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NO.780               Ryo Onishi              4/24/2011  

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雑貨屋のひとり言

日本社会はこれまで電気を大量に消費することに慣れきっていたところがあったと思います。特に大都会では電気がないと生活ができなくなっています。原発事故 で電気の供給量が減り、これまでのように電気が使えなくなるという危機感から急激に節電の機運が高まってきました。お店の照明をこれまでの電球からLEDの電球に代えて消費電力を抑える企業も増えてきているようです。この際、世界中 の無駄な電気の消費を減らして二酸化炭素の排出も減らして行きたいですね。我が家でも節電に努めたいと思います。手始めに電球をLEDに代え ることからはじめようと思います。≪R.O≫

 

サウスベイ経営セミナー15年を振りかえる(5)

――― 前号からの続き ―――
 1997年11月のセミナーは、「おじさん改造講座―― おじさん頑張って!」というテーマでした。講師をつとめてくれた松岡 喜代美氏のユーモアの中に含蓄のある話しぶりに、私たちおじさん族は笑いながらも痛い指摘に反省しきりの約一時間半でした。

女性が認識する「おじさん」とは、一言でいって、いい意味もあれば、悪い意味もある、との話から講演は始まりました。いい意味のおじさんとは、どちらかというと「おじさま」といわれ、一方、悪いほうは「おっさん」タイプであり、別名「おじん」とか、また陰では「じじい」と呼ばれていることもあるのだそうです。

今回の講座には元となる本があって、それは数年前に発行された同名(おじさん改造講座)の本を参考にし、内容の一部がコピーして配布されました。この本は日本の25歳までの若いOLを対象としたアンケートが中心の内容でした。講師の松岡さんはこの資料と同様のアンケートを事前に私たちSBMS会員にも記入させ、比較しながら話を勧めました。例えば、男性との距離感、即ち男性が近づいて来ても許される距離はどのくらいか、という設問に対し、資料とした本によると平均値は46cmとなり、SBMS会員の平均値は53cmとなったのだそうです。

おじさんと話す話題で「好ましい話題」、「好ましくない話題」につついては、「好ましい話題」のトップ10は、1、上司の悪口 2、身近な人の話 3、スポーツの話 4、結婚経験談 5、石原裕次郎、鶴田浩二の話 6、映画の話 7、旅行の話 8、車の話 9、おじさんの昔話 10、不倫、愛人の話。 となっているのだそうです。

5位の「石原裕次郎、鶴田浩二」というのは、いまどきの若い女性はこの名前をはじめて聞く人が多く、ぜんぜん自分たちが知らない世界の話を聞くことに興味を示すということで、また、「結婚経験談」が4位に入っているのは、25歳までの若いOL にとって、これから自分が結婚しようというとき、興味をもつということなのでしょう。

次に、おじさんとはこういう話はしたくないという「好ましくない話題」のトップ10は以下の通りだとのこと。1、仕事の話 2、住んでいるところの話 3、血液型の話etc.

「住んでいるところの話」が嫌な話題の2位になっている理由は、これを聞かれると、職場の皆で飲みにいった帰りに「私の家とは方向が違いますから」といって男性に送ってもらうのを断ることが出来なくなるからだそうです。また、女性が血液型の話をするときは、好きな男性と性格が合うか合わないかという場合であり、好きでもないおじさんに血液型の話をされても「だからなんなの?」ということになるのでしょう。

 統計によると、宴会や社員旅行では女性社員の90%が「おじさん社員はいやらしい」と感じているのだそうです。女性社員がおじさん社員にやめて欲しいことというアンケートでは、「体にさわる」、「だらしない格好や不潔な行動」、「貧乏ゆすり」、「何度も同じ内容の説教の繰り返し」などなど。

「おじさん改造」などというと、どうしても男性陣からの抵抗が予想されますが、講師の松岡さんご自身が講演の冒頭に述べているように、この講演の目的は、ただ、面白おかしくというなかで、ただでさえ理解しにくい女性の世界をのぞき見ることにより、少しでも会社の女性社員を理解し、スムーズに働いてもらうことに役立ててもらおうということでした。さらに、このころも既に騒がれるようになっていたセクハラに対する正しい認識と防止のために役立てようという趣旨も含まれていたのです。

この日のセミナーは当地日系最大の日刊新聞である「羅府新報」まで取材に来ており、翌週の同紙コミュニティ欄のトップに写真付き5段抜きの記事として掲載されました。掲載された写真は講師の松岡さんの隣に私が神妙に聞き入っている様子が写っており、どう見ても私は「おじさん(おじさまorおじん?)代表といったところでした。また、記事では講師の松岡さんを「当セミナー副会長で、また『おじさん評論家』」と紹介していたのが愉快でした。後日談ですが、その直後に日本へ一時帰国した松岡さんがこの新聞記事を北海道のお父さんに見せたところ、「喜代美、お前はアメリカへ行って何をしているのだ?!」といわれたとご本人が笑っていました。

ちなみに松岡さんはこの時はSBMSの副会長、そしてその後セミナー委員長、セミナー委員をつとめ、昨年まで会計として会のために尽くされています。
 ――― 以下、次号へ続く ―――  

河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言

 今週はお休みです。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

多機能のスイッチあくびしたまんま

オブジェとか自己満足を活けている

髪染めてますね 無精をしてますね

還暦の赤着こなして胸の線

赤を着て女 黒着てまたおんな


( ニュースやぶにらみ )

「心残り」
黒い雨が心配です −田中好子

「みずほ銀行頭取引責辞任」
あの程度で? −菅首相

「菅内閣」
これから本震がありそう −連日の揺れ

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

龍翁余話

龍翁余話(177)「八百長問題−浅慮愚行の犯人探し」

大相撲八百長問題は“翁の思い”とは反対に強引に犯人を特定し、彼らの相撲人生(いや、人生そのもの)を奪うことによって決着を見出そうとしている。何という浅慮愚行か!

大相撲八百長問題は、あの3.11東日本大震災、及び東京電力福島原発事故騒ぎによって、まったく(と言っていいほど)鳴りを潜めていた。その間、日本相撲協会は“犯人捜し”を行ない、4月11日までに23人の“犯人”を特定した。そのうち2人は八百長を素直に認めたということで“情状酌量”の2年間の出場停止処分。21人に対して協会は引退勧告を行なった。そのうち19人は(しぶしぶ)勧告に従い引退届けを提出したが、残る2人は“八百長はしていない”を貫き、引退勧告を拒否、したがって解雇処分となった。2人は当然、その処分を不服とし裁判所に地位保全の仮処分命令を申請すると言う。力士ばかりではない、親方・役員の中からも21人の処分対象者が出た。退職勧告1名、職務停止1名を除きほとんどが“監督不行き届きの罪”で降格処分。中には往年の名横綱もいる。こんなことをして何になる!?

“翁の思い”とは――『龍翁余話』(170)「八百長問題は角界全体の責任」(3月6日配信)で翁はこう吼えた。「この八百長問題は100年かかっても全容解明は不可能。何故なら、八百長相撲は江戸時代から綿々(めんめん)と続いている“伝統”であろうと思われるから。金銭が関わる八百長はもってのほか、これは絶対に許されるものではないが崖っ淵の力士に同情して“暗黙の勝ち”を譲る、いわゆる“人情相撲”は、昔から“武士の情け”として一種の美徳とされてきたフシがある。頑固な(厳正な)相撲ファンから叱られるかもしれないが、翁、この“人情相撲”には、さほど目くじらを立てるつもりはない。見た目に分からない真剣味(迫力)のある勝負(人情相撲)なら、逆にそれは人間味溢れるプロとしての高度な技術だと評価したい、とさえ思っている・・・(中略)翁は言いたい「個々の犯人探しは止めなさい。八百長問題は角界全体の責任、今更全容解明は不可能、無意味。中途半端な決着(犯人特定)で“改革へ”などとお茶を濁すようでは、霧は晴れず“疑惑観戦”をいつまでも引きずることになる。この際、協会と全力士は天下に詫びを入れ、公益法人(認可)返上、“国技”の名称もとりあえず返上、従来の協会組織を解体、(旧態の部屋方式を改め)いち早く新しい組織・システム・ルールを創り、未来永劫、世界に誇れる大相撲道(正真正銘の国技)を構築して貰いたい。その具体的な方法(戦略・戦術)を考える相撲界再建委員会の発足が望まれる。更に言う「新弟子検査合格者は中・高・大卒にかかわらず一定期間“相撲学校”に入学させ、技能・知能・教養を身につけさせようではないか」初心初志が大切・・・(後略)

にもかかわらず、八百長問題特別調査委員会は“犯人捜し”に終始した。7人の委員の顔ぶれを見ると、ほとんどが“大相撲野球賭博問題”の時のメンバーで大学教授、元警視総監、弁護士ら。いかにもご立派な肩書きだが、彼らは所詮、相撲を愛する心など持ち合わせていない“雇われ委員”、ただひたすら“日本相撲協会を従来型で存続させたい”という短絡的視点だけで浅慮愚行に走った。もう一度言う「八百長問題は角界全体の責任だ!」。

『大相撲新生委員会』なるものが発足した。外部委員には元文相とスポーツ界から2人の3人、内部委員には元横綱ら力士経験者5人。そのメンバーの中に、つい先頃現役を引退したばかりの元関脇・土佐ノ海(立川親方)がいる。彼については以前『余話』で紹介したことがあるが、いかにも古典派的な力士、実直で仁義に厚い男、彼のような真っ直ぐな人間がメンバーに選ばれたのだから『大相撲新生委員会』の活動には大いに期待したいのだが、今のところ“公傷制度復活案”や“敢闘相撲の奨励”など目先の話し合いしか出来ておらず(前述の)翁が提唱する抜本的改革を図る“相撲界再建委員会”構想にはほど遠い。

八百長相撲の主原因は、十両と幕下の境遇(給与・待遇)格差にある。力士は十両に上がってやっと“関取”と呼ばれ、大銀杏を結って化粧回しを付け、付き人も付いて約104万円の給料が貰える。幕下に落ちるとチャンコ番や部屋の掃除、洗濯などの雑用係り、給料も無い、まさに“天国と地獄”だ。安定給与とプライドを守るために十両力士は(金銭の伴う)八百長に走り易くなる。どんな世界にも階級があり、それに伴う待遇格差はあるが、100万円かゼロかは極端過ぎる。もっと緩やかな仕組みは考えられないものだろうか?

ところで、日本相撲協会は6日に臨時理事会を開き、5月場所の代わりに『技量審査場所』を実施することを決めた。技量審査場所って何だ?放駒理事長は「八百長問題が終了しておらず、再発防止策もまとまっていないから大相撲を人様にお見せするような段階ではない」と言っておきながら“本場所まがい”の技量審査場所を両国国技館で実施するという。時期は5月8日からの15日間で入場は無料、天皇杯や外部表彰、懸賞は辞退、「何でもいいから(どんな形でもいいから)場所を開こうよ」とする八百長問題特別調査委員会のゴリ押しの影がちらつく。

どうせやるなら、今のこの時期、何故『大震災被災者救援チャリティ相撲』と銘打っての場所にしなかったのか?入場料をとってその全額を被災地へ送る、その趣旨なら誰もが拍手して国技館に足を運ぶだろうし、文科省だって文句は言わない。NHKも放送するだろう。何でそのくらいの空気が読めないのだろう?本当は、日本相撲協会が率先して協会員全員を被災地に行かせ、自衛隊員たちと一緒に救援活動を行なうべきだった。横綱白鵬もそう言っている。実現すれば被災者たちがどんなに喜んでくれただろう、そして力士たちが流す汗が“贖罪の一滴”として国民に感銘を与え、八百長問題は“これにて一件落着”となっただろうに(ちょっと甘いかな)・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

ようやく音楽アルバムのデータベースができました。データベースといってもエクセルにアルファベット順にアルバムの中の曲やラベル、そしてちょっとしたデータを整理したものです。雑貨屋で紹介したジャズがすぐにわかるようにしました。
週末の朝は雑貨屋に紹介するアルバムを選び、そのアルバムを聴いて過ごします。
今週の1枚はDuke EllingtonとJohn Coltraneが共演した珍しいアルバムです。
ジャズピアニストのDuke Ellingtonとサックス奏者で有名なJohn Coltraneです。

"Duke Ellington & John Coltrane"

01-In A Sentimental Mood
02-Take The Coltrane
03-Big Nick
04-Stevie
05-My Little Brown Book
06-Angelica
07-The Feeling Of Jazz

John Coltrane (ts,ss)
Duke Ellington (p)
Aaron Bell (b) #1,4,5,7
Jimmy Garrison (b) #2,3,6
Elvin Jones (ds) #1,2,3,6
Sam Woodyard (ds) #4,5,7

ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

先週は久しぶりにTSUTAYAに行きました。ジャズのコーナーに行くと新しいアルバムがありました。この瞬間はいつもワクワクします。
≪iPad≫
近所の薬局のオーナーがiPad2を注文しているのですが、なかなか発売されないので、どうしようかと思案されています。本当ならバカ売れになるはずなのに東北地震の影響がこんなところにも出てきています。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.780

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com