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NO.904            Ryo Onishi              9/8/2013

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雑貨屋のひとり言

2020年オリンピックパラリンピック開催が東京に決まり良かったですね。久々のいいニュースです。日本が元気付くきっかけになってほしいと思います。
先週は日本各地で竜巻が発生し被害状況や発生のメカニズムが毎日のように報道されていました。日本でこんなに竜巻が発生するとは驚きです。
ようやく猛暑が収まり涼しくなってきましたが、今度は台風シーズン到来で竜巻や大雨で日本列島は痛めつけられそうです。ところで台風の影響で雨がずいぶん降りましたが、枯渇していた貯水池の水不足は解消されたのでしょうか?≪R.O≫

 

九月の風、爽やかに

9月にはいり、暦の上でも立秋を過ぎ数週間過ぎましたが、ここ南カリフォルニアでも現実にはまだ夏のなごりか残暑厳しい日々が続いています。

しかし、当地ロサンゼルスでは8月恒例の真夏の祭典、二世ウイークもフィナーレを迎え、私の関係した南カリフォルニア詩吟連盟主催の吟詠大会も先週(8月25日)無事終了しました。

8月から月が変わり、残暑とはいえ、9月という言葉の響きだけで、なにか秋を感じさせてくれます。見上げる青空がこころなしか高く感じ、吹く風や日差しにも少しづつ変化を感じます。ものの影が少しだけ長くなり、きつかった太陽の光が少し柔らかくなっているようです。月めくりのカレンダーの残り枚数が急に少なく感じ、ようやく「秋立つ」という思いになってきました。

本来はセンチメンタル(感傷的)とはあまり縁のない私であり、秋という言葉の響きからは、旅行、運動、読書、食欲などなどを連想しますが、あれこれドクター・ストップをかけられた今の私ですので、旅行も外食もご法度中で、家の中で静かに読書ぐらいしか行動が出来ません。

でも、改めて静かにわが家の窓から外を眺めていると、これまで気付かなかった発見があることを知りました。この辺の住人たちだろうか、朝夕にワンちゃんの散歩を日課とする人を何組も見かけます。一般的にこちらの住人はメタボの人が多く、ワンちゃんの散歩に便乗して自分の運動をしていると見受けます。健康のため運動することは良いことですし、ワンちゃんも嬉しいでしょうから結構なことです。

暦が9月に変わっただけで、そんなに目立つほど突然何かが変わってしまうものではありませんが、でも何かが少しずつ変わってゆくのです。まず心の中の何かが変わり、そして現実に周囲が変化します。厳しい残暑から吹く風爽やかな初秋になります。

昨日、わが家の小さな芝生の庭にアメリカ楓の茶色い枯葉が一枚、風に乗って飛来していました。道路に植えられた街路樹の葉でしょう。『一葉落ちて天下の秋を知る』とはこのことかと感じ入りました。この自然の成り行きを人生に置き換え、『人生の秋』を意識するようになったのも自分自身の年齢によるものでしょうか。

さて、この秋をどのように過ごそうか。やはり前向きに生きる気力だけはなくさないようにしたいと思っているところです。
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


広辞苑軽く食べてる電子辞書

ケ―タイの進化不思議が詰め込まれ

宮出しに自称アナログ派の気勢

アナログのままで昭和に殉じます

ハッカーと言う顔のない侵入者


( ニュースやぶにらみ )


「オリンピック東京招致決定」

19秒前をクリアおめでとう −イプシロン

「宮崎監督引退」

神隠れはしないでね −千と千尋

「竜巻」

土俵上で −大砂嵐


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(295)「2020年夏季五輪、東京開催決定!」

毎週日曜日に配信している『龍翁余話』は、ほぼ毎週土曜日にプレーしているゴルフの後、少し仮眠して夜から書き始めるのが常である。今号(295号)の予定テーマは『日本列島大荒れ週間』と題し、9月に入って立て続けに日本列島を襲った台風(〜温帯低気圧)・集中豪雨・竜巻・落雷に関する気象庁の“時差ボケ”公式発表とマスメディアの報道(表現)の在り方に苦言を呈する内容のエッセイだった。就寝前(10時頃)に90%ほど書き上げ、残りは翌朝早起きして完成させる、それが、いつものパターン。前日、福岡の友人から「明日(8日)は、いよいよ2020年五輪開催都市が決まります」とのメールを頂戴した。多分「次号(295号)の『余話』のテーマも“五輪”では?」との期待が込められたメールだったと思うが、翁、その時はすでに“自然災害の恐怖”を構想していたので「2020年は遠い先の話だから関心が薄い」と素っ気ない返事をしてしまった。ところが急遽“テーマ変更”の状況が生じた。やはり『2020年夏季五輪・パラリンピック東京開催決定!』への変更だ。素っ気ない返事(メール)を送ってしまった友人に(心の中で)お詫びしながら“テーマ変更”のプロセスを綴ることにする。

今朝(8日)、午前3時頃に目が覚めた。「さて、昨夜の(エッセイの)続きを書かなければ」と思いつつ、まだ眠い眼をこすりながらテレビをONにする。いきなり“ブエノスアイレス(南米アルゼンチン)で開催されている国際オリンピック委員会(IOC)総会”の模様がテレビ画面に広がる。「あ、これは東京にとって、いや日本にとって歴史的な大ニュースだ。“自然災害の恐怖”も重要なテーマだが、タイミング的には、これだ」と瞬時に“テーマ変更”を決め、テレビに釘付けになった。

2020年の夏季五輪開催都市を決めるIOC総会の模様は、多くの人がライブ(ナマ放送)やVTR(録画)でご覧になったと思うので詳細は割愛するが、候補の3都市のうちマドリード(スペイン)が早くも落選、残る東京とイスタンブール(トルコ)の決選投票が行なわれることになり、IOC総会会場(ブエノスアイレス)の日本関係者も東京(千代田区と世田谷区に設けられた)2特設会場に集まった大勢の人たちも、喜びと不安が交錯する緊張の雰囲気がテレビから伝わる。翁は、もはや眠気は去り、同じように期待と不安の中で(約1時間後の)5時のセレモニー(最終決定報告)を待つ。その間、モーニングコーヒーをすすりながら、1986年に渡航したブエノスアイレスでの思い出に浸った。

翁は子どもの頃からアルゼンチンタンゴに魅せられていた。「いつか本場でアルゼンチンタンゴを聴きたい」という夢を抱いていた。その夢が実現したのは1986年“南米パラグアイ共和国・日本人移住50周年記念行事”にご臨席された常陸宮殿下・華子妃殿下の随行取材(テレビ番組撮影)の時だった。両殿下のパラグアイご滞在は約1週間、両殿下がパラグアイをお発ちになられた直後、翁は(スペイン語通訳を連れて)パラグアイの隣国アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに飛んだ。下戸の翁、アルコールは通訳に任せ、タンゴ・バー(カフェ)を梯子(はしご)した。どのバーでも聴きごたえのある演奏に酔いしれた。しかし、今でも忘れられないのが、街角で奏でる2人だけの“辻音楽師”。通訳の説明では
老父がバイオリン、息子がバンドネオン(タンゴ用の楽器)。身なりは貧しく楽器も古びていたが、哀愁を漂わせた音色(演奏)に翁は聴き入った。知らない曲だったが胸に熱く響いた。その演奏が終わって翁、いくらかのペソ(紙幣)を缶に入れた。老父が翁に握手を求め、何か喋った。通訳が翁に「リクエストがあれば、どうぞ、と言っています」とのこと。早速(アルゼンチンタンゴの名曲)“ラ・クンパルシータ”をリクエストした。翁は内心、たった2人で“ラ・クンパルシータ”を演奏できるのか、と心配したが、驚いた!バイオリンの済んだ音色が天を突き、バンドネオンの迫力が石畳と煉瓦の塀を震動させた。翁、これほど強烈にして感動的な“ラ・クンパルシータ”を聴いたのは初めて。これこそが翁が子どもの頃から夢見た“本場のタンゴだ”と思えたものだった。

8日の朝5時を回った頃、IOCジャック・ロゲ会長の「2020年夏季五輪・パラリンピック開催地は“トーキョー”」の発表にブエノスアイレス会場も東京2会場も、テレビ出演者たちも一斉に歓声をあげ、握手し合い、抱き合い、笑って泣いた。翁も感激してテレビに映る人たちと一緒に手が痛くなるほど拍手した。そして「この歴史的感動の一片を『余話』に書き留めなければ」と急遽“テーマ変更”を思い立った次第・・・

安倍首相は懸念される原発事故の汚染水漏れ問題について「(原発の)状況はコントロールされており、東京にはいかなるダメージも与えない」と断言。高円宮妃久子様は東日本大震災の被災地への支援に対して「オリンピック関係者にいただいたご厚誼は生涯忘れません」と謝辞を述べられた。招致委員会の竹田理事長は「スポーツが直面しているこの困難な時代にグローバルなビジョンでオリンピックの価値を高めることが出来るのは東京」と述べ、東京都の猪瀬知事は「整備された交通網、安全安心の街、強い財政力」を訴えた。パラリンピック走り幅跳び代表の佐藤真海選手は「震災時、海外を含む200人以上のアスリートが1000回近くも被災地を訪れ、子どもたちに新たな夢と笑顔を与えてくれた」と語った。フリーアナウンサーの滝川クリステルさんは(母国の)フランス語で「日本人のキメ細やかな“おもてなしの心”」をアピール、喝采を浴びた。フェンシングの太田雄貴選手は「アスリートの視点・要望が採用された選手村や設備・地理条件は海外アスリートに必ずや満足して貰える」ことを強調。そして、印象に残ったのは、安倍首相の「スペインやトルコの国民に心を寄せなければならない」の言葉。だが、翁は言いたい「落選の都市に心を寄せることは日本人の伝統的美徳精神であり異存はないが、この際、被災地にもっと強く心を寄せ、福島原発事故の安全確保、被災地完全復旧を早めることこそ、トーキョーを選んでくれた人たちへの最大の恩返しではないか」・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

今週は都合によりお休みです。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

今週はトランペッターDominick Farinacciのアルバムです。Dominick Farinacciのアルバムは雑貨屋ウィークリー 730号で紹介していますが、先日数枚のアルバムを見つけました。大都会の夜景を観ながら聴くと素敵だろうなあと思うそんな都会の雰囲気がするジャズです。トランペットの音が心地よく耳に入って来ます。これまでトランペットジャズはWynton Marsalisが最高だと思っていましたがこのアーティストのトランペットはすごいと素直に思います。何度聴いても飽きない素晴らしいアルバムです。

"Smile" Dominick Farinacci
01-Who Cares
02-The Nearness Of You
03-Estate
04-Just One Of Those Things
05-I Remenber Clifford
06-Come Rain Or Come Shine
07-The Grey Goose
08-Relaxin' At Peter's
09-Smile

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

8月は暑さだけでなく大きな生活の変化もあり食生活がちょっと乱れました。特にアルコールの摂取量が増えたので、先週から禁酒しています。ビールや酎ハイの代わりにソーダ水を飲んでいます。

関西加洲会に参加されていた酒井多英子さんからチャリティイベントのお知らせを掲載してほしいと依頼がありました。このお知らせはイベント開催日まで掲載します。

「がん患者さんとご家族のために」「旅立った仲間のために」「今元気な人のために」
リレー・フォー・ライフ・ジャパン奈良は、がん啓発・がん患者支援のチャリティイベントです。グラウンドを24時間リレーしながら歩く事で絆を深め、地域全体でがんと向き合い、がんを理解し、がんになっても困らない社会を目指します。
2013/10/19(土)12:00〜2013/10/20(日)12:00
於:県立橿原公苑陸上競技場
http://relayforlife.jp/    http://rflnara.jimdo.com/

雑貨屋ニュースウィークリーの配信をご希望される方は遠慮なく雑貨屋にアドレスを送ってくだされば対応させていただきます。

《R.O.》

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.904

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com