落語と漫才を聴きながら育ったので、立川談志のような個性的な落語家がこの世を去ったのは寂しい限りです。そういえば最近落語を聴いていないで聴いてみようと思います。
１１月まで異常に暖かい気候が続いていましたが、ついに寒くなってきました。いよいよ冬の到来です。電器店ではストーブ売り場がにぎわっています。冬の節電対策なんでしょうね。空気が乾燥しているせいか喉の調子がよくありません。身体を冷やさないように用心したいと思います。≪R.O≫

アメリカ生活“あるある”ランキング（2）

　―――　前号より続く　―――
　当地で発行されているミニコミ誌「ブリッジUSA」に特集された「アメリカ生活“あるある”ランキング」はたいへん興味深い内容でしたので、前号に引き続き内容をご紹介させていただきます。

★ どうしても理解できないアメリカ人の行動ランキング
１位：寒いのに半そで、短パン平気なアメリカ人。
２位：レジでどんなに並んでいても世間話をする店員。
３位：ダイエットコークを飲みながら異常にたくさん食べる。
４位：謝らない。
５位：朝型人間が多い。

　温暖なカリフォルニアでも、やはり冬は寒い日が続きます。そんな真冬でも半そでのT−シャツ１枚で街を歩いている人をよく見かけます。かと思うと、必要以上に防寒スタイルを見かけることもしばしばです。前号で「流行に鈍感」のところでも書きましたが、もともと利己的な発想が強いこちらの人は、他人の迷惑にならなければ自分の好きなようなスタイルをとる、という傾向にあるのではないでしょうか。

　スーパー・マーケットのレジや、レストランの入り口で客が列をつくって順番待ちする光景をよくみます。レジ係りや店員はあわてたり、あせったりする行動をとっているのはごくまれです。客のほうも待たされても文句を言うわけでもなく、のんびりしたものです。よく日本では待たされるのは３分が限度で、それ以上になると、いらいらして切れてしまうといいます。こちらはのんびりしたものです。

ただしこの傾向はアメリカでも西海岸特有といわれ、ニューヨークなどの東海岸では逆のようです。以前、ニューヨークへ行ったとき、赤信号の交差点を当然のように渡っている人を多く見ました。車さえ来なければ信号機が赤であろうが青であろうが関係ないといった光景でした。

よくジョーダンで、アメリカではレストランの評判は味の良し悪しではなく、量の大小によるといわれます。あのレストランは、味はいまいちだ、といわれてもすぐにはつぶれないが、量が少ないよ、といわれたら即つぶれるといわれます。アメリカ人は味音痴の上に大食漢だという、侮蔑的な表現です。必ずしもそうとばかりではありませんが、そういわれてもやむをえない側面もありそうです。前号にも書きましたが、肥満人口の割合が異常に高いことがそれを語っています。

謝らないことについても、確かにそういった側面は目立ちます。よくアメリカ文化解説書には、アメリカでは謝ることは非を全面的に認めることになるので、絶対に謝るなと書かれています。私は必ずしもこの説明は正しくないと思います。たとえば道を歩いているとき、見知らぬ人とつい身体がふれてしまったりすると“Excuse me”とか“Pardon me”必ずといいます。

私はアメリカ人くらい気楽によく謝る人はいないのでは、と思っています。ただし、謝ったために自分が不利な状況になる恐れがあることに関しては徹底的に謝りません。訴訟が日常の社会での自己防衛手段なのでしょう。

　朝型人間の多いことについては、私がまだ駐在員時代にさんざん感じさせられました。会社のミーティングが早朝によく開かれました。ブレックファースト・ミーティングと称していましたが、早朝会議はよしとして、朝食が甘い甘いドーナッツだったりして、これには辟易でした。

　最後に上記ランキングにはありませんが、“どうしても理解できないアメリカ人の行動”として私が常日頃感じていることをひとつ。―――　『自宅の車のガレージに不用品の類をぎっしり詰め込み、スペースがなくなり肝腎の自家用車を外の路上に駐車している家が目立つ』
　河合 将介（ skawai@earthlink.net ）