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NO.783               Ryo Onishi              5/15/2011  

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雑貨屋のひとり言

5月12日、"Billboard Live Osaka"で"Real Blood"の公演を聴きに行きました。
"Real Blood"は小柳トムが阪神淡路大震災が起こった年、1995年に結成し、関西から始動したスペシャル・ソウル・ユニットです。
初めて聴いた彼らの公演ですが、歌もバックのバンドも素晴らしく感動しました。トムさんの人間味あふれるトークが実に良かったです。トークの中で、"歳を取ることは素晴らしいことだ"という話に、私も大いに共感して聴いていました。21時30分からの公演は最後までずーっと盛り上がって、たっぷり楽しませてもらいスッキリしました。
Billboard Live Osakaの存在は以前から知っていたのですが、今回初めて、中に入りました。中は結構大きくて300名は収容できるのではないでしょうか。自宅から30分以内のところにあるので、これからも機会を創っていこうと思いました。≪R.O≫

 

サウスベイ経営セミナー15年を振りかえる(8)

  ――― 前号からの続き ―――
≪私(河合)発言≫
はい、ありがとうございました。えーと、また、もう一人、今回はエアラインが特に関係しておりますので、ユナイテッド・エアラインの山小田さんにお願いいたしたく思います。 

≪山小田一郎氏、United Airlineの発言≫
こんばんは。IBMと同じように、私は報道陣には話すなと指示をうけています。―― ここには報道陣はいないですよね(笑い)

いまいちばん皆さんが知りたいことは、いつ空港が開港してどの便が先に飛ぶのか、明日出張される方もいると思いますが、ユナイテッド航空に関しては、今日こちらに到着する筈だった便は今、バンクーバー(カナダ)に行っているんです。そういった飛行機が126機ほどカナダで足止めされています。

そういう飛行機をまずは目的地に飛ばすことを今晩のうちに行われて、それから明日は西海岸の時間で午前10時から飛び立つことになっています。どれくらいの便が飛び立てるか現時点ではわからないのですが、多分100%ではなく、40%ぐらいになると思われます。国際線を先に飛ばす、その次にホノルル路線、それからシャトル便ですね。それからあとは東海岸のほう、さらにシカゴとかデンバー方面へ飛ばすという予定ですが、それにしても明日はどれだけの便が飛べるかはわかりません。

そのほかはですね、別に私のほうからというより、テレビで見たほうが情報がわかると思いますが、ただ、空港に関しては、明日から非常に厳しい検査があると思います。1時間半、あるいは2時間前に空港に行ったほうが良いのではないかとお勧めいたします。駐車場も多分空港の中では停められないと思いますので、タクシー利用でなく個人でいった場合は空港敷地の外の駐車場(Lot D)に停め、そこからシャトルバスで空港へ行ってもらうという話しです。

チェックインも今まではお客様以外の方も出発ゲイトまで行かれたのですが、これからは絶対に行かれないことになります。ですから見送り、出迎え方法もこれから変ることになります。さらに個人的にお知りになりたいことがありましたら、私にお尋ねください。

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以上のIBMとUnited Airlineの対応のほか、会員から講演会の予定変更のお知らせなどの発言があり、この時の録音テープに収められた言葉の端々から改めて緊急時の生々しい様子が伝わってきます。

このあと、予定した根本先生による「頭の良くなる話」をうかがいました。講演の中で講師から「頭は使えば能力があがる」、「眠りは記憶を定着させる」、「オプティミストは長生きする」など有意義なヒントを語っていただきました。テロの恐怖におびえる生活でなく、オプティミティックに長生きするように頭を使いたいものです。          ――― 以下、次号へ続く ―――

河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言

 今週はお休みです。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

震災に負けずに瓦礫から新芽

バイオなど知らぬタンポポ風が好き

満開もよし葉桜もよし万歩計

一斉にけやき通りが初夏になる

脇道の花にカーナビ気がつかず


( ニュースやぶにらみ )

「15%節電」
次は15%値上げかよ −国民

「メルトダウン」
遂に出たか −ベクレル、シーベルト

「一瞬で何兆円」
自然の力にはかなわねえ −20分で6億円の犯人


河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

龍翁余話

龍翁余話(180)「大相撲5月技量審査場所」   

本場所であれば両国・国技館の前は色とりどりの“力士幟”(四股名入りののぼり)が薫風に吹かれてはためいているはずなのだが、今年の五月場所は本場所にあらず、(『龍翁余話』177号で書いたが)“浅慮愚行の犯人捜し”をした八百長問題特別調査委員会の強引な提言で?「5月技量審査場所」という訳の分からぬ名称での開催だけに、館の前に“がんばれ日本”の幟が数本なびいているだけ、実に寂しい光景だ。しかし、両国駅から国技館までの沿道には大勢のファンが押しかけ拍手したり「○○関、頑張れよ!」と声援を送ったり・・・声をかけられた力士たちは一様に(照れ臭そうに)軽く頭を下げたり、顔をほころばせたりしてファンの声援に応えている。どの力士も、あの陰湿な野球賭博問題や八百長問題の暗い影はなく、清々とした表情だ。こんな情景を見ていると、あの八百長問題(後述するが)もうこの辺で終わりにしようではないかという気になる。「5月技量審査場所」とは、興行色を一切排除し、観客へは無料公開という異例の場所。初日(8日)の会場で放駒理事長は「再発防止に取り組み、生まれ変わった相撲協会を目指す」と宣言した。つまり、八百長問題を受け本場所再開への“みそぎ場所”と位置づけられている。テレビ中継・入場料・天皇賜杯・懸賞金、アルコール類や相撲土産の販売など、全て“ないない尽くし”の5月場所だ。

「土佐ノ海(元関脇、現・立川親方)から14日(7日目)の招待入場券が届いている」とのゴルフ仲間のT君の知らせで、同日午後から同じゴルフ仲間のM君と3人で国技館へ出かけた(もう一人の仲間I君は所用で行けなかった)。立川親方とは3年前、翁たちのメンバーコース(ゴルフ場)での出会いから交友関係が続いている間柄。取組は、午前9時15分から前相撲が始まっている。前相撲とは、序ノ口の取組の前に行なわれる新弟子検査に合格した者や序ノ口から番付外に陥落した者たちの相撲のこと。新弟子合格者は、この前相撲で1番でも多く勝って翌場所の番付で序の口に四股名を付ける資格を得る。いわゆる“出世”である。前相撲のあと序ノ口、序二段、三段目、幕下と続く。勿論、それぞれの取組には若手の行司と5人の審判がつく。幕下相撲の後半からは呼び出しも行なわれる。

午後3時頃、十枚目(十両)土俵入りがあり、関取相撲(十両以上の力士による相撲)が始まる。呼び出しも行司も中堅どころ、5人の審判員も大関経験者が名を連ねる。本日の主審は元大関・増位山の三保ケ関親方。翁たちが席に着いたのはこの時刻だ。席は1階正13側3の“桝席”。天皇・皇后両陛下や皇族方がご覧になる2階のロイヤルボックスの真下辺りで見やすい席だが、土俵から25メートル程離れているので望遠レンズを持たない翁のデジカメで写真を撮るにはちょっと遠い。しかし、せっかくの立川親方のご好意、贅沢は言えない。その立川親方がわざわざ挨拶に来てくれた。断髪式(日程は未定)の前なので、まだチョンマゲのままで背広を着たネクタイ姿だった。『龍翁余話』(177)でも書いたが、彼は“大相撲新生委員会』の委員。いかにも実直で仁義に厚い男、彼のような真っ直ぐな人間が委員に選ばれたのだから”大相撲新生委員会“の活動は大いに期待したい。

さて、十両相撲になると、かつて幕内で活躍した(見覚えのある)ベテラン力士もいる。八百長問題の元凶と言われたクラスだが、本日の彼らの真摯な土俵態度を見る限り、八百長問題はもう遠い昔の話、そう思わせるほどの真剣勝負ぶりに、観戦している翁もつい力が入った。中入りは午後4時頃から。このあたりから客席はだんだんと埋まってくる。国技館の定員は約1万1000人だが、あとで調べたら昨日の6日目までは1日平均6,500人、7日目の今日は7,620人で最多の観客数だったそうだ。幕内力士の土俵入り、横綱の土俵入り(写真左)ともなると場内は俄然、熱気が充満し声援が飛び交って盛り上がりを見せる。 

中入りからの審判部長は横綱経験者や長年の協会役員経験者が努める。最初の主審は貴乃花親方、審判員交代後の主審は中村親方(元関脇・富士櫻)。土俵上は、仕切りの時から異様な緊張感に包まれ、行司軍配がかえると物凄い気合(声)を発し“ゴツン”と音を立てて肉体がぶつかり合う。これはナマでしか味わえないド迫力だ。

それにしても何と外国人力士の多いことか、41人の幕内力士のうち18人が外国人、新入幕で破竹の7連勝(14日の7日目現在)の魁聖もブラジル出身。日本人力士よ、どうした!と渇を入れたいが冷静に考えれば白鵬のように日本人的になろうと努力している外国人力士もいる。本来“純血主義”の翁ではあるが、彼らが日本の伝統的精神(礼節)を重んじ
角界発展の一翼を担ってくれれば、それも良しとすべきか。そのためには相撲界体質改善と、相撲に人生を託そうとする若者たちの純粋な心が失われない人間教育の場が求められよう。本日のような“真剣勝負の土俵”が本物になるなら、もう八百長問題は終止符を打ち、文科省もマスコミも国民もこぞって“大相撲の新生”を温かく見守ろうではないか、と感じた「5月技量審査場所」(7日目)であった・・・と、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

今週ご紹介するのは、1997年にニューヨークでテナーサックスのエリック・アレキサンダーが中心になって結成されたOne For Allの10枚目のアルバムKiller Joeです。ピアノは私が好きなアーティストの一人、David Hazeltineです。
5曲目のHot Sakeは日本びいきのSteve Davesが書いたオリジナルです。
代表的なモダンジャズ、お勧めです。

"Killer Joe"   One For All

1. Killer Joe《 B. Golson 》( 6 : 14 )
2.Island《 E. Alexander 》( 6 : 44 )
3. Night Mist Blues《 A. Jamal 》( 11 : 02 )
4. Mating Call《 T. Dameron 》( 6 : 49 )
5. Hot Sake《 S. Davis 》( 10 : 29 )
6. Say When《 J. J. Johnson 》( 6 : 20 )
7.I Remember Clifford《 B. Golson 》( 7 : 03 )
8. You Know I Care《 D. Pearson 》( 6 : 26 )
Eric Alexander《 tenor sax 》
Jim Rotondi《 trumpet 》
Steve Davis《 trombone 》
David Hazeltine《 piano 》
David Williams《 bass 》
Joe Farnsworth《 drums 》
録音:2005年3月17日 クリントン・スタジオ、 ニューヨーク

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

 

編集後記

日本は世界的に観ても地震大国で地盤が不安定な国なのに、いつの間にか54基の原発を有していました。しかし、これまで誰一人として安全面の問題を疑わなかったというか、将来の問題を知らないまま現在に至っていると思います。福島原発の問題によって日本における原発のあり方や、あまりにも電気に依存しすぎた生活がクローズアップされてきています。真剣にこの問題を考えるときがやってきたようですね。
≪iPad≫
なにがよくなったのかわかりませんがiOSが4.3.3にグレードアップされました。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
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http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.783

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com