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NO.704                Ryo Onishi              11/8/2009  

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雑貨屋のひとり言

週末は「笑点」や「サザエさん」を観ていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?それぞれ永く続いていますね。私たちも楽しみにしている番組です。今週の笑点、三遊亭円楽を送る大喜利は面白かったです。≪R.O≫

11月です(2)

  ――― 前号からの続き ―――
《11月16日》
★『いいいろ塗装の日』:日本塗装工業会が、創立50周年をむかえる1998(平成10)年に制定。「いい(11)いろ(16)」の語呂合せ。

《11月18日》
★『土木の日』:土木学会、日本土木工業協会等が建設省(現在の国土交通省)の支援で1987(昭和62)年に制定。「土木」を分解すると「十一」「十八」になることから。

《11月20日》
★『毛皮の日』:日本毛皮協会が1989(平成元)年に制定。「いい(11)ファー(20)」の語呂合せ。

《11月22日》
★『いい夫婦の日』:余暇開発センター(現在の自由時間デザイン協会)が1988(昭和63)年に制定。「いい(11)ふうふ(22)」の語呂合せと、11月の「ゆとり創造月間」の期間中であることから。
★『長野県りんごの日』:JA長野県経済連(現在のJA全農長野)等が1999(平成11)年に制定。長野県産林檎の主力品種が「ふじ」であることから「いい(11)ふじ(22)」の語呂合せと、「いい(11)ふうふ(22)」(いい夫婦)→「アダムとイヴ」→「林檎」との連想から。

《11月23日》
★『いいふみの日』:郵政省(現在の日本郵政公社)が制定。「いい(11)ふみ(23)」の語呂合せ。
★『いい兄さんの日』:「いい(11)にい(2)さん(3)」の語呂合せ。
★『いい夫妻の日』:「いい(11)ふさい(23)」の語呂合せ。
★『いい家族の日』:全国家族新聞交流会が制定。「いい(11)ファ(2)ミ(3)リー」の語呂合せ。

《11月24日》
★『鰹節の日』:食品メーカー・ヤマキが制定。「い(1)い(1)ふ(2)し(4)」の語呂合せ。

《11月25日》
★『ハイビジョンの日』:郵政省(現在の総務省)とNHKが1987(昭和62)年に制定。
ハイビジョンの走査線の数が1125本であることから。

《11月27日》
★『いい鮒の日』:茨城県の古河鮒甘露煮組合が制定。「い(1)い(1)ふ(2)な(7)」(いい鮒)の語呂合せ。

《11月29日》
★『いい服の日』:「いい(11)ふく(29)」の語呂合せ。

《11月30日》
★『鏡の日』:「いい(11)ミラー(30)」の語呂合せ。鏡を大切にすることで、健康で美しい生活を目指す日。
   *********************

以上、かなり苦しいこじつけの記念日も多いですが、それが毎日の生活に意味をもたせ、少しでも充実させる上で役立つのなら、それはそれで意義あることといえましょう。

私たち日本人はこのようなこじつけや語呂合わせが好きで得意ですが、ここアメリカでも米語によるこの種の発想による表現をよく見かけますので、これは日本人と日本語だけの専売特許ではなさそうです。ポリスカー(パトカー)の側面や屋根に大きく「K−9」と表記されたものを見かけ、当初は何のことかと思いましたが、「K−9」とはポリス・ドッグ(警察犬)のことで、canine(ケーナイン)、即ち「犬」との語呂合わせなのだそうです。また、道路を走る乗用車に『4 Sale』とあるのは『For Sale(この車売りたし)』ということなのです。
 
話題を再び「記念日」に戻しますが、以前、参百万部近いベストセラーとなった歌人・俵万智さんの歌集「サラダ記念日」の中に、『この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日』という作品があります。これなどは作者個人だけの記念日であり、ご本人以外の私たちには無関係な記念日です。でも、たとえ自分(または自分たち)だけの勝手な記念日であったとしても、それが前向き人生のすすめになるものであれば意味有るものといえましょう。私はこの短歌に惹きつけられる何かを感じます。尤もこの『この味がいいね・・・』という作品は作者・俵万智さんのコメントによると実体験ではなく、フィクションなのだそうですが・・・。

こじつけ・語呂合わせでもよいから記念日を大いにつくり、前向き人生を歩みましょう。      
  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「コメント」

雑貨屋の原稿を書いていて嬉しいと感じる時は、原稿を送信したその瞬間と、雑貨屋発行後に読者からコメントを頂戴した時だ。前者は些細だけど、課題に取り組み成果物を創り上げることができたという達成感と充足感があり、それが喜びに繋がっている。また後者は、小さな自分の呟きに耳を傾け、応えてくれる、つまり向かい合ってくれている人の存在と対話に、存在感(認識)と安堵感があり、それが喜びに繋がっている。さらに、こんな駄文でも“誰かに、確かに、読んでもらえているのだな”と実感できる確信が、次の執筆への大きな励みにもなる。兄の様に慕っている人から、先週のさくらの独りごとへの暖かい“コメント”を頂戴した。この時、“コメント”は大きな影響をもっているものなのだと、改めて知らされたのだった。

日本酒に甘口辛口があり、人それぞれに好き嫌いがあるように、“コメント”もそうだ。甘口辛口であっても、内容は、肯定的なものと否定的なものとがある。それは戦いと和解、
成長と衰退、批判と同感の違いにも相当し、“コメント”が単なる言葉ではなく、生きたものと化して発したり、受け止められたりするものだと思う。昔、大学時代の恩師が「批判を恐れていては自分の成長はない。批判しないということは、無視・無関心であること、すなわち愛や関係がないということだ。しかし、批判することを非難だと勘違いすることは不幸なことだ。」みたいなことを話してくれたことがある。あの当時、難しくて分からなかったこの一説が、今はその違いが分かる年齢になったように思う。“コメント”で褒められても、苦言をもらっても、“コメント”を頂けるということを、その関係とその言葉のもつ力を、私は喜びたいと思う。そう考えると、自分は果して“適切なコメント”を発しているのだろうかと、日々の生活を振り返えると・・・恥ずかしい限りである。

ところで、“コメント”を発信する人のことを、コメンテーターと呼ぶ。本職は別にしても、コメンテーターとしてテレビ、新聞、雑誌などで活躍する時、大好きな二人が居る。それは、竹田圭吾(名古屋大学大学院助教・工学博士) と舛添要一(前厚労大臣、国際政治学者)だ。竹田氏のコメントは、建設的で簡潔明瞭であるばかりではなく、論点のまとめかたの公正性と構成性が非常に高く、豊富な自己の経験・体験と知識をひけらかさず、随所に埋め込んでいるところがいい。飄々としていてあまり感情を外に出さないようにコメントしている姿に見えるが、熱く燃える芯の強さや地道さを感じるので、そのコメントに説得力のある生きたものと感じる。一方、 舛添氏も、建設的で簡潔明瞭で、豊かな経験の持ち主、知識人らしいコメントだが、竹田氏との違いは、感情が表に出るところ、そこがまた、いい。私は今、この二人の活動やコメントに興味と関心を持ち、注目している。

さて、「政治と宗教については、夫婦以外の人と話題にしてはいけない」とは、主人のことば。だから、さくらは、それらを題材にした呟きはしないことにしている。ただし、最近は、生活の変化も相まって(以前より家に居ることができる、テレビを観る時間ができたなどで)、日本国の政治についても視聴覚を働かせるようになった。国会中継(予算委員会の質疑応答など)もそのひとつ。“コメント”ではないが、質疑応答の在りかたや内容があまりにも低レベルで、小学生にも見せたくはないという情けない思いになったり、これこそ税金の無駄使い、と激怒したりする。しかし、“コメント”と同じで、政治に対して無視・無関心より、こんな反応を持つようになった自分を良しとしよう、と思うのだ。“コメント”できること、してもらえること、それは、まさしく成長要素(栄養剤)なんだよな、っと呟く、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

不況風続くロボットまであくび

鬱続く蹴る石もないアスファルト

無駄骨を惜しまぬ明日の棒グラフ

昇進の辞令が俺の頭越し

定年の靴七坂を振り返る


( ニュースやぶにらみ )

「民主党のロゴマーク」
なるほど、中心が2つ −国民

「申告漏れ1億円超」
反則技がばれたか −亀田兄弟

「東京に木枯らし1号」
こっちは1年中だ −不況風

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

森田さんから

今週はお休みです。
               

龍翁余話

龍翁余話(104)「東京時代祭り」

九州や関西、あるいは外国から友人が訪ねてくると、翁は(相手の希望を確かめてから)東京や横浜の名所を案内するのが習慣になっている。今回も故郷の友人を浅草に案内した。
その日は東京に木枯らし1号が吹きこの秋一番の寒さを記録した文化の日。雷門をくぐって大勢の観光客でごった返す仲見世通りをやっとの思いで抜け、改装中の浅草寺を遠くから拝み、伝法院通りから六区へ。浅草六区と言えば明治、大正、昭和を通じて興業.映画で賑わい東京屈指の娯楽街として発展した。六区通りには、ここで育ったエノケン、古川ロッパ、坊屋三郎、田谷力三、浅香光代、シミキン、伴淳三郎、デンスケ、コロンビアトップ、森川信、水の江滝子、渥美清、三波伸介、由利徹、内海桂子・好江、萩本欽一ら33名の芸能人の写真が飾られている。今はロック・ブロードウエイという洒落た名称が付けられているが、浅草演芸場(寄席の劇場)と数軒の映画館を残すだけで、昔の面影は消えてしまった。

老舗の大衆食堂Jで食べた天ぷら蕎麦のまずさにムカつきながら再び雷門通りに出ると、両側の歩道に人垣が出来つつあるので近くの人に訊ねたら、2時頃から『東京時代祭り』のパレードがある、とのこと。以前、テレビニュースか何かで見たことはあるが、実物はまだ見たことがない。友人の意向をうかがったら「是非、見たい」ということで、早速、カメラ・ポジション探しをした。行列は、1時半に花川戸公園を出発して馬道通りから雷門通りを練り歩く。雷門辺りに到着するのは2時過ぎになる、という話を小耳にはさんだので、翁たちは馬道通りの松屋前に陣取った。それでも30分近く待っただろうか、ようやく先頭がやって来た。
推古天皇の御世(628年)、ある日、兄弟漁師が隅田川下流で投網をしていたところ、一体の金色の観音像が網にかかった。その話をきいた土地の豪族某がこれを聖観世音菩薩の尊像であることを知り、彼は自宅を寺にしてこの3人は礼拝に生涯を捧げる。これが浅草寺の起源であると言われ、後世、この3人は浅草の開拓者として“三社大権現”の尊称を与えられて三社祭へと発展することになる。この秘仏(観音像)は浅草寺本堂に奉安されている、などが資料に書かれている。 また、観音像が祀られた数日後、天から金鱗の龍が舞い降りたという。金龍山浅草寺の山号はその伝説にちなんだものだそうだ。行列はまず『金龍の舞』に始まる。祭りは30のテーマからなり、30チーム(1600人)によって演じられる。平安時代の在原業平(平安時代の貴族・三十六歌仙の一人、『伊勢物語』の主人公)、源頼朝(鎌倉幕府開府・征夷大将軍)、北条政子(頼朝の
妻・頼朝亡き後、尼将軍と呼ばれ鎌倉幕府に君臨)、太田道灌
  (馬道通りにて撮影)  

(室町時代の武将・武蔵野国守護職、江戸城築城)と続き、白鷺の舞では、沿道から一段と大きな拍手が沸く。白鷺と浅草寺の関わりについては知らないが、春秋の年2回、白鷺の衣装をつけた踊り子たちが浅草寺境内を一巡するそうだ。
                            
行列は江戸時代に入る。徳川家康(江戸入府、江戸城を修築、浅草寺を祈願寺と定める)、徳川秀忠(2代将軍、浅草寺二天門建立)、徳川家光(3代将軍、三社権現社=浅草神社建立)、大奥御殿女中(将軍家夫人の居所、職制を整えたのが家光を支えた春日局)、参勤交代大名行列(家光は諸大名に1年ごとの江戸入りを義務付けた。格式を整えての長い旅路に大名たちは多額の出費を強いられた。諸大名の経済力を削ぎ幕府への反逆を抑える意図があった)。この行列は、会津藩奴隊が友情出演、赤面奴の迫力ある演技に観客は沸いた。赤穂義士(本所松坂町の吉良邸討ち入りの後、隅田川の永代橋を渡って高輪・泉岳寺に向かう四十七士)、江戸町火消し(8代将軍吉宗によって江戸南町奉行に任命された大岡越前守忠相は、有名な“大岡裁き”のほか目安箱の設置、新田開発に尽力、特に“火事と喧嘩は江戸の華“と言われるほど火事の多かった江戸に『いろは48組の町火消し』を組織した功績は大きいとされている。

いつの間にか4時を回った。このあとパレードは黒船来航、最後の将軍(15代慶喜)、戊辰戦争、明治維新と続く。幕末史好きな翁、本当はもう少し粘りたかったのだが、寒さと(立ちっ放しの)疲労で体力が限界に来た。友人も(術後の)翁を気遣って「そろそろ引き揚げましょうか」と言ってくれた。

実は、この日、翁たちは浅草に行く前、高輪の泉岳寺を参詣した。この寺(曹洞宗)は1612年に徳川家康が(現在の虎ノ門付近に)建立、寛永の大火で消失、3代将軍・家光は毛利家や浅野家に高輪移転・復興を命じた。泉岳寺と浅野家との関わりはここに始まる。四十七士墓所にお参りし、赤穂義士記念館、四十七士木像館を見学して浅草に向かったのだが『時代祭り』で再び赤穂義士に出会った。「奇遇を感じます。今後、忠臣蔵(映画)を観るのが楽しみ」とは友人の感想。12月13日、14日は義士祭。いずれ“四十七士、切腹までの50日間”を書いてみたい・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。
 

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

 

Junior Manceは1928年シカゴ生まれです。このアルバムは1959年に録音された彼のデビュー作だそうです。日本にもよく来ていたようです。いいテンポの聴いていて飽きないジャズという印象です。

"Junior"  Junior Mance

1 A Smooth One
2 Miss Jackie's Delight
3 Whisper Not
4 Love For Sale
5 Lilacs In The Rain
6 Small Fry
7 Jubilation
8 Birk's Works
9 Blues For Beverlee
10 Junior's Tune


雑貨屋ウィークリー537号から紹介をはじめたジャズのアルバムをリストにしました。
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

先日、PCを改造して高性能にしたのですが、期待したほどご利益を感じられません。そんなにたいしたことをしていないからなんでしょうね。そういいながら今度はウィンドウズ 7をためしないなあと思っています。
最近、ウィークデイの夜はタオルを持ってフィットネスクラブに行くのが日課になっていて、大きなお風呂とでくつろぐのが楽しみです。まるで銭湯に行っているみたいです。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.704

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com