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NO.867             Ryo Onishi              12/23/2012  

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雑貨屋のひとり言

衆議院総選挙は自民党の圧勝という形になりましたが、民主党の情けなさに国民が呆れた結果だと思います。気になるのが小選挙区で落選した閣僚議員が比例代表で復活してしまうような民意が反映されない選挙制度は改善の余地があるのではないでしょうか。自民党にはこれ以上情けない国にならないよう少しずつでも前進させてもらえることを期待します。もちろん期待だけで終わらないでいただきたいです。≪R.O≫

 

在 外 選 挙(2)

第46回衆議院議員総選挙は寒い日本の年末を熱くして終了しました。今回の選挙では、乱立した政党が入り乱れ、多くの争点を掲げ有権者に選択を迫りました。結果は自民党が全議席の3分の2余を征し、自・公が政権奪還を決定付けました。民主は惨敗でした。

三年前、大きな期待を担って民主党政権が誕生しましたが、過剰な期待が落胆にかわり、こんな結果となったのだと思います。したがって今回は自民党の勝利というより、政権与党だった民主党の敗北ということでしょう。

54議席を獲得し、第三党になった日本維新の会という新しい勢力が、国政政党として果たしてブレずに定着するのか注目です。これから発足するであろう自公政権は有権者の信託をしっかり受け止めて国政に励んで欲しいものです。

国会議員は有権者である国民が選ぶのですから、政治の結果は最終的には国民の責任に帰するものです。政治はその国の民度をあらわします。民度とは、社会の成熟度のことであり、主権者としての自覚の程度をさすといわれます。政治は民度以上でも民度以下でもありえません。

民度といえば、投票率も民度を示すものではないでしょうか。今回の選挙では戦後最低水準に落ち込んだ投票率でした。多党乱立による争点のあいまいさ、多忙な年末、雪などの悪天候など、理由はあったでしょうが、投票所へ足を運ばないことは大いに問題で、有権者の責任は大ではないでしょうか。

ところで私たち海外に住む日本人(在留邦人)の日本の国政選挙への投票(在外投票)でも投票率の低さが問題となっています。私は月に一度、当地(ロサンゼルス)の日英バイリンガル日刊紙「羅府新報」のコラム欄(磁針)に寄稿していますが、今回は投票率向上を目指し、在留邦人の選挙人登録の促進について書きました。以下はその文章です。(羅府新報掲載、12月19日付)

『今のうちに選挙人登録を』
多くの政党が競った日本の総選挙が終了した。この選挙には日本国外からも在外投票によって私たち在留邦人が参加し、一票を投じた。選挙結果は自民党の圧勝、民主党の惨敗、日本維新の会の第3党進出など、大きな変化となった。

これが有権者の審判の結果であり、今後は選んだ議員たちの実行力をしっかりチェックし、次の選挙に生かさなければならない。私たち夫婦も期間中に在外投票に行ったが、金曜日という平日だったこともあり、投票に来ていた人はまばらでさびしいかぎりだった。

海外在住の日本人による在外選挙の投票は2000年6月の衆議院選挙から実施され、その後、衆参の通常選挙だけでも9回実施されたはずだが、参加(投票)率は残念ながらたいへん低いのが実情だ。現在推定85万人といわれる海外有権者のうち、投票率は数%(ひとけた)が続いている。

在外邦人には日本国内の日本人には不要な「海外選挙人登録」が義務付けられ、この登録手続きは通常2ヶ月程度要し、選挙直前では間に合わない。登録をしてなかったため、今回の選挙に参加できなかった人もいたはずだ。

在外公館の管轄区域内に3か月以上継続して住んでいる(または住む予定の)人でまだ未登録の人は、関心の高まった今のうちに「海外選挙人登録」を申請し、次の選挙に備えるようにしたらどうだろうか。総領事館などの在外公館(電話、ネット含む)に問い合わせれば対応してくれる。

在外投票制度には、まだまだ課題があり、選挙人登録や投票手続きの簡素化が求められる。たとえばカリフォルニア州という日本全国土に匹敵する広さで「在外公館投票」ができるのはロサンゼルスとサンフランシスコのみであり、このほか、「郵便等投票」、「日本国内における投票」があるとはいうものの、有権者にとって利便性はわるい。たとえばインターネットによる登録、投票制度の採用など改善が望まれる。

しかし、私たち在留邦人にとって在外投票の放棄は理由のいかんにかかわらず、日本国民としての権利のみならず義務の放棄でもある。一票の行使もせずに日本の政治に不平不満は語れない。

河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


一年を生き雑草も実をつける

もう待ったきかぬと暮れのカレンダー

焦ることないと昭和の顔のまま

寝てたって正月ちゃんとやって来る

鈍行の人生齢はちゃんと取り


( ニュースやぶにらみ )


「一攫千金」

ジャンボ籤、有馬記念、ゴミ漁り −年末

「インフルエンザ、ノロウイルス」

サンタさん大丈夫かなあ −子ども

「忘年会」

盛り上がらないなあ −どじょう鍋


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(258)「今度こそ国民を裏切るなよ自民党」

前回(2009年8月30日)の衆院選では、近年、ブザマな政治しか出来なくなっていた自民党への“懲罰”の感情が働いて民主旋風が巻き起こった。結果、野党・民主党が圧勝して非自民を中心とする民主党政権が誕生し(一時期の例外を除いて)長期与党であった自民党は本格的に下野することになった。しかし、もともと寄せ集め集団、政権能力の無い民主党は、わずか3年の間に内政・外交をガタガタにしてしまい(自公政権時代以上の)“政治不信”をつのらせた。民主旋風を煽ったマスコミや民主党を選んだ有権者たちは己れの衆愚ぶりにやっと気付いた。そして今回、有権者は民主党政権に極めて厳しい審判を下した。今回は格別の“自民旋風”は起きなかった。しかしマスコミは、性懲りも無く“仁義無き暴走老人”の愚行や(魂の伴わない)軽石話術で大衆ウケを狙う“口先若者”を追いかけ、再び“衆愚”を生みかねない危険な三文芝居報道を繰り返した。だが今回、多くの有権者は前轍を踏むことなく、現実路線で安定を望めるプロ集団・自民党を選択した。有権者に賢い選球眼が芽生えたのだろうか。

自民党は、具体的な政策としてデフレ脱却のための大胆な金融緩和や消費税率引き上げを柱とする社会保障と税の一体改革の実行を訴えた。各政党の争点の1つ“原発問題”は、当面は安全性が確認できた原発を再稼動しつつ、時間をかけて最適な電源構成を確立するという現実的なエネルギー政策を強調、“原発ゼロ”は掲げなかった。更に、日本領土・領海・領空を脅かす周辺諸国の下劣な侵犯行為の増幅で日本の安全保障環境が一段と厳しくなって来たことによる自民党の“憲法改正と防衛問題”、“外交の建て直し”も自民党への支持拡大に繋がったのではないだろうか。

自民党圧勝に関して海外の反応を拾ってみた。米政府は、毎年のように首相が交代する日本に対して「短命首相が相手では腰を据えた戦略対話が出来ない」という諦めムードや苛立ちがあって日米関係は停滞していたが「これからは日米同盟の再構築に向け、自民党を中心とする新政権と緊密に連携し、アジア太平洋地域で不穏活動を活発化させている中国軍の動きに対処する」と期待度は高い。一方、曲者の中国(新華社通信)は「新指導者は、対中強硬政策ではなく理性的外交政策を取るべきだ」とぬかした。翁は吼える!「理性的外交?バカタレ!その言葉、そっくりお前たち(中国政府)に返してやる!」。韓国も「安倍内閣が公約を実行すれば、韓国・中国と深刻な葛藤が生じることが予想される」と報じた。翁、また吼える「バカ言うんじゃない、すでに葛藤(相互不信)は生じている。その元をつくったのは(竹島を不法占拠しているドロボー猫の韓国と尖閣諸島の日本領海近辺でストーカー行為を繰り返すドブ鼠の中国の)お前たちだ。でも、翁は(逆に)お前たちに感謝している側面もある。お前たちのドロボー猫、ドブ鼠行動のお蔭で日本国民は領土問題の重大性と国家危機に気づき“愛国心”に目覚めた。『憲法改正・国防軍』で日本の領土・領海・領空を守ろうとする自民党の主張が圧倒的な支持を得た、そのことが愛国心高揚の証明である、と翁は見る。故に、長年、眠り続けた日本人の“大和魂”を呼び起こしてくれた韓国・中国の愚行にお礼を言おう。

もう1つの大ドロボー猫ロシアは「安倍氏は筋金入りの北方領土返還論者だが、彼は必要に応じて柔軟なアプローチが出来る人物」と基本的には歓迎の模様だ(が、翁は信用しない)。インドは「安倍氏は前回の首相在任中に“日印関係は、日中関係以上に発展する潜在力がある”と言い、昨年(安倍氏がインドを訪問した際にも)“インドの成功は日本の利益だ”と語った」とも伝え「安倍氏の勝利で日印関係は更に良好促進」と評価した。英国のキャメロン首相は安倍総裁に親書を送り「日本は英国にとってアジアで最も大切なパートナーであり、価値観や外交政策、世界経済における諸目標を共有している。緊密な協力関係の樹立を期待している」と祝福した。更に英紙(インデペンデント)は「中国の圧力と北朝鮮のミサイルの脅威にさらされた日本国民が“より強く、自己主張する日本”を掲げる自民党を支持した」と分析している。フランス(AFP通信)は「福島第一原発事故にもかかわらず国民は(安全が確認される限りの)原発継続の現実派政党を選んだ」と報じた。電力の75%を原発で賄っているフランスは、オランド大統領の公約によって原発政策の転換を迫られている。つまり現在稼動の58基の原子炉を寿命ごとに廃炉にして2025年までに24基に減らし原発依存率を50%以下に引き下げる、というものだ。自民党の原発政策がオランド公約に近いせいか、かなり好意的な論評のように思える。

中国・韓国を除いて(自民党復権に対する)海外の目は比較的歓迎ムードだが、果たして国内はどうか。先頃、読売新聞が行なった世論調査では、自民党の政権復帰は「好ましい」が58%で「好ましくない」の28%を大きく超えた。期待度は54%、“自民圧勝”にしては、この54%は低すぎる。理由は「民主党政権に失望した」「他の政党より少しはまし」が上位を占め、かなり消極的選択であったことと、3年前の(安倍の)無責任な政権放棄が不安な影を落としているからだ。そのことは安倍自身も認めている。

自民党の政権公約『日本を取り戻す』の内訳は、(東北の)早期復興、経済再生、教育再生、外交再生、暮らし再生――どれも重要政策だが翁が特に注目しているのは『外交再生』だ。日米同盟の強化のもと、国益を守る・主張する外交を展開する。首相官邸の司令塔機能を強化するため“国家安全保障会議”を設置。集団的自衛権の行使を可能とし“国家安全保障基本法”を制定。自衛隊の人員、装備、予算を拡充し憲法改正により自衛隊を国防軍と位置づける。“対話と圧力”で拉致問題の完全解決と核・ミサイル問題の早期解決に全力を傾注する――ともあれ『日本を取り戻す』ことは即ち『日本の政治を取り戻す』ことだ。今度こそ国民を裏切るなかれ自民党!自民党が本当に『日本再生』の救世主となれるか、まずは54%の期待で新政権を見守ることにする・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

ガスミュージアム

いつ頃からだろう、オール電化という言葉を聞くようになったのは…家をリフォームする時に一つだけこだわったのはキッチンだけはガスにしたいという事だった。料理に匙加減、味加減、火加減という言葉があるが火加減を見ながら料理をしたかったのと祖母が使っていた鉄釜を今後もずっと使いたかったからだ。

先日、近所に新しくキッチンが使用出来るショールームがあるガス会社がオープンした。最近の日本のキッチン事情にうとくなっている私はどんなガスキッチンがあるか興味があったので立ち寄ってみた。その時応対してくださったOさんといろいろ話をするうちに私のスパイスセミナーにOさんが興味を持ってくださった。それが縁で今回スパイスワークショップをそのショールームでさせていただく事になった。
それで以前から行こうと思っていたガスミュージアムにもこの機会に訪れてみることにした。場所は武蔵小金井駅北口からバスに乗って徒歩3分。駐車場も入場料も無料。ミュージアムの中は食べる所は無いけれど中庭にあるガスライトガーデンに座って赤レンガの博物館を眺めながら持参したランチなども食べられるスペースがある。夕暮れの少し前に訪れればガス灯の暖かい灯が夜の空に浮かび上がりなかなか雰囲気のある場所だ。2時間ぐらいのちょっとしたツアーが出来るので、この近くに立ち寄る機会があれば、お勧めのスポットだ。建物はガス灯館とギャラリーそれにくらし館といって生活の中のガスの歴史120年が見られるようになっている。ギャラリーは2カ月ぐらいの割合で入れ替えているようで私が訪れた時は〜光の浮世絵師〜小林清親展が開催されていた。

くらし館の方は昔のガスの広告と時代の流れにそって移り変わってきた台所が見られる。昔はガスでご飯を炊いたりパンをトーストしたりコーヒーもガスを使用していた頃があったようだ。ディスプレイのコンガリ美味しそうに焼けているパンを見てそのガス調理器が欲しくなってしまった。今でも母は時々、ガス台に付いている焼き物用の場所でパンをトーストする。その方が早いし電気のトースターと変わらないくらいきれいに焼けるから便利だという。それにガスでパンを焼くと外はコンガリ中がフワフワに焼けるのはガスの方がパンの水分が逃げないからだそうだ。ただし傍についていないとすぐに焦げてしまうので張り付いていないとならない。でも美味しいものを食べる為にはそのくらいの努力は惜しまないようにしないとならないと思う。最近は ″吹きこぼれにくい土鍋 ″というのでご飯を炊くのが流行ったらしい。友達は電気釜より断然美味しいという。進化したガス釜は自動で炊け保温まで出来るものもあるらしい。ガスミュージアムの帰り今夜は久しぶりになってしまった祖母の鉄釜でご飯を炊いてみようと思った。
茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

クリスマスシーズンです。この時期になるとカナダのトロントの街が雪で真っ白に覆われた景色を思い出します。トロントには車で1時間くらいのところにいいスキー場があり、家族で毎週行ったこともありました。もう遠い昔のことになってしまいましたが、鮮明に覚えています。
友人からの便りによれば先週トロントに数センチの雪が降ったとのことです。
トロントは私が5年半暮らした街ですのでとても親しみがあります。
今日はトロント出身のジャズシンガー"Emilie Claire Barlow"のクリスマスソング"Winter Wonderland"をご紹介します。
1976年生まれの彼女は、ジャズドラマーのBrian Barlowを父に持ち、幼い頃から音楽に関わっています。とてもさわやかな声の持ち主で、声優としても活躍しています。
このアルバムはクリスマスソングではありますが街で聞こえてくるような歌ではありません。

"Winter Wonderland" Emilie Claire Barlow

01-What Are You Doing New Year`s Eve_
02-Winter Wonderland
03-Sleigh Ride
04-Santa Baby
05-Christmas Time Is Here
06-Baby, It`s Cld Outside (Featuring Marc Jordan)
07-Little Jack Frost
08-I`ve Got My Love To Keep Me Warm
09-Let It Snow!let It Snow!let It Snow!
10-Angels' Lullaby
11-(Everybody`s Waitin` For) The Man With The Bag

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

年末の話題の一つに年末ジャンボ宝くじがあります。今回も夢を買った人がたくさんいたのではないでしょうか?どうせ当たらないからと思って買わない人もいると思います。私もそのひとりです。
そう思っていたAさんから聞いた話です。毎回宝くじを買い続けていた友人が突然結構な額が当たったそうです。これを聞いてAさんはやはり買わないと当たらないと思い買うことにしたそうです。私も買ってみました。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.867

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com