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NO.712                Ryo Onishi              1/3/2010  
謹賀新年

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雑貨屋のひとり言

みなさま、新年明けましておめでとうございます。
今年はとら年ですからタイガーウッズがテレビに登場する段取りだったんでしょうけど、いろいろあったので出てこられないですね。
年末の新聞の折り込みチラシには福袋の広告が目立ちました。家の前にできたショッピングセンターでも元旦から、福袋販売合戦が繰り広げられています。
5000円から10000円が主流みたいです。こういうのばっかり狙って買っている人がいるって聞きますが、あれって本当にお得なんでしょうか?まっ、何はともあれ、お店はあの手この手でがんばっています。今年は景気が良くなるといいですね。≪R.O≫

大 予 測 結 果

 寅年、2010年がスタートしました。世界的な経済不安も最悪期を脱したとはいわれていますが、まだまだ厳しい状況が続いています。期待と不安が半ばする年初めといったところでしょうか。ただ、大リーグ野球では、今年から当地ロサンゼルスを本拠とする「エンジェルス」チームに松井秀喜選手が入団し、「マリナーズ(シアトル)」のイチロー選手とともに米西海岸が賑やかになりそうで、楽しみです。

 一年前の新年に私たちの仲間内で行った『年間大予測』の結果が次のようになりました。この一年間で経済、世相がいかに予想以上に急変したかを改めて語ってくれる気がします。
(1)日本円・US$の2009年末の値は?(結果:\93.00)

(2)日本円・ユーロの2009年末の値は?(結果:\133.30)

(3)2009年末の東証(日経)平均株価は?(結果:¥10,546.44)

(4)2009年末のニューヨーク・ダウ平均株価は?(結果:$10428.05)

(5)2009年末の日本の公定歩合(基準割引率および基準貸付利率)?(結果:0.30%)

(6)2009年末(11月)日本の完全失業率は?(結果:5.2%)

(7)2009年末、NY原油先物相場(WTI)の価格は?(結果:$79.50)

(8)2009年衆議院議員任期満了日(9月10日)以前に衆院解散はあるか?(結果:イエス)

(9)2009年に実施される総選挙(衆議院選挙)での第一党は?(結果: 民主党)

(10)2009年中に日本で自民党・民主党による政界再編はあるか? (注:大連合だけでなく、離党者による新党結成も含む)(結果:ノー)

(11)2009年末、日本国首相の名は?(結果:鳩山由紀夫氏)

(12)2009年末、オバマ(米)、ブラウン(英)、サルコジ(仏)、メドベージェフ(露)、メンケル(独)、胡錦涛(中)の各氏は全員が現職にとどまっているか?(結果:イエス)

(13)2009年、中東でのイスラエル・パレスチナ紛争は年初に比べ本格的に拡大するか?(結果: ノー)

(14)2009年中にアメリカはイランに対し軍事介入をするか?(結果:ノー)

(15)2009年末、北朝鮮、金正日氏は総書記としての地位にとどまっているか?(結果:イエス)

(16)2009年度、日本のプロ野球優勝チームは?(セ・リーグ、ペナントレース勝率による)(結果:読売ジャイアンツ)

(17)20098年度、日本のプロ野球優勝チームは?(パ・リーグ、ペナントレース勝率による)(結果:北海道日本ハムファイターズ)

(18)2009年末、朝青龍は横綱の地位にとどまっているか?(結果:イエス)

(19)2009年中に鳥インフルエンザの人への感染によるパニックが起きるか?(結果:イエス)【注:「豚」を媒体とするものであったが、世界的感染があったので「イエス」とする】

(20)2009年中に日本でソマリア沖海賊対策のため自衛艦出動可能な新法律が出来、出動するか?(イエス)

  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言人生の扉

2010年が始まった。ついこの前、世界中が21世紀突入を祝ったばかりなのに。年をとると1年が飛ぶがごとく、そして10年は流れるがごとくに過ぎて行くのだと実感する。1年いちねんの始まりと、10年くぎりの始まりに、その時々の特別な思いを抱き、決断や決意をし、希望と期待に胸を躍らせながら、節目を迎える自分を叱咤激励する。今年はいつものように新年を迎えているのに、それでいて何か特別な気持ちに酔いしれる自分がいる、そうそう、さくらも、とうとう今年は五十路を迎える・・・

幼い頃、高校生は素敵なお兄さんや姉さんに思え、中学高校の頃、成人式に出席する人は立派な大人に見えた。自分が20歳(成人式に出席)の頃、30歳や40歳の人が日本を支えている人たちだと感謝し、そして30路を過ぎる頃、50代はもうかなり年をとった段階の人だと感じ、どのステージの場合も、自分の手の届かない大きな存在だと思っていた。ところが、実際、自分がそのステージに立つと、なんと幼いことかと、理想と現実のギャップにがっかりしたり、こんなものかと諦めたりするものだ。半世紀を生きた自分が今立ち止まり、10年ずつの節目をその時代とともに振り返ると、それぞれの時代・年代独自の、色、躍動、かほりがあり、生きている・生活しているさまざまなドラマが甦る。あとどれくらい、こんな思いで正月を迎えられるのだろうか、と、しみじみ思う新年だ。

元旦の朝、大好きな歌を聴きながら、今年五十路を迎える自分を見つめた。ここにその歌の歌詞全文を紹介する。「人生の扉」(作詞・作曲・唄:竹内まりや)
♪春がまた来るたび ひとつ歳を重ね、眼に映る景色も 少しずつ変わるよ
陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く、 気がつけば五十路を 越えた私がいる
信じられない速さで 時が過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ
I say it’s fun to be 20, you say it’s great to be 30, and they say it’s lovely to be 40,
But I feel it’s nice to be 50
満開の桜や 色づく山の紅葉を、この先いったい何度見ることになるだろう
ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛するひとたちのために 生きてゆきたいよ
I say it’s fine to be 60, you say it’s alright to be 70, and they say still good to be 80,
But I’ll maybe live over 90
君のデニムの青が あせてゆくほど 味わいますように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ
I say it’s sad to get weak, you say it’s hard to get older,
and they say that life has no meaning, but I still believe it’s worth living.♪

さて、女性に年齢を訊いてはいけないとはよく耳にする。どこかの国のエチケット・配慮が、今や日本にも定着したようだ。年齢を訊かれて答えをごまかす人もいるそうだが、私はいつも本当の年齢をズバッと言うようにしている。実年齢より若く見られた時も老けて見られた時もある。どちらも同じ自分、実年齢を生かされた自分という意味で、誇りと感謝を持ちたいと願ってのこと。今年は特にその思いが強く、半世紀を生きる自分の目の前の扉、大きく開きたいと思っている。ひとつの扉を閉じて、また大きな扉を開けるように。信じられないけど、本当に五十路なんだな、もう五十、だけどまだ百の半分、そんな気持ちが交互している。竹内まりやではないが、it’s nice to be 50! ・・・っと呟く、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

初霜も気付かず急ぐ駅の道

不況風略図にあった店が消え

万歩計 町の歴史にのめりこみ

ただいまに うがい手洗いセットされ

性善説拾い散歩の足弾む


( ニュースやぶにらみ )

「鳩山内閣もか」
なんでも楽しみは開けるまで −福袋

「トラ年」
今年こそ −阪神フアン

「お年玉の中身」
パパ有馬記念もジャンボ籤も外れたね −こども

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

森田さんから

今回はお休みです。
               

龍翁余話

龍翁余話(111)「箱根駅伝」

例年のことだが、正月3ケ日が明けて友人と出会った時、必ずといっていいほど話題に上るのが「箱根駅伝」。テレビの視聴率(日本テレビ、関東地区平均世帯視聴率)を調べてみたら、日本テレビで中継が開始された1987年(第63回)から1991年までは15%〜20%だったものの1992年から上昇し始め、2000年以降は毎年27%前後を記録している。関東地区の総世帯数は17,581,000世帯だから1%は175,810世帯、4歳以上の人口40,575,000人だから1%は405,750人(いずれも2009年9月現在)。したがって関東地区の27%は実に大きな数字だが、全国ともなれば単純計算で(全国平均20%として推定)2500万人以上の人が中継を視ていることになる。“箱根駅伝は正月の風物詩”と言われるのも当然だろう。

実は、翁が「箱根駅伝」ファンになったのは、つい4年前のこと。この『余話』に時々登場して貰っている親友・Cさんのお誘いで東京・大手町(読売新聞社前)のスタートを観に行ったのが始まり。Cさんは、もう長年、このスタートを見ないと正月気分になれない、というほどの熱烈な「箱根駅伝」ファン。朝7時、凍て付く寒さに震えながら、スタートまでの間、皇居のお堀沿いに陣取った出場校の応援合戦を観る。中にはアクロバット(軽業・曲芸)風の演技を披露する応援団もあって、なかなか楽しめた。そして、いよいよスタート(8:00)、カメラを手にしたCさん、翁、ほかに数人が交通整理の警官の制止を無視して道路中央に飛び出し“1瞬”のシャッターを切る。第1走者たちの熱い息遣いと力強い足音がファインダーに伝わる。翁、その日から毎年「箱根駅伝テレビ観戦正月」となる。
写真素材「駅伝の碑」
(不忍池畔にある駅伝の碑) (今年のスタート地点と藤沢橋付近の力走=いずれもCさん撮影)

先年、東京・上野の不忍池を散策した折、弁天堂へ渡る参道のたもとで“駅伝の歴史ここに始まる”と刻まれた駅伝の碑を見つけた。何でこんな場所に?と思って調べたら、大正6年(1917年)に開催された遷都50年記念大博覧会のイベントとして、4月27日から29日の3日間かけて、京都・三条大橋から上野・不忍池までの508kmを、23区間に分けて走った『東海道駅伝徒歩競争』が“駅伝の始まり”だそうだ。これと同じ碑が京都・三条大橋にもあるとのこと(2箇所とも平成14年に建立)。なお、『東海道駅伝徒歩競争』の発案者であり “駅伝”の名付け親は、当時、読売新聞・社会部長の土岐善麿さんという人だった、と伝えられている。だから「箱根駅伝」は爾来、読売新聞社が主催(関東学生陸上競技連盟と共催)し、系列の報知新聞・日本テレビが後援しているのかも知れない。

さて、その「箱根駅伝」の正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」(往路108.0km、復路109.9km、それぞれ5区間)で、大正9年(1920年)に第1回が行なわれた。当時の大学進学はさほど一般的ではなく、また、今ほどスポーツ振興は盛んではなかったので、10人の選手を集められる大学は少なく、第1回は、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京高等師範学校(現・筑波大学)の4校だけの出場にとどまったそうだ。今年は「箱根駅伝」開始90年目に当たるのだが、途中(多分、戦時中)4回行なわれなかった年もあったので、回数としては今年は第86回。その熱戦(激戦)の結果は、既にご承知の通り。

自分と学校の名誉にかけて懸命に走るランナーたちのひたむきな姿には、いつも感動を覚えるが、「箱根駅伝」のもう1つのドラマは“襷繋ぎ”である。名ランナーだった瀬古利彦氏は言う「襷はチームの心を運ぶ。魂を込めて次へ繋ぐ」。しかし、勝負は時の運、アクシデントなどで、ほんの数秒の遅れで襷が繋がらず、選手たちの悔し涙にくれるシーンを何回か観た。観ている方も胸が痛む。何でこんな残酷なルールを設けたのだろうか、調べてみた。「公道使用上の制限から第1位のチームがリレーしてから20分過ぎると号砲が打たれ、前の区間の走者の到着を待たずに繰り上げスタートする。繰り上げの時は母校の襷ではなく予備の襷(白色)が渡される」。これは屈辱である。

今年は亜細亜大学1校が襷を繋げなかった。復路9区走者の姿が、もうすぐそこに見えているのに(ほんの数秒だというのに)無情にも号砲が鳴った。1校だけだから別の襷を渡されることはなかったが、最終ランナーは悲しい表情で走り出した。襷を渡せなかった9区ランナーは襷で顔を覆い泣き崩れた。多くの視聴者も胸を詰まらせたことだろう。誰が、こんなむごいルールを作ったのか。「襷繋ぎのルールがあるから選手たちは必死に走る。だから面白い」と言う人もいる。が、襷繋ぎルールがなくても“順位”を競うことで“必死の走り”に変わりはない。優勝は勿論のこと、10位までの入賞で翌年のシード権を獲得すれば、それだけでも名誉なこと。11位〜20位はどれほど悔しい思いをするだろう。しかし、棄権もなく最後まで走り続けた誇りだけは残る。襷繋ぎルールは、その誇りまでも奪い取ってしまう。翁(やや感情的だが)この襷繋ぎルールには大反対である。

とはいえ、亜細亜大学ラストランナーがゴールのテープを切った時、第1位の東洋大学にも負けない大きな拍手が沸いた。亜細亜大学全選手の健闘を讃える拍手である。この感動的光景に少しは救われた。こうして翁の「2010箱根駅伝観戦正月」は終わった。現実に戻った時、日本の伝統(精神)を後世に繋げる襷を忘れてはならない責務に思いを馳せる・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

 

今年も私の勝手気ままにジャズやポップの紹介をしていきます。
なにしろあと10年分くらいの蓄えはありますから。(そういう問題じゃない・・・?)
今年のトップバッターはラテンジャズで行きましょう。

"A Night in Tunisia" Arturo O'Farrill

1. Night in Tunisia
2. Girl from Ipanema
3. Poinciana
4. Wave
5. On Green Dolphin Street
6. Once I Loved
7. Shadow of Your Smile
8. I'll Remember April
9. Black Orpheus
10. Puerta

雑貨屋ウィークリー537号から紹介をはじめたジャズのアルバムをリストにしました。
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

休みがあっという間に1週間が過ぎました。年末からの暴飲暴食?でちょっと体調を崩しそうになりましたが、なんとか持ち直しています。なんでもほどほどにしないといけませんね。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.712

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com