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NO.913            Ryo Onishi              11/10/2013

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雑貨屋のひとり言

久しぶりに病院に診察を受けに行きました。診察の予約は何のためにしたのかと思うくらい待たされました。病院がこんなに混んでいるのには驚かされます。2ヶ月間、お酒の量を劇的に減らし、食事もバランス良く食べているので検査結果はかなり改善されていました。でもこれで調子に乗らず摂生を続けるよう医師にクギをさされました。病院に来ると感じるのが高齢の方が圧倒的に多いことです。日本が世界一の高齢者大国だと感じさせられます。ても、ほとんどの方が何らかの病気と付き合っているのですね。≪R.O≫

 

夏時間終了

米国では一部を除いていわゆる『夏時間』(米語では"Daylight Saving Time《DST》"デイライト・セービング・タイムと呼びます)が採用されています。州の集合体である米国では各州の独立性が強く州の権限が強いため、独自の判断で夏時間を採用しないことも許されています。その結果、ハワイ州、アリゾナ州の大部分ほかいくつかの地域では夏時間は採用されていません。

DSTは日照時間が長くなる時期に時間を進めることで、太陽の出ている時間帯を有効活用しようというものであり、電力ほかのエネルギーを節約することを目的としています。

2006年までは4月の第1日曜日午前2時から 10月の最後の日曜日午前2時までがDSTと定められていましたが、2005年に新たな法案が議会を通過し、2007年よりこの期間が延長された結果、現在は3月の第2日曜日より11月の第1日曜日までとなっています。この期間は時計の針を1時間進めることになります。したがって私の住むカリフォルニア州を含め、DST採用地域は1年のうち4分の3に相当する8ヶ月間は通常時間ではなく夏時間で過ごすことになっています。

今年(2013年)は、3月9日(日)にDSTがスタートし、今月初め(11月2日まで)でした。この間は昼間を1時間分有効に使えたのでエネルギー効率の面では大きく役立ったはずです。ただし、11月に入り、時計の針を1時間遅らせたので、ただでさえ日の入りが早まっているので、夜の来るのが急に早く感じています。明るいうちに仕事が終わらず損をした気分にもなります。

私たち一般家庭で面倒なのは家にあるすべての時計(もちろん腕時計から車のダッシュボードの時計、その他各種機器についているものも含め)を1時間修正しなければならないことです。尤もパソコンなどはあらかじめプログラムが内蔵され、自動的に修正してくれますが、我が家の場合、ビデオ・デッキは手動式のため、時間の修正だけでなく、録画予約の変更までしなければならず一苦労です。

私にも記憶がありますが、日本でも戦後の一時期、占領軍の施政下で1948年から4年間夏時間が実施されたことがありました。しかし充分な効果が得られなかった(または日本には馴染まなかった)ため1951年に廃止されています。

日本で夏時間がうまく機能しなかった理由は地理的条件によることもあったと思いますが、日本の場合は昼間が1時間長くなったぶん、労働強化につながってしまったことも大きな要因だったようです。

一般的に米国の労働者の場合、労働と労働時間に対する概念がはっきりしているので、昼が長くなったと言うそれだけの理由で長時間働く人はいません。決められた時間を働けばあとは自分と家族の時間であり、その点は比較的明確です。職場から家に戻り、夕方から家族で公園にでかけ楽しむ人々の姿はどこにでも見られる自然な風景です。

CO2排出増などによる地球温暖化、環境破壊、石油をはじめとするエネルギー価格の高騰化にともない、近年日本でも対策のひとつとして夏時間の導入が検討されているようです。

ますます複雑化する今の日本社会では、夏時間の導入にはマイナス要因も多く、例えば切り替え・移行コスト、生活リズムの乱れ、日本独特の生活や労働習慣の壁などなど、必ずしも利点ばかりでなく、無条件で実行することが良いかどうか議論の余地がありそうです。また日本には伝統的に夏の強烈な日差しは避けることが良しとされ、花火、夕涼み、夜店、蛍狩りなどは夏の風物詩として尊重され、夜を大切にする風習もあります。

逼迫する省エネ対策の一環として、はたしてこの制度が日本の今と将来にとって有効であるかどうか議論・検討されると同時に、日本人の労働に対する考え方も変わってゆくことになるのではないでしょうか。
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


安物のベルト バックル光らせる

カラットで呼ばれてみたいガラス玉

禁煙はしてもパイプはまだ磨き

ダンディを胸ポケットに覗かせる

一匹の天狗が金の卵から


( ニュースやぶにらみ )


「島倉千代子さん死去」

この世の花が散ってしまった −フアン

「楽天77%引きの不当表示」

背番号が泣いている −星野監督

「近畿で木枯し一番」

こちらは春一番です −東北楽天球場


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(304)「集団的自衛権を考える」

民主党政権(2009年9月16日〜2012年12月26日)の3年3か月の間、『余話』は度々政治批判を行なったが、安倍政権になってからは政治テーマを取り上げる回数は激減した。それでも安倍政権発足後10か月の間に「国防軍を考える」「今度こそ裏切るなよ、自民党」
「中国への警戒、更に強めよ」「‘13年版防衛白書」「参院選、自民圧勝、その先は?」など数回吼えた。だが、それらは“批判”と言うより“檄”の意味合いが濃く、そのことは翁の“安倍晋三”という人物への好感度と期待度の高さの表れでもある。

しかし、安倍政策の何もかもを“よし”とするものではない。第1に『アベノミクス』という“奇策”の行く末が見えないのが不安だ。大胆な金融緩和や財政出動を柱とする経済政策で円安・株高が進み、最近の乱高下にもかかわらず景気回復への期待感は膨らんでいるのだが、景気回復の波が地域の隅々、庶民にまで及んでいる訳ではないし、このままだと強者は益々富み、弱者は益々窮乏することになりかねない。確かに株高は株式投資等金融資産や不動産投資をしている数%の富裕層にはメリットを与え、円安によって輸出業者の業績は少しずつ改善されつつある。しかし一方、原油・原材料の輸入価格の高騰などで多くの中小企業や零細企業の経営が圧迫されるなど、円安によるヒズミも出始めている。更に消費増税や公共料金の値上げラッシュ(が予想される中)で庶民の暮らしは大変厳しい状況に置かれようとしている。この状況は、まさに弱肉強食を是とした小泉・竹中時代に逆戻りするのではないか、と懸念するむきもある。

とは言うものの、翁は経済の専門家ではないから、今は、安倍首相が唱える「持続可能な経済成長戦略」を信用するほかはない。そこで、安倍政権になって、翁が最も注目・期待しているのは『国防問題』である。国防とは、国外に存在する敵が、我が国(領土・領海・領空)へ軍事力をもって侵犯・侵略を行なおうとすることに対抗する行為であり、その手段として(当然ながら)“軍事力をもって国を守る”国家活動である。言い換えれば侵略軍を排除するための防衛活動、また同盟国と連携した防衛活動を言う。この防衛活動は独立国として当然の正義であり、国際法的にも認められた権利である。翁はかねてより、日本列島を食い物にしようと卑しく舌なめずりするロシア、南北朝鮮、中国の4か国を睨んで『国家安全保障・国防の強化』を叫んで来た。言うまでもなく国防の強化は経済力の強化であり軍事力の増強である。勿論、平和外交による紛争回避の努力はしなければならないが、上記4か国の中でも特に露骨な覇権主義で東シナ海、南シナ海の平和を乱す陰険な中国は、“聞く耳を持たない”、“国際倫理も国際法もわきまえない”ヤクザ国家、その国の軍事費(国防費)は毎年10%以上の伸びを20年以上も続けている。その額は日本円にして(今年度推定)約18兆円。一方、日本は11年ぶりに、たった0.8%増額して今年度5.9兆円、中国の約3分の1だ。ヤクザ国家が毎年軍事費を増やし東シナ海(日本)や南シナ海(沿岸諸国)を脅かしているのだから、これは、じっと指をくわえて傍観しているわけにはいかない(とは、日米及び南シナ海沿岸諸国の共通認識である)。

さて、翁は先日、久しぶりに“勉強会”に参加した。それは公益法人国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)が主催する会員の集いで『集団的自衛権と日本の防衛』と題するシンポジウムであった。櫻井よしこ女史のコーディネイト(司会)でパネリストは田久保忠衛氏(杏林大学名誉教授・国際政治学者・国家基本問題研究所副理事長)、谷内正太郎氏(早稲田大学日米研究所教授・NSC国家安全保障会議初代局長候補)、佐藤正久氏(元イラク先遣隊長、自民党参議院議員・党国防部会長代理)、渡辺周氏(民主党衆議院議員・前防衛副大臣)の4氏。3時間半の長丁場ではあったが、それは実に面白く、翁がこれまでに『余話』で度々吼えて来た“国防問題”を総決算して貰った、と思える満足のシンポであった(各氏の発言記録は紙面の都合で割愛)。

この度のシンポで翁が再学習した『集団的自衛権』とは――例えばアメリカ(同盟国)やオーストラリアなど(友好国)が他国から武力攻撃を受けた時、日本は自国への攻撃とみなして反撃出来る権利。日本への直接攻撃に対して当然、反撃出来る『個別的自衛権』の範囲を、同盟国や友好国にまで解釈を広げたもので、国連憲章でも“国家固有の権利”として認められている。ところが日本政府は、戦争放棄などを定めた憲法9条との兼ね合いで「国を防衛する必要最小限度の範囲を超える」と解釈し『集団的自衛権』の行使を禁じて来た。だが、湾岸戦争(1990年)以来、同盟国アメリカや友好国の欧州諸国、オーストラリアなどから「日本が攻撃を受けた時、同盟国や友好国の将兵が命を賭けて日本を守るのに、こちら(同盟国や友好国)の有事の際、日本は9条を盾に参加しないのは不公平で国際友好精神に反する」との批判が続出し始めた。これはなかなか重要かつ深刻な問題だし、翁如きがここで性急に結論を導き出す勇気も力もないのだが、『集団的自衛権』と『憲法改正』の議論を更に深めなければならない時代になっていることは確かだ。だからと言って、何でもかでも(同盟国や友好国の要請で)紛争国・地域に出かけ、ドンパチをしてもいい、というような法律が出来るのは困る。どこかで歯止めをしなければならない。だからこそ、この『集団的自衛権』と『憲法改正』は(翁自身は前向きであるのだが)より慎重に時間をかけて国民的議論に発展させなければならないと思うのだ。

要するに(翁の考えは)日本は、あくまでも“平和憲法の精神”を基軸に国際社会との協調バランスを考えて『憲法』と『集団的自衛権』を研究する必要がある、ということだ。同時に“戦争を起こさない、起こさせない”平和力のあるリーダー国(平和大国)になることを安倍政権に期待したい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

人は何故転ぶのか

先日、高齢者の転倒を防ぐセミナーというのが近所であって興味があったので母と出かけてみた。この頃、友人からもご両親が転倒して骨を折ってから一気に弱くなったとか、それが原因で外出する事が出来なくなって鬱になったとか他の病気を併発したと聞く事が多くなった。実際、母も階段など足が上がりにくくなっていてつまずく事が多くなってきたのに気がついた。転ばないようにするために、どのような事に注意したらいいのか改めて聞いてみようと思った。
転ぶ原因と対策に関しては1)歩行やバランスの障害があること その対策としては筋力、柔軟性を付ける事 2)目が良く見えない その対策としては視力検査、メガネがあっているか1年に1度は検眼する事 3)認知症 その対策として周囲が適切な情報を本人に伝える事 4)立ちくらみしやすい。その対策としてはゆっくり立つ事。また脱水は血液の巡りが悪くなるので普段から水分を充分摂る事も大切だそうだ。5)飲んでいる薬の副作用がおきている。その対策としては薬の内容を主治医と確認する事が大切だそうだ。講師の方は現役で医療関係に従事しているそうで特に薬を3種類以上飲んでいる人は注意した方がいいとアドバイスされた。年を重ねると誰でも代謝する力が弱くなり排泄機能が悪くなるそうで今までちゃんと消化して次のお薬を摂るまでに数時間あれば良かったのが一日かかってもその薬が体に残っている場合もあるらしい。また今まで飲んでいて問題が無かったのに急にアレルギー反応が出たりする事もあるらしい。薬を新しく変えた時や、薬の量が増えた時にも気を付ける必要があるらしい。お医者様もたくさんの患者さんを毎日見ているので1人1人に出しているお薬と患者さんの体の状態を正確に把握している事は難しい。やはり自分の体の状態は自分が1番良くわかっているはずなので何か変化があれば、お医者様にすぐに相談してくださいと話されていた。
また転倒に関しては外よりも家の中で転倒する事が圧倒的に多いそうでその対策として段差を無くす事や滑りやすい玄関マットや絨毯、お風呂場の洗い場や浴そうの中、電気のコードにも足を引っ掛けやすいので注意し家具の配置にも気をつける事が大事だそうだ。会場の中にも転んだ先の家具にぶつかって肋骨を折ったという人がいた。
普段から運動をしたりハイキングをしたりしている人は転び方が上手だ。私がハイキングを始めた頃80代のリーダーがグループの引率をしていた。ところがある日、彼が歩いている時に木の根っこに足を取られて転んだ。皆アッと思ったその瞬間、彼は皆が大丈夫?と聞く前に″ I am O.K. ! 大丈夫です。″と言ってすぐに立ちあがった。まるで回転レシーブをした時のような身のこなしの早さに驚いた。日頃から運動をしていると転んだ時のダメージの受け方も違うのだろう。
人は足から老いると言う。最後の最後まで元気で自分の足で歩く事が出来るように私も今から鍛え直そうと思っている。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

元ビートルズのポール・マッカートニーが、9日に来日しました。71歳になっても活躍しているのは素敵なことですね。ビートルズが初めて日本に来たのは1966年で日本中が大騒ぎだったことを覚えています。現代ミュージックのベースになっているのがビートルズですから偉大なミュージシャンです。
ビートルズナンバーはジャズで結構スタンダードになっています。
今週ご紹介するのはJohn Di Martino Romantic Jazz TrioのThe Beatles In Jazzです。ジョン・ディ・マルティーノ率いるロマンティック・ジャズ・トリオがビートルズの名曲をたっぷり聴かせてくれます。
"The Beatles In Jazz" 
John Di Martino Romantic Jazz Trio

01. The Fool On The Hill
02. Let It Be
03. Because
04. Fixing A Hole
05. In My Life
06. Norwegian Wood
07. Come Together
08. Penny Lane
09. Blackbird
10. Eleanor Rigby
11. Yesterday
12. Got To Get You Into My Life
13. Here, There And Everywhere


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

スマホはモバイル機器としては最高のツールだと思います。PC以上の使い方ができます。やりたいこと、知りたいことがその場ですぐにできてしまうのですから一度使うともう手放せません。スマホアプリと通信インフラの発達が便利さの概念をすっかり変えてしまいました。この記事も電車の中で書いています。
大和路線のY駅のホームに設置されているベンチに毛糸で編んだクッションが敷かれていました。それも全てのベンチにです。優しいこころ使いにほんわかした気分になりました。


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《R.O.》

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Zakkaya Weekly No.913

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
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