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NO.877             Ryo Onishi              3/3/2013  

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雑貨屋のひとり言

ようやく3月になりました。日照時間もだいぶ長くなってきました。でも土曜日大阪梅田に出たらとても寒く雪が降ってきてびっくりしました。日本列島は梅の花が咲いているところもあれば、青森県酸ヶ湯のように想像を絶する5メートル以上の積雪があり、春はまだまだ遠いところもあります。それでも春は一歩一歩、確実に近づいてきていると感じるのは嬉しいです。
エジプトのルクソールで観光用の気球が炎上、爆発して19人も犠牲になる痛ましい事故が起こりました。犠牲者の中には私たちと同じ60代の夫婦2組の日本人が含まれていました。これからもっと人生を楽しもうとしていた矢先にこんな事故に遭ってとても残念なことになってしまいました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。遺跡を気球に乗って上空から観るとても魅力的な体験で、私もいつかチャンスがあればやってみたいと思いますが、こんなことが起こると萎えてしまいます。
≪R.O≫

 

もうひとつのメモの効用、頭の整理

前回のこの欄に書いた『ネガポ転換術』で、自らの物忘れ現象を「忘却力の充実」と言い換え、見方によっては自己防衛とも負け惜しみともとれる理屈を展開しました。ただし、「本当に忘れては困る約束、日程などは必ずメモしておくことにしています」と付け加えました。

『大事ならしまうな二度と出てこない』―――全国老人福祉施設協議会の第9回「60歳からの川柳」にこんな川柳が載っていました。これも納得です。また、先日、東京新聞のコラム「筆洗」(電子版)に下記のような文章がありました。(2012年7月5日付)

はっといいアイデアが浮かんでも、それを書き留めなかったため、思い出せないという苦い経験を持つ人は多いはずだ。一瞬のひらめきは、消えてしまうのも、あっという間である。ノーベル化学賞受賞者の福井謙一さんは枕元だけではなく、テレビを見る時も、散歩の時も鉛筆とメモ帳を用意していたという。 「メモをしないでも覚えているような思いつきに、たいしたものはないようである。メモをしないと、すぐに忘れてしまうような着想こそ貴重なのである」(『学問の創造』)。自宅や職場のあちこちに付箋やメモ帳を置き、つまらないアイデアでも、すぐにメモしようと身構えるわが身だ。ノーベル賞学者が地道な努力を重ねていたことを知り、なぜか安心してしまった。(以下省略)

メモとは記憶のための媒体だけでなく、潜在する能力を引き出す有効な手段でもあるようです。私の場合、週に一度、雑貨屋ウイークリー原稿作成のため、パソコンの前に座りますが、書くべき内容が全部頭の中で整理できていることはまずありません。

「今週はこの件について書こう」と頭の中に浮かんだテーマに先ずタイトルを付け、次に「私はこう思う」と頭で考察し、まずはそのとおり文章にしてみます。ところが、この頭の中だけで考えたことが、必ずしも本当の私の真意ではないと、しばしば気付いたりします。そこで、あらためてキーボードの上で考えながら文章を創ってゆきます。

そうして出来上がった私の文章が、時には最初に頭の中で漫然と想定した内容とはまったく違ったものになっていることもあり、そんな時ははじめに決めたタイトルすら変更せざるを得なくなることもあります。今回のこの文章も最初のタイトルは『ネガポ転換術(その2)』としていたのですが、『メモの効用、はっと浮かんだアイデア』、さらに『もうひとつのメモの効用、頭の整理』へと変更しました。

ノーベル賞学者の福井謙一博士のメモの効用には到底及びもつきませんが、私にとってメモは「物忘れ対策」以外にも「頭の整理」という効用があることを雑貨屋ウイークリー原稿作成時に実感しています。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


惚れた数10で振られた数も10

寅さんと意気投合の酒を酌み

アイラヴユーほどの私の英語力

バレンタイン悪女のチョコに言い寄られ

本チョコは無視され義理チョコに返事


( ニュースやぶにらみ )


「例外品目」

武器かよう−農産品

「2%目標」

こっちも頼みます −4.2%の失業率

「TPP」

イエス ウイキャン −安部首相、オバマ大統領


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(268)「花粉症と大気汚染」

この時期、ゴルフ場で、やたら目をこすったり、鼻をかんだり、くしゃみをするプレーヤーを多く見かける。花粉症に罹っている人たちだ。翁の友人の中にも(重症、軽症の患者が)数人いる。以前、そんな彼らを見て翁は「俺はスギの山が見渡せる田舎で逞しく育ったから花粉症なんかに取りつかれるヤワな身体ではない」と豪語していた。実際に、4年前までは花粉症とは無縁だった。ところが、4年前と3年前の2度に亘る手術以後(体質が変わり、抵抗力がなくなったのか)“あれ?花粉症かな?“と思える症状に見舞われることしばしば。今がまさに、その時期である。

今更ながら、ではあるが“花粉症って、何だ?”を調べてみた。日本で最初に花粉症なるものが確認されたのは1961年の“ブタクサ花粉”、と記録されている。“ブタクサ”とは可哀想な呼び名だが、英名の“hog weed”が直訳されたもので、戦後、進駐軍(アメリカ軍)が持ち込んだ北アメリカ原産、キク科の1年草でヨモギと同じ風媒花のことらしい。翁が毎週土曜日に行っている千葉・成田のゴルフ場近くの道端、畑の周辺、荒地などにも群生しており、初夏から秋口にかけて草全体が黄色に染まる(茎の高さは1m〜1.5m)。つまり、ブタクサ花粉症は夏の終わりから秋にかけての発症だが、1970年代以降は60種類に及ぶ花粉症の原因植物が確認され、今では春に暴れまわるスギ花粉が主流を占めている。

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが花粉症の4大症状。翁は(普段は)それほどではないが、ゴルフの時は、鼻がむずむず、目がしょぼしょぼ、で悩まされることがある。スイング直前にくしゃみをもよおしたり、パッティングの際、目がかゆくなったりすれば、当然、プレーのリズムが狂い、いささかスコアに影響する。スコアの悪さを花粉症のせいにするのは、人間的にも技術的にも、いかにも未熟者、の感が拭えないので口には出さないが、実に辛い時もある。

重症の場合は専門医に治療して貰わなければならないが、普段は外出時にはマスクや眼鏡で予防するのが一番だとか。翁は、以前から電車やスーパー、(コンサート)ホール、映画館など人混みの中では必ずマスクを着用する習慣がある。それは、花粉症予防というより、風邪(インフルエンザ)予防のためだ。毎年秋には予防注射を接種し、マスク、うがい、手洗いを励行しているお蔭で、ここ数年、風邪を引いたことはない。が(軽症ではあるが)厄介なことに花粉症に近寄られた。高齢者は免疫力が低下するため花粉症に対しても敏感に反応しなくなるから罹りにくい、と言うが、本当だろうか?今や国民の5人に1人が悩まされているという花粉症、翁も(ありがたくもない)その一員だ。迷惑な話だ。

“厄介”とか“迷惑”と言えば、花粉症よりもっと性質(たち)の悪い侵入者が日本の空を汚そうとしている。中国からの『PM2・5』と『黄砂』だ。報道によると『PM2・5』は「大気中に漂う微粒子の中でもとりわけ極小の物質。それは普通のマスクをも通してしまうほどの小ささで肺の奥まで入りやすく、大量に吸い込むと肺がん、ぜんそくなどの健康被害を引き起こす怖れがある」と言う。主な発生源は、ボイラーや焼却炉などの煤(すす)や煙を出す工場や自動車の排出ガスなど。テレビの映像を視ると、中国の大都市(北京や上海など)は、工場の煙突からは黒煙が吹き上げ、排出ガスを垂れ流す自動車の洪水、街全体がスモッグに覆われ鉛色に染まり、林立するビル群がぼやけて見える。中国4都市ですでに約8,600人が死亡したと伝えられている(実数はその数倍?)。その恐るべき大気汚染『PM2・5』が風に乗って日本へ飛来している。2月30日には西日本に到達、いや、西日本ばかりでなく、いずれは日本全土を襲う危険性もあると言う。

環境省はこのほど汚染状況の監視強化や健康への影響調査などを柱とする緊急行動計画をまとめた。将来的には光化学スモッグなどのように“注意報”“警報”の発令も検討する方針だと言う。“将来的に検討する方針?”何をのんびりしたことを言うか。国が、アサッテを向いている間に事態は刻一刻と深刻化し、国民は今日も“不埒な侵入者”と対峙しなければならないのだ。国民が出来る自己防衛は≪洗濯物は部屋干しをする≫、≪換気は外気を入れず室内で空気清浄機などを使う≫、≪外出の際は『PM2・5』に有効な防塵マスクを使用する≫、≪外出から帰宅した際は、玄関の外で衣服の埃を払う≫・・・いやはや、厄介で、この上も無い迷惑な話だ。尖閣諸島への領海・領空侵犯に加え、大気を汚染して自国民ばかりでなく近隣諸国の国民にまで物心の迷惑をかける中国政府(為政者)の道徳性・環境問題意識・国際性の欠如は、もはや呆れるばかりの未開人ぶりである。(日本もかつてはそんな時代があった。それは忘れてはいけない)余談だが今、中国都市部の市民は競って日本製の空気清浄機を購入しているとか。シャープやダイキンの1〜2月の空気清浄機の売り上げは(両社とも)前年同期の約3倍だそうだ。それはそれで結構な話。

もう1つの“迷惑な侵入者”は『黄砂』。ゴビ砂漠など中国内陸部の砂漠・砂塵が強風を伴う砂嵐などによって上空に巻き上げられ、春を中心に東アジアの広範囲に飛散し、地上に降り注ぐ気象現象(または砂自体)のことである。田畑や人家が砂に覆われ、農作物に被害をもたらしたり、洗濯物、車などを汚したり、周囲の見通し(視程)や日照を悪化させたり、交通に支障をきたしたり、人間や家畜が砂塵を吸い込んで健康被害を被ったりなど、東アジア全体の経済的損失は毎年約7,000億円を超えるとされている。

『スギ花粉』に『PM2・5』や『黄砂』がくっついて例年にない(タチの悪い)花粉と大気汚染に苦しめられるシーズンは、これからが本番。待ち遠しかった春の日差しを存分に浴びることが出来なくなるのだろうか?翁、春一番が過ぎた青空を見上げて溜息をつく―― 
≪うららかな 春の日遠くに なりけるか ≫・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

減塩食 その1


減塩が必要な人にとって塩気のない食事は味気なく美味しくない。そこで活躍するのがスパイスなのだが今回、減塩食が必要な方のお食事を作る機会があったので減塩食について調べてみることにした。
減塩が必要な人にとって塩や醤油、味噌の摂取量に気をつけなくてはいけないのは、もちろんなのだが加工食品の中にも、驚くほどたくさん塩が使われている。それに加工食品の中には塩だけでなく保存料や添加物もたくさん入っているので日頃からラベルを見て食品の中に含まれる内容を知り見る習慣とつけておく必要があると思う。
先日この減塩食が必要な方の大好物でK社のチキンパイというのがあるのだが、そのサクサクしたパイ生地が美味しいから一緒に食べましょうと私の分まで購入してくださった。近くに住む娘さんからは塩分が高いから食べないでと怒られたらいのだが本人は ″たまにはいいのよとウキウキしながらそのチキンパイを購入した。その時店に食品の成分一覧表のパンフレットがレジの近くにあったので私はそれをそっとチキンパイの袋の中に入れた。戻って彼女が袋の中からそのパンフレットを見つけるとその栄養成分をじっと読んでいた。″チキンパイのカロリーが790、脂肪45g、ナトリウム1970mg あら、これって案外、塩分があるのね。そんなに塩味を感じなかったのだけれど…だから娘が怒るわけだわ ″と1人納得していた。
このナトリウムというのは塩に含まれる成分の一部だそうで正確にそのナトリウムの量から食塩のgを出す場合は
ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)
(簡単な目安としては食塩1gがナトリウム量約400mgとして計算するとわかりやすいそうだ)
一日に健康に問題のない男性が取れる塩10g女性は8gまた減塩を必要とする人は6gだそうでこのチキンパイを一つ食べてしまうと塩の量は約5gで、あっという間に一日の塩分が殆どここで使われてしまう。
彼女が塩味をあまり感じていなかったのはパイの中に入っているチキンとソースに塩が溶け込んでしまっていて直接舌に塩味が触れていないからだ。
調理の段階や下ごしらえで塩を使うと塩味を感じにくくなる。だから煮ものより照り焼きにしたり表面に焦げ目を付けて香ばしくしたりすると塩分が少なくても美味しく感じるのだ。食べる直前に塩やスパイスを振りかけると直接、塩が舌に触れるので塩の量が少なくても塩味を強く感じるのだ。
また、熱々の料理やスープは塩味を感じにくくさせる。冷めたスープや料理を食してみると塩味を濃く感じる。K社のチキンパイも同じ事だ。
K社のパンフレットに一通り目を通した彼女は再度、オーブンでパイを温めなおすとあたりにバターの甘い香りが漂って食欲をそそった。その日はテイクアウトのチキンパイのお陰で私の料理の出番が無くなって楽をさせてもらった。こんがり焼きあがったパイを一口食べると彼女は″う〜ん、やっぱり美味しいわ ″と満面の笑みを浮かべた。
人は美味しいものを食べた時に幸せを感じる。特別に脳からもそんなアルファ波でも出ているのだと思う。
半分ぐらいチキンパイを食べたところで彼女が″美味しいけれど塩分が多そうだから半分次回の楽しみにとっておくことにするわ″と言った。それを聞いて私は少しホッとした。
やっぱりわかっているのだ。娘さんの母親を気使う気持ちと好きなものでもコントロールしながら食べなくてはいけない事。
だからと言って、これを食べてはいけないとか、これを食べると体に悪いからとあまり神経質になってしまうのも精神的に良くないのかもしれない。
かつて彼女も食べたいものを制限して嫌いなものでも食べることを強要された時にぐっと体重が落ちて体力が無くなってしまったそうだ。
″たまにはいいのよ ″その彼女の言葉に私はおおいにうなずいてしまった。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

先週ご紹介したWynton Marsalisのアルバムが気に入ってしまい、かなりの時間聴きました。Volume 2、Volume 3もあるのでまたいつか紹介したいと思います。
で今週は何を紹介しようかと考えていたらウォークマンに入っていたアルバムJazz Womanの一曲目、Norah Jonesの"Thinking About You"が心地よく耳に入ってきました。
Norah Jonesは日本でも人気のジャズシンガーです。歌はポピュラーに近いので親しみやすいのだと思います。トランペットもピアノもいいですが、たまにはボーカルもいいですね。

"Not Too Late" Norah Jones

01-Wish I Could
02-Sinkin' Soon
03-The Sun Doesn't Like You
04-Until The End
05-Not My Friend
06-Thinking About You
07-Broken
08-My Dear Country
09-Wake Me Up
10-Be My Somebody
11-Little Room
12-Rosie's Lullaby
13-Not Too Late
14-2 Men

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

数十年前に造られた歩道橋が少しずつ撤去され減ってきているそうです。団塊の世代が小学生のころ、通学時の交通安全の目的で全国各地に造られた歩道橋はそれ自身が老朽化したこともありますが、皮肉なことに利用していた団塊の世代の高齢化で、今や歩道橋を使えない人が増えてきています。街を見渡せば高齢者が増え平均年齢が上がってきているのがわかります。高齢化ニッポンの10年、20年後は一体どうなっているでしょうか? 《R.O.》

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.877

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com