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1006号
 

NO.1006        Ryo Onishi              8/23/2015

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雑貨屋のひとり言

日中、そんなに気温が上がっていないのに気持ちの悪い暑さが続いています。でも夜中、肌寒さを感じるようになってきました。寝苦しさから解放されただけでもうれしく思います。
朝食をわざと欠食する人もいるそうですが、私は一日の始まりの大事な朝食はきっちり摂るべきだと思っています。私の一日はワイフとともに朝食を作ることから始まります。私の担当は卵焼きです。少々のポン酢と牛乳を混ぜて、チーズを中に入れて焼きます。いつも目分量なので焼き方にムラがありますが、けっこう楽しんでやっています。それとレタスなどの野菜、トマトジュースも欠かしません。朝からしっかり食事が摂れることはうれしいですね。≪R.O≫

 

5年有効の免許証を受領しました

 前号で書きました運転免許証の有効期限切れに伴う更新が認められ、私の新しい免許証カードがDMV(州車両管理局)から郵送されてきました。カード上に記された有効期限は2020年の誕生日までの5年間となっており、東京オリンピックの年までは安泰となりました。

 70歳を過ぎるとこの種の資格を取得したり、更新するには条件が厳しくなり、さらに私のように健康に問題をかかえていると、簡単ではありません。視力検査をパスするため、事前に白内障手術(左眼球)をうけ、眼鏡を新しくして準備を進めていました。

ここ10数年間の無事故、無違反記録といっても、このところ自分でハンドルを握っておらず、運転は妻任せなのだから当然のこと、少しも自慢になりません。DMVとしては老齢者やハンディキャップのある人間には車の運転から身を引き、免許証を返上してほしいところではないでしょうか。

私は現在ドクターの指示で車の単独運転は禁止状態にあり、すべての外出は車の助手席で妻のハンドルに頼っているのが現状ですが、また、いつの日か自分自身でハンドルを握れる日が来ることを信じつつ、今回は運転免許証の更新をすることにしました。

シニア年齢の運転者が運転中に突然意識をなくし、事故を引き起こす事例がニュースで報じられます。私も妻の運転中、助手席で突然意識が朦朧とした経験があります。私の場合は、高血糖値に対するインシュリンの注射が適正でなかったゆえに血液中の血糖値が下がりすぎ、意識障害を引き起こしたようでした。

私のようなタイプの高血糖者は体内からのインシュリンの分泌量が不足するので、インシュリン注射を定時間ごとにしなければなりません。注射の前に手の指から血液を採取し、必要な量のインシュリンを注射器で体内へ入れるのですが、その時の体調などにより、かえって低血糖の状態に陥ったりすることがあります。 外出時には必ず飴玉やグルコースの錠剤を用意し、そんな時は糖分を補給して血糖値をあげる処置をしています。糖尿病患者にとって高血糖には注意が必要ですが、それにも増して低血糖への注意も必要です。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )


ワイン蔵賞味期限を黙らせる

止まらないお喋りといるピーナッツ

鯛焼きの自負国産の小豆です

サシスセソそれとは別の娘のレシピ

菜食の日をと胃袋言ってくる


( ニュースやぶにらみ )


「絶滅危惧種」

いえいえ健在です ―コウノトリ

「天津爆発」

人災も怖いな −桜島

「柳原良平さん死去」

ああ ボクの昭和が −アンクルトリス


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(389)「呆れた南九州市議会」

もう、1か月ほど前の話だが、親友のJさんから“怒りのメール”を頂戴した。“怒り“とは、知覧特攻平和記念館のある鹿児島県南九州市と、あのユダヤ人大虐殺のアウシュビッツ強制捕虜収容所跡があるポーランド南部の都市オシフィエンチム市との”友好交流協定問題“である。この問題の発端は(世界平和や環境保護推進者と名乗る)横浜市在住の男(32歳)が「特攻隊員の遺書を読んで感動し、平和を発信しているアウシュビッツと結び付けたい」と持ち込んだのがきっかけ。その話にまんまと乗せられた市長以下市議たちは議会の承認を得て市長ほか4人、1人約37万円の渡航費(税金)を使ってオシフィエンチム市に出向き“友好交流協定”について話し合った。それを知った特攻隊員の遺族や市民、県内外の人々から「祖国と家族を守るために散華した特攻隊員の純粋な愛国心と、ナチスによってユダヤ人等を大量虐殺したアウシュビッツを同一視されたらたまらない」と猛烈な”怒りの声“が殺到した。当然の”怒り“だ。勿論、親友Jさんの”怒りのメール“の矛先も、南九州市の市長と市議会への愚考に対して、である。どう考えても特攻隊とアウシュビッツは、全く異なる次元の話。そんなことも分からなかった市長と市議会は、賢明なる市民や良識ある人々のお蔭で、やっと自分たちの浅はかさに気づき、慌ててこの問題の取り下げに踏み切り、シフィエンチム市に事情説明とお詫びの文書を送り”中止作業“を行なった、と言う。

今更、ではあるが“呆れた南九州市市議会”始末記を機に、『特攻隊』と『アウシュビッツ大量虐殺』を改めて考えてみよう。『特攻隊』(特別攻撃隊)は、生還の見込みが無い決死攻撃隊のこと。『特攻隊』と言う名称は日露戦争の時から使われていたそうだが、軍内部で一般化したのは大東亜戦争(太平洋戦争)の緒戦に日本海軍によって編成された特殊潜航艇に命名されてからのことだそうだ。そして同戦争末期には飛行機、高速艇、潜水艇などに爆弾や爆薬を搭載し、特攻兵が敵機や敵艦に体当たりする自爆作戦が“特攻作戦”と呼ばれた。特に『特攻隊』の名が国民に強烈に知れ渡った(その名を高めた)のは、米軍の主力部隊が沖縄本島南西の慶良間(けらま)列島に上陸した昭和20年(1945年)3月26日から始まった“特攻作戦”からである。この作戦は鹿児島・知覧(ちらん)をはじめ宮崎・都城(みやこのじょう)など九州各地や、当時、日本の統治下にあった台湾からも出撃したが、本土最南端の知覧基地からが最も多く、全特攻隊員戦死者1,036人のうち約440人が知覧基地からの出撃者(と記録されている)。なお、九州内の基地から出撃した部隊は“振武隊(しんぶたい)”、台湾からの出撃部隊は“誠(まこと)飛行隊”と呼ばれていた。翁は10年ほど前(終戦記念日に)、靖国神社で特攻隊(振武隊)生き残りの方々をインタビューさせていただいたことがある。「戦争で、死にたくて死ぬ兵士はいないが、そこには理屈では割り切れない特別な感情がある。その感情とは“自分たちが死ぬことによって祖国と家族が救われる”という愛国心と使命感だ。もちろん“諦観”もある。だから特攻隊員のほとんどは飛び立つ時は、死への恐怖は消え失せ、父母・妻子・恋人・兄弟(姉妹)たちの幸せを祈って、心の中で名を呼び別れを告げ敵地に向かった」、「自分たちは、さまざまな運命のいたずらが重なって生き残ったが、生きているのも地獄だった。散って行った戦友たちを片時も忘れたことは無く、朝夕ご冥福を祈り、ご遺族に対してもお詫びの毎日だった」・・・語る人たちも涙、聴く翁も涙、辛く悲しい話だったが、その時から、翁はいっそう(特攻隊員たちに対して)感謝の真を捧げる意を強くしたものだ。

『アウシュビッツ(ビルケナウ)強制収容所』とは、ヒトラー率いる独裁政権(ナチス党政権)下のドイツが第二次世界大戦中に国家をあげて(主にユダヤ人や非ユダヤ系ポーランド人などの絶滅を目的に)最大級(究極)の惨劇をもたらした場所であり、多くの資料(記録書)から目を覆いたくなるような、耳を塞ぎたくなるような、吐き気を催すような残忍・非道ぶりを知ることが出来るが、翁はここで、それらの一部始終を書き記す勇気を持たない。ただ、幾つかの例を挙げると、劣悪な衣食住による凍死や熱中症死、飢え死、石切り場での過重労働、穴掘り労働(穴を掘って、その穴を埋める)などによる過労死、病人に医療を施さない、薬も与えない放置死、ちょっとした仕草や表情で反抗者と見做し、拷問と銃殺、吊るし首などの公開処刑、婦女子への暴行・惨殺、ドイツ医師団による人体実験・・・こんな程度の例題で言い尽くせる(書き尽くせる)ものではない・・・更に、毎日、何十、何百、何千の被収容者が死んで(殺されて)いるのに、日々送られてくる被収容者の数が上回ったので、もっと効率的な殺害手段はないものかと考え出したのが(あの悪名高い)“ガス室殺害”である。アウシュビッツで殺された人数は、ニュルンベルク裁判(1945年11月〜1946年10月にナチス・ナチ党大会の開催地ニュルンベルクで開かれた国際軍事裁判)では「400万人が殺された」と認定したが、冷戦後の1995年には「150万人」に改められているそうだ。いずれにしてもその数の多さに驚くばかりだが、更に「そこで何が起きたか」が明らかになるにつけ、言い知れぬ戦慄と怒りを覚える。

このような『残忍・非道殺人が行なわれたアウシュビッツ』と『純粋な愛国心と使命感に燃えた知覧特攻基地』を結び付けようと企んだ南九州市長と市議会の浅知恵(愚考)は、翁に言わせれば“阿呆”の一語に尽きる。フランスの作家で政治家アンドレ・マルローは『特攻隊』と『アウシュビッツ』との本質的差異を指摘し、「特攻隊員は権勢欲とか名誉欲などは無く、ひたすら祖国を憂える貴い熱情があるだけだった。代償を求めない特攻隊員の純粋な精神と行為、そこにこそ真の偉大さがある」と(特攻隊を)高く評価している。ともあれ、今号は親友Jさんからの“怒りのメール”に触発されて、久しぶりに『特攻隊』と『アウシュビッツ』を学習した。政治家や行政マンたちは、何かしらの実績(名誉績)を残したるが故に“友好都市協定”の愚考に走ったのだろうが、翁は思う――「特攻隊に対しては(日本人が)久しく、静かに彼らの遺徳を偲び、感謝の真を捧げればいい」――
Jさんも、きっとそう思っているに違いない・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

世界のブレンドスパイス ヨーロッパ編(イタリアンブレンドスパイス)

スパイスにあまり興味が無かった頃でも何となくイタリアンドレッシングとかイタリアンスパゲティーやイタリアンミートボールを作る時にはイタリアンスパイスを使っていた記憶がある。そのブレンドスパイスを振りかけただけでイタリア風の味付けになるものだ。日本で売られているイタリアンシーズニングの中身を見ると使っているスパイスの種類やブレンドの仕方がメーカーによって微妙に違う。先日、米国のマーケットのイタリアンブレンドスパイスを見てみたらやはり使われているスパイスが会社によって少しずつ違っていた。レシピを調べてみたら基本的にはバジル、オレガノ、パセリフレーク、タイム、ローズマリーの6種類。後はマジョラムやセージあるいはセイボリー、セラントなどがブレンドされていた。いずれも、わりと癖のある個性的なスパイス臭があるので最初は少しずつ試して使うと失敗しなくてすむ。
私個人は以下のレシピのものが使いやすいと思う。このブレンドスパイスにオリーブオイルとパルメザンの
粉チーズを入れてパンにバターの代わりに付けて食べるのもいいし、そのまま茹でたスパゲティに和えても簡単で美味しい。

イタリアンブレンドスパイス レシピ
バジル (乾燥) 大さじ1と1/2
オレガノ 大さじ1と1/2
パセリフレーク 大さじ1と1/2
タイム(乾燥)  大さじ1/2
ドライローズマリー(砕いたもの)  大さじ1
/2
ガーリックパウダー 大さじ1/2
黒胡椒か白胡椒  小さじ1/8
レッドチリスパイス(砕いたもの) 小さじ1/8 (ピザの上にかける唐辛子)

昔、LAダウンタウンからミッドウィルシャーにかけて車を西に走らせたあたりにイタリアンレストラ
ンがあった。人に連れて行ってもらったので場所も名前も覚えていないが印象的なレストランだった。外からは一見大邸宅の家のようでレストランには見えないのだが門をくぐって中に入ると大きな中庭があり右手と左手に建物が別れていた。“南と北の料理どちらが宜しいですか?”と聞かれ北を選んだ私達は左手のお城のような建物に案内された。前菜に出てきたのがクラムスパゲティーとトマト風味のスープだったと思う。あまり期待はしていなかったのだがクラムスパゲティーを一口食べてその美味しさにいきなりノックアウトされてしまった。あっさりとした、それでいて味わい深いクラムジュースのダシとスパイスの香りが今までたべたどのクラムスパゲティーよりも美味しくそれだけでもう満足で後の料理が記憶に無いくらいその前菜のクラムスパゲティーの印象が強烈だった。それからずっと今に至るまであんなに美味しいクラムスパゲティーに出会った事がない。イタリアンスパイスはもちろんの事、あの美味しい味の隠し味には何が使われていたははやのだろう。そのうち記憶を辿りながらあのレストランで食べたクラムスパゲティーを作ってみようと思う。

茶子 スパイス研究家

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

今日はファッションモデル、タレントもやっている愛知県知多市出身の女性ジャズシンガー、早川えみのアルバム"Twilight in Jazz"の紹介です。ジャケットの写真では顔はわかりにくいのですがかなりの美人です。もちろん顔で選んだわけではありません。
聴き覚えのあるスタンダード曲を優しい声で歌います。どちらかというとポップに近いジャズですがとてもさわやかで聴きやいアルバムだと思います。4年以上も前に見つけたアルバムですがなかなか紹介できず、今回ようやく出番となりました。聴けば聴くほど良いアルバムだと思います。このようなアルバムがまだまだ沢山あるので楽しみに聴いていきたいと思います。いつものことですがこのアルバムをディスプレイについてるしょぼいスピーカーで聴くと地味に聴こえるのでアンプとスピーカー、もしくはヘッドフォーンで聴くことをお勧めします。


"Twilight in Jazz" 早川えみ

1. Moon river
2. Blue moon
3. I'll close my eyes
4. It's a lovely day today
5. Every breath you take
6. Sunday morning
7. Love theme from ”Spartacus”
8. Alice in wonderland
9. Both sides now

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

先週火曜日の朝、散髪に行きました。暑いのでそんなに混んでいないだろうと思っていたら予想に反してけっこう混んでいました。お店の人によるとお客の中には毎日甲子園に行っていた人が、今日は試合がないのでようやく散髪に来れたと話していたそうです。他の人も高校野球の試合がなくて散髪に来たのか定かではありませんが、影響していた可能性はあるかなと思いました。《R.O.》


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1006

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com