昨夜、長野県で地震がありました。
被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。私たちが先月訪れた地域は大丈夫だったのか気になります。旅行の話の続きは次週にします。
2014年7-9月期の実質GDPが事前の市場予測を大きく下回り、マイナス成長になってしまいました。これで消費税率の10％への引き上げ時期の延期が決定しましたが、アベノミクスのシナリオが崩れた形となってしまいました。そして突然の衆議院解散、総選挙に突入しました。すっきりしない有権者が多いと思います。2年前の選挙は戦後最低の投票率でしたが、果たして今回はどうなるでしょうか？
アメリカ各地を寒波が襲い大雪でえらいことになっています。ニューヨーク州バッファロー市の集中豪雪には驚かされます。偏西風が蛇行していることでアメリカ全土が大寒波の襲来になったようですが、地球の温暖化が世界中でさまざまな異常気象を発生させています。もう地球は元には戻れないかもしれません。≪R.O≫

“ことば”を楽しむ（その4）

　　―――　以下、前々号よりの続き　―――　
　今回は『キザ』という“言葉”をとりあげます。これも、およそ、わざわざ辞典でその意味を調べる人など、先ずいないでしょう。そこを敢えて手許の国語辞典をひいて調べて見ました。

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＊辞典(A)、気障（｢きざわり｣の略、�@心にかかり、苦になること。心配。�A服装・態度・行動などが気取っていて、人に不快や反感を感じさせること。いやみ。
＊辞典(B)、〔俗〕服装や態度にいやみがあるようす。
＊辞典(C)、気障（｢気ざわり｣の略、�@服装や言動にいやみが感じられるさま。�A苦になるさま。
＊辞典(D)、なし
　【(A)岩波書店広辞苑（第二版）、(B)三省堂国語辞典（第二版）、（C）講談社国語辞典（新　版）、（D）角川新字源】
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　私達が｢キザ｣という言葉を使う場合は、｢あいつは キザな奴だ｣といったように、上記辞典の意味のうち、服装や言動に不快や反感を感じさせる“いやみ”の意味で使っています。しかし、それ以外に“心にかかり、苦になること”といった意味もあったのだと知りました。上記辞典(A)には、18世紀後半から19世紀前半にかけて編まれた“はい風柳多留”という川柳集に、そちらの意味に使われた例文が記載されています。でも、現代の私達にとっては｢キザ｣とは“いやみ”以外の何物でもなく、まさに“歯の浮くような”存在がそれです。

　恋人どうしの愛の会話など、第三者にとっては｢キザ｣の権化みたいなものです。昔、こんな口説き文句がありました。――　｢君はボクの太陽だ。月だ、星だ、カンテラだ！｣
　今の世の中、カンテラなんか殆どお目にかかれないので、こんな口説き文句じゃあ、とても目的達成はむつかしいでしょう。

　これまでに私が見付け、私の｢ジョーク・ボックス（冗談収集箱）｣に集めた“恋人口説き文句集”の中から、私の選んだ｢キザ・ベスト３｣を以下、ご紹介致しましょう。

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（その１）今や、どんな食べ物・ご馳走も缶詰に加工できるけど、ただ一つ、最高のご馳走で缶詰にできないのは、君の唇だ！！

（その２）君の唇に良く似合う口紅を買ってあげよう。その代わり、少しずつボクの唇に返してね。

（その３）彼 氏｢君の瞳はなんて澄んで美しいのだろう！｣　
　　　　　彼 女｢だって、それは、そこにあなたが映っているからよ｣

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　あゝ、なんか、寒気がしてきたよ。いやだネ。世の中にはキザな奴もいるもんだ。
　　―――　以下、次号へ続く　――

河合 将介（ skawai@earthlink.net ）