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NO.832             Ryo Onishi              4/22/2012  

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雑貨屋のひとり言

4月20日(金曜日)第13回の関西加州会が大阪市中央区道修町にある「味の花菱」で開催されました.。私が帰国してすぐにこの会のお誘いがあり、参加させていただいてからもう13年になりました。いつもの見慣れた顔と多くの初参加者で、会は大盛況でした。LA関西クラブ研修生の若い二人のお陰で、平均年齢もちょっと若くなりました。参加者全員の制限時間なしのスピーチで本当に楽しい時間を過ごすことができました。幹事としてお世話いただいている田渕さんに感謝を申し上げます。残念なニュースは"味の花菱"が今年の11月で閉店するとご主人の野口さんから発表されたことでした。開催場所が変わっても野口さん夫妻には関西加州会に参加していただくことになります。≪R.O≫

 

全米幸福度調査

先月見たインターネット・ニュースによると、アメリカの調査会社であるギャロップ社の調べで、全米でもっとも幸福度が高い州は3年連続でハワイであることが明らかになりました。この調査は毎年1月から12月までの1年間、35万人の全米成人を対象に電話インタビューを行い、「生活環境」、「精神的な健康度」、「仕事環境と満足度」、「身体的な健康度」、「健康的なライフスタイル」、「健康的な生活のためのアクセス」の6分野について調査を行うのだそうです。その結果、ハワイ州は特に精神的な健康度と健康的なライフスタイルの分野で高いスコアを示し、全米トップとなりました。

たとえば、「昨日笑ったか」の質問に対しては、ほとんどの人が「たくさん笑った」と答えたとのこと。また心配事やストレスなどを抱えている人が少なく、うつと診断される人も少ないことが分かったそうです。

 また、健康面に関しても、ハワイでは健康的な食生活と適度な運動を実践している人が多く、喫煙率も低かったようです。その結果、ハワイ州が幸福度100点中トップの70.2点となりました。

 ハワイ州の次に幸福度が高かったのはノースダコタ州(70.0点)、3位:ミネソタ州(69.2点)、4位:ユタ州とアラスカ州(69.0点)、6位:コロラド州とカンザス州(68.4点)、8位:ネブラスカ州(68.3点)、9位:ニューハンプシャー州(68.2点)、10位:モンタナ州(68.0点)と続き、私の住んでいるカリフォルニア州は67.3点で14位でした。幸福度がもっとも低かったのはウエストバージニア州で62.3点でした。

 日本人にとって楽園ともいわれ、日本人カップルの新婚旅行やタレント、芸能人の海外別荘地の代表格であるハワイにギャロップ調査がお墨付きを与えた結果となったようです。

もっとも、広大なアメリカ合衆国を、州ごとにまとめ比較することがどれほど意味あるのか疑問に感じます。たとえばカリフォルニア州といっても、面積は日本全土より広く、大都市から荒野の町までその生活地域は多様です。ただ、今回の調査結果の全米全体の点数が前年に比して低下(66.8点から66.2点へ)しているそうで、これは注目すべきであり、今後しかるべき分析の必要がありそうです。

 ところで、全米も結構ですが、もっと身近なわが家の幸福度調査の結果はどうでしょう。今日4月22日は4・22の語呂あわせで「よい夫婦の日」なのだそうです。この種の語呂合わせでこの日のほか、2月2日(夫婦の日)、11月22日(いい夫婦の日)、11月23日も(いい夫妻の日)など複数あるようです。

皮肉にとれば「良くない、悪い夫婦が」多いから、せめて1年のうち数日は「良い関係」にしようという切なる願いがこめられているのかもしれません。(火事が多いから防火の日、犯罪が多発するので防犯の日を設定して注意を喚起していると同じように・・・)

幸か不幸か、わが家の場合は、私の手術後と透析にともなう体調管理のため、食事はもちろん、日々の雑用のほとんど、外出時の運転まで私は妻に頼らざるをえないのが現状です。妻へ感謝々々の毎日で悪い関係になりようがありません。

話のついで(蛇足)ながら、毎月22日は「ショートケーキの日」という記念日なんだそうです。月めくりのカレンダーで22日を見ると、真上(1週間前)に15日(イチゴ)が乗っているので、上にイチゴが乗っているショートケーキを連想させるからなのだそうです。血糖値の高い私には甘いケーキなど考えられないこのごろです。

 蛇足の蛇足ながら、ついでにもうひとつ、毎月22日は「2」を白鳥(スワン=吸わん)に見たて、「22」で「吸わん、吸わん」との語呂合せから「禁煙の日」なんだそうです。これまた、煙草とは無縁な私には意味のない話でした。

 アメリカの州ごとの幸福度比較からはじまり、個人の幸福度、22日の語呂合わせ記念日へと脈略なく書きましたが、要は「幸福とは」に対する定義などなく、「自分は幸福だ!」と思うことができれば幸福だということではないでしょうか。     
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

さくらの独り 言 「」

今週はお休みです。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


頼みごと返事の語尾を濁される

後書きのそこに本音の見え隠れ

正直な舌でお世辞がすぐ出ない

また水を飲んでる正直な嘘だ

お互いにジギルの顔でする握手

( ニュースやぶにらみ )

「問責決議案」
無視すればいい −北朝鮮

「ミサイル打ち上げ」
インドも食料がないらしい −北朝鮮

「尖閣諸島の一部買い取り」
石原は喧嘩も買う気だな −中国


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

句会場(千駄木)周辺散歩 (59)
*菊寿堂 いせ辰
団子坂を下り切り、その先の三崎坂を上りかけた右側に元治元年(1864年)創業の江戸千代紙の菊寿堂伊勢辰の千駄木店があります。本店は同じ道のその先にあります。同店の案内文には「日本の伝統柄や粋な江戸柄の千代紙を中心に手作り和小物や張子人形なども扱います。千代紙には単色刷りから、浮世絵の手法を用いた多色刷りまであり、江戸時代と同手法の美しい多色木版刷りまであります。模様は矢絣、扇、麻の葉などのよく知られた模様から、歌舞伎や歌留多、玩具等を描いたもの等〜」とあり、宣伝するわけではありませんが、手芸に趣味をお持ちの方は一度覗いてみて下さい。海外へのお土産にも人気があるそうです
1880年代に描かれたゴッホの作品『タンギー爺さん』の背景に浮世絵が描かれているのはよく知られていますが、山口県立萩美術館・浦上記念館のホームページにトピックスとしてこんな記事が載っています。「新発見、日本初公開。『タンギー爺さん』の背景に描かれた朝顔の浮世絵はパリで新たに発見されたもので、世界で1枚しか確認されていない。このたび、山口県立萩美術館・浦上記念館が購入。日本に初の里帰り」その朝顔の絵が、いせ辰の千代紙の図柄をナプキンにしたものと確認されたそうです。いせ辰さんすごいです。

龍翁余話

龍翁余話(227)「石原都知事の“尖閣諸島購入発言”に思う」

この1週間、世の中は2つの政治問題がビッグ・トピックスとなった。1つは、先週号の『龍翁余話』(226)「Jアラート作動せず」で翁が吼えた『北ミサイル発射時の政府の不手際』、もう1つは石原東京都知事の爆弾発言『尖閣諸島を東京都が買う』・・・今号の『龍翁余話』は石原都知事の『尖閣諸島買収発言』を取り上げたいが、その前に『北ミサイル発射時の政府の不手際に伴う責任問題』について少し触れておきたい。

どんな“不手際”であったか(先週号で吼えた)“危機管理意識の希薄(無能)を露呈しただけのドタバタ劇“であったことはご承知の通り。野党は一斉に責任問題を追及、参院は20日午前の本会議で、自民、みんな、新党改革の3党が提出した田中防衛相に対する問責決議を賛成多数で可決した。その前に前田国交相も”公職選挙法に抵触する問題“で同じく問責決議が可決されたが(前田問題は)今号のテーマとは内容を異にするので、ここでは省く。田中防衛相については、防衛問題(安全保障政策)の基礎知識に疎く、大臣就任当初から国会答弁の迷走ぶりが政界、マスコミ、国民の嘲笑の的となっていた(海外メディアからも?)。そして決定的なのは先般の北朝鮮弾道ミサイル発射を巡る対応の拙劣さ。これに対して野党は「防衛相としての資質が欠けおり、このような人物が防衛のトップにいることで日本の国益が損なわれる」と厳しく批判した。そもそも田中直紀が防衛大臣に任命されたいきさつは、民主党輿石幹事長の強引な推挙による、とされており、当然、その陰に“小沢”が見え隠れするが、理由はどうあれ、このような防衛のシロウトを防衛大臣に任命した野田首相の見識が疑われてしかるべき。

もう一人“北ミサイル発射時の対応”で不手際が目立ったのが藤村官房長官。第1報を巡る2転3転の修正発言(詳細は省略)で当該自治体や国民を惑わした罪は重く、翁に言わせれば“藤村もまた防衛問題のシロウト、危機管理意識と能力に欠ける官房長官失格者”ということになる。更にまた翁を怒らせたのは――(今号の主題である)『東京都が尖閣諸島を買う』石原発言に対し、藤村は記者会見で「必要なら、そういう(国有化)発想で前に進めることもある」と言った。バカタレ!「必要であれば」とか「前に進めることもある」とは何事だ!君はそれでも日本国の閣僚か?(かの国への気兼ね発言とは思うが)領土問題を他人事(ひとごと)のようにしか言えないこの男もまた“問責”に値する。

さて、その石原都知事の “尖閣諸島購入計画発言”は、政財界、マスコミ、国民の度肝を抜いた。”石原発言“を受けて野田首相は国会で「あらゆることを検討する」と述べ、東京都に代わって国が(尖閣諸島を)保有する可能性に言及した。「東京が尖閣諸島を守る」という石原都知事が、国の領土保全のあり方に重要な一石を投じたと言える。石原都知事にしてみれば、領土問題への関心が薄い民主党政権に意識改革を促す意図もあるのだろう。
ところで、尖閣諸島には5つの島があり大正島が国有地である以外の4つの島(魚釣島、南小島、北小島、九場島)は私有地で、2002年(平成14年)から国(総務省)が賃借契約を結び、年間約2450万円で借りているそうだ。国の領土が何故、個人の所有になったか
(しかも現在の地権者に至るまでに転々とした)経緯はややこしいので割愛するが、いずれにしても尖閣諸島が日本固有の領土であることには間違いない。中国と台湾が領有権を主張し始めたのは、1968年(昭和43年)に尖閣諸島付近海底調査で石油や天然ガスなどの大量地下資源埋蔵の可能性が確認されて以降のことである。余談だが昨年6月12日配信の『龍翁余話』(184)「増長中国を警戒せよ」の文中、翁は“日本の領海侵犯を繰り返す中国はドブ鼠だ”と評した。すると、ある読者から「ドブ鼠の意味は?」との質問があった。翁曰く「美味そうなエサの匂い(地下資源埋蔵の話)を嗅ぎつけたら、なりふり構わず(国際法もマナーもわきまえず)エサを漁りに寄って来て、その場所は俺のものだと言い張る。その様(さま)を“ドブ鼠”と言わずして何と言う」・・・

話を戻そう――石原都知事の“尖閣諸島購入発言”に対し、案の定、中国が反発して来た。
「尖閣買収の話は、国際的に日本のイメージを損なう」だってさ。笑わせるな、国際的なイメージを損なっているのは中国政府よ、(厚顔無恥の)お前さんたちだよ・・・日本国内の新聞(特に地方紙)、国会議員、自治体の首長、市民の間にも“中国の顔色を窺う”弱気な心理が働いて石原発言に消極的な意見、あるいは反対を唱える人もいる。翁、その人たちに言いたい「尖閣諸島は日本固有の領土、日本の領土を日本人がどうしようと他人(他国)にとやかく言われる筋合いのものではない。あくまでも我が国の内政問題だ」

とは言え、中国の“ドブ鼠行動”は鎮まることはあるまい。ならば、この尖閣諸島は個人とか東京都だとかではなく、やはり国が買い上げ、国家として長期的、安定的に維持・保全が出来る体制を整えることが肝要である。更に、魚釣島など主要な島に“日本領土”であることを明確に示す施設の建設、人的支配(本来なら自衛隊を常駐させるべきだ)。そして、性懲りもない中国の挑発行為(領海侵犯)に対処するため日本政府は尖閣周辺海域に大型の巡視船を配備するなど、海上保安庁の監視体制の拡充を図る必要がある。そのためにも与野党は“外国人の不法上陸などの犯罪の取り締まりを認める”海上保安庁改正法案を早期に成立させるべきだ(19日読売新聞社説)。

考えてみれば、北方領土、竹島、尖閣諸島などの領土問題は、対ロシア、韓国、中国との“事なかれ主義外交”(敗戦後の卑屈な弱腰外交)を続けてきた歴代政権・自民党に大きな責任がある。そのことをしっかりと省みて自民党幹部よ、内政・外交難題山積の折、“政権交代”などと次元の低い政局論は止めて、国家国民のための政治姿勢を示して貰いたい。まずは今回の石原都知事の“尖閣を買う“発言を起爆剤として主権国家に相応しい国土防衛対策を講じなければならない、与野党挙げて、だ・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

アースデイ(地球の事を考える日)とヨセミテのムーンボウ(月の虹)回想録

今週4月21日22日はアースデイ。今年も世界各地でそのイベントが活発に行われるようだ。日本もあちこちで今回は特に意味のあるイベントになりそうだ。

今年のアースデイ、私はこの土曜日にトパンガキャニオンという所で行われるアースデイのイベントに行ってみようと思っている。

振り返ってみると数年前に訪れたヨセミテのアースデイの日は思い出深い日になった。まだ残雪のある寒い時期にヨセミテに行くことにした一番の目的は満月の夜ヨセミテの滝にかかる虹(ムーンボウ)を見に行くことだった。

昔はこのムーンボウはいつ出現するかわからなく神秘的な伝説と結びつけられた話がたくさんあったようだが近頃は天文学もコンピューターも発達してかなり正確なムーンボウの現れる日が予測出来るようになった。それでリサーチが得意な友人がその日を割り出し選んでくれた。

今回はまだそのあたりの本格的なキャンプ場が開いてなく私たち4人はテントロッジに泊まることになった。ロッジといっても日本で考える山小屋というものではない。簡易ベッドが大きなテントの中に入っているのを想像してもらえたらわかりやすいかもしれない。下はフロアもマットもない土がむき出しになっている。ベッドには布団も毛布もないので自分の寝袋を持参する。それでもテントの中に小型ヒーターがあり、電気の明かりがありテントロッジのすぐ近くにテーブルもイスも用意されてあり水もある。そして水洗トイレもあるからキャンプとしては贅沢なほうだ。

 

私たちがテントロッジにたどり着いた時は平日だったので、あまり人もいなく静かだった。早速、夜中に訪れる滝のあたりを下見に行った。まだ日も暮れていないのに、すでにいいスポットはフォトグラファーたちが場所を確保するために早々と待機していた。一旦テントロッジに戻り夜の食事の支度とキャンプファイアーの準備をしているとお隣のテントロッジの男の人2人がワインと果物の差し入れをしてくれた。

私たちはキャンプファイアーの火を囲みながら彼ら2人の山の話や祖国イランの話やそこでの生活や文化などなど、いろいろドラマティックな話を語る2人の話しに興味深く耳を傾けた。

イランと言えばスパイスはサフランが有名だ。もうすぐ私が日本にスパイスの試験を受けに行くというと2人のうちの1人が料理に使う為に持参したサフランを気前良く全部くれた。サフランはアヤメ科の多年生草で一つの花のめしべからたった3本しか採れない。しかも手で採取し乾燥させなければならない。乾燥させるとまたいっそうサフランのめしべは小さくなる。だから最も高価なスパイスでスパイスのキングとも言われている所以だ。香りというより色付けとしてパエリアやスープなどの料理に使ったりする。また布地の染物にもその鮮やかな黄色は神聖な色として位の高い人たちに使われてきたようだ。高価なので、その代用にターメリックを料理や染物に使ったりもする。

サフランをくれた人の相棒はこのサフランを使ったサフランライスと料理で翌日私たちをランチにも招待してくれた。2人では食べきれないので是非どうぞと声をかけてくれた。
どんな風にスパイスを使うか私にとっては非常に興味深いランチでまたまた楽しい会話がはずんだ。

ところでムーンボウは静かに神聖に見るものかと思ったら何だかお祭り気分で夜になるにつれ人が増えダンスをしてはしゃいでいる人がいればギターを弾いたり唄ったりしている人もいてそのパフォーマンスを見ているのも面白かった。空を見上げると時々流れ星がスーッと横切る。下界は月の光に照らされ滝にだんだん虹がかかり始めなんともその様子は幻想的だった。

翌日、ヨセミテ公園の観光案内所の広場に行くとそこでアースデイのイベントでブースにはエコに関係したものスナックや飲み物のサンプルが皆に無料で配られていた。そこで私は大豆から作ったソックスやヨセミテ公園の挿絵のあるノートとペンそして日本のお茶のメーカーもブースに出展していたのでその飲み物まで頂いた。またその先にはワインブースもあったので立ち寄ってみたらそのブースのバックにジョンミューアーの写真があった。

ジョンミューアーはハイカーにとって神様のような憧れの人物だ。私が参加しているシエラクラブのハイキンググループも自然や環境保護の目的で彼が創立した。
ヨセミテやカリフォルニア、グランドキャニオンと素晴らしい自然を国立公園として制定させ守ってきたのも彼の功績だ。何しろ彼は登山家でありナチュラリストであり探検家であり、作家であり発明家であり木工も得意で農夫でもあった。
自然保護の重要性を訴えて時の政府のトップであるルーズベルト大統領の心を動かし彼もジョンミューアーに賛同し自然保護に努めた。
ジョンミューアーが残したぶどう園は今も受け継がれてそのぶどう園で出来たワインがたくさんの人に愛され飲まれている。
ワインを味見しながらしみじみジョンミューアーの写真を見ていたら後ろから″そこでワインをついでいる人はジョンミューアーのお孫さんだよ″と知らない人が教えてくれた。
ジョンミューアーはもういないけれど彼の血をひくお孫さんに会えただけでも何だか彼のスピリットに触れたような気がして嬉しくなった。

ブースはまだまだ続く。少し先の公園に行くと今度は地元で採れた旬の野菜やフルーツのサラダがホテルのシェフたちからフリーで振舞われると言う。おまけにデザートは自家製のキャロットケーキまで用意されているというので私はもうハイキングの予定はどこかにすっとんでしまった。何が何でもハイキングよりそちらを優先したいとそこに居座った。テコでも動かなそうな私の固い意志に大らかな友人達はともかくランチを食べてからハイキングをする事に

同意してくれた。そしてシェフたちが準備する様子を眺めながら食事の開始まで待った。その時食べた元気で新鮮なブルーベリーと苺の入ったホウレンソウのサラダが今も忘れられない。ホウレンソウは葉が小さく少し固めでカールしているのでカーリースピナッチと呼ぶ。この時期だけに採れる旬のお野菜だ。歯ごたえがあって美味しい。ドレッシングはあっさりした酸味と甘味のあるドレッシングでお野菜そのものの味を引き立てる味だった。これでエネルギーを充電させたら丸一日歩き続けられるような気分になった。

そしてもう一つラッキーだった事はアンセルアダムスというヨセミテやカリフォルニアの素晴らしい自然の写真を残した人がいるのだが彼が撮った写真と同じ位置から景色を見るハイキングツアー(1時間ほど)に無料で参加出来た事だ。

アースデイとヨセミテのムーンボウが偶然重なって何から何まで至れり尽くせりのもてなしを受けたようで本当にいい思い出深い日になった。
まるで私たちはヨセミテからウェルカムされたに違いないと思えるくらい全てスムーズに事が運んだ。

ハイキング仲間の1人が ″ヨセミテは春や夏や秋もいいけれど冬は冬で静かでいいよ。実は自分は1番この冬の時期にヨセミテを訪れるのが好きなんだ。冬はヨセミテに神が降りてくると言われているけれどそんな感じがする。″と言っていた。

何だかわかるような気がする。いつかチャンスがあれば私もそんな冬の時期にヨセミテを訪れてみたいと思う。そしてジョンミューアーが愛したヨセミテからマウントウィットに続くジョンミューアートレイルを体力のあるうちに歩いてみたいと強く思った。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

アルバムを適当にピックアップしたらEugen CieroのSpring Songが見つかりました。春らしいタイトルなので聴いてみたら、これがなかなかゆったりとしていて良かったので紹介することにしました。ルーマニア人のEugen Cieroはクラシックをジャズ化して演奏することに成功した一人です。Rococo Jazzと呼ばれています。
聴き覚えのあるクラシックが軽快なジャズで流れてきて、心がうきうきします。
"Spring Song" Eugen Ciero Trio
1.Prelude No. 2 from "The Well Tempered Clavier, Book 1" ( J. S. Bach )
2.Caprice No. 24 ( Paganini )
3.Spinning Song In C Op. 67 No. 4 ( Mendelssohn )
4.The Moldeu ( Smetana )
5.Spring Song In A Op. 62 No. 6 ( Mendelssohn )
6.No. 4 In E Minor : Largo From Preludes Op. 28 ( Chopin )
7.Air from Orchestral Suite No. 3 in D, BWV-1068
8.Cicero's Paraphrase in G-Flat

Eugen Cicero (p)
John Clayton (b)
Billy Higgins (ds)
1983年録音
 
ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

 

編集後記

土曜日、久しぶりに引越しの手伝いをしました。昼間は汗ばむくらいの陽気でしたが、雨がいつ降ってくるかが気がかりでした。張り切ってやったので、日曜日の朝が心配でしたが案の定、身体の節々が痛いです。おまけにマスクもつけずに動き回ったので、今朝はくしゃみの連続でした。でも昨夜、みんなで食べた小籠包はとても美味く、昨年行った台湾の味を思い出しました。

iPad
関西加州会の会場に行くときにiPadにはじめからインストールされていたマップを使ってルート案内をしてもらいました。かなり正確でまったく迷わずに着くことができました。昨年使ったときより良くなっていると思うのは気のせいでしょうか?

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.832

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com