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賀 正

NO.816               Ryo Onishi              1/1/2012  

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雑貨屋のひとり言

2012年になりました。新年あけましておめでとうございます。
今、世界は大きく変化してきています。でも"CHANGE"の時代には"CHANCE"がありますから、自分から変化してチャンスを見つけたいと思います。雑貨屋はどんなことがあろうとも発行し続けていきますので本年も変わらずご愛読のほどお願いします。≪R.O≫

 

羅府新報、新春読者アンケート

 2012年を迎えました。当地ロサンゼルスで発行されている日系新聞の「羅府新報」編集部から恒例の新年特別号用読者アンケートの設問がE-メールで送られてきました。以下は設問全文と、私が返信した回答です。

謹啓、速いもので、今年も残すところひと月余りとなりましたが、あなた様にはご健勝の日々をお過ごしのこととお喜び申し上げます。

さて、羅府新報ではただいま、来年の新年号に向けて編集制作の作業を進めております。つきましては、本紙恒例の新春読者アンケートに是非ともご協力いただきたいと存じ、メールを送らせていただいております。

アンケートの設問は全部で5つあります。その全部にご回答いただければ幸甚ですが、5つのうちの何問かを選択し、ご回答いただいても結構です。ホリデーシーズンを迎え、ご多忙のところ誠に恐縮ですが、暫しお時間を頂戴いたし、12月9日(金)までにメールにてrafuj@earthlink.netまでご回答をお寄せくださいますようお願い申し上げます。

なお、ご回答には「お名前」とお住まいの「都市名」も忘れずに記入してください。
以上、宜しくお願い申し上げます。                   謹白

『2012年新年号用の読者アンケート設問』
(1)東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故は、原発の抱える問題点を改めて世界中に提起しました。原発依存か脱原発か、いろいろな考えがありますが、あなたのご意見をお聞かせください。

(2)米国をはじめ、世界各国で社会的格差が広がっているといわれます。公正な社会のありようを求めて反格差デモも広がっていますが、こうした事象に対するあなたのお考えは?

(3)環境保全や資源保護の観点から、マーケットなどでのプラスチックバッグ使用が中止される傾向にあります。賛否を含めて、対応策などお教えください。

(4)2012年は大統領選挙の年です。オバマ大統領の再選なるか、それとも共和党の政権奪回なるかどうか、あなたの予想は?
  
(5)自分はやっぱり日本人だなぁー、と感じる時がありますか? あるとしたら、それはどんな時ですか? 

    *********************

私の『アンケート回答』
(1):重大な危険をはらむ原発は無いことが理想だが、エネルギー供給を確保するためには、代替エネルギーが確保されるまで、当面は依存せざるをえないと思う。
しかし、健康や環境へのリスクを勘案すれば、原発への依存度を徐々に少なくすべきであり、一部でいわれている『卒原発』の考え方に賛同したい。そのため、国は法的な規制緩和や財政的な支援を加速すべきだ。

(2):米国だけでなく、世界的に社会格差が拡大しており、反格差デモは当然だと思う。日本は比較的おとなしいが、将来への不安に満ちているはずだ。日本の若者はもっと立ち上がるべきだ。

(3):1960年代ころまでは買い物に行くときは「買い物かご」持参が当たり前だった。最近、ロサンゼルス周辺の海岸や公園に大量のプラスチックバッグがゴミとして散らかっている。マイバッグの発想をもっと普及すべきと思う。

(4):共和党が政権奪回するのではないか。アメリカの経済悪化や弱体化はオバマ大統領(政権)だけの問題ではなく、国の構造的問題だと思う。しかし、今の雇用状況や格差の現実を直視したとき、アメリカ国民は現政権に対する忍耐の限界を超えていると思う。

(5):数ヶ月前、英国の経済誌が、米大統領や独首相らが、財政赤字やユーロ危機に際し、痛みを伴う決断を避け続けていたのを「日本化している」と批判する記事を掲載した。日本のトップ・リーダーの決断力の欠如を突かれ、かえって反発心がわき日本を弁護したくなった。改めて自分が日本人であることを実感した。
 河合 将介( skawai@earthlink.net )

 

さくらの独り 言 「」

今週はお休みです。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

今年こそ今年こそはの年が明け

足腰はまあまあ喜寿の峠越え

辰年にただただ願う昇り竜

十二支の龍に麒麟の不満顔

大阪都構想派手な出囃子で


( ニュースやぶにらみ )

「見晴らし最高」
で今年の見通しは? −スカイツリー

「天皇杯はJ2チーム」
よしっ!  −橋下徹

[♪ どんぐりころころ」
出ていった −どじょう


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

龍翁余話

龍翁余話(211)「一年の計は元旦にあり」  

祈願 2012 各位健康 平安

今年は辰年、動物に当てはめると竜(龍)、翁の干支ではないが、我が名が龍ゆえに、何となく辰年が身近に感じられる。竜(龍)は、十二支では唯一、架空の動物で5番目。
辰の方角は東南東よりやや南寄り、辰の刻は、子(ね)の刻(0時)に始まって2時間刻みの5番目だから午前8時を中心とした午前7時〜9時。迷信深いと笑われるかもしれないが、今年は特にこの時間帯を大切にし、東京にいようが他所にいようが東南東(やや南寄り)の方位を意識したい。

原語由来辞典によると『辰』は『振(ふるう、ととのう)』の意味で、草木が成長し形が整う状態を言う、のだそうだ。『辰』には「戊辰(ぼしん・つちのえたつ)」「庚申(こうしん・かのえたつ)」「壬辰(じんしん・みずのえたつ)」「甲辰(こうしん・きのえねたつ)」「丙辰(へいしん・ひのえたつ)」の5つがあり、それぞれが60年ごとにやって来る。2012年は「壬辰」(次は2072年)。歴史(特に近代史)好きの翁にとって『辰』の文字で思い浮かべるのが144年前の『戊辰戦争』(慶応4年−明治元年−明治2年)だ。王政復古の大号令(1868年)によって江戸幕府崩壊、明治新政府樹立が宣言されたものの旧幕臣(徳川幕府軍)の叛乱が相次いだ。薩摩藩・長州藩を中核とした新政府軍と旧幕府勢力及び奥羽越列藩同盟軍が戦った内戦。鳥羽・伏見の戦いに始まり、函館戦争(五稜郭の戦い)をもって終わるのだが、その間の上野の彰義隊、二本松少年隊、会津白虎隊などの歴史悲話は今も涙で語られる。明治10年(1877年)に熊本・大分・宮崎・鹿児島において西郷隆盛を盟主にして起こった士族反乱、日本最後の内戦となった『西南戦争』もそうだが、何故、日本人同士が殺し合いをしなければならなかったか、“戦争”以外に別の選択肢(知恵)はなかったのか、平和な時代の歴史学者や歴史ファンの翁は、安易に“平和的・人道的解決への道”を探ろうとするが“武力闘争”が当時の当事者の、精一杯の選択であったのだろう、と思うしかない。歴史とはそういうものかも知れない。そして『辰』の本来的意味(草木が成長し形が整う)を重要視すれば、結果的に戊辰戦争によって明治維新が成り、まさに日本が“国家”の形を整えた、という点において(悲しい出来事ではあったが)戊辰戦争の意義を見出すことも出来る。

さて、正月になると、多くの人が『一年の計は元旦にあり』を言葉や文字にするだろう。何事も最初の計画や準備をすることが大切だということだが、この諺は(調べてみると)中国・明代(1368年〜1644年)の万暦年間(1573年〜1620年)の学者・馮應京(ひょう おうきょう)が著した『月令広義』(げつりょうこうぎ=儀式・行事・しきたりなどの解説本)の中に書かれている『一日の計は晨(あした=朝)にあり』、『一年の計は春(元旦)にあり』、『一生の計は勤にあり』、『一家の計は身にあり』の“四計”の1つだ。

しかし、翁が思うに『一日の計は朝にあり』と言うのは、いささか遅い。朝から的確で効率的な行動に入ろうとするなら、前夜(物によってはずっと以前)から計画を立てておかなければならない。『一年の計・・・』だって、元旦になって“さあ、今年は何をしようか、何が出来るだろうか”では出足が鈍る。これも旧臘(きゅうろう=去年の12月)、いや、それよりずっと前から計画(戦略と戦術)を練っておく必要がある。400年以上も前の中国なら、時も人もゆったりと長閑(のどか)に流れていく時代であったかも知れないが、現代社会はそんなスローテンポを許さず、老齢の翁でも、まだまだ“リズミカルな毎日”を、と心がけている(つもり)。

そうは言うものの『一生の計・・・』の“勤”はきつくなった。生来、勤勉ではなかった翁、加齢とともに勤勉とか努力というものがますます遠のいた。計画(目標)の何分の一、何十分の一しか実行できないことが多くなった。何一つ手も付けられない“空目標“も増えた。気力はあっても能力・体力の衰えはいかんともし難い。そこで考えた。己れの能力・体力の今を認識して、初めから無理な計画・目標は立てないこと、立てた計画・目標が達成(実現)出来なくても”明日に期待しよう“と思うことにした。「そんなことなら計画・目標を立てる意味はない」と(几帳面な人に)叱られるかもしれないが、いいのだ、己れの現在レベルを考えて計画・目標を立てること自体が楽しいし、計画・目標が実現出来た時の喜び、出来なかった時の”反省“(自己を見つめる)と”次“への期待、それが楽しみを増幅させる。そういうことの繰り返しを、翁、”リズミカルな毎日“と呼んでいる。

『四計』の中で今の翁が最も大事なこと、と思うのは『一家の計・・・』の“身”である。つまり“我が身を健康に保つこと”である。老域に入って大手術を体験した身だが、まだまだやらなければならないこと、やりたいことがいっぱいの貪欲な翁、この“健康”があっての『一日の計』、『一年の計』、『一生の計』だと思う。

今年やりたいことが幾つかあるものの、正直なところ、まだ具体的な計画は立てられないでいる。震災・津波・原発事故被災地訪問も計画の1つ。気になるのは(翁の計画より)政府の復興支援(実行)計画の進捗状況だ。テレビに映る被災者の、それこそ懸命に生きようと頑張る姿は美しく逞しいが、政府は、微笑みの向こうに隠されている被災者の本当の心情に寄り添っているのだろうか?『国家国民のために政治は何を成すべきや』そこから『国家の一日の計、一年の計、百年の計』が生まれる。「震災復興は野田内閣の最優先課題」が空念仏に終わらないことを祈りたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』

 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

グループ名とアルバム名から日本人のグループだとは思いませんでした。1999年に結成した名古屋出身の4人組ジャズバンドです。海外でも評価が高いようです。
軽快なリズムで洗練された音で、いい雰囲気で聴けるアルバムです。
"Just Four" Native

01-Mirage
02-The Edge Of Daylight
03-Uncolored Frame
04-Just Four
05-Spiral Insight
06-Confession
07-Get Along In My Life

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

 

編集後記

衣服の整理をしました。着もしないのに、ずい分前からたんすの肥やしになっているようなものや、これから先も、着ないだろうと思うものをすべて処分しました。
かなりの量があって驚きました。ずいぶん無駄なことをしていたのだと思いました。お陰ですっきりしました。

iPadアプリ
Team Viewer
3G回線でPCを遠隔操作できるアプリです。
これまでWiFiを使って家の中でPCを遠隔操作するアプリはありましたが、このアプリでどこにいてもそれが可能になります。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.816

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
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