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NO.948           Ryo Onishi              7/13/2014

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雑貨屋のひとり言

台風8号は各地で大きな被害をもたらしました。被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。私たちの住んでいる地域は、台風の影響がほとんどなかったので、ちょっと申し訳ない感じです。近年、局地的に短時間に大量の雨が降ることが多く、台風が直接来なくても河川の氾濫、土砂崩れ、土石流が発生したりします。都会でも大量の雨が降ると地下街が危険なエリアになりますので油断はできません。自分のところは大丈夫だろうなんて甘い考えでいたらえらい目に遭いますね。異常気象は海水温の上昇が大きく影響しているといわれていますが、地球全体の温暖化は、もう元には戻らないと思います。つまり今のような異常気象が通常になるのではないでしょうか?地球上に住んでいる人間が自然を破壊し勝手なことばかりやっているので、地球は知らん顔で元の姿に戻ろうとしているだけだと思います。≪R.O≫

 

集団主義 は 個の自立から

アメリカは「個人主義」の国といわれ、「個の自立による自己主張」がすべての考え方の原点であり、その上で家族、社会、国が形成されているのだといわれます。

他方、日本の場合は「集団主義」が原点で、自分の所属する「集団(家族、会社、社会、など)」の利益が個人の利益に優先し、従って集団の前には「個の自立による自己主張」などというものは無いか、又は無視されるという考え方が一般的です。それはそれで良い所も多いのですが弊害もあります。

自分が所属する集団(例えば自分が勤務する会社)のことを本当に思うなら、その集団のリーダー(会長や社長)や他のメンバーに逆らってでも自分が正しいと信ずる意見を具申し、集団(会社)が誤った方向に進むのを防ぐのは正しいことであり必要な筈です。

集団の幸せの為には「個の主張」は必要であり、許されるべきでしょう。決して「集団主義」だから「長いものには巻かれろ」だけでは良い集団として存在し、継続する筈はありません。

日本国内で企業に絡む犯罪(贈収賄、隠蔽、粉飾、帳簿隠し等)が発覚した場合、役員や管理職従業員が上司の指示でその犯罪行為に荷担するのは明らかに「集団主義」の意味のはき違いであり、その会社の為を本当に思うなら、これらの人はメンバーの一員として「個の自立による自己主張」即ちこれら犯罪行為は間違いであると意見具申をすべきが本来の「集団主義」のあり方でしょう。

尤も現在の日本ではどんなに犯罪を犯してもそれが集団(会社)の為に行った行為であり、自身の利益の為でなければ世間がむしろ同情し、建前はともかく本音のところではむしろ賞賛する風土であり、一概に上記行為だけを非難するのは余りにも現実離れの議論であることを私も経験からしてよく承知するところです。

アメリカはホワイトカラーによる犯罪、とりわけ経済犯罪には厳しいお国柄です。
「個人の為なら社会も犠牲」といったアメリカ的発想も問題ですが、社会、集団の為なら個人としては「不本意な悪」でもそれに荷担するという考え方も大いに問題だと思います。

私は日本的といわれる「人と人との関係」を重視し、「人の和」を大切に考える「集団主義」的発想は大好きです。ただし「集団」の中では「個の自立による自己主張」が尊重されることが大前提であるべきだと思っています。

 欧米型の個人主義とは違った日本独特の「個の自立」といったものをこの際生み出すべきではないでしょうか。

 以前某大手パソコン・ゲーム会社で社長の独走による合併話が 中間管理層の結束により覆されたという新聞記事を見ましたが、こんなのも日本的「個の自立」といえるのかもしれません。

「集団主義」と「個の自立による自己主張」は決して矛盾するものではない筈で、我々も多いに自己を主張し、悪い事は悪い、正しい事は正しいといえる世の中造りをしたいものです。
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

下請けに無理は承知と無理を言い

先頭をおだてに乗った駄馬が駆け

逃げ足がモグラ叩きを生き延びる

粉骨砕身を年金が振り返る

節々の痛みが齢を言ってくる


( ニュースやぶにらみ )

「右折」

台風8号さんもだね −憲法9条

「XP4万8千台使用」

怖いのはウイルスより地震 −東電

「少子化止まらず」

ヤジは止まった −都議会


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

今週はお休みです。

 

茶子のスパイス研究

春から夏へ

春から夏へあっという間に季節が移り過ぎていった。今回春に日本に帰国した時は桜が散る前に戻れ

たので自宅から駅に歩く道の桜並木を毎日楽しむ事が出来た。アメリカにも桜の木があって春には華やかなピンク色の花が街を染める。それでも、やっぱり日本の桜の存在感はアメリカの桜と違う。花びらの色合いの繊細さといい枝振りといい香りといい微妙に違うのだ。特に樹齢100年以上の桜ともなると、何か特別な存在感がある。そして桜が終わると待っていましたとばかりに鮮やかな赤い色のツツジが一斉に咲き始め気が付いたら紫陽花の花が咲くシーズンになっていて日本は雨季に突入していた。雨季の前にLAに戻るつもりが諸々の用事が出来てしまいもう、ひと月延長する事になった。雨季のジメジメしたこの季節に涼しげなブルーの紫陽花は見ているだけで爽やか気分になる。2階の窓からご近所の満開の紫陽花を見ていたらその脇からいつの間にか初夏の朝顔が咲き始めているのを見つけた。元気良くツルが電柱に巻き付いて空に向かってグングン元気よく伸びていた。そんな様子を見て子供の頃に夏休みの宿題として朝顔の観察をした事をふと思い出した。季節ごとに咲く花と一緒にたくさんの思い出があるものだ。それに植物は人間以上に敏感に季節を感じ反応して私たちに季節の変わり目を教えてくれる。春になると新芽が出て花が咲

き、実を付け葉を落として来年の為に枯れていく周期を黙々と宇宙のリズムに合わせて繰り返している。小さな一粒の種の中に祖先から受け継がれたDNAがちゃんと記録されているのも不思議だ。次回は秋から冬にかけて日本に戻る予定だ。その頃にはコスモスが咲いているだろうか…秋の草花を見に今度は里山でも訪れてみたい。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズが大好き−今週のお奨 めアルバム

台風8号が過ぎ去りましたが、南から湿気を含んだ暑い空気を運んできたので、蒸し暑くなってしまいました。このままこんな季節がずっと続くと思うと憂鬱ですが、さわやかな音楽でこの夏を乗り切りたいと思います。"image saudade - bossa breeze" は身も心もリラックスできて癒されるすばらしい曲がいっぱいつまったアルバムです。ジャケットの風景のようなところに行ってさわやかな風に吹かれたら気分も爽快でしょうね。このアルバムで素敵な演奏をしている日本人アーティストもこれからチェックしていきたいと思います。

"image saudade - bossa breeze"

01 CAFE DE MANHNA / NAKAMURA YOSHIRO  カフェ・ダ・マニャン / 中村善郎
02 DESAFINADO / Smooth Jazz.PJ デサフィナード / スムース・ジャズ.PJ
03 A GIRL FROM IPANEMA / MIYAMOTO FUMIAKI  イパネマの娘 / 宮本文昭
04 PICTURE OF MY LIFE / Jamiroquai  ピクチャー・オブ・マイ・ライフ / ジャミロクワイ
05 WATERS OF MARCH / Basia  三月の雨 / バーシア
06 IZAURA / Stan Getz feat.Joao Gilberto イザウラ / スタン・ゲッツ feat.ジョアン・ジルベルト
07 VENTO FRESCO (COL WIND) / Dave Brubeck  冷たい風 / デイヴ・ブルーベック
08 TRIBUTE TO ANTONIO CARLOS JOBIM / SINSKE  トリビュート・トゥ・アントニオ:アントニオ・カルロス・ジョビン・メドレー / SINSKE
09 L`ETE / Clementine レテ?夏 / クレモンティーヌ
10 AGUA DE BEBER / Meja おいしい水 / メイヤ
11 OUTRA VEZ / KIKUOKA HIROMI もう一度 / 菊丘ひろみ
12 TRISTEZA / ONUMA YOSUKE トリステーザ / 小沼ようすけ
13 SOMEONE TO LIGHT UP MY LIFE (SE TODOS FOSSEM IGUAIS A VOCE) / Charlie Byrd
  いつもあなたと一緒に / チャーリー・バード
14 VAGAMENTE / Paul Winter ぼんやりと / ポール・ウィンター
ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

昨年の感動的な孫の誕生から一年が経ちました。好奇心が旺盛で何にでも興味を持ち、それを手に取って口に入れようとします。行動範囲が広がり、動き回るので目が離せないのでこちらは疲れてしまいます。表情が豊かになり、何だかわけのわからないことを発しています。自分たちが育てていたときのかすかな記憶と比較しながら毎日楽しく見守っています。先日から孫が保育園に行き始めたのでこれからは時々、私たちが迎えに行くことになると思います。これからも私たちにとっても変化のある毎日が続きそうです。《R.O.》


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Zakkaya Weekly No.948

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com