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賀正

NO.973         Ryo Onishi              1/4/2015

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雑貨屋のひとり言

明けましておめでとうございます。2015年はとても寒い幕開けとなりましたが、みなさんはいいお正月を過ごされたでしょうか?雑貨屋は5月で発刊から満19年になります。そして7月には雑貨屋ウィークリーが1000号の大台に乗ります。コツコツ続けて行けば必ず通過するポイントです。いつものように続けて行きますので、執筆者の皆様、読者の皆様よろしくお願いします。年末からちょっと食べ過ぎ、飲み過ぎが続き、加えて運動不足ですから身体がなまっています。ヨガで身体の調整をしたいと思います。≪R.O≫

 

年間大予測結果

 2015年が始まりました。皆さん、あけましておめでとうございます。新しい年が皆さんにとって良い年でありますようお祈りいたします。

 昨年も国内外を騒がす大きな出来事が矢継ぎ早におきました。また、年初の予想から大きく外れた結果が出たりし、世の中が「一寸先は闇」であることを思い知らされたりもしました。

 昨年初めまで5年間も年末値が約90ドル(バーレル)だった原油価格(WTI;NY原油先物相場価格)が昨年末には50ドル台にまで落ち込むことを予想した人はどれくらいいたでしょうか?

 また、今年も日本人がノーベル賞を受賞しました。赤崎勇博士、天野浩博士、中村修二博士です。(ただし中村博士は米国籍)LEDのように輝く快挙でした。

毎年恒例の年間大予測について、一年前の新年(当欄#922号参照)に記した項目について結果が次のようになりました。この一年間で経済、世相がいかに予想以上に急変したかを改めて語ってくれる気がします。皆さんの予測に対する結果はいかがでしたか?ご確認ください。新年度(2015年)の予測項目については次回のこの欄でお知らせいたします。

(1)日本円・US$の2014年末の値は?(上下5%以内を正解とする)
(結果:1US$=\119.69、5%以内:113.70−125.67)

(2)日本円・ユーロの2014年末の値は?(上下5%以内を正解とする)
(結果:1ユーロ=\144.79、5%以内:137.55−152.02)

(3)2014年末の東証(日経)平均株価は?(上下5%以内を正解とする)
   (結果:\17,450.77、5%以内:16,578-18,323)

(4)2014年末のニューヨーク・ダウ平均株価は?(上下5%以内を正解とする)
(結果:$17,823.07、5%以内:16,931−18,714)

(5)2014年末(11月)日本の完全失業率は?(上下5%以内を正解とする)
(結果:3.5%、5%以内:3.32−3.67)

(6)2014年末、NY原油先物相場(WTI)の価格は?(上下5%以内を正解とする)
(結果:$53.27、5%以内:50.60−55.93)
(7)2014年末、日本国首相の名は?       (結果:安倍晋三氏)

(8)2014年中に日本の内閣総辞職または衆議院解散はあるか?(結果:イエス)

(9)2014年中に首相は靖国神社へ参拝するか?(イエス/ ノー)  (結果:ノー)

(10)2014年中に尖閣諸島で国有施設建設、公務員常駐、中国との武力衝突
のいずれかが起こるか?(結果:ノー)

(11)2014年4月、日本の消費税は8%になるか?(結果:イエス)

(12)2014年末、北朝鮮、金正恩氏による指導体制は維持されているか?(結果:イエス)

(13)2014年中に北朝鮮の日本人拉致被害者が1人でも日本へ帰るか?(結果:ノー)

(14)2014年、ソチ・オリンピック、日本選手の金メダル獲得数は?(前後3個以内を正解とする)
        (結果:1個、3個以内:0個―4個)

(15)2014年、ソチ・オリンピック、日本選手のメダル獲得(金・銀・銅)総数            
は?(前後3個以内を正解とする)(結果:8個、3個以内:5個―12個)

(16)2014年、ワールドカップ・サッカー、ブラジル大会の優勝チーム(国名)は? (結果:ドイツ)

(17)2014年、田中将大投手は大リーグで何勝するか?(前後3勝以内を正解とする)
            (結果:13勝、3勝以内:10勝―17勝)

(18)2014年度日本プロ野球優勝チームは?(セ・リーグ)(注:プレイオフ優勝でなく、ペナントレース・シーズン優勝とする)(結果:読売ジャイアンツ)

(19)2014年度日本プロ野球優勝チームは?(パ・リーグ)(注:プレイオフ優勝でなく、ペナントレース・シーズン優勝とする)       (福岡ソフトバンク・ホークス)

(20)2014年、日本人(日本国籍保持者)のノーベル賞受賞者はいるか?(結果:イエス)

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


年忘れ出来ず書いてる喪の葉書

玩具屋をうちのサンタが覗いてる

お神籤も吉 穏やかな年が明け

三日目もまだ続いてる日記帳

鰯にも尾頭付きの自負がある


( ニュースやぶにらみ )


「わかば等値上げへ」

禁煙 −新年の誓い

「黒田から黒田へ」

大河ドラマからメイクドラマに −広島カープ

「経済再生と財政再建」

我々の一体感を見習え −政治とカネ


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(356)「乙未(きのとひつじ)」

まずは『謹賀新年』(謹んで新年をお祝い申し上げます)2015年(平成27年)元旦の『龍翁余話』、今年もよろしくお願い申し上げます――
さて、年賀状を書く時期ばかりでなく、人と年齢の話をする時など、決まって干支(十二支)が持ち出される。ご承知のように干支を書き表す漢字は2つある。子(鼠)・丑(牛)・寅(虎)・・・そして今年の干支は『未(羊)』しかも今年は60年に1度の『乙未(きのとひつじ)』とのこと。そこで暇人の翁、『乙』・『未』・『羊』のそれぞれの意味を、電子辞書『大辞泉』(小学館)で調べてみた

『乙』(おつ・いつ・きのと・おと)は、どんなに強い抵抗にも屈せず、弾力的な雄々しさを表す、とある。『乙』の文字は、草木の芽が曲がりくねっている象形文字、つまり、何か新しい改革や創造を行なえば行なうほど外的抵抗に遭う、という意味だそうだ。それ故に、いかなる抵抗に遭おうとも、計画(信念)を押し進めて行く気概が求められるということだろう。今年に限ったことではないが、個人的には(これまでは)計画頓挫が多かったし、国家的には外交上の外的抵抗(中韓のイチャモン攻勢)や内政面(経済・福祉・原発・安全保障・基地問題・教育・行政改革・議員定数削減など)の掛け声ばかり(有言不実行)と紆余曲折が多過ぎた。そこで今年こそは個人(翁)も国家も『乙』の精神(信念をもって計画を具現する実行力)を発揮する年、との思いを強くしている。

『未』は、元来、木の繁茂を示すもので、繁茂し過ぎると周囲が暗くなり、真実(事実)が見えにくくなって世の中が乱れることも起こり得るので、繁茂した枝葉を程よく切り落とし(世の中にとって不必要な事柄、反社会的要因などを取り除いて)世の中の道理を見易くする必要がある、というところから『未』は、いろいろな真実・法則・道理を曖昧にしないで明らかにしなければならない、という意味があるそうだ。しかし『未』がつく文字に、未知・未定・未開・未定・未完・未決・未収・未習・未詳・未熟・未明・未処分・未納・未配・未払い・未満・未了・未練などがあり、いずれもが“満足(充足)していない不完全な状態”の言葉が浮かんでくる。このように並べ立てると『未』がいかにも曖昧で、いい加減で、社会規範のない未成熟(人間・社会)を連想しがちだが、逆の発想で「人間も社会も未成熟が故に“真実・法則・道理”を修得し、見失わないように努力しなければならない」とする“激励の文字”と解釈することが、正月に相応しい“大人の度量”というものだろう。『未来』の『末広がり』を信じて・・・
『羊』と言えば――翁はクリスチャンでもないのに(ゴルフ仲間でクリスチャンのI君に誘われて目黒のT教会へ)毎年のクリスマス・イヴの降誕前夜燭火礼拝(キャンドル・サービス)に行っている。昨年でちょうど10年目。いつの年だったか、牧師の聖書朗読で『羊飼いたちと天使』の話を聴いたことがある。「・・・野宿しながら羊の群れの番をしていた羊飼いたちの目の前が突然明るくなって天使が現われ“私は、あなたたちに喜びを告げる(ためにやって来た)。きょう、あなたたちのために救い主がお生まれになった、さあ行こう、救い主のもとへ”・・・」そして、クリスマスソングの定番『聖夜』(『降誕)の2番にも♪「きよしこの夜、御告げ受けし牧人たちは、御子の御前にぬかずきぬ、かしこみて」という歌詞がある。すなわち、キリスト教において羊は“神の子羊”と言ってイエス・キリストのことを指す表現の1つらしいが、翁はクリスチャンではないので(ここでは)十二支の羊の意味を考えることにする。羊は群れをなす動物であるところから“家族の強い絆”を表す動物とされている。また、羊の肉はジンギスカン料理、羊の皮はラムスキン、シープスキン、羊の毛皮はムートン。いずれにしても羊は古くから馬・牛・豚と同じように家畜として人間に親しまれている動物である。また、羊のつく漢字は義・翔・祥・鮮・善・美・洋・養・群・躾など比較的いい意味の漢字が作られている。

さて、今日は2015年(平成27年)の元旦。昔から「一日(いちじつ)の計は朝(あした)にあり」「一年の計は元旦にあり」と言われている。「その日に為すべきことは朝に計画を立て、その年に為すべきことは元旦に計画を立てよ」という意味だが、この諺には(翁)いささか抵抗がある。きょう為すべきことを今朝になって計画を立てて間に合うのか?正月を迎えて“さあ、今年は何をやろうか”と考えるようでは間が抜ける。多分、区切りがいいので“朝”とか“元旦”にしたのだろうが、実際には、そんな悠長な計画の立て方では日が暮れてしまうし、歳月人を待たず、だ。したがって翁は(正月早々の独断で)この諺を言い改めることにした。「一日の計は前夜のうちに」「一週の計は先週のうちに」「一月の計は先月のうちに」「一年の計は旧臘(きゅうろう=前年の12月)のうちに」、と。要するに、何事もその場になってジタバタするより、前もってじっくり計画を立て、実行しようではないか、と言いたいのである。じっくり計画を立てた上で、それが上手くいかなかったとしても、それはそれでいいではないか――この高齢になって何も怖れるもの無し、何も失うもの無しの翁は、いつも開き直っている。

冒頭に『乙』は「弾力的な雄々しさを表し、いかなる抵抗に遭おうとも、計画(信念)を曲げることなく押し進めて行く気概が求められる」と書いた。大賛成である。個人的には(翁の)単なる依怙地、頑固と言うところだろうが『国家の計』は、緻密・深遠・強固・品格・誇りがなければならない。「政治家よ、役人たちよ、国民を“迷える子羊”にしないための計画(施策)と実行プログラムを具体的に示し行動せよ」。2015年(平成27年)の吼え初め(ほえぞめ)である・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

東松山の焼き鳥や

日本には、たくさんの焼き鳥屋がある。埼玉県の東松山にある焼き鳥屋はトリでなく豚のカシラ肉を使った味噌ダレが有名な場所だ。子供の頃に父に車で連れて行ってもらったのを今でも懐かしく覚えている。ガラガラと開きドアを開けて入ると15人ぐらい座れるカウンターがあってモクモク煙が立ち込めるその向こうで、ご夫婦2人が忙しそうに串に刺した肉を炭火で焼いていた。父はビール、私も弟もサイダーかジュースを飲みながら焼トンを頬張った。イスに座ると女将が“タレは辛いのがいい?それとも甘いのがいいの?”と聞いてくれる。子供ながら“辛いのがいい”と大人たちと同じように辛い味噌ダレを注文した。この東松山の味噌ダレはニンニクや唐辛子やみそなど秘伝のスパイスが調合されているらしくその味噌ダレが美味しくて評判が広がっていったらしい。その元祖ともいう店がその店だったのだ。肉の間に挟まっている大きなネギも甘くて香ばしかったのを覚えている。時々頼む甘いタレの方は大きなツボに入っていて毎回、そのタレを継ぎ足ししながら年月をかけて熟成されていった貴重なタレだった。子供ながらもその大きなカメツボの中のタレは特別なタレでひときわ存在感があったのを覚えている。いつか、またその店に行ってみたいと思っていたが名前も住所もわからないし大昔の事なので店も存続している可能性も低いと思って諦めていた。ところがある日、TVで酒場放浪記という番組で東松山の焼き鳥屋のお店が紹介されていたのを知った。昔の記憶を辿って母にも聞いてみるとその店は信号機を越して、ゆるやかにカーブした道沿いに店があったと言う。その立地条件からしてその店に間違いないと思った。ちょうど森林公園から一つ東京に戻った駅が東松山なのだと言う事がわかってサイクリングの後に友人と夕方寄ってみる事にした。
 
焼き鳥マップ

東松山の駅に着くと焼き鳥マップなるものが置いてあり見ると駅の周辺には何と50件もの焼き鳥屋さんが紹介されていた。目的の店は駅から歩いて10分ほど、4時の開店と同時に入ると正面に長いカウンターがあった。昔より長いカウンターになっていて店の厨房もだいぶ大きくなっていた。私達と同時に入ってきた一人のお客さんが私の隣に座った。その人が“ここのお母さんは有名人ですよ。もう、僕が小学生の頃、35年前におやじに連れられてこの店に来ていたその頃からずっと現役です。すごいですよ“と説明してくれた。店は何回か建て直して今では5回目だとか。車で遠方から来る人が多くなってきて駐車場を作るために店は沿道からだんだん奥に引っ込んでいったという。テキパキと目の前で炭をおこし準備を始めた女将に聞くと店を始めてもう50年以上になると言う。焼き鳥一筋でやってきたと言う。
看板 焼き鳥屋さんの女将 唐辛子味噌焼きトン

隣のお客さんと同じように私も子供の頃にこの女将さんに確かに会っていたのだ。そして今は亡き父もこの女将さんに会っていたのだ。何だか不思議な気がした。女将さんの旦那様も数年前に亡くなって今は娘さんが店を手伝っている。また、隣に座った人が話しかけてきた。“時々この店が懐かしくて来るんですよ。俺が子供の頃はサイダーを飲んで親父はビールを飲みながら、このカシラを一緒に食べたもんです。親父はもう亡くなりましたけどね。” と言った。何だか似たような体験をしたのだな〜と聞いていた。 隣の人が“そう言えば、あの頃、親父はビールを飲んだ後、車を運転して帰ったな〜今だったら飲酒運転で捕まっちまうよな〜”と笑いながら言った。そう言えば自分の父親もいつも車だった。昔の田舎道は今ほど飲酒運転が厳しくなかったのだろうか…女将は酔っ払いが嫌いなので4時から昔は7時までしか店を開けなかったらしい。今は8時まで営業しているそうだがこの店では飲んだくれるほど飲む人はいなかったらしい。隣の人は2杯目の焼酎を飲み終わるとタクシーを呼んでもらって帰っていった。
半世紀の間、どれだけの人がこの店の、のれんをくぐったのだろう…焼き鳥屋に人生をかけて今では焼き鳥御殿と言われる家も建ったと笑いながら話してくれた女将は今でも現役の83歳。
また女将が元気なうちにチャンスがあれば訪れてみよう、そう思い懐かしいその店を後にした。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズライフ−今週のお奨 めアルバム

今年も大好きなジャズを楽しみながらアルバムを紹介していきます。テレビの番組でBGMにジャズが使われていることがあります。居酒屋を紹介する番組は必ず使われていて、不思議なことにジャズがぴったり似合っています。中にはいい感じの曲があります。だいたい私の知っているアーティストの曲です。今年最初のアルバムはRed Garland Trioの"A Garland Of Red"にしました。力強いピアノで聴きごたえのあるアルバムです。元気になります。

"A Garland of Red" Red Garland  

01.A Foggy Day
02.My Romance
03.What Is This Thing Called Love
04.Makin' Whoopee
05.September In The Rain
06.Little Girl Blue
07.Constellation
08.Blue Red

Red Garland(P) Paul Chambers(B) Art Taylor(DS)

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

編集後記

年末にまたプリンタの機嫌が悪くなりましたが原因がなんとなくわかっているのでダマシダマシ使っています。日頃あまり使わないのに必要なときに動かなくなるとあわてますね。《R.O.》


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.973

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com