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NO.848             Ryo Onishi              8/11/2012  

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雑貨屋のひとり言

ロンドンオリンピックももう終わりですね。寝不足になった方も多かったのではないでしょうか?日本選手はよく頑張ったと思います。このオリンピックは女性の強さが目立ちましたね。なでしこジャパンの女子サッカー、女子卓球、女子バレーなど、元気のない日本に力を与えてくれました。この勢いで日本を立て直していきたいものです。≪R.O≫

 

お年寄りの投げキッス(その後)

私は前回のこの欄で、「お年寄りの投げキッス」というタイトルの駄文を書きました。これは私が当地(ロサンゼルス)の日刊紙「羅府新報」内の「磁針」というコラム欄に寄稿したものの再掲でした。この「雑貨屋ウイークリー」と「羅府新報・磁針」掲載の私の文章について、双方の読者や友人からE-メールによるコメントがいくつかありました。

「微笑みながら読み終わりました・・・咄嗟の場合においても、さっとユーモアセンスを発揮出来るトンチのきく、年寄りでありたいとおもいます」といった、うれしいコメントはたったの1通で、あとの数通は「いい年をして、投げキッスなどという生臭い表現はお前らしくないゾ」といったコメントばかりで、私が心配していた通りでした。

中には強烈な悪仲間から「投げキッスであろうと、キッスはキッス。おまえは女性にそんないいことされて、ポーとしてハンドル操作を間違えなかったか?!」などと悪態をつく輩まで出現し、さんざんでした。

私はこの文章の中で、交差点で立ち止まっていた相手は「どうみても、かなりお年をめした上品なご婦人」だったし、アメリカ人特有の「気品とユーモアが感じられた」と強調したつもりでしたが、気品とユーモアのかけらもない未熟者の私が書いた文章ではご理解いただけなかったようで、またまた反省です。悪仲間のいう、私の心の片隅にあった本音の部分がみえみえだったのかもしれません。

しかし、私もここで引き下がっては男がすたる(どうすたる?)ので、悪仲間たちに反論させていただくことにします。

そもそも私たち、特に年配層の日本人は「投げキッス」というと、男女間の生々しく、その人の品位をも疑わしくなる行為と理解しがちです。しかし、今どきの若者たちはなんの屈託もなく、人前で明るく陽気に「投げキッス」をします。それは少しも下品にも陰湿にも感じません。AKB48のようなアイドル・タレントなどがファンに対しての親愛を示すパフォーマンスとして普通に用いられ、何の違和感もありません。

また、「投げキッス」の起源について少し調べてみました。その起源には諸説あるものゝ、もともとは古代において神殿や神社など身分の高い人でないと近づけなかった場所に向かって一般民衆が遠くから神への信仰心を伝えるために実行したのが「投げキッス」の方法だったのだともいわれています。この説に従えば、「投げキッス」は宗教的な信仰心から発生した神聖なものであり、その延長として男女の愛情表現にまで発展したものだったといえましょう。

「投げキッス」とは通常、閉じた口元に当てた手を「チュッ」という感じで相手に対して向けるのですが、これにもいろいろな仕草・方法があり、使う手は片手だったり両手だったり、二本指だったり五本指だったりし、時にはウインクと組み合わされることもあります。この辺の組み合わせも周囲に与える品位の印象をビミョウに変えることになるようです。ちなみに、私が「上品なご婦人」からいただいた「投げキッス」は片手5本指でした。私にはたいへん上品で神聖だったのです!!
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


冷房を切って原爆忌を祈る 
   
あれは夢 いえ八月の焼野原

不平言うまい今日は8月15日

銀シャリに感激をした日の記憶

これみんな捨てていいのかゴミ袋

( ニュースやぶにらみ )

 「近いうちに…」
民主、自民の党首交代かな −国会

「同じ金なのに」
フェアプレイ −メダル
泥仕合    −バッジ

「康介さんを手ぶらで帰せない」
いい仲間がいていいな −野田首相


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(241)「森本防衛相よ、領土とは何かを考え直せ」

ロンドンオリンピックでは、総体的に日本選手は翁の予想を上回る活躍を見せてくれた。メダルを獲得した選手もメダルに届かなかった選手も、一生懸命に頑張った。その“一生懸命”が美しい。そして嬉しいことに、どの選手の心にも“日本人の誇り”と“日の丸を背負う責任感”が秘められているように思えた。改めて彼らにお礼を言いたい「たくさんの感動をありがとう!」。

ロンドンオリンピックで日本中が沸いている時、政治はすっかり停滞していた。政治家は(言うまでもなく)国家国民の現在と未来のために、そして領土保全のための責任ある政治を行なわなければならないのだが、彼らは政(まつりごと)の本文を忘れ、国会議論をそっちのけにして政党内、政党間の勢力争い、主導権争い、選挙対策や派閥(多数派)工作、すなわち党利党略、私利私欲の政局に明け暮れた。そこには、オリンピック選手に見られる“一生懸命”も“日本人の誇り”も“日本を背負う責任”もない。

社会保障と税の一体改革は日本の将来を左右する重要案件であり、小沢党(“国民の生活が第一“と称するそうだが、えげつない党利党略・私利私欲によって日本の政治を混乱に陥れた張本人の小沢が臆面もなく”国民の生活が第一“と名乗るは片腹痛い。ゆえに翁、敢えて”小沢党“と呼ぶ)のほか共産党、社民党などの中小野党は「消費増税は民主党の政権公約違反であり、野田内閣は信任出来ない」という理由で衆院に野田内閣不信任決議案を提出した。確かに消費増税は公約違反。だが、消費税ばかりでなく民主党が政権を担って以来、公約違反、公約不履行は数知れず。しかし、考えてもみよ、もともと政権能力の無い民主党を選んだのは誰か。「こんな筈ではなかった」(衆愚の嘆息)。自民党もつい先頃まで、この一体改革法を党利党略の道具に弄ぼうとした。すなわち、谷垣(総裁)のバカの1つ覚え「解散して国民に信を問う」ために「いつ解散総選挙をやるかの確約が一体改革法案賛成の条件」と迫った。次元の低い駆け引きだ、と呆れていたら、10日の参院本会議の前日に党首会談を行ない、野田首相は「解散総選挙は、いずれ近いうちに」という玉虫色で自民(谷垣)、公明(山口)両党首を説得、翌日の参院本会議で“消費税率引き上げを柱とする社会保障・税一体改革関連法案を民主、自民、公明3党などの賛成多数で可決、成立させた。「借金体質の国家財政を健全化するという自民党時代からの長年の懸案の解決に向けて、歴史的な第1歩である」と主要各紙(論説)も評価している。

「民主党政権公約(マニフェスト)に消費税引き上げは記載していなかったことを深くお詫びする」と野田首相がやっと国民に頭を下げた。「私や民主党がいかに叩かれようとも、
自分の政権(首相の座)がどうなろうと、私は国益を優先し、喜んで嫌われ者になる。国民に負担を強いるのだから真摯(しんし)な姿勢で国民の理解を得るべく努力をしたい」とする野田の不退転の決意(政治姿勢)を翁、高く評価する。消費税率引き上げ法の成立によって、現行の5%の税率は2014年4月から8%、15年10月から10%になるが、その間、食料品などの消費税を低くする軽減税率の問題ほか社会保障制度改革を前進させるための議論をもっと詰めなければならない。民主・自民・公明3党は社会保障制度改革国民会議を速やかに発足させ、中長期的制度改革の議論を始めるべきである。3党の共同責任は重い。なお、翁の短略的見解を言うならば、野田内閣を今しばらく見守って行きたい。現下で野田に替わる総理大臣の器は見当たらないし、首相がコロコロ替わるのは国家の恥。

さて、こうして内政が澱んでいた間、ロシア、中国、韓国が、またぞろ“ドロボー猫作戦”を新たに展開しだした。北方領土と尖閣諸島は別の機会に吼えるとして、今号は竹島にスポットを当てる。今更言うまでもないが1905年(明治38年)、日本政府は竹島を島根県隠岐郡隠岐の島町所管とする閣議決定を行なった。爾来、竹島が日本の領土であることは国際的にも認証されたが、サンフランシスコ講和条約発効直前の1952年(昭和27年)1月、当時の韓国大統領・李承晩は一方的に“李承晩ライン”を設定して竹島を不法占拠した。現在も韓国は武装による実効支配を行なっているため日本にとってこの領土問題はいよいよ厄介な事態に追い込まれている。武力をもって奪い返すか(これは現実的ではない)国際司法裁判所に解決の付託をするか、にかかっている。

韓国大統領の李明博が竹島に上陸した。翁流で言えば「あのバカ、何を考えているのだ」野田首相は「李大統領の行動はとうてい容認しがたい」と強く反発、玄葉外務大臣も駐日韓国大使を外務省に呼び厳しく抗議、武藤正敏駐韓大使を一時帰国させた。韓国内でも「支持率低下による李明博の苦し紛れの人気取りパフォーマンス」という批判もあるし、米国でも日米韓の同盟にヒビが入りかねない愚行、との政府高官の論評で、少しは救われる。ところが、日本の重要閣僚の一人にノー天気なことを呟いた大臣がいる。こともあろうに翁が大いに期待を寄せていた森本敏防衛相だ。「韓国の内政上の問題だから他国の内政にとやかくコメントするのは控えるべきだ」。竹島上陸が韓国の内政問題?だったらロシア高官の北方領土上陸も内政問題か?おいおい森本クン、君の領土防衛感覚はどうなっているのだ?君はやはり評論家でしかなかったか?そう言えば、君は8月4日、米国ワシントンDC郊外で問題の新型輸送機オスプレイに試乗した際「想像以上に飛行が安定していた。このことを国民に説明する努力をしたい」と述べたそうな。それではまるで米国国防省の営業マンではないか。森本クンよ、君は領土防衛を何と心得る?「領土とは物理的な土地だけを指し示すのではなく、それは国家の自己主張を形にしたもの。領土を守るということは、そこに住む人間の生命・財産・人権・安全を含めて守るということである」(中西輝政京都大学名誉教授の言葉)を肝に銘じ、身を挺して国家国民のための防衛問題に取り組んでもらいたい。翁、(少しだけ知り合いだし、防衛・外交の論客として尊敬していたから)森本敏に今一度、チャンスを与えたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

米国での日本食

私が良く行くマーケットの一つにトレーダージョーズマーケットがある。行くといつも新しい食品や珈琲のサンプルが試せる。お客さんはそこで珈琲を飲みながらサンプルを摘みながら買い物をしていく。 私などはためらう事なく、いつもそのマーケットに行くと試食や試飲を積極的にしている。
食べて美味しければ消費者は必ず買っていくし、自分の好みに合わなければ買い損をする事を
避けられるのでいい。

こちらアメリカの食品は日本の食品と違って美味しくないどころか、よくこんなまずいものを作って
売っているな〜と感心するようなものがある。レストランもそうだ。

このトレーダージョーズは品物の回転がいいし、いつも新しい商品が棚に並んでいるし人気のない商品は消えていくし良く売れる商品は継続して生き残っていく。だから何度店に足を運んでも飽きないし店も活気があっていい。

昔はワインやチーズやおつまみになるようなものやスナック菓子などが多かったような気がするが、この数年オリエンタル風食品が急に目につくようになった。日本食の知名度も上がってきたと思う。

そこの冷凍食品売り場で日本の焼きおにぎりを見た時は本当にこれがアメリカ人に受け入れられるのだろうかと思った。
そのうち、ギョーザと書かれたパッケージの冷凍食品やわさび味の海苔や味噌スープ、フライドライス(チャーハン)まで売られるようになった。
日本のお弁当というのも一部こちらで流行ったようで、弁当ボックスと書かれ冷凍食品の中に並べられていた。日本の行楽弁当や花見弁当のような感じで少しずついろいろなものが入っている。ただしお野菜とご飯のみで肉や魚がない。ベジタリアンも増えているこの頃、こういった日本食はヘルシーだと受け入れられているのだろう。
少し前にアメリカ人の友人の子供が日本人の友達が持ってくる、アニメの模様が描いてあるお弁当箱が欲しいけれど、どこで買えるのかと聞かれた事がある。

ランチはサンドイッチの文化であればペイパーバックでO.K.なのでお弁当箱なんて必要ない。
でも、それが新鮮にかっこよくそのアメリカ人の子供には映ったのだろう。

以前日本のスパイスカフェに入った時、隣の部屋で写真展をやっていたが365日お弁当の写真を撮り続けたのを展示していた。ご飯と合うおかずというのは限りなくあるものなのだな〜と思った。
サンドイッチの場合だったらどうだろう…すぐにネタが尽きてしまうような気がする。

最近、そのトレーダージョーズでフライドライス(5目ご飯)を試食してみた。中には枝豆と人参と油揚げとひじきまでが入っている。昔アメリカにホームステイで来た頃、近所の子供にひじき入りの
五目御飯を油揚げに詰めてお稲荷さん風に作ってあげたら ″虫が入っている〜! ″と気味悪がられてがっかりした事を覚えている。海苔だって黒い紙みたいなものをパクパク食べているのを怪訝な顔で見られた事があった。その頃から比べたらヒジキという言葉がそのまま受け入れられるようになってきたのも栄養学が進んで改めて日本食が体にいいのだという事がわかってきたのだと思う。昔はワカメも海苔もヒジキも皆シーベジタブルと呼ばれていた。味噌だってソイビーンズペーストでなく、ちゃんとこの頃はミソという言葉をアメリカ人の人も使うようになってきた。

ただ、この五目御飯はそれなりに美味しかったのだが日本人の私にとっては少し甘かった。アメリカ人の嗜好に合わせてわざと甘くしたのかもしれない。

味覚は子供の頃3歳までに食べたものが一生続くとは聞いた事があるが最近では味覚も学習で食べているうちに脳みそが学習していくという事を力説している人もいる。

もう、だいぶ前の事になるが私がホームステイでアメリカに来た頃、サンタモニカ付近の近くだったか
懐石料理の店がオープンしたと聞いた。一度も行く機会がないうちに店はクローズしてしまったらしいが、その頃はまだ天ぷらや寿司、照り焼きチキン程度しか知名度が無かったのだと思う。

そのうちアメリカンジャパニーズフードでなく、もっと純粋な日本食に近い味でも受け入れられる時がくればいいなと思う…

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

久しぶりにMiles Davisを聴いてみようと思いました。
1955年に録音されたアルバムです。テナーサックスにジョンコルトレーン、ピアノがレッドガーランド、ベースはポールチェンバー、ドラムがフィリージョージョンズという蒼々たる顔ぶれです。
マイルスデイビスの個性的なアルバムとはちょっと違ったものになっていますが、それはそれで聴きやすいと思います。

"The New Miles Davis Quintet" Miles Davis

01-Just Squeeze Me
02-There Is No Greater Love
03-How Am I To Know_
04-S'posin'
05-The Theme
06-Stablemates


Miles Davis (tp)
John Coltrane (ts)
Red Garland (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

久しぶりにお墓参りに行きました。電車とバスで行こうかと思ったのですが、暑い時期なのでレンタカーを借りて行くことにしました。相変わらず国道2号線は混んでいて距離の割に時間がかかりました。レンタカーに装着されているナビにはブルートゥースがついていてスマホに入れてある音楽を聴くことができました。これはとても便利だと思いました。

iPadとAndoroidスマホ
スマホのバッテリーはiPadに比べると小さい分、持ちが悪いです。節電方法の裏技があるようなので研究してみようと思います。


雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.848

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com