weekly

NO.930           Ryo Onishi              3/9/2014

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

長い間使って来たマイクロソフトのOS、Windows XPとOffice2003のサポートが4月9日に終了します。皆さんはもう新しいものに代えられたのでしょうか?面倒くさいのですが私も入れ替えをするための準備をしています。長年使ってきてデータが相当量ありますのでハードディスクのデータを確認しながらバックアップを取っているところです。音楽アプリのデータだけで116GBもあり2時間以上かかりました。スピーディーに使えるiPhoneやiPadがあるのでPCの出番は少し減ってきてはいますが、雑貨屋ウィークリーの編集・発行をはじめ、いろんな用途に使っているのでこれからも長い付き合いになると思います。≪R.O≫

 

パーソナル・スペース

始発駅などで誰も乗っていない電車に乗るとき、最初の乗客は一番隅の座席に座り、次の人は最初の人の連れか知り合いでない限り、一定の距離をとって座るのが普通です。また、空席のあるカウンターでも他人から離れた隅の席にすわったりします。

特に初対面の人が身近にきたら、身構え、不快な気分になります。相手と自分との距離が縮まっていく中で、どこかのタイミングで「あ、これ以上近付かれるとちょっと嫌」というところがあるものです。

見えないけれど確かに自分の周りにある、他人に侵入されると不快感や抵抗感を感じ、たとえ何もない空間であっても、あたかも自分の身体の一部とも意識させる私的空間(身の周りにある縄張りのようなもの)をパーソナル・スペースというのだそうです。

パーソナル・スペースの範囲は、その人の性格や相手との親密度などによって大きく異なり、相手が家族・恋人など親密な関係にある場合は限りなくゼロに近いのですが、そうでない場合はどうしても一定の距離を保つ必要があるようです。

アメリカの文化人類学者のエドワード・ホールは、相手によってパーソナル・スペースを4つに分類(さらにそれぞれを「近接相」と「遠方相」に細分化)しています。

1、密接距離(intimate distance):0cm 〜 45cm、身体に容易に触れることが出来る距離。
家族や恋人などとても親しい関係の人以外がこの距離に近付くと強い不快感を感じる。
2 個体距離(personal distance):45cm 〜 120cm、二人がお互いに手を伸ばせば相手に届く距離。友人との個人的な会話で取られやすい距離。
3 社会距離(social distance):120cm 〜 360cm、身体に触れることができない距離。あらたまった場や仕事の上で上司と接するときに取られる。
4 公衆距離(public distance):360cm以上、講演会や公式な場での対面のときにとられる距離。

東日本大震災では多くの方々が被災され、避難所生活を余儀なくされました。現地の学校や公民館などで不自由な毎日を過ごされている皆さんの様子がテレビや新聞で報道されていましたが、最初は被害の大きさに呆然とし、寒さや空腹を克服するだけを求めた人たちも、避難所で落ち着きを取り戻すにつけ、パーソナル・スペースが確保されない苛立ちが出てくることは当然の成り行きです。

些細(ささい)なことで避難者間、また避難者と行政、ボランティア間でトラブルになるケースも出ているようです。毎日知らない同じ相手と顔を合わせていたのでは、疲労が増し、精神、肉体両面での疲労が増します。避難所の生活は一日か二日ならともかく、長期間となればストレスがたまらない人はいません。人間として最低限のスペースとプライバシーが保障される空間の確保なくして避難民救済はありえません。

ところで、最近、路上での「歩きスマホ・携帯」に夢中になっている人を見かけることがあります。画面に集中するあまり、周囲への注意力が散漫になる危険な行為です。このような人は上記パーソナル・スペースとは別の自分だけの世界があるのでしょうか。

携帯を使っていた乗客がホームから転落したケースが2011年度に日本で18件もあったそうです。また、先日、東京都内の踏切で男性が携帯使用中に電車にはねられ死亡したと報じられていました。 スマホや携帯の意味と意義について考えてみる必要がありそうです。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


処世術受け身ばかりが上手くなり

しみじみと時の流れを鬼瓦

流されてなるか愚直な葦でいる

情に竿差して本流から外れ

百歳の句集に右脳叩かれる


( ニュースやぶにらみ )


「ベア満額回答」

春一番 −日産労組

「正確さが自慢」

分刻み、円刻み −日本の鉄道

「歩きスマホ急増」

上を向いて歩こう −坂本九


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(319)「石垣島」

国内で、行きたい所が沢山ある。♪「知らない街を歩いてみたい、どこか遠くへ行きたい、知らない海を眺めてみたい・・・」気が付くと翁は時々、この歌(永六輔作詞、中村八大作曲の『遠くへ行きたい』を口ずさんでいる。遠くへ行きたい所の1つに沖縄・石垣島がある。インターネットで調べたら、東京から2000km、沖縄本島から400km離れた日本最南西端に石垣島、西表島、竹富島、与那国島など10の有人島、及び周辺に点在する無人島からなる八重山諸島がある。その中心部が石垣島だ。石垣島は周囲162キロ、海岸線に沿って外周する道路、交通手段はバス・タクシー・レンタカーなど。石垣島で一番美しいと言われる川平湾、景観が素晴らしい平久保崎、石垣港、(石垣島と西表島だけに分布する)ヤエヤマヤシの群生地でフレッシュ・ジュースを飲みながらトロピカルなムードを味わうことが出来る。名物料理はゴーヤーチャンプルー、タコライス(翁は2種とも食べたことがない)のほか新鮮な魚介類は3食飽きない・・・などのPRコメントを読むと、明日にも行きたくなる。毎年夏には“南の島の星祭り”が開催される。若者たちは満天の星に愛を誓うそうだが、翁がもし“星祭り”に行くことが出来れば、そんなロマンチックムードには関係なく、中山義孝市長と図って“星祭りの夜”中国の(国際法を無視した)覇権主義に断固反対、石垣島に自衛隊の早期配備を、の狼煙(のろし)を上げるかも。(石垣市はこれまでに『尖閣を守る石垣市民の総決起大会』を実施しているようだが・・・)

石垣島から約140km離れた尖閣諸島(石垣市に所属)周辺には、毎日、ドブネズミ(中国公船)が舌なめずりしながら領海侵犯を繰り返していることはご承知の通り。そんな薄汚いドブネズミどもに日本固有の領土・領海を荒らされてはたまったものではない。そんな危機状況が(石垣市から)わずか140kmの場所で展開されているというのに、これまでに自衛隊が配置されていなかった、という現実に驚く。幸いなことに3月2日の市長選で再選された中山義孝市長は、自衛隊配備に柔軟な姿勢を見せているそうだから、日本政府も“自衛隊配備”を本格化させるだろう。なにせ、中国が尖閣諸島を侵略する時には、石垣島と宮古島も奪われる。その先は(中国の狙いは)沖縄本島だから・・・そんなことが分かっているのに、どういう訳か、中国の野望の片棒を担ぐ日本人が多過ぎる。「石垣島に自衛隊を配備すれば、中国を刺激し、状況がますます悪化する」と言う輩がいる。何とも情けない(国家観の無い)従順主義者、ぬるま湯平和主義者だ。中国の(もう1つの)戦略は“中国の顔色を窺う腰抜け日本人”の育成、すなわち“沖縄分断工作”である。彼らの攪乱活動的ロビー活動の対象は、政府関係者や財界人ばかりではなく、地方の首長、マスコミ、知識人、オピニオン・リーダー(評論家)にまでターゲットを広げている。

南西諸島の防衛は今、どうなっているのだろうか?沖縄本島以外では陸自の実力部隊の配備はなく、防衛上の空白を生んでいる。抑止力の強化は急務である。「尖閣に対して、国はしっかり守ってほしい」と訴える中山石垣市長の発言は、地元自治体の首長として当然であり、国や郷土の守りを重視する姿勢は評価したい。小野寺防衛相は先日、長崎県佐世保市で“水陸機動隊”の母体となる西部方面普通科連隊の訓練を視察した。“水陸機動隊“は平成30年度までに3000人規模で新設する予定だそうだ。小野寺防衛相は言う「日本の最西端の石垣島・与那国島に陸自の沿岸監視部隊を配備する必要がある。精強な部隊の編成は、必ずや抑止機能を強めることになる」・・・南西諸島(八重山諸島)は国の守りの最前線である。米軍基地が集中する沖縄の負担軽減に政府は努力するのは当然だが、国民もまた、沖縄県民の安全保障上の負担に関心を向けるべきだろう。

ところで(少し論線がはずれるが)石原都知事時代に募った『尖閣諸島を守るための義捐金』は、どうなっているのだろうか?2012年、石原都知事(当時)は「尖閣諸島は東京都が守る」と宣言して都民だけでなく全国民に呼びかけ、尖閣諸島活用のための募金を行なった。都の“尖閣購入計画”は、中国による覇権主義が尖閣への脅威とみた多くの国民の賛同を得て約14億7000万円の浄財が寄せられた。少しだけだが翁も寄付者の1人である。
多くの国民は、国(民主党政権)よりむしろ石原都政の叡智・実行力に期待して寄付し、尖閣諸島の活用を委ねようとしたのである。

だが、民主党政権が尖閣諸島のうち3島を購入(国有化)したことで、この寄付金は宙に浮いてしまった。石原都知事の“無責任な都政放棄”もあって、寄付金の取り扱いが不透明に陥った。寄付者の中からは「詐欺的行為だ、募金を返せ」という声も上がった。そこで舛添都知事よ、石原都知事時代に都が国に要望した地元漁民のための船溜(ふなだまり)、通信施設などの設置、尖閣最大の島・魚釣島の生態系を脅かす野生のヤギ対策、漂着ゴミの除去などを、もう一度、国(安倍政権)に提案して国民の善意(尖閣を守りたい、という愛国心)に応えるべきであろう。翁は更に提言する。灯台、ヘリポートの設置、つまり、具体的に日本の実効支配の姿を、中国をはじめ世界各国に示すことが肝要である。

自民党は、尖閣へ公務員の常駐を公約に掲げて衆議院選挙に勝ち、安倍政権を発足させたにもかかわらず、尖閣対策はいまだに手を付けていない。確かに状況が刻一刻と変化する中で、公約にがんじがらめに縛られることはないと思うが“公務員常駐”が無理なら、代替案を示すべきだろう。海上保安庁による監視体制の強化は大切だが、こうした対処療法“いたちごっこ”だけでは問題の本質的解決には結びつかない。

石垣島の話から尖閣問題に飛んだ。それほどに石垣島と尖閣諸島は切っても切り離せない“親子関係”にあるのだ。本当は翁、石垣島訪問が実現したら、中山市長に頼んで尖閣へ行きたいのだが、これはまず難しかろう。だが“星祭りの夜”中国の覇権主義に抗議する狼煙をあげるぐらいは、是非やりたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

映画 風立ちぬ

今回が最後の作品になるという宮崎駿監督の映画“風立ちぬ“は去年から気になっていた映画だった。予告編でユーミンの″飛行機雲“の音楽をバックに緑鮮やかな日本の田園風景が色彩鮮やかに描かれていて映像を見ているだけでも癒されるような情景だな〜と。その映画がハリウッドの映画にノミネートもされていると聞いて、とても見たくなった。”風立ちぬ“の映画がアメリカで先週の21日から1週間上映される事がわかって早速今がチャンスとその映画を見に行った。
一体どんな人たちがこの映画を見に来ているのかも興味があった。自分は堀辰夫の本も読んだ事が無かったし零戦の飛行機を作った天才的な堀越次郎という芸術家(あえてそう呼ばせてもらう)が存在した事も知らなかった。
何も知らなかったけれど、とりあえず何も先入観を入れないでこの映画を見てみたかったので、他の人の評価は別にして真っ白な気持ちでこの映画を見る事にした。
見終わった後、最初の印象は何てピュアなラブストーリーなのだろうと思った。大きく移り変わる時代の狭間で健気に生きる2人が戦争に突入していく暗い時代の翳りの中でもキラキラ輝いて見えた。ところが後から、この映画で実在した人物、堀越次郎は“風立ちぬ”の作家、堀辰夫と宮崎駿さんのお父さんの3人の人物が入り混じって描かれている事を知った。だからこの映画はドキュメンタリー映画というよりファンタジー映画として空想の世界と現実が交互に入り混じって作られた作品だったのだ。たまたま、この時期にこの映画が上映される事になって隣国から戦争を美化するものなのではないかと問題視される可能性も充分予測されていたようでジブリの関係者は事前に隣国の映画関係者に試写会で見てもらったら全員感動して涙し素晴らしい映画だったと絶賛されたらしい。ところが、こんな素晴らしい映画なのに何故、零戦なんかを作った人を主人公にして映画を作ったのか残念だと…そしてその映画をお隣の国で上映でもしたらその主催者は袋叩きに合うと。そんな話を聞いていいものをいいと素直に言えない環境にある人たちを気の毒に思った。
堀越次郎は戦闘機を作りたかったわけではなく子供の頃から空に憧れ空を自由に飛べる飛行機を作りたかったのだ。夢見る少年がそのまま大人になって、世相はどうであれ
自分の美のファンタジーの中に生き続けたように見える。だから彼は芸術家なのだ。この映画を宮崎監督自身が鑑賞した時に自分の映画を見て初めて泣いてしまったそうだ。それも号泣してしまったのだそうだ。その事を監督自身、みっともないとおっしゃっていたが、あの涙の本意は何だったのだろう…
アメリカでも日本を敵視して活発にロビー活動をしている隣国の人たちがいるのにも関わらず、このアメリカで“風立ちぬ”がノミネートされたのは宮崎駿の作品が無視出来ないほど評価されているのだと思う。殆ど米国では宣伝などしていないのに、静かなブームになっているのは確かにいいものは、いいと評価する人もいるのだという事だ。このアメリカでも日本の隣国から莫大な広告費や接待を受けて日本叩きをしている一部の新聞社やメディアがいる。もちろん、そういったロビー活動の多い特定地域の新聞だが、ずいぶん報道の質やプライドが落ちたものだと思う。

今回の映画は宮崎駿監督が初めて作った大人向けのアニメだと聞いた。いくつも謎解きのようなメッセージがこの映画の中で見え隠れしている。でも後編で誰だったか忘れたが堀越次郎に言ったこのセリフが印象に残った。
 “一つの発明が国を滅ぼす事も栄えさせる事もある ”と。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

ジャズボーカルも聴いてみましょう。たくさんあるアルバムの中からニーナ・シモンを選びました。
往年のジャズシンガー、ニーナ・シモンがピアノを弾きながら歌っている名盤のご紹介です。ニーナ・シモンの歌声とピアノだけのシンプルな構成ですが、すばらしいアルバムです。1968年に録音された作品です。ニーナ・シモンは1933年ノースカロライナ州の生まれ、2003年にこの世を去っています。

"Nina Simone & Piano" Nina Simone

01-Seems I'm Never Tired Lovin' You
02-Nobody's Fault But Mine
03-I Think It's Going To Rain Today
04-Everyone's Gone To The Moon
05-Compassion (a_k_a Compensation)
06-Who Am I_
07-Another Spring
08-The Human Touch
09-I Get Along Without You Very Well (Except Sometimes)
10-The Desperate Ones
11-Music For Lovers
12-In Love In Vain
13-I'll Look Around
14-The Man With The Horn

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

震災から3年が経ちました。表面的には復興してきたのかもしれませんが、まだまだ苦痛の日々を送っていらっしゃる方がたくさんいると思うと心が痛みます。
一週間前とはずいぶん違う気候になりました。また冬に逆戻りです。少し春らしくなってきたところへ急に冷え込んだので体調を崩さないように気をつけましょう。寒いのに花粉の飛散も多いので耳鼻咽喉科や眼科に行く人が増えているようです。困ったものです。《R.O.》


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.930

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com