weekly

NO.713                Ryo Onishi              1/10/2010  

 weekly
LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 
雑貨屋のひとり言

あっという間に今年も10日が過ぎました。寒い日が続きますねー。暖冬だと冬物が売れなくて困るでしょうけど、この分だと在庫が掃けていいかもしれません。冬らしい寒さではありますが身体に堪えます。数ヶ月もすればまた暑くなるのですから、日本の季節は面白いものです。風邪を引かないように用心したいと思います。≪R.O≫

2010年大 予 測

 前回のこの欄で一年前の新年に私たちの仲間内で行った『年間大予測』の結果を書きました。今年も年初にあたり、仲間の皆さんと一年後を予測しあうため、次のような『2010年大予測』表を作りました。雑貨屋ウイークリー読者の皆さんもぜひトライしてみてください。
(1)日本円・US$の2010年末の値は?(上下5%以内を正解とする)

(2)日本円・ユーロの2010年末の値は?(上下5%以内を正解とする)

(3)2010年末の東証(日経)平均株価は?(上下5%以内を正解とする)

(4)2010年末のニューヨーク・ダウ平均株価は?(上下5%以内を正解とする)

(5)2010年末(11月)日本の完全失業率は?(上下5%以内を正解とする)

(6)2010年末、NY原油先物相場(WTI)の価格は?(上下5%以内を正解とする)

(7)2010年中に衆議院解散はあるか?(イエス/ ノー)

(8)2010年に実施される日本の参議院選挙で民主党が単独過半数の議席を獲得するか?(イエス/ ノー)

(9)2010年末、日本国首相の名は?

(10)2010年末、オバマ(米)、ブラウン(英)、サルコジ(仏)、メドベージェフ(露)、メンケル(独)、胡錦涛(中)の各氏は全員が現職にとどまっているか?(イエス/ ノー)

(11)2010年末、北朝鮮、金正日氏は総書記としての地位にとどまっているか?(イエス/ ノー)

(12)2010年バンクーバー・オリンピック、日本選手の金メダル獲得数は?(上下3個以内を正解とする)

(13)2010年バンクーバー・オリンピック、日本選手のメダル獲得(金・銀・銅)総数は?(上下3個以内を正解とする)

(14)2010年ワールドサッカー南アフリカ大会の優勝チーム(国名)は?

(15)2010年度、日本のプロ野球セ・リーグ優勝チームは?(ペナントレース勝率による)

(16)2010年度、日本のプロ野球パ・リーグ優勝チームは?(ペナントレース勝率による)

(17) 2010年、シアトル・マリナーズのイチロー選手は10年連続200安打を達成するか?(イエス/ ノー)

(18) 2010年、ゴルフ石川遼選手は2年連続日本国内賞金王になるか?(イエス/ ノー)

  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「」

今週はお休みです。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

高層に腕まくりする鬼瓦

巨大ダム造った自負のヘルメット

アスナロの汗学歴の壁を越え

七坂を越えその先の男坂

ニラメッコ怒った方が負けになる


( ニュースやぶにらみ )

「貴乃花が一門離脱」
寄り切りか勇み足か −軍配

「成長戦略を閣議決定」
眉に唾をつけた ーマニフェスト

「藤井財務相に健康不安」
不況風邪? −国民

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

森田さんから

もう少し石の上
               森田のりえ
 五本の指を見ていると、薬指はいつまでも自立できない子供のような気する。五指のなかで一番動かしにくく、独立して動かしたり立てようとすると頬まで引きつる。ムリにやろうとすれば肩の筋肉がつっぱる。薬指と名付けられた訳をインターネットで検索すると、病気平癒などを祈願する薬師如来が右手の第四指を曲げていることに由来していると載っていた。昔、薬を水で溶かす際や塗るときに指を使ったともある。別名、紅差し指。なんとなく艶っぽい名称ではある。
 薬指にこだわる理由は、こうだ。
多くの兄弟姉妹のなかで育った私は一人行動が苦手だ。八年前にウィドウになったとき「群れる」のだけは止そうと思った。だが現実は、なにかにつけて友人に声をかけている。話し相手がいないと手持ちぶさたなのである。しかし、人付き合いのよろしくない方だから、仲良しさんにいつ愛想をつかされるかもしれない。一人でも楽しめるものはないかと探していて、はっと思いついた。
我が家の居間には主を無くして久しいピアノがある。娘が小学生のころピアノを習わせたが、母親ゆずりの三日坊主だった。二十数年間、調律もせず、埃をかぶっていたピアノが私の古い記憶を呼び覚ました。
先生は誰にするか。
英語の勉強と娯楽、脳トレになれば一石三鳥だと考えた私は、近所のミュージック・スクールで英語を話す先生を頼むと、渡米数年のウクライナ出身の若い女性を紹介された。習いはじめると、酷い訛りのある英語で聞き取れない。だが、生来気弱なタチで断われない。簡単な曲は楽譜さえ読めれば問題はないのだからと、一年間続けた。曲が複雑になってくると、細かい指導が受けられないことに気付き思い切って日本人の先生に変えてもらったのである。それからちょぅど一年目。
次第に難しい曲になってきた。
おたまじゃくしに小さな♪が二つ付く修飾音になると、もういけない。中指と薬指で均等にすばやく弾き次の音に移るのだが、薬指を押さえ過ぎて他に指は引きつったように鍵盤から跳ね上がっている。先生は、薬指の腱が両隣の指の腱と繋がっているためで、練習すれば大丈夫、弾けるようになりますと励ましてくれるのだが。
秋に訪日した際、ベッドで横になっている膠原病の妹に練習の成果を弾いて聴かせた。修飾音の所にくると、ダメだ。なんど練習しても出来ない。若い頃、子供にピアノを教えていた妹が見かねたように教えてくれる。
「薬指の音しか聞こえないじゃない。早くタララと弾くのよ。違う、違う。もう一度やって、・・・子供は上手に弾くけどねぇ」
最後の言葉は余計だと喉元まで出かかる。妹はさらに、私の胸がチクリッと痛むようなことをいった。
「やっぱり、歳ねぇ」
ピアノに憧れたのは小学四、五年生の頃だった。姉の通う女学校にいい音楽の先生がいたらしく、少しの間、姉はその先生からピアノを習っていた。家計に余裕はなかったから、月謝は要らなかったのではないかと思うが、定かではない。姉は、細長い紙に鍵盤を書いて指を動かしていた。見ているだけで誇らしい気分になった。私も習いたい。本物があったらどんなにいいだろう。叶わぬ夢だった。
ピアノという楽器を身近に感じた最初であった。村の小学校にグランド・ピアノが一台あった時代の話しである。
渡米して歳月がながれた。
娘も巣立ち一人暮らしになって、子供の頃に抱いていた念願を思い出した。何事を始めるにも遅いということはない。思いついたときが吉日だというが、本当である。
先日、盲目のピアニストのコンサートを聴きに行った。一九八八年、ジミー・カーター元大統領招待演奏会に招かれ「アジアが生んだ天才的な小さな手」と賞賛されたという韓国人のグレース・オー女史の公演である。
生まれつき両目が不自由だったオー女史は九歳の時にピアノの演奏会へ行き、十歳から習いはじめる。高校卒業まで十三回受賞。その後渡米してアメリカの音楽大学で学び、ピアノ博士課程を修了。数々の賞を獲得。現在は世界各地で活躍中である。
会場の洗面所で、偶然、オー女史と出会った私はぶしつけにも練習方法を訊ねた。
「まず、片方の手で点字の楽譜を読みながら練習をし、次はもう一方を練習し、弾けるようになると両手で練習をして、何度も何度も・・・、それは、もう」
 並大抵の努力ではなかった思いを受け止めた。女史の言葉に背を押された。石の上にもう少し座ることにしよう。
                おわり               

龍翁余話

龍翁余話(112)「新春ヤジ馬放談―政界を斬る」

マスコミ(報道)は、政治・宗教・事件などの取り扱いは常に中立的立場を厳守し、主観・私情を差し挟む行為(表現)は避けなければならないが、『龍翁余話』のような私的メディアはその限りではない。とはいえ、読者の中には特定の政党支持者や宗教信者もおられるのだから、当然、翁と異なるご意見(反論)をお寄せ下さる読者もいるし、かつて「日の丸」、「君が代」、「靖国問題」、「日教組批判」を論じた時や政治家の個人批判を行なった時には「龍翁さんのお考えには賛同しかねます」と受信拒否をした読者もおられた。一方、普段、所かまわず(誰彼かまわず)ズバズバものを言う翁の性癖を知っている友人たちから「随分、抑えましたね」とか「龍翁さんらしくない、おとなしい論評でしたね」と、煽るような読後感を頂戴することもある。翁流の是々非々主義は必ずしも万人に通用しないことは承知しているが、どうやら今年の『余話』も筆法は変わることもなさそうだ。

すでに新聞報道などでご承知の通り、昨年暮れから新春早々にかけて、政治家のバカさ加減が目にあまり、どうにも黙っていられないので“翁流・斬り捨て御免”のヤジ馬放談をこころみることにした。(以下、敬称略)。
昨年12月、小沢が民主党・衆参両院の議員160人を含む600人を連れて中国を訪問した。ただの観光旅行なら文句は言わないが、全員を胡錦濤(国家主席)と握手させるパフォーマンスまでやってのけた。呆れるばかりのサル芝居、画面に映る議員たちのバカ面が滑稽に思えたし、胡錦濤の引きつった作り笑いも気の毒だった。その見返りが、例の習中国副首相を天皇陛下に(強引に)謁見させた問題。『余話』(110)にも書いたが『国家の品格』の著者・藤原正彦氏は、“俺が話せば天皇も嫌はおっしゃるまい”は「不敬・不遜の極み」と激怒。 “党(俺)が言うことは全て国民の声だ”と威を張る傲慢ぶりに、評論家の立花 隆氏は「小沢一郎は国家主席にでもなったのか」と非難した。その小沢が、新年(1日)、自宅に国会議員を呼んで新年会を開いた。166人の国会議員の中に菅、平野、原口、川端、中井の5閣僚がいた。かつての“目白(田中角栄邸)詣で”と同じ構図だ。“小泉チルドレン”もそうだったが、政治の何たるかも知らない、人生経験も浅い連中が、いったんバッチをつけると親分にしがみついてでも延命を図ろうとする気持ちは分からないでもないし、今は“烏合の衆”だが、その中から(遠い先には)大政治家が生まれる可能性だってなくはない。が、翁には今と近未来しか見えない。「悠長に彼らを養う(税金を使う)寛容さは俺にはない」、と思いながらテレビ画面の“小沢新年会”を眺めたものだ。

鳩山は、伊勢神宮参拝の後(4日)「政治主導で日本が変わる姿を示したい。国民が納得する1年にしたい」と相変わらず“きれいごと”を発した。小沢の影に怯える首相がどこまで政治主導を通せるのか、何とも迫力の無いメッセージだ。その鳩山、新年早々に「ツイッターを始めた」そうだ。ツイッターというのは無料ウエブを使った“つぶやき”通信だ。一国の首相が国民に向かって“つぶやき”で理解・信頼を得ようと思っているのか?鳩山の軟弱さ、幼さが、こんなところにも表れている。「僕は、トップダウンは嫌いだから」と言う。だったら首相をお辞めなさい。

だが、日本の首相がそうたびたび変わるのは国辱ものだ。国家の品格にもかかわる。恥知らずの自民党がコロコロ頭を変えた挙句、国政を混乱させたばかりか世界から失笑を買い信用を失った。その反省もなく自民党総裁の谷垣は鳩山・小沢の“政治とカネ”の問題で「内閣総辞職、衆院解散に追い込み、国民に信を問う」といきまいている。おいおい、つい先頃まで野党だった民主党や社民党が言っていたセリフと同じではないか。軽々しく“解散”を口にするな、みっともない。第一、今の自民党が国民から“信”を得られるとでも思っているのか?“KY(空気が読めない)”も甚だしい。そんなことだから自民党離脱者が次々と出る(12月だけでも4人)。舛添などは「離党して新党結成もあり得る」とほざいている。谷垣は(鳩山以上に)統率力のない、信頼度も薄い飾り総裁としか思えない。

しかし“政治とカネ”の問題は徹底的に追及して貰いたい。鳩山の“ママからのお小遣い問題”よりも、悪質なのは小沢の“西松建設偽装政治献金問題”と“土地購入問題”だ。小沢は「違法性はない、これは国策捜査だ」と検察をなじったが、事の真相は何も明らかになっていない。適法か違法か、それこそ“検察の威信”にかけて解明を急いで貰いたい。そしてこの一件は、自民党(の一部議員)にも波及する。自民党はそれを怖れず、公正に疑惑糾弾に立ち向かうなら、少しは国民の“信”を得られるかも知れない。

6日に財務相を辞任した藤井は、本来、小沢の側近中の側近だったが、この西松問題の際、
小沢に「代表辞任」を促した。それを怨みに思ってか、予算案策定で小沢が藤井にイチャモンをつけた(ガソリンの暫定税率問題ほか)。「党(俺)が言うことは全国民の声だと思え」と恫喝した。立花氏同様、翁も小沢に言いたい「お前は何様だ。日本国の帝王か」と。藤井の辞任の理由は病気なんかではない、小沢との確執だ、というのが永田町の噂だ。まだ言いたいことは沢山ある。亀井、福島についてもだが、それはまた、いずれかの機会に。

ニューヨークの危機管理専門コンサルティング会社が、このほど「今年の10大リスク」を発表し、日本を5番目に挙げた。「官僚と産業界の影響力を制限しようとする民主党の動きが、より高い政治的リスクを生んでいる。鳩山首相は効果的な意思決定も出来ない(多分、普天間問題を指しているのだろう)。今年1年、鳩山政権が続くかどうか」と酷評している。その危惧はあるが、外国から言われたくない。軟弱な鳩山だが、首相の座に就いた以上は、世間知らずの“坊ちゃん総理”から真に「国民が納得出来る」政府主導の“豪腕総理”へと変身して貰いたい。自民党も、これからは党利党略に走らず、是々非々主義で日本の政治を成熟させて貰いたい、国家国民のために・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

 

このアーティストは雑貨屋ウィークリー592号でも紹介しています。アルバムはBalladです。静かに聴けるピアノジャズなのでBGMにいいのではないでしょうか?
"And I love her"   The Andy Ezrin Trio
1 Sea Of Hope 05:05
2 Someone To Light Up My Life 04:39
3 Yesterdays 08:23
4 Until I Met You 02:57
5 Agua De Beber 02:42
6 And I Love Her 03:45
7 Yverose 06:34
8 I Thought About You 04:43
9 If You Never Come To Me 07:14
10 Love For Sale 05:26
11 Paper Moon 04:16
12 Skylark 04:40
13 So In Love 04:41

雑貨屋ウィークリー537号から紹介をはじめたジャズのアルバムをリストにしました。
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

またまた3日連休です。正月は軽い大腸炎でお酒も控えめの生活でした。もっともその前の生活が良くなかったみたいです。身体は正直に反応します。
久しぶりにヨガ教室に行きました。身体が喜んでいるのがわかりました。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.713

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com