と叫んだものの頭と体が凍り付いて会議机の下に潜り込むことも出来なかった。つまり、いざという時、ほとんど身動き出来なくなる翁のような人間が、いくら考えても、どうにもならないかも知れないが、知識ぐらいは持っておくにこしたことはあるまいと思い、この機会に、いくつかの(政府関連の)防災資料を調べてみた。
それらの資料によると、首都圏でM7を超える巨大地震(例・東京直下大地震)が冬季の夕方起きた場合、死者約1万3000人、重傷者約1万7000人、負傷者約2万人、建物全壊約85万棟、避難者約700万人という想定被害が発表されている。翁の想像では、そんな程度の数字では収まるまいと思うし、翁のマンションのようなか細い建物は一瞬で倒壊するだろう。それと、更に恐いのは地震後に発生する“火災旋風”だ。“火災旋風”とは火災の炎と旋回流が相互作用して起きる“炎の竜巻”のような現象。ビルが密集している所では気流が起こりやすく渦が巻きやすい。“火災旋風”が発生すると燃える速さ、勢いも増す。防災資料では、火災消失棟数23万棟と推定しているが、その倍は消失するだろう。

翁が現在地へ引っ越してきた当座、友人たちは「10階だったら火事の時、どうやって逃げるの?」と、随分心配をしてくれた。火災が発生したら当然、エレベータは使えないし、建物内の非常階段(狭い螺旋状の階段)も煙が充満して、とうてい通れないだろう。各階(各世帯)のベランダには“避難はしご”が取り付けられているものの各階の住人が一斉にそれを利用したら、10階から1階まで降りる間にどんなトラブルが生じるか。それに翁は高所・狭所恐怖症だから、もともと“避難はしご”を利用する気はない。では、どうするか?翁の部屋の直ぐ上、屋上に出るまで急げばわずか10秒、その屋上こそが(火災時の)翁の逃げ場と決めている(命に関わる事態になれば翁の高所恐怖症も消えるだろう)。「消防のはしご車の到着が遅れたら?あるいは、はしごが屋上まで届かなかったら?」と友人たちは(更に)心配してくれる。確かに道の狭い所は10〜20メートル級のはしご車だが、翁のマンションは西五反田の中原街道沿いだから、近くの荏原消防署から直ぐに50メートル級の大型はしご車がやって来る、と勝手に思い込んでいる。

もっと凄い“空からの救助機動部隊”が誕生した。1月6日、新春恒例の東京消防庁の出初式で披露された東京消防庁新設の『航空消防救助機動部隊』(エアハイパーレスキュー)がそれだ。もともと東京消防庁では(1967年から)航空隊が活動している。その活躍ぶりは枚挙にいとまはないが、例えば日航機羽田沖墜落事故(1982年、13人救出)、三宅島噴火災害(1983年)、日航機御巣鷹山墜落事故(1985年)、阪神淡路大震災(1995年)、長野オリンピック(1998年)、沖縄サミット特別警戒(2000年)、北海道洞爺湖サミット特別警戒(2008年)、秋葉原無差別殺傷事件(2008年)、東日本大震災(2011年、271人救出)ほか、新潟、能登・岩手などの地震被害者救助、昨年(2015年)9月の関東・東北豪雨時、茨城県常総市の鬼怒川の堤防決壊で濁流が住宅を襲った時の、空からの救助活動は視聴者をテレビ画面にくぎ付けにした。国内ばかりではない、1991年バングラデシュのサイクロン(熱帯低気圧=暴風)、2004年スマトラ沖地震などでも大活躍した。そして、新設された『航空消防救助機動隊』は更なる“空からの救助活動”の幅を拡げ、質を高める。

『航空消防救助機動部隊』は東日本大震災時などの教訓から発案されたもので、地上からの消火や救助が困難な災害や東京直下地震などの巨大地震に対応するために東京消防庁の航空隊の所属として発足。基地は江東航空センターと多摩航空センターの2か所で高性能の大型ヘリコプター4機を所有。高層建物火災に対応するため、ヘリから水平放水が可能なブーム式消火装置、土砂災害や豪雪で孤立した地区での救出活動を想定して1度に15人を救助可能とする大型ゴンドラも取り付けられている。隊員(総勢45人)は特別救助隊資格者や救急救命資格者の中から選抜されているそうだ。翁が(映像製作の)現役なら、この『航空消防救助機動部隊』のドキュメンタリー番組を作りたいほど(翁自身)期待を膨らませている。実は、この原稿を書いているうち、翁がマンション火災で屋上に避難して空からの救助を待つ、という個人的願望が、いかにも小さく身勝手で可笑しくバカバカしくなって来た。今、翁は、我が命“聽天由命”(運を天に任す)の心境になっている。そうなると(ある意味、開き直って)かえって気持ちがラクになる。そして思う――東京消防庁の新たな“空からの救助機動部隊”が1人でも多くの都民・国民・そして近隣諸国の人々の命を救って貰いたい、心からそう願うのである・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

1月のスパイス

先週あたりからLAは寒さがだいぶ和らいで急に春の気配を感じるようになった。窓から庭を見たら梅の花もポツポツ咲き始めていた。日本は大雪でこれから、本格的な寒さがやってくる。日本の人達の事を考えると申し訳ないようなポカポカ陽気だ。
今年の年頭に今年から月事にスパイスを取り上げてちゃんと計画を立てて書こうと思っていたのに、どのスパイスにしようかグズグズ考えていたらあっという間に1月の最終日になってしまった。
ちょうど先週、数年ぶりに会った友人から自作の黒ニンニクを頂いたので、そうだ、今月は風邪予防にもいいニンニクを1月のスパイスにしようと決めた。この黒ニンニク日本のデパートで試食した事があった。匂うかな〜と思ったら全然ニンニク臭くない。フルーティーな甘さで柔らかく食べやすかった。最初見た時は炭のような真っ黒な色のニンニクに一瞬食べるのをためらったけれど以外な味だったので驚いた。
梅の花

黒にんにく

ニンニクにしては結構、高価だった記憶があるので買わなかったけれど、どうやって作るのか考えもしないまま、すっかり黒にんにくの事は忘れていた。ニンニクは体にいいのはわかっていても匂いがあるので毎日食べるわけにもいかない。でもこの黒ニンニクは毎日でも良さそうな感じがしたので、どうやって作ったのか聞いてみた。友人曰く、ただ、にんにくを皮付のまま炊飯器の中に放り込んで保温にして(タイマーの無い古い炊飯器がいいらしい)2週間ほっておくだけでニンニクは勝手に熟成して甘味のある美味しい黒ニンニクが出来上がるのだそうだ。ニンニクはユリ科のネギ属だが玉ねぎも青ネギも血栓症予防効果があり体を暖めたり抗菌作用もあるので風邪をひいた時などスープに入れて飲んだりするといいようだ。そう言えば食べるスタミナ食品だけでなくニンニク注射などもあるらしいから薬効成分も認められているのだろう。疲労回復にはテキメンに効くらしい。通常、ニンニクは料理用に肉の臭み消しとして使われる。また香付けとしてもバターで炒めたりオリーブオイルで香ばしく炒めたりすると食欲をそそる美味しい匂いがする。個人的にはパウダーガーリックより生のガーリックを常備して使う方が好きだ。
今までは生で擦りおろして頂くか炒めたり焼いたりする事だけだったこのニンニク。
熟成させて食べるというのが気にいった。保存も効くらしいので常備食として私も自家製黒ニンニクを作ってみよう。
茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

 

 

 

   

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今週は私の好きなアーティストの一人、ドイツのトランペット奏者、Till Bronnerの映画音楽集のアルバムを紹介します。トランペットだけでなく自身で歌っている曲もあり、幅広い才能の持ち主だとわかります。イージーリスニングとして聴ける素晴らしいアルバムだと思います。

"The Movie Album" Till Bronner

01-When You Wish Upon A Star
02-Run To You
03-Stand By Me
04-Love Theme From Cinema Paradiso
05-Raindrops Keep Falling On My Head
06-Il Postino
07-Godfather Waltz
08-Moon River
09-Forbidden Colours
10-As Time Goes By
11-Crockett`s Theme
12-Mulholland Falls
13-My Heart Will Go On
14-Happy
15-Deborah`s Theme

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

河合将介さんのパソコントラブルが解消されて本当に良かったと思います。
必需品となったパソコンやスマホを使い続けると肩も凝りますし、目も疲れます。そんなときに役立ちそうな"指ヨガ"で体調を整えてはいかがでしょうか。朝のテレビ番組で有名なヨガ講師が指ヨガについて紹介していました。東洋医学では部分即全体という思想があり、手は体全体と密接に関係しているそうです。中指が頭、人差し指と薬指が左手、右手を親指と小指が左足、右足に関連しているそうです。指や手のツボをほぐすだけならいつでもどこでもやれるので良いですね。詳しいことはパソコン、スマホで簡単に調べることができますのでどうぞ。
《R.O.》


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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1028

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com