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NO.836             Ryo Onishi              5/20/2012  

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雑貨屋のひとり言

ギリシャの再選挙が決まり、ユーロ圏の債務危機問題が深刻さを増してきています。全世界で株価が暴落し、行き場を失った投資マネーが日本の国債に流れ、せっかく円安で一息ついていた日本がまた円高で苦しめられることになりました。ギリシャはとんでもない国だと言われていますが(私もそう思いますが)、日本も他人事ではなく1000兆円もの借金を抱えているので危機的状況に陥っています。政府による国債の乱発、そして抜本的な国の問題を政治権力闘争と解散の繰り返しで、先送りしてきたツケが回ってきたのだと思います。国民も企業もなんでもかでも国任せで甘えてきたこともこういう結果を招いたのだと思います。消費税、社会保障、原発再稼働などの重要課題が山積していますが、日本国民が政治屋のことを信用できなくなっている現状は本当に危機的状況だと思います。≪R.O≫

 

ジャカランダの写真

ジャカランダは当地ロサンゼルスとその周辺に庭や街路樹として多く見られる花木です。この花は27年前(1985年6月はじめ)、私達夫婦がはじめてアメリカへ赴任した時、ロサンゼルス市と郊外の到るところに街路樹として植えられ咲いていました。うすい紫色の花は見事で印象的でした。

和名を「キリモドキ(桐擬き)」とよばれ、ハワイでは「ハワイ桜」とか「紫桜」とよばれているという、この木は『世界三大花木』のひとつにも数えられています。『世界三大花木』という呼称がどれほど権威のあるものか、私には定かではありませんが、因みに残りの二花木は、カエンボク(火焔木)とホウオウボク(鳳凰木)とのことで、この二花木とも私がかつて企業の駐在員として8年間暮らしたシンガポールでは各所に見られ、私には馴染み深い花木でした。

以前、当欄および私の「観光スポット」欄でご紹介しましたが、現在のわが家の前にもジャカランダの木が街路樹として植えられています。今年も5月下旬にはいり、咲きそろい、うす紫の花で埋め尽くされています。ジャカランダは桜とくらべ、花の寿命が長く、5月から6月にかけてひと月近く咲き続きます。

ジャカランダの木と花の写真は私の「あまり知られていない観光スポット、#182」をご参照ください。
http://www.zakkayanews.com/laspot/laspot182.htm

ところで、今年のはじめ、私は見ず知らずの日本の女性から1通のE-メールを受信しました。次のようなメールでした。

こんにちわ。わたくしは『あまり知られていないLA観光スポット(182)、ロサンゼルスはジャカランダが満開です』を見せていただいた者です。

わたくしどももロサンゼルスに赴任しておりました。ジャカランダは思い出深い花です。

ロサンゼルスでフラワーアレンジメントを習い、それがきっかけで現在お花の仕事をしております。
自分の教室の名前をジャカランダにしたいと思い花の写真を探しておりましたところインターネットで拝見いたしました。

今、ホームページを挑戦しており、そこにジャカランダの花の写真を載せたいと思っております。そこで、ぜひ拝見した2枚の写真を使わせていただきたいのですが使用許可願えますでしょうか?突然で申し訳ありませんが、ご返事いただけましたら幸いでございます。

私は、早速了承する旨返事をしましたら、先日この人から、私のジャカランダの写真を使ったホームページが出来上がった旨の連絡メールがはいりました。このホームページのURL は次のとおりです。
http://w01.tp1.jp/~a482588292/

この方もホームページつくりのため、パソコン教室に通い、半年がかりで完成させたようです。お花の教室にふさわしい気品に満ちたできばえのホームページと思いました。
私が提供した2枚の写真は「ホーム」と「ご挨拶」のページにそれぞれ使われていました。私がロサンゼルスで撮影した写真が日本で効果的に使われていることはうれしい限りです。        
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

さくらの独り 言 「」

今週はお休みです。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


名幹事などと雑用背負わされ

無駄骨が増えて鞄が重くなる

ご苦労と骨折り損が言われてる

職歴は一つ苦笑の座り胼胝

ベテランと言われ野心が枯れている

( ニュースやぶにらみ )

「本土復帰40年」
不惑≠ヘ鳩山さんだけだ −沖縄県民

「21日、22日のために」
テルテル坊主を吊るした −気象庁

「記念ソング」
♪ 上を向いて歩こう −スカイツリー


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(231)「余計なお世話」
 

人間とは厄介な生き物で、自分が今、置かれている立場や状況(または気分)で、人様の親切なアドバイスを“余計なお世話“と誤解して不愉快になったり、自分の物指しだけで(良かれ、と思って)人様に親切をした(言った)つもりが、とんだ”余計なお世話“の押し売りだったり、とまあ、いろんなことがあるものだ。長く生きている翁も、これまでにどれだけ”余計なお世話“(と思えること)をしたり受けたりしたものか。しかし、顧みると、(身の丈にそぐわない)自分の思い上がりで“余計なお世話”を生み出したケースが多かったように思う。人様に対して”余計なお世話“に類する言動だったと、あとになって気付いた時の恥ずかしさ、また己れの器の小ささが故に、人様からの本当の親切を”余計なお世話”としか受け止められなかったことの申し訳なさなど“その時“の己れの未熟さを思い知らされ、赤面することしばしば・・・なのに、いい年齢(とし)をして(時折だが)いまだ“余計なお世話”をすることがある。さすが、人様に迷惑をかけるような大事はないが、“その時”の自己満足に浸る自分に嫌悪感を覚える。今号に“余計なお世話”を取り上げたのは、そんな自分への戒めを込めて、のことである。

“余計なお世話”には(翁の経験から)大別して<上から目線型>、<自己顕示欲型>、<生来のお節介やき>、<純粋な愛情型>の4つのタイプがあるように思う。本来<純粋な愛情型>によるお世話は“余計なお世話”とは言い難いが、器の小さい人間は、せっかく人様から“純粋な愛情に基づくアドバイス”(親切な助言)を頂戴しても、ちょっと耳の痛いことを言われると、相手の真意を理解することが出来ず“余計なお世話”だと拒絶反応を示すことがある。そして、その後の人間関係にヒビを入れてしまうことも起こり得る。もったいない話だ。ただ “そのお世話”が客観的にみて、本当に<純粋な愛情型>に基づくものであるかどうかの区別は難しいが・・・

翁は生来、気位が高いことに加え、若い時から“社長”とか “先生”とか “プロデューサー”とか呼ばれる仕事が長かったので、いつの間にか<上から目線型>のクセがついてしまったように思う。勿論、威張りと謙虚は(自分なりに)使い分けてきたつもりだが・・・今思い返せば“怖いもの知らず”で中身の薄い“メッキ人間”だったような気がして甚だ恥ずかしい。ただ(遅ればせながら)還暦を過ぎた頃から、やっと“人様の心情・立場(事情)”に気持ちを寄せることが出来るようになった(と自負している)。また人様からの親切に対して素直に“感謝の念”をもてるようになった。「ありがとう!」の響きが、自分自身の気持ちを穏やかにし、その心地よさが次なる“感謝“を呼ぶのである。

“謙虚と威張りを使い分ける”とは言え、この年齢(とし)になっては(基本的には)長年の<上から目線型>を変身させることは難しい、と言うか、もう手遅れ。現にこの『龍翁余話』が“上から目線型エッセイ“であり(そのことを自覚していながら)そのスタンスを変えようとはしない。またゴルフ仲間や古い友人たちから“我がまま殿様”と表口・陰口をたたかれているが“それが龍翁のスタイルだから“と(皆がしぶしぶ)認めてくれている(と思う)ので”上から目線型“はいっこうに改まらない。ただ、そんな翁と付き合ってくれる『余話』の読者や友人たちの寛大さに感謝する気持ちだけは失わないでいる。

“余計なお世話”という話で真っ先に思い出すのが、翁たちのかつてのゴルフ仲間・N君(故人)のこと。実に気のいい男だったが<自己顕示欲型>と<生来のお節介やき>をいっしょくたにしたような男で、いつも翁たちゴルフ仲間をハラハラさせた。たとえば、ゴルフ場で、プレー開始前の準備運動で素振りをしている他のグループのプレーヤー(特に女性や若者)の傍へ行って「肩が回っていないよ」とか「テイクバックはこのようにするんだ」と実演して見せたり・・・N君のゴルフ・ファッションは、いつも赤いズボンに黄、ピンク、ブルーなどの色物のシャツ、つまり、どこからでも目立つド派手な衣装が特長で、ゴルフの腕前もマアマアだったから“余計なお世話”を受けたプレーヤーたちの中には、最初のうちはN君のことを“かなりの上級者かレッスンプロ”と勘違いしていたようだ。しかし、その後、“赤ズボンの教え魔”であることを知ると、彼らはN君から(そっと)遠ざかるようになった。(故人を、こんなところでマナ板に乗せる失礼は充分に承知しているが、親友との懐かしい思い出話、とご理解いただきたい)。

とまれ、翁、他人のことを言えた義理ではない。冒頭に「いい年齢(とし)をして、いまだ“余計なお世話”をする・・・」と書いたが、ある日、我が家からJR五反田駅まで(往復約40分)の散歩をした時のこと、途中の交差点で若い婦人警官が1人で交通整理をしていた。信号待ちしていた翁と目が合ったので翁、思わず「ご苦労さん」と声をかけた。婦人警官もニッコリ笑って「ありがとうございます」と、そこまではよかった。翁、よせばいいのに「排気ガスにやられるからマスクをしたら?」と言ったら「ご親切にありがとうございます。ですが、マスクをしたら(交通整理の)笛が吹けませんから」・・・翁、思わずフキ出した。それもそうだ、笛が吹けなければ交通整理は務まらない。翁(テレ笑いしながら)「余計なことを言って、ごめんね」婦人警官は優しい笑みを返してくれたが、本当に“余計なお節介”をやいたものだと、今思い出しても苦笑いが止まらない。先日、銀座の喫茶店で親友のJさんにこの話をしたら笑い転げた。

翁は“上から目線型”であっても、生来“お節介やき”ではないと思っていたのに、ついつい“笑い話”を生んでしまう。そこで反省――先輩ぶっての不必要な干渉、でしゃばり、先走りなどを慎むこと(人生、味気なくなってしまうかもしれないが)。その代わり、人様からの“お世話”は全て“愛情型の親切”と受け止め、感謝すること。何故なら、そのほうが、心の安楽が保てるから・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

ジャイヒンド

″インド5つ星レストランシェフの味 ジャイヒンド ″普段は見上げる事もないのだが北口駅前の雑居ビルの2階にあるその看板がふと目にとまった。
いつ頃からその店があるのか、何度もその前を通っていたのに全く目に入らなかった。今日はどこか新しいお店でランチを食べたいと探していた時にそのインド料理の店を見つけた。

ランチもお手頃価格だったので入ってみた。店内はテーブルが6つほどのこじんまりとしたお店でインド人2人がそこで働いていた。何となくここは美味しいかもしれないと彼らを見てそう思った。ランチのセットメニューは4種類。その中からまずは2種類のカレーが選べられるセットを選んだ。日替わりで毎日3種類のカレーが作られるが、かなりの種類があるらしい。

そしてランチを待っている間、店内をぐるりと見回してみたら壁に″TVカレー対決で優勝、美味しんぼ表紙作成、チューボーですよ、裸の少年他多数TV出演″と書いてあった。私はあまり日本のTVを見ていないので、そのどれも見たことがなかった。でもきっとマスコミに取り上げられるくらいなので味は大丈夫だろうと思った。時々、激辛だったりスパイス臭が効きすぎたりする店があるので最初に入る店はちょっとした勇気がいる。

ジャイヒンドの店はこの笹塚店以外に秋葉原そして銀座にも店があると言う。
3店舗も店を構えているので、きっと其々にお客さんがついて安定しているのだろうと思った。
注文すると店内を観察する時間もないほどすぐにアツアツ焼きたての大きなナンがお皿からはみ出るような感じで運ばれてきた。私はあのモチモチ感のあるナンが大好きでナンを焼く事が出来る石釜が欲しいと思うくらいだ。

それにサフランライスと付け合せのサラダそして2種類のカレーとヨーグルト風味のデザートが出てきた。女性一人ではちょっと量が多いかもしれないボリュームだ。私が頼んだのはチキンラジゼ、こちらはカシューナッツが入っていてそのナッツのこくとトマトの酸味がマッチしたマイルドなカレー味で美味しかった。キーマと茄子のカレーは茄子の甘味ととろみと後から香るスパイスのバランスがいい味わいのあるカレーだった。其々のカレーの味が違った味で一度に2回楽しめるというのがいい。
全体的にマイルドな食べやすいカレーなのでお年寄りから子供まで家族皆が楽しめる味だと思った。
食べながら棚に並べられているスパイスボトルを眺めていたらコリアンダーシードとフェンネルシードのボトルのラベルが逆に付けられているのを発見した。
念の為、ボトルのキャップを開けて匂いを嗅いで確かめてみた。そしてお店の人にその事を告げてみた。お店の人は、すぐにスパイスボトルの中身を確認して入れ替えてくれた。″言ってくれてありがとう ″と2人が気持ちよく挨拶してくれた。そして、これはお店からですとチャイティーを快くサービスしてくれた。スパイスを勉強したお陰で少しは役にたったかなと嬉しく思った。

それにしても、この数年日本に頻繁に帰るようになって気がついたのはインド料理のお店が増えたこと。ラーメン屋さんが多いのにも驚くがインド料理のお店もあちこち目につく。世界で一番カレー好きなのが日本人なのかもしれない。マーケットやデバートの食品売り場に行くとそのカレーの種類の多さに圧倒される。日本で育った日本独自のカレーの味も充分世界で勝負出来る味だと思う。以前LAでインド料理の先生にどの種類のカレーが好きか聞いたら日本のカレーライスと即答したのでびっくりした。時々LAにある日本食カレーの店にも足を運ぶと言っていた。
日本のカレーは未だに進化し続ける。日本滞在中にまた美味しいカレーのお店が発見出来たらト思っている。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

今日も先週に引き続きリストのSから選ぶことにしました。先週のSimone Kopmaierはオーストリア出身でしたが、今週はデンマークの歌姫です。しっとりとした歌声で落ち着いて聴ける素晴らしいアルバムです。

"Don't Be So Blue"  Sinne Eeg
01-Don't Be So Blue
02-Highway One
03-The Writing On The Wall
04-Last Ride
05-Goodbye
06-Down On West Fuxing Lu
07-The Sound Of Music
08-The Streets Of Berlin
09-My Favorite Things
10-Time To Go
11-It Might As Well Be Spring (Bonus Track)

 
ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

 

編集後記

とてもさわやかで気持ちのいい週末でした。特に金曜日は最高でした。サラっとしていて爽やかな風で幸せな気分になりました。明日は、いよいよ173年ぶりの金環日食の日です。ワクワクしますね。日食メガネの準備はお済でしょうか?でも今夕の天気を観ていると明日の天気はちょっと微妙な感じがします。明日の朝を楽しみにしたいと思います。

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今週はありません。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.836

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com