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NO.950           Ryo Onishi              7/27/2014

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雑貨屋のひとり言

中国で食品の問題が起こりました。またかっ!という思いです。あんなひどい状態でつくられている食品なんて絶対食べたくないですから、これからも中国製品は敬遠されるでしょう。こういうことが頻繁に起こるということは中国の国民性なのでしょうか?表面に出ているのは氷山の一角だと思います。中国の会社は今の儲けのことしか考えていないから、従業員のコンプライアンス教育などしていないのでしょう。投資は 将来の会社や自分のためだという考え方がないのだと思います。日本の企業はコストを重視して中国にかなり依存していますが、安いだけでは消費者は納得しません。あとで大きなツケを払わされることになると思います。≪R.O≫

 

 節水対策緊急宣言

 先週のこの欄で当地ロサンゼルス地域の降雨量が、2年連続で過去最低を記録したことを記しました。ダウンタウン・ロサンゼルスではこれまでの一年間の雨量が6.08インチ(154ミリ)で、ただでさえ雨量の少ない南カリフォルニアとはいえ異常の少なさといえます。

もともと水資源の乏しいこの地域の水は、北カリフォルニア、コロラドなどから延々と上水路(Aqueduct)をひいて供給を得ています。これらAqueductシステムとしては、北カリフォルニアLake Orovilleから延々と600マイルも水を運んでくるものの他、The Colorado River Aqueduct(コロラド川 Lake Havasuを源とし全長242マイル)、Los Angeles Aqueduct(Eastern Sierra NevadaからL.A.まで)などありますが、年々拡大化するロサンゼルスなど南カリフォルニアは、これら他地域からの供給だけでは間に合わず、この周辺に降る雨も当てにせざるを得ないのが現状です。水はたいへん貴重な資源なのです。

 カリフォルニア州のブラウン知事は今年1月に非常事態宣言を出し、州民に節水を呼びかけてきましたが、十分な効果が出ないため、このほど、カリフォルニア州の水資源管理委員会は、都市部での洗車や水まきを規制する緊急の節水策を決めました。

新聞報道などによると、規制対象の行為は、歩道や車道など舗装路面への放水や、ノズル部分に止水機能がないホースでの洗車など。庭などへの散水は、水が路面に流れ出ると過度な放水とみなされ、違反行為となるとのこと。違反者には1日につき最大で500ドル(約5万円)の罰金を科すそうです。8月1日から施行される見通しのようです。

庭の芝生や草木への水に補給も当分ままならず難渋することになります。また乾燥にともなう山火事も多発しており、ロサンゼルスとその周辺は厳しい夏を迎えつつあります。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

ビートルズあの頃俺も若かった

七十の手習いいそいそと出かけ

年金が義理一つ消し二つ消し

長らえて余命預金のにらめっこ

亡父の歳越えてまだまだある迷い


( ニュースやぶにらみ )

「繁殖危惧種」
人間 ―地球

「生活の豊かさ世界17位」
雨ニモマケズ 風にもマケズ
夏ノ暑サニモ… ―日本国民

「消える砂浜」
われ泣きぬれて蟹とたはむる ―九十九里浜


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(336)「品川区の“はつらつ健康チェック”」

6月に『はつらつ健康チェック』というアンケート調査表が品川区(高齢者福祉課)から届いた。「あれ?こんな調査、今までにあったかな?」翁には、記憶がない。そこで品川区に問い合わせたら、平成24年度から開始、今年で3回目だそうだ。翁は、過去2回、多分、ゴミ箱へ直行させたのだろう、申し訳ないことをした。区の挨拶分に「この調査は(高齢者の)運動機能や生活力などの心身機能の低下の有無を判断することを目的とするものです」とある。“介護が必要にならないように、自分の現状を確認しよう”と思って、意気込んでこの調査に応じることにした。

設問は「暮らし」「運動」「栄養」「歯と口」「外出」「物忘れ」「こころ」「その他」の8つのカテゴリーに分類されており、質問は33項目。答えは「はい、いいえ」の2つだけ。この2つだけ、というのが問題だ。翁は、ある質問のところで回答に迷って(と言うより、腹が立って)結局は(その質問を)“無回答”にしたら、後日、区の高齢者福祉課から電話があり「何故、無回答ですか」と問われた。そのことは後で詳しく述べることにして、まずは皆さんにも『はつらつ健康チェック』に挑戦していただこう。(質問によっては)果たして「はい、いいえ」だけの単純回答で済まされるかどうか・・・

「バスや電車で、1人で外出していますか」(はい、いいえ)、「日用品の買い物を(1人で)していますか」(はい、いいえ)、「預貯金の出し入れを(1人で)していますか」(はい、いいえ)、「友人の家を訪ねていますか」(はい、いいえ)、「家族や友人の相談にのっていますか」(はい、いいえ)

「階段を、手すりや壁をつたわらずに登っていますか」――これは実に乱暴な質問だ。状況によって回答が変わる。たとえば、自宅の階段は勿論、JR駅や地下鉄などの急傾斜の(あるいは長い)階段の場合と、上りより下りの方が危険を感じる階段の場合、手すりや壁の必要度が異なるので単純に(はい、いいえ)で答えられるものではない――「椅子に座った状態から、何もつかまらずに立ち上がっていますか」(はい、いいえ)、「15分くらい、続けて歩いていますか」――これも、毎日の散歩をイメージしているのか、“歩く時は15分くらい”を訊いているのか不明瞭だ――「この1年間に転んだことがありますか」(はい、いいえ)、「転倒に対する不安はありますか」(はい、いいえ)。

「6か月で2〜3kg以上の体重減少がありますか」――『健康チェック』なら、“減少”だけでなく“増減”の両方を訊ねるべきであろう――「半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか」(はい、いいえ)、「お茶や汁物などでむせることがありますか」(はい、いいえ)、「口の渇きが気になりますか」――この問いは重要だが、その問いの後に「口の渇きが気になった時、直ぐに水分を補給していますか(あるいは「頻繁に水分を補給していますか」)の問いが(医学的には)絶対に必要であるはずなのに何故、設問しなかったのか?『健康チェック』らしからぬ“質問落ち”だろう――「週に1回以上、外出していますか」(はい、いいえ)、「昨年と比べて外出の回数が減っていますか」(はい、いいえ)。

「周りの人から“いつも同じことを言う”などの物忘れがあると言われますか」(はい、いいえ)、「今日は何月何日か分からない時がありますか」(はい、いいえ)、「自分で電話番号を調べて電話をかけることをしますか」(はい、いいえ)――この質問は(今では)前時代的で陳腐この上なし。現在は(超高齢者はともかく)80代までの高齢者でも携帯電話を持っている人が多い。高齢者の年齢別携帯電話所有率(利用率)を調べたら、60代は86%、70代は73%、80代でも56%(シニアマーケティング社調査)となっている。そして電話番号は全てインプットされている。あまり意味をなさない質問だ――

以下は“こころ”に関係する項目の設問である。@「毎日の生活に充実感がない」、A「これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった」、B「以前は楽に出来ていたことが、今では億劫になってきた」――AとBは同質・重複質問ではないか?――そして次の質問C「(ここ2週間で)自分が役に立つ人間だとは思えない」――この無礼な質問に対して、翁はかなり立腹、“無回答”にした。そして前述の担当者(区の高齢者福祉課)からの電話「何故“無回答”ですか?」に翁は激怒した。「質問の国語的意味は理解するが、質問の目的(ねらい)が理解出来ない。君たちは何の意図があって高齢者に対し、このような失礼な、弱者心理をえぐるような、上から目線の愚問を呈したのか、理由を言いなさい」と(高飛車に)詰問したところ、相手は突然、電話を切った。翁の口癖が飛ぶ「この無礼者!」――相手不在の受話器に向かって怒鳴っても空しいだけだったが・・・さてさて、皆さんの(以上の質問に対する)お答えは、いかが?・・・

“文句たれの龍翁”と言われる翁だが、翁なりに“是々非々の精神”は心得ているつもり。したがって品川区が多角的に展開している子ども・高齢者の福祉活動について、かなり評価している部分もある。例えば“見守り活動”として(孤独死防止を目的とした)民生委員による定期的な“独り暮らし高齢者宅訪問”、小学生の登下校の8時と3時に子どもたちの安全を守る“ハチサン運動”など区民参加の助け合いシステムは目に見える福祉行政の一環であろう。ただ、目線や方法論が(時として)“区民サイド”でなく“行政側”に立ち過ぎるきらいがある時は、翁は吼える。品川区の2013年度の推計によると、65歳以上の高齢者人口73,700人は、総人口355,400人の20.7%、翁も、その中の1人だ。翁は思う“守って貰う”だけの老人ではなく、それこそ“ほんの少しでもいいから(誰かの)役に立つ人間であり続けたい”――ならば、やはりこの『はつらつ健康チェック』と(同じく区の)『後期高齢者健康診査』は毎年受けなければ・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

今週はお休みです。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズが大好き−今週のお奨 めアルバム

ビートルズの曲は多くのジャズアーティストにより演奏されています。ソロピアノで演奏されているちょっと珍しいアルバムを見つけました。ソロの日本人女性ジャズピアニスト4人(矢野嘉子、鶴野美香、野本晴美、清水絵理子)がそれぞれの個性でジョンレノンとポールマッカトニーの作曲した15曲を演奏しているアルバムのご紹介です。ピアノだけで聴かせるビートルズは一味違います。ビートルズはいつ聴いてもすばらしく現代音楽の原点なんだと思います。個性的な演奏をしている四人のピアニストにも注目していきたいと思います。またジャズの楽しみ方が広がりました。

"In My Life" Strawberry Girls

01. In My Life 矢野嘉子
02. Michelle 矢野嘉子
03. And I Love Her 矢野嘉子
04. Don't Let Me Down 鶴野美香
05. Here There And Everywhere 鶴野美香
06. Get Back 鶴野美香
07. Strawberry Fields Forever 野本晴美
08. I Want To Hold Your Hand 野本晴美
09. Julia 野本晴美
10. Why Don't We Do It In The Road 清水絵理子
11. Mother Nature's Son 清水絵理子
12. I Feel Fine 清水絵理子
13. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)矢野嘉子
14. Hey Jude 矢野嘉子
15. Yesterday 矢野嘉子

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

外に出る気がしない蒸し暑い日が続きます。朝起きた時から蝉の声でいっそう暑苦しくさせられます。高温多湿で真夏日、熱帯夜が続いていますので、熱中症がそーっと忍び寄ってきます。家の中にいても安全ではないそうですから、こまめに水分補給をして無理をしないようにしましょう。こんなに暑くてもジャズを聴いていられるのは幸せなことだと思います。《R.O.》


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.950

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com