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NO.896             Ryo Onishi              7/14/2013

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雑貨屋のひとり言

スマホの出現は生活を一変させ、スマホを使わない日はありません。もう体の一部のようになりつつあります。電車の中、駅のホーム、街中どこをみてもみんなスマホとにらめっこしています。「(電波の届かない)無人島に持って行く大事なものは?」と尋ねたら、おそらくスマホと応えるのではないかと思います。スマホは確かに便利ですが、小さな画面に見入ってしまうので、周りが見えない状態になります。歩きながら操作している人も多く、人とぶつかりそうになったり、人の流れを邪魔する形になったりしています。駅のホームから落ちたりする事故も起こりとても危険です。法律で禁止されている自転車に乗って操作している人も見かけます。もうこれは社会問題です。便利さと引き換えに何か大事なものを失っているような気がします。≪R.O≫

 

参議院選挙の注目点

第23回参議院通常選挙が公示され、7月21日(日)の投票日に向けスタートしました。日本では期日前投票や不在者投票の制度がありますが、私たちのような日本以外の海外在留者のための投票(在外選挙)もあり、先日、当地の場合、在ロサンゼルス日本国総領事館からその通知と案内が郵送で送られてきました。

この案内によると、在外公館投票について今回は公示翌日の7月5日から7月14日までとなっています。私たち夫婦もこの期間内に投票に行ってきます。(「在外投票」にはこの「在外公館投票」のほか、「郵便等投票」、「日本国内における投票」があり、いずれかの方法を選び投票できます)

前にもこの欄で書いたことがありましたが、私たちのような海外在留邦人の日本国政選挙へ参加(投票)できるようになったのは13年前の2000年からでした。それまでは日本国憲法上はっきりと国民固有の権利として明記されている在留邦人の国政選挙への投票権ですが、実際は「公職選挙法」という法律が海外に住む日本人の投票のことを規定してくれていなかったので、日本国外の日本人は選挙で投票したくてもさせてもらえなかったのです。

今回の参議院選挙からインターネットを利用した選挙運動も解禁になり、海外への情報量も増えてくるのではないかと思います。さらにこのネット選挙が発展して、ネットによる投票システムの開発にまで進むことを期待したいところです。

各政党は経済、景気雇用、社会保障、憲法改正、外交、安全保障、原子力発電などについて独自の公約を掲げ、日本国のあり方について有権者に訴えています。そして、安倍内閣の施策の可否が問われ、選挙最大の注目点は「ねじれ状態の解消」実現の可否にあるといわれているようです。現政権が実現を目指す諸施策はまさに「ねじれの解消」があってはじめてレールに乗るからです。

私たち有権者は日本と私たちの未来を決める、これら重要な諸問題について判断を下さねばなりません。選挙で民意の代表者を選ぶわけですから選挙結果は最終的に有権者である私たちひとりひとりの責任に帰します。民主主義のもとでは有権者全員が選挙に参加(投票)すべきで、選挙への不参加(棄権)は国民の義務を放棄した行為とみなさざるをえません。投票率はその国の民度をはかるモノサシと言えましょう。

あるバライティ番組において学者で評論家の先生が「民主主義の大前提は国民みんなが賢いということだ。日本は議会民主主義を標榜する国であり、国民がアホだったらアホな政治しか出来ないことになる。最近盛り場などでアホな若者たちを見かけるが、そんなアホな有権者は存在すること自体が“憲法違反”なのだともいえよう」と発言し、笑いをとっていたが、私は日本国民はすべて賢いと信じたいと思っています。

私たちの国、日本が世界に誇れる民主主義の国であるためには、"賢い国民“が投票という国民としての最低の義務を果たすかどうかにかかっているといえるでしょう。そういう意味からすると今回の選挙の最大の注目点は“投票率”だといえるのではないでしょうか。
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


馬鹿二人ドンキホーテを名乗り合い

無視されてなおも外野の力瘤

黒幕がにやり単細胞走る

ご苦労と骨折り損が言われてる

与太郎にIT馬鹿を笑われる


( ニュースやぶにらみ )


「0増5減」

それで済めばなあ ―参議院民主党

「稀勢の里が早くも2敗」

ああ頼みの綱が −相撲協会

「人生案内を読んでいる」

女房役も大変なんです −菅官房長官


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(287)「高すぎる国会議員の給料」

第2次安倍内閣発足後、初の全国規模の国政選挙となる(第23回)参院選。21日の投開票に向けて433人の候補者が炎天下を走り回っている。改選議席は121。安倍政権の経済政策(アベノミクス)や領土・領海防衛をにらんだ憲法改正、そして原子力発電所再稼働などが(各政党の)争点だが、各党の党首は4日の公示直後、一斉に街頭演説に繰り出し舌戦を展開した。自民党(安倍)は「3本の矢でデフレ脱却、ねじれ解消で政治の安定を図る」と訴えた。公明党(山口)も「ねじれが解消できるかどうかが最大の関心事だ」と述べ「自民党との連立政権の意義」を強調した。民主党以下、野党各党代表の演説が与党(自・公)批判を主軸にするのは構わないが“批判の根拠と対案(マニフェスト)が語られない批判”は(従来型野党根性丸出しの)幼稚で説得力に欠ける。しかもスピーチの下手さ、ボキャブラリー(語彙)の貧弱さが目立って、とても国政選挙を戦う政党党首の演説とは思えない低レベルの街頭演説だった。

いつの(衆参)国政選挙でもそうだが、候補者の顔ぶれを見ると(極めて独断と偏見であることを承知の上で敢えて言うが)芸能人やタレント、スポーツ選手、弁護士など、本業の先々に行き場が見えなくなった奴ら、商売助長を狙う奴らが、たいした政治センス(国家観・世界観)もないくせに、いささかの知名度を利用して“名誉と金を得んがため“に立候補した(としか思えない)連中が後を絶たない。そしてまた、そんな連中を引きずりこんで安易に公認する自民党以下各政党の選挙態勢(政治姿勢)のお粗末、そこには国家国民のために一身を投じる本来的政治家魂は無く、単に数集めだけの薄っぺらな議員生産工程が常道化している。更に(恐ろしいことに)マスコミまでが彼らを追いかけ偶像を作り上げてミーハー有権者を煽る。ここに未成熟な日本政治の(悪循環的)不幸がある。(これまでに、いわゆる“タレント議員”の中でも、経験を重ねるごとに国家国民のために、真剣に汗を流した政治家もいるにはいたが・・・)

“名誉と金を得んがため”と書いた。一時代前ならいざ知らず、(チャンスさえ掴めば)猫も嫡子も国会議員になれる今時の金バッチが名誉の象徴と思う国民は少ないだろう。2005年に(郵政解散を受けて)行なわれた第44回衆議院議員総選挙の時、ニート(無職者)だったSと言う若者が自民党の候補者公募に応募して公認を受け、比例南関東ブロック35位で出馬、自民党の大勝でSも難なく当選した。有頂天になった彼は当選後のインタビューで「議員報酬の多さに驚いた。BMW(外車)を買いたい」「黒塗りのハイヤーに乗って料亭通いをしたい」などとほざいて良識ある国民のヒンシュクを買った。言うまでもなくS青年は、政治とは何か、国会議員の義務と責任とは何かを考える下地など全くなく、ましてや国会議員に支払われる報酬が貴重な国民の血税であることの(知識はあっても)認識が甘かった。このことは幼稚なS青年に限ったことではあるまい。
S青年がほざいた「議員報酬の多さに驚いた」の中味を調べてみた。資料によっては多少(金額に)差異があるが、比較的一般的と思える数字を拾ってみると、無役の一般議員で月額約137万5000円、期末手当(ボーナス)約718万円(年収約2400万円)。ニート青年にとっては天地がひっくり返るほどの高額だ。国会議員が手にするお金はこれだけではない、ほかに文書交通費の名目で毎月100万円が追加支給されている。また、議員にはJR各社や航空会社の特殊乗車券・航空券が提供されている上に、公務出張の場合は別途実費の交通費などが支給される。更にだ、国会議員が所属する会派には、立法調査費という名目で1人当たり月に約60数万円が支給される。これらを累計すると(一般議員の場合)年間でざっと4400万円。国会議員関係の税金使用はまだある。国会議員1人当たり3人の公設秘書(身分は国家公務員特別職)の給与も税金で丸抱え。3人分年額約2400万円(呆れた話だが秘書の給与を着服していた不届きな議員もかなりいたそうだ)。自分の給与と公設秘書の給与の合計が約6800万円。6800万円に議員数722人(衆議院480人・参議院242人)を掛けると(計算すると腹が立つ)・・・衆参両院正副議長、大臣などには役職加算があり運転手付きの車が提供される。これらも勿論、税金である。まだある。国民1人当たり250円の負担で賄われている政党交付金(助成金)、これは(その年の)議員数によって配分される。2013年分の各党配分額は、自民党145億5053万円、民主党85億3402万円、日本維新の会27億1578万円、公明党25億5791万円、みんなの党17億8950万円、生活の党8億1605万円、社民党5億4104万円(以下、省略)。これらが各議員にどのように配分されるか翁は知らないが、とにかく1人の国会議員に支払われる税金は(直接費・間接費合わせて)年間1億円に近い額になるだろう。「それでも議員は活動費に窮しています」と翁の知人議員は言う。翁怒る「いったん自分の懐に入ると、その原資が国民の血税であることを忘れ、半分以上は私的使用(給料の中で常識の範囲内なら、それはよいが)30%は(次期のための)選挙運動費に充てているではないか」・・・

国会議員の給料(歳費)を諸外国で比較してみた(いずれも2011年資料)。米国約1566万円(1ドル90円換算)、英国約970万円(1ポンド150円換算)、ドイツ約1130万円(1ユーロ134円換算)、カナダ約1260万円(1カナダドル80円換算)・・・これらの数字はあまり正確ではないが、日本の国会議員の給料がいかに高いかを知る比較材料にはなる。それと日本は米国などに比べ人口当たりの国会議員の数が多すぎる。数が多ければ質も落ちる。翁は国会議員の(大幅)定数削減と給料30%カットを提言したい。それと、国会をさぼったり(審議中に)居眠りしたり、下品なヤジを飛ばして議事進行を妨害したりする奴ら(議員)の名前を公表しようではないか。

とにかく参院選の投開票日まであと1週間。選挙管理委員会から配布された選挙公報紙を眺め「こんな奴に6年間もタダメシを食わせるゼニ(税金)など無い」とブツブツ言いながら消去法で赤鉛筆を入れるのは、かなりシンドイ・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

ファーマーズマーケット(オレンジカウンティ アーバイン)

オレンジカウンティーも調べてみると火曜日からスタートして日曜日まであちこちでファーマーズマーケットが開かれている。まずは行った事がない所で最近Irvine Ranch Historic ParkからIrvine Regional Parkに移ったというファーマーズマーケットに出かけてみる事にした。ここは毎週火曜日の9時からスタートする。
ハンティントンビーチからの行き方は405のフリーウェイからJamboreeで降りてどこまでも、どこまもJamboreeの山のふもとの方をめがけて走っていく。道は広く走りやすい。途中オレンジ畑をいくつか走り抜けて行くと大きな公園が出てくる。475エーカーもあるその公園ではジョギングコース、サイクリングコースがありピクニック用にバーベキューも出来る施設がたくさんある。夏にはサマーコンサートも行われるようで様々なイベントがここで行われているようだ。公園に入ると背の高い緑の木がたくさん空に向かって伸びている。その木に囲まれて遠くにファーマーズマーケットの白いテントが見えた。
まだ、あまり知られていないのかお客さんもそう多くはなかった。サンタモニカやトーランスのファーマーズマーケットの混雑ぶりとは違ってパーキングもたくさんあるし出店しているお店の人もお客さんと会話する余裕がある。私としてはこういう田舎っぽい、のんびりとした感じのファーマーズマーケットの方が好きだ。
お店の中で珍しい色のインゲンがあった。クランベリーグリーンビーンズと書いてあって何だかかわいらしい色だ。ダークパープルカラーの色のインゲンもあった。黄色のインゲンは良く見かけるけれどこ
パープルビーンズ クランベリービーンズ マカデミアンナッツ

んな色のものは初めてだ。茄子も日本では見た事もないような形と色があって面白い。果物では今が旬のピーチが何種類も店頭に並べられていてカラフルだ。近くに行くと甘い香りがしてくる。サンプルを食べてみるとジューシーで甘くてまさに食べ頃だ。先週は山のようにNファームのオーナーの方から果物もお野菜も頂いたので今回このファーマーズマーケットで買ったのは香草のシラントスの一束だけだった。次回あのクランベリー色のインゲンを買ってみようかなと思いながら今度はナッツ売り場に目がいった。そこの前に行くと丸い栗のような色のナッツ、マカデミアンナッツが売られていた。見ていたら皮から剥いたものを差し出されたので一つ食べてみたら全く油っぽくなくてサッパリとしていて美味しかった。やっぱりパッケージされてスーパーで売られているマカデミアンナッツとは全く違うな〜と思った。特にナッツ類は栄養価があって体にいいのだけれど酸化しやすいのでなるべく殻付きのものを買うと長持ちしやすいしフレッシュで美味しい。
今回この小じんまりとしたファーマーズマーケットの中でアボガドオイル専門のお店があった。お店の人と話しているとアボガドオイルがいかに健康にいいかプリントしたものを私にくれた。食べる事はもちろんの事、最近はスキンケアやヘアケアに応用されたプロダクトも良く見かける。試しにジャスミンのアロマオイルとアボガドオイルがブレンドされたスキンローションを手にとって付けてみたら、とてもスムースに肌に馴染み香りもきつくなく使いやすそうなものだった。
以前、犬好きの友人が飼っている愛犬がストレスで毛が抜けツヤが悪くなった時アボガドを食べさせたら一週間で毛並みの色が良くなったと話しているのを思い出した。もちろん犬と人間の消化吸収器官は違うだろうけど確かに効き目があるのだろうと思う。
 
ピーチ 茄子 カラフルピーチ

そこで私のバイブル辞典でアボガドについて調べてみた。アボガドの栄養価はビタミンA,B,B2,B5 D,E,K ミネラル、プロテイン、レシチンと栄養価が豊富で高い。流石に森のバターと呼ばれるのもわかる。高コレステロールや高血圧、糖尿病、LDL(高脂血しょう)などの予防にもいいらしい。
このアボガドは英名でアリゲーターペアと呼ばれていて形が梨の形をしていて皮がワニの背中に似ているのでその名前が付けられたようだ。クスノキ科の植物でカテゴリーはフルーツに属するそうだ。料理では高温の料理にも安定していてオリーブオイルより癖が無くいいそうだ。美容にも使えるスーパーフードらしい。
幸い、このアボガドはカリフォルニアの陽気があっているらしく良く育つ。あちこちの家で普通にアボガドが生っているのを見かける。
そんな訳で単純な私は早速アボガドをいくつか購入してみた。今夜はアボガドサラダを作ろうと思う。皮に残ったアボガドで試しにアボガドのフェイスパックとヘアパックをして結果は、いつかまた皆様にご報告しようと思います。
茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

一か月前に仕入れたManhattan Jazz Quintetのアルバムを紹介します。
彼らのデビュー作です。日本でも20万枚以上のアルバムが売れたそうです。
1曲目のSummertimeは聴き覚えのある曲ですね。トランペットがスキっと暑さを吹き飛ばしてくれます。なかなかスッキリしたジャズで、このアルバムが売れた理由がわかります。


"Manhattan Jazz Quintet"   Manhattan Jazz Quintet
01-Summertime
02-Rosario
03-Milestones
04-My Favorite Thing
05-Airegin
06-Summer Waltz

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

毎日、病院通いをしていますが、猛烈な暑さの下で歩いたり、バスや電車を待ったりするのは辛いです。でもいいニュースがあります。12日の夕方、私の娘が女の子を出産しました。予定日より19日も早く生まれたので驚きましたが、母子ともに元気です。私たちの初孫の誕生です。孫は可愛いと言われてますが本当に可愛いです。
毎日猛暑が続いています。早くも真夏になっています。各地で熱中症の被害がニュースで伝えられています。そしてついにセミが鳴き始めました。ますます暑さを感じます。無理をしないでこの夏を乗り切りましょう。

関西加洲会に参加されていた酒井多英子さんからチャリティイベントのお知らせを掲載してほしいと依頼がありました。このお知らせはイベント開催日まで掲載します。

「がん患者さんとご家族のために」「旅立った仲間のために」「今元気な人のために」
リレー・フォー・ライフ・ジャパン奈良は、がん啓発・がん患者支援のチャリティイベントです。グラウンドを24時間リレーしながら歩く事で絆を深め、地域全体でがんと向き合い、がんを理解し、がんになっても困らない社会を目指します。
2013/10/19(土)12:00〜2013/10/20(日)12:00
於:県立橿原公苑陸上競技場
http://relayforlife.jp/    http://rflnara.jimdo.com/

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《R.O.》

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.896

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com