weekly

NO.829             Ryo Onishi              4/1/2012  

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

4月になりました。気分はもう春ですが、まだ少し肌寒い日が続いています。昨年の今頃もこんなことを言っていたように思います。
夙川の桜の状況をネットで調べるとまだ"つぼみ"です。近所の公園に行ってみましたが、やはりまだ"つぼみ"でした。今週の後半くらいが桜の咲くタイミングではないかと思います。≪R.O≫

 

春4月

アメリカは一部の州を除き、3月の第2日曜日から夏時間(daylight saving time)がスタートしています。ただでさえ冬季にくらべ日照時間が伸びたところに、夏時間は人為的に時計の針を一時間進めるのですから、日没までの余裕ができ、得した気分となり、夕方から家族で公園にでかけ楽しむ人々の姿を多く見かけます。

私にとって、4月とは「年度の区切り」としてのイメージが第一で、入学、進学、卒業、就職はもちろんのこと、納税申告からプロ野球公式戦開幕などにいたるまで、4月イコール年度始まりという認識です。中でも学校時代の入学式は遠い昔ではありますが、桜の花のもとで入学した思い出は忘れがたいものがあります。

その入学式の一部が「桜の花のもと」から「紅葉色づく候」に変わる動きがあるようです。以前にもこの欄で書きましたが、イギリスの高等教育専門誌による最近の世界の大学ランキングによると、日本の大学はランキング・トップ100の中にわずか2校(東京大学:30位、京都大学:52位)、さらにトップ200まで広げてみても東京工業大学(108位)、大阪大学(119位)、東北大(120位)とアジア圏内ではともかく、世界レベルでは決して高くない、しかも年々順位を下げていることが判明しています。

日本の大学の順位が低迷する原因は、この場合、大学自体の学力レベル、規模、予算額などによる理由もさることながら、『大学の国際性』の評価点が低いことによるところが大といわれます。特に東京大学や京都大学が意外と評価されないのは外国人留学生や研究員の受け入れが不充分であることが評価点に影響しているようです。

日本の大学が国際性の評価点が低く、世界から孤立しがちな原因の一つとしていわれているのは4月入学制度なので、これを多くの欧米の大学にあわせて秋入学にしようというわけです。それによって優秀な外国人留学生や研究員を集め、国際的な大学間競争に打ち勝とうとの狙いであり、国際化の中で生きる日本としてはある意味当然の発想であり、悪いことではないでしょう。

ただ、現時点での大学側の発想は、入試の日程は従来通り春におこない、入学式のみ秋にのばすことで検討されているようです。多数を占める日本人の学生(入学予定者)には秋入学までの半年間をどのように過ごさせるか、国レベルでの対応が必要ではないでしょうか。個人個人でボランティアや海外留学などを体験してもらい、大学で学ぶ目的意識を明確にしてもらうという意図もあるようですが、現実には入学試験を無事通過し、秋の入学式までの半年間を無為に過ごしてしまう若者が大半を占めるようなことになれば国家的損失です。

たとえばアメリカの大学制度では、大学に入学してからがたいへんであり、進学、卒業、修士取得のためにかなりの努力が必要とされます。入学試験を通過しても卒業までたどりつける人は限られています。

日本の大学の学生は、一部の真剣に学ぶものを除き、全般的に入試を通過すればそれほど勉強しなくとも卒業は可能です。大学とは学び、研鑽するところだという認識を徹底する必要が日本の大学には求められます。また同時に日本の若者は大学に進学する意味を充分自覚し、覚悟した上で受験する必要があるのではないでしょうか。そしてはじめて日本の大学全般が世界に通じるレベルにまでアップするのではないでしょうか。
河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

さくらの独り 言 「」

今週はお休みです。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )


キューピットの気まぐれこんな美女に会い

セクハラと言われジョークがうろたえる

ケ―タイの進化不思議が詰め込まれ

クレジットカードに小銭邪魔にされ

オカエリと言ってくれてるペットロボ

( ニュースやぶにらみ )

「連立離脱」
4月1日にすれば 国民新党さんへ、−エイプリルフール

「大臣級」
先生−本を読んできましたか
生徒−ハイ表紙だけ

「鶴龍、大関に」
白鶴時代も夢じゃない −某酒造会社


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(224)「しながわ水族館」

灯台下暗しと言おうか、40年も品川区に住んでいるのに(こんな近場に)こんな場所があったのか、というケースが多々ある。『しながわ水族館』もその1つだ。旬刊(10日ごとに発行)の品川区広報紙『しながわ』(タブロイド)の3月21日号の一面トップに「春の訪れとともに出かけませんか“しながわ水族館”へ」という特集記事が掲載されていた。所在地は勝島の『しながわ区民公園』内とある。翁は、その公園の存在も知らなかった。そう言えば、昨年10月30日に配信の『龍翁余話』(204)「品川花海道から鈴が森刑場跡へ」で大森海岸辺りを歩いていた時、たしか、水族館の看板を見たような記憶がある。早速、カーナビに『しながわ水族館』をインプットして(鈴が森方面へ)出かけた。

五反田(山手通り)から第1京浜国道に出て川崎方面へ走る。鈴が森刑場跡の先を左に曲がって海岸通りへ。首都高速1号羽田線に沿って逆戻りすると間もなく『しながわ水族館』の専用駐車場。係員の指示に従って駐車し、水族館の方向へ歩いていたら『区民の憩いの広場・しながわ区民公園』の立て看板。のどかな昼下がり、優しい陽射しと爽やかな春風に誘われて、ちょっと散歩がしたくなった。“勝島の海”と呼ばれる池に浮かぶ水族館の建物(写真左)を横目に見て歩を進める。日本庭園としてもなかなかのもの。それに、かなり細長いようだ。資料によると、かつてこの場所まであった勝島運河を埋め立てて造られた公園で品川区内でももっとも大きい規模の総合公園だとか。1987年(昭和62年)5月の開園というから、もう直ぐ満25年。園内には『しながわ水族館』のほか、キャンプ場、屋外プール、テニスコート、少年野球場などの施設がある。この公園のテーマは@大規模なレクリエーション広場A緑化促進・自然の回復体験広場B防災機能(災害時の緊急避難所としての機能)強化の3つを柱としている。散策の途中、大人用、子ども用の自転車と行き交う。所々に“自転車無料貸し出し”の看板。場所柄、街場で見かける“暴走自転車”ではなく、父と息子、母と娘が楽しそうに語らいながら、ゆっくりと自転車を漕ぐ姿は実に微笑ましい。それに嬉しかったのは翁に「こんにちは」と挨拶してくれる10歳くらいの男の子がいたことだ。このレクリエーション広場(教育的余暇活動の環境)では、自然の回復体験だけでなく人間性の醸成も期待できるのでは、そんな感慨に浸るひと時であった。

さて、ほどほどの所(橋=写真右)で引き返すことにした。往復約40分、水族館に着いた時は革ジャンを脱ぐほどに汗ばんでいた。春休みが終わる3月末、館内は親子連れで賑わっていた。なるほど、<春季・親子お魚教室>が開かれていた。クイズ形式になっていて“親子で魚博士になろう“という試み。翁も少しだけ子どもたちの後にくっついて学習した。1991年(平成3年)10月に開館した当水族館は5年ごとに記念リニューアルを行ない、<ペンギンランド>、<サメ展示水槽>、<アザラシ館>などを増

設していった。現在、水族館には約10,000点の海の生物がいるそうだ。見所は沢山あるが<女性ダイバーと魚たちのパフォーマンス>(餌付け=写真左)、海底フロアの巨大な<トンネル水槽>(写真中)、それにウヨウヨ(悠然と)泳ぐ<シャーク水槽>(写真右)が混んでいた。翁は観ていないが1995年に公開された映画『ゴジラ&デストロイア』は、この水族館で大規模な撮影を行なったそうだ。 

何と言っても最大の人気は<イルカ&アシカショー>。時間帯によってイルカとアシカのショータイムは異なる。翁が観たのはアシカショー。翁の目にはアシカ、オットセイ、トドの区別はつかないが「アシカとはニホンアシカとカリフォルニアアシカの2種の総称で、ここにいるアシカはカリフォルニアアシカです」とインストラクターのお嬢さんが説明し“演技”に入る。おじぎ、立ち歩き、餌のおねだり(仕草)、拍手の催促など、よくもまあ(芸を)仕込んだものだ。大人も子どもも一緒になって笑ったり拍手したり、どよめいたり・・・気がつけば、童心に戻って無邪気に笑う翁もそこにいた。つくづく平和のありがたさを実感する。この子たちの、この親子の平和と幸せを願う翁ではあるが、北朝鮮のミサイル発射予告が気になる。今日は4月1日、北の脅しが単なる“エイプリル・フール”であればいいのだが、あの国のことだ、そうはいくまい。政府は沖縄本島、石垣島、宮古島などに地上配備型迎撃ミサイルPAC3を、また、艦対空迎撃ミサイルを搭載したイージス駆逐艦を日本海、東シナ海などに配備した。国家国民の安全を脅かす敵に対しては当然の応戦態勢ではあるが、果たして・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

いつも行くPVの図書館から見た景色
ふと気がつくと菜の花の黄色に染まっていた。ああ、またこの季節が来たのだなーと思う。
この菜の花は、こちらでマスタードと言う。ハイキング仲間がこの花も食べられるというので花びらを食べてみたら辛子の味がした。
サンドイッチやサラダにこの黄色い花びらを散らしたら見た目にも綺麗でアクセントにもなるかもしれない。

日本もそろそろ春の山菜が出回る頃でしょうか、、、、先日知り合いのご夫婦の方に天ぷらやさんに連れて行ってもらった。
″ これも天ぷらにして揚げてよ ″ 旦那様がポケットからポンとカウンターに出したのがこのたらの芽!
かすかに香る独特な苦味が口の中に広がって旬のエネルギーを感じた。あまりに美味しかったので写真だけでもお裾分けです。
それにしてもLAでたらの芽がたべられるなんて感激、、、以前パロマ天文台の近くに行った時、わらびがたくさん生えている場所が
その近くにあった。オレンジカウンティのトレイルの川の傍でクレソンも今ぐらいのシーズンには採れるらしい。
そしてパロスバーデスの山でもけっこう探すと食べられる野草やスパイスがたくさんある。
そんなわけで先週は近場のパロスバーデスでスパイスを探しに友達とハイキングに出かけた。

ピンクペパーも今は時期ではなかったのか以前のようにたくさんは実をつけていなかったが、それでも料理に使うぶんぐらいは取れた。


ピンクペパーは胡椒の種類と違って、こしょうぼくの熟した果実だが見かけも大きさも黒胡椒と似ている。
この実は黒胡椒の刺激的な辛味と違って酸味があり、渋味と苦味がある。黒胡椒と同様に肉料理に適しているので彩りに使ってもきれいなので最近は日本でも黒胡椒や緑色の胡椒とミックスして売られている。

その他にセージやフェンネルがあった。フェンネルシードは残念ながら先々週の雨と風で種はだいぶ落ちてしまったのであまり取れなくて残念だったがその下にある葉も香草として使えるのでその部分を採取した。

写真は前回、種が落ちる前に撮ったものだが、この頃が一番フェンネルが香りたつ時だ。
漢字では茴香(ういきょう)と書く。魚の香りを蘇らせるという中国語が由来だそうだが夜ハイキングをしている時でもフェンネルの強い香りが匂っているので見えなくても近くにフェンネルが存在しているのがわかる。

この摂りたてのフェンネルシードを初めて口にした時はその刺激のある甘い香りに感動した。
よくインドのレストランに行くと食後にこのフェンネルシードをお砂糖にまぶしたものが出てくる。
口臭にも消化促進にもいいらしい。この地中海原産のフェンネルシードは日本に江戸時代の頃に伝わり料理というより健胃・去痰薬に使われていたそうだ。
今でも太田胃散や仁丹の成分にフェンネルシードが入っているそうだ。

春が過ぎて初夏になると今度はこのパロスバーデスのトレイルでブラックベリーが熟す頃になる。
きっと探せば、まだまだ食べられる野草もあるのだろうと思う。ただ歩くだけのハイキングと違って自然からのお土産付きのハイキングも楽しいものだ。

茶子 スパイス研究家

 

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

久しぶりに大阪堂山にあるTSUTAYAに行きました。雑貨屋ウィークリー731号で紹介した韓国の女性ボーカリストWoong Sanの新アルバムを見つけました。今回はそれを紹介します。このアルバムTomorrowは明るく希望がいっぱいの未来=明日が日本に訪れることを祈って・・・創られたそうです。

"Tomorrow" Woong San

01. Tomorrow (Woong San)
02. Am I Blue (Harry Akst /Grant Clake)
03. The Boulevard Of Broken Dreams (Al Dubin /Harry Warre)
04. This Masquarade (Leon Russell)
05. Like A River (Woong San)
06. Gee Baby, Ain't I Good To You (Andy Razaf/Don Redman)
07. A Petal (Shin Chung Hyun)
08. Street Life (Joe Sample/Sill Jennings)
09. Black Coffee (Paul Francis Webster/Sonny Burke)
10. Loving You Was Like A Party (Bernard Ighner)
11. Coffee Cup (Kim Chang Wan) 12. You've Got A Friend (Carole King)
 
ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

 

編集後記

テレビで見たAIJの社長の答弁を聴いていると、彼の無責任さ、不誠実さが感じられ、ものすごく腹が立ちます。たくさんの人が苦しい目に遭っているというのに、開き直っているあの態度は許せません。何でこういう太々しい人間が社長として存在していたのか理解に苦しみます。

≪iPadアプリ≫
iPadを愛用してもう2年近くになります。バッテリーの充電は二日に一回くらいの割り合いで行っています。これまで故障もなくこれといった問題もありません。使う度に楽しい、実に完成度の高い商品だと思います。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.829

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com