weekly

NO.876             Ryo Onishi              2/24/2013  

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

中国の大気汚染物質は深刻です。北京に住んでいる人は、このままの調子で生活しているといずれ身体に異常を来すときがあると思います。その恐ろしい大気汚染物質が花粉の季節の日本に流れてきています。PM2.5は花粉にくっつくと花粉からアレルギー物質が出てくるので厄介です。急激な経済発展を遂げる中国の経済一辺倒の政策は大きな悲劇を生みだそうとしていることに早く気づいて もらいたいものです。≪R.O≫

 

ネガポ転換術

札幌の女子大生が、表現方法を変えるだけで気持ちが前向き発想になる「ネガポ辞典」(主婦の友社刊)という本を出版し話題になっています。否定的(ネガティブ)な言葉を、くすっと笑える肯定的(ポジティブ)な言葉に置きかえてみようというものです。

たとえば「愛想が悪い」は「媚を売らない」、「キモい」は「存在感がある」、「友達が少ない」は「安易に群れない」、さらに「三日坊主」は「三日間も集中して物事にとりくむことができる」、「財布の中身が100円未満」は「ムダ使いが避けられる」または「買い食い太りしなくて済む」、「まわりくどい」は「過程を大事にする」、「集中力のない男」は「分散力のある男」、「いかり肩」を「つくりがしっかりしている」といった具合です。さらに「いつの間にかガムを踏んでいた靴」があったら「靴の手入れをするいい機会」ととらえる。「音痴」は「誰にもマネ出来ないアレンジ」といいかえます。この発想の転換はただ単に「面白い」というだけでなく、充実した生き甲斐ある人生につながるものになりえましょう。

この本の発想の原点は著者のひとりである蠣崎明香莉さんが中学時代に「太っていて自信がなく、いつも下を向いていた」ことにあったのだそうです。当時、自分でも自身を「とろい」と思っていたそうですが、中3の時、友人から「マイペースでいいね」といわれ、はっとしたそうです。「短所と長所は表裏一体なのだ」と気づいたのでした。何でも良い方に発想を転換すれば悩みは消え、自信に変わることを知ったのでした。

高校で蠣崎さんからこの話を聞いたもうひとりの著者である萩野絢子さんも「愚痴っぽい自分を変えるチャンス」と考え、思いついた言葉を話し合い、高3だった2010年、アイデアを「全国高校デザイン選手権大会」(東北芸術工科大主催、文部科学省など後援)に出したところ3位に輝きました。

その後、札幌市内のゲーム会社の協力を得て、2011年にiPhone(アイフォーン)用にアプリ化すると、13万回以上ダウンロードされ、書籍化が決まったのだそうで、蠣崎さんらは「落ち込んでいる人がこの本を開き、明るい気持ちを取り戻してくれたら」と期待しているそうです。

ネガポジ辞典はネットを通じて広まり本になったところが、いかにも現代若者のアイデアといえますが、何かと先行きの見えない今の世の中にあって、せめて前向きで明るい見方や発想をしてみようということは世代に関係なく大切ではないでしょうか。

かくいう私もシニア世代を迎え、最近すっかり記憶能力が減退し、昨日の出来事さえ思い出すのに時間が必要だったりすることがしばしばです。そこで「物忘れが多くなった」というネガティブ発想から「忘却力が充実した」というポジティブ発想へ考え方を変えることにしました。人は「時を忘れ、我を忘れる」状態でいるのが最も幸せなのだといわれます。今、私が自分にとって都合の悪い記憶を忘れ去り、平気な顔をしていられるのも「忘却力が充実」したおかげと思えばよいのです。

「忘却力の充実」は結果として、過去のいやな思い出から開放され未来志向の人生を開き、過去にとらわれない発想が出来るという効果が期待でき、それだけで人生は180度変わります。ただし、本当に忘れては困る約束、日程などは必ずメモしておくことにしています。

ただ、私の場合は加齢によるど忘れ程度であり、通常の人間にはとうてい理解し得ないほど辛いという認知症などによるもの忘れに対する苦痛にくらべ、愚痴るのは贅沢というものかもしれません。

ネガポジ発想をさらに一歩進め、うまく進行している時に反対を考える(例えば、健康の時に病気を思い、お金のある時に貧乏を思う)。 ―― そうすれば感謝の気持ちを養うことが出来ます。また、どんなにもがいても、しょせん人間の運命なんて知れたもの、それならば物事はネガティブ(否定的、うしろ向き、悲観的)に考えるより、ポジティブ(肯定的、前向き、楽観的)に発想し、人間としてやるべき最善を尽くせばあとは運を天に任せるだけのことなのではないでしょうか。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


貧乏と縁が切れずにいる初心

矢印の嘘 今更に戻れない

情に棹 時の流れに逆らって

欲の耳洗うミレーの鐘の音

枯れないでほしい 高嶺の花見上げ


( ニュースやぶにらみ )


「日米首脳会談」

トラストミーなんて言わないでよ −オバマ大統領

「日医が自民党支持」

医者に見放された −民主党

「応募3万余句」

世に川柳のタネは尽きまじ −サラ川


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

句会場(千駄木)周辺散歩(69)
*安田楠雄邸 @
前回の川崎邸跡の先に、安田楠雄邸が今も残されています。 この安田邸は大正8年に豊島園の創始者で、普請道楽と言われた実業家の藤田好三郎が、敷地約450坪、建物200坪弱、贅を尽くして完成させた邸宅ですが、関東大震災のときに日本橋小網町で罹災した安田財閥の創始者 安田善次郎の娘婿善四郎(三十六銀行の頭取)が譲り受け、後その子息 楠雄(第三銀行頭取)が平成7年に亡くなるまでお住まいでした。
楠雄の死後、莫大な相続税等による売却解体の危機を救ったのは、幸子未亡人のこの建物を残したいという思いと、仰木ひろみさん(地域雑誌『谷根千』編集人)などの民間の有志が立ちあげた「たてもの応援団」でした。
『谷根千87号より』 「はじめて入る安田邸。火の気のない応接間は深閑として寒かった(略)幸子さんと応接間でお話しした。前年11月にご主人の楠雄さんが亡くなられたこと。この家の襖もカーテンも調度品も、大正七年の建築以来変えていないこと。そして、〈ここを老人の憩いの家にでもしたいんでぁんすが、冬が寒くてこのままでは使ってもらえないでしょう。この家を残すよい方法はないんでぁんしょうか〉。 春、幸子さんとともに安田邸の保存活用をめざそうと「文京歴史的建物の活用を考える会」(通称たてもの応援団)が発足。こうして、安田邸三度目の人生が始まった」(仰木ひろみさん)
応援団の尽力で同年8月、自然や文化の地域資産保全を進める(財)日本ナショナルトラストへ寄贈されることになり、平成10年には東京都の名勝に指定されました。

龍翁余話

龍翁余話(267)「春の香りに誘われて」

平安時代末期から鎌倉時代にかけての武士・僧侶・歌人の西行法師(1118年〜1190年)
の歌に≪何となく 軒なつかしき梅ゆえに 住みけむ人の 心をぞ知る≫(山家集)というのがある。東京・文京区の『小石川後楽園』で今、“春を呼ぶ、黄門様の梅祭り”が開催されている。ここは、人目を驚かす華美な趣向の風流な大規模梅林ではなく、わずか90本しかない小さな梅園で、むしろ“侘び・寂び”が漂い“何となく住みけむ人の心(徳川光圀=水戸黄門の儒教思想)が偲ばれる。儒教思想とは、人としての生き方、交わり方、己れを修める方法を身につける学問であり、主権在民、機会均等を説き、更に、人への思いやり(恕=じょ=の精神)、真心(信義と正義)を修得する人間学の基礎。言うまでもなく孔子の教えであるが、今の中国、いつの間にか恕も信義も正義も失ってしまった。孔子様が怒っているぞ、そんなことを思いながら、しばし鮮やかな紅白梅の芳香に酔った。

『小石川後楽園』は(案内書によると)水戸徳川家初代藩主・徳川頼房(家康の子、11男=1603年〜1661年)が1629年にこの地を3代将軍・家光より下賜され、直ちに水戸藩江戸上屋敷の庭としての建設に取り掛かかり、水戸藩2代藩主・光圀(1628年〜1701年)によって完成した、とある。光圀は明国(中国)から渡来した儒学者・朱舜水(しゅしゅんすい=1600年〜1682年)を招き、彼の助言を採り入れて池を中心とした回遊式築山泉水庭園の随所に中国風の景観を配した。通天橋や円月橋などがそれだ。ちなみに『後楽園』という名称は朱舜水が名付けたもので“先憂後楽”、即ち“士たる者、民が天下

大泉水の蓬莱島 通天橋 円月橋

を憂うに先立って憂い、楽しみは民の後に楽しむ”という儒教の“忠臣の国を思う情”を意味しているそうだ。今の政治家たちは、この“先憂後楽”思想を学んだことがあるだろうか?
『小石川後楽園』は(浜離宮恩賜庭園、金閣寺などと同様)国の特別史跡・特別名勝の二重指定を受けている。だから読者の皆さんは、たいがいご存知だろうと思うが、せっかく行ったのだから少しは知ったかぶりを書かねば、と思い、紅白梅の芳香を楽しんだあと園内を散策(取材)した。この時点の翁は“先憂後楽”ならぬ“先楽後学”である。
                     
梅園の近くに田園風景が展開する。光圀が、養嗣子(ようしし=養子の跡継ぎ)綱條(つなえだ=3代藩主)の正室・季姫(本清院)に農民の苦労を教えるために作った田圃がある。毎年、文京区内の小学生が5月に田植え、9月に稲刈りをしているとか。300数十年を経てなお今日の子どもたちは、はか

黄門様の田圃 江戸時代の酒亭を模した『九八屋』 西行堂跡と歌碑

らずも黄門様の教え(米作りの苦労とありがたさ)を享受していることになる。田圃の向かい側に、江戸時代の酒亭の様子を現した『九八屋』(くはちや)』という藁葺の木造屋がある。“酒を飲むには昼は9分、夜は8分にせよ”という戒めの酒亭、いや、酒飲みばかりでなく“万事腹八分に控えよ”の教訓亭と呼んだほうが適切だろう。
         
池(大泉水)を時計回りに1周すると出口の近くに『西行堂跡』がある。通りかかった(ご年配の)ボランティアのガイドさんに「ここに何故、西行法師が?」を訊いてみた。水戸藩初代藩主・徳川頼房公は武勇、学問(国学・儒学・神学)、詩歌への関心も深く、特に西行法師を敬愛した。その精神は2代藩主・光圀公以下末代藩主にまで影響を与え、9代藩主・斉昭公(1800年〜1860年)も正室・吉子女王(よしこじょおう=1804年〜1883年と共に西行詩歌に傾倒した。斉昭公は、西行の和歌≪道野辺に 清水流るる 柳かげ しばしとてこそ 立ち止まりつれ≫に因み、自らの筆で『駐歩泉』の碑を建て、吉子女王は西行堂にその歌の碑を建立した。斉昭公と吉子女王は、言うまでもなく10代藩主・慶篤(よしあつ=1832年〜1868年)、江戸幕府最後の将軍(15代)慶喜(1837年〜1913年)の父君、母君である――ガイドさんの熱のこもった説明に翁もかなり勉強させられた。

『小石川後楽園』では、はからずも頼房、光圀、斉昭、慶喜などお馴染みのお名前を耳に(目に)したが、翁、いつか水戸へ行って“徳川御三家・水戸徳川史”を学習してみたくなった。特に“先憂後楽”の儒教思想に近づいてみたい、そんな“先学後楽”の心境にさせられた“春の香りの誘い”であった・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

春の訪れ

このところLAも雨が降ったり強い風が吹いたり濃い霧が出たり1日の中でも目まぐるしく天気がコロコロ変わる。先日オレンジカウンティの友人とスカイプで話していたら向こうの方は雷が鳴っていて雨音が激しくなってきたと話しているうちに通信が遮断されてしまった。車で30分ほどしか離れていない距離なのに確認しないとこちらは晴れていても向こうでは雨という事もある。ちょうど今の時期は冬と春が交互に行きつ戻りつ押し合いしているような感じだ。まだまだ寒暖の差が大きいけれど徐々に春の訪れは確実にやってきている。日本も昨年からずっと例年にないほど寒い日が続いていて今年の寒さは厳しいと母が嘆いていた。寒いとついつい外出がおっくうになるのだが最近ご近所の方から声をかけていただいてその方と母は一緒に梅まつりに出かけたそうだ。まだ梅の蕾が膨らみ始めた頃だったので開花はもう少し先のようだったらしいが2人して花よりダンゴで出店のおでんやお団子などを楽しんだらしい。週末は園芸市やお琴の演奏などのイベントがあり沢山の人が出て賑わうようだ。
こちらサウスベイにも春を感じさせる花や草花が芽吹き始めている。特に雨上がりの鮮やかな緑は眩しいくらい鮮やかな色を放っていて、その緑を見ていると元気が出てくる。
毎年、一定の時期が来ると草花は、ちゃんと芽を出し花を咲かせ自然の営みを繰り返す。この不思議な宇宙のリズムをこんな小さな命達も感じていているのだと思うと神秘的だ。そのしてその小さな命達は何も語らないけれど私たちの心を和ませてくれる。そう思うと道端に咲いている健気な一輪の花でさえ、とても愛おしくなってくる。
今週は身近な散歩道で出会った春を感じさせる草花をご紹介します。
 
   

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

今回はWynton Marsalisのトランペットです。雑貨屋ウィークリー533号でHot House Flowersを紹介しています。今日ご紹介するのはスタンダードナンバーを集めたアルバム"Standard Time, Volume 1"です。一曲目のCaravanはドラム、ベースそしてピアノからスタートしWynton Marsalisのスカッとするトランペットが始まります。これぞジャズと叫びたくなる格好良さです。
歯切れのいい見事なMarcus Robertsのピアノを聴くと、主役はピアノかなと思わせるところもあります。Wynton Marsalisのトランペットは繊細で表現力豊かでとても魅力的です。トランペットジャズを聴くならこのアルバムをおすすめします。 ところでジャケットのMarsalisの写真を見るとハリウッドの有名な俳優に似てませんか?


"Standard Time, Volume 1" Wynton Marsalis
01-Caravan
02-April In Paris
03-Cherokee
04-Goodbye
05-New Orleans
06-Soon All Will Know
07-Foggy Day
08-The Song Is You
09-Memories Of You
10-In The Afterglow
11-Autumn Leaves
12-Cherokee II


Wynton Marsalis - trumpet
Marcus Roberts - piano
Robert Leslie Hurst III - bass
Jeff "Tain" Watts - drums

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

少し円安が一服しているとは言え、昨年の1ドル78円から比べると今は93円台ですから驚きです。だれがこんな急激な円安を想像したでしょうか?海外旅行や輸入品の駆け込み需要が急増しているのでまだ円安が続くと考えている人が多いということだと思います。円高で輸出関連の企業はずいぶん辛い時代が続きましたが、この円安のうちに息を吹き返してもらいたいですね。 《R.O.》

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.876

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com