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NO.700                Ryo Onishi              10/11/2009  

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祝700号

雑貨屋のひとり言

毎週、雑貨屋ウィークリーを発行していたらとうとう700号まで来ました。ロスにいたとき、サウスベイの仲間とのコミュニケーションに役立てたらいいなあと想い、始めたのがキッカケであれから14年の月日が経ちました。1996年はEメールがすこしづつ普及し始めているときのことでした。今では当たり前のことですが、インターネットで世界中の人と情報交流ができると知ってものすごくワクワクしたことを覚えています。ここまで続けてこれたのは雑貨屋スタート当初から原稿を書き続けていただいている河合さんのお陰です。ロスで河合さんのご紹介で初めてお会いしたさくらさん、川柳で世界の動きを実にわかりやすく表現されている河合成近さん、お会いしたことがないですがロスから原稿を送っていただいている森田さん、本号でちょうど100回目の投稿でますますお元気な長尾さん・・・の素晴らしい記事のお陰で雑貨屋は盛り上がっています。本当にありがとうございます。それから読者の皆さん、いつも雑貨屋をごひいきにしていただきありがとうございます。今週もいつものように発行させていただきます。≪R.O≫

ユーモアセンス

当地ロサンゼルスを中心に発行されている日刊バイリンガル新聞に「羅府新報」という新聞があります。アメリカ国内で最も多く購読されているといわれ、百六年の歴史を誇る新聞です。私はこの新聞(日本語版)のコラムである「磁針」にほぼ月一回、寄稿しています。

今回(9月30日掲載)はこの雑貨屋ウイークリーでも常連の次兄(東京・成近)について書きました。このコラム「磁針」は文字数が860字という制限があり、充分なことを書けませんでしたが、以下はその文章です。

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『ユーモアセンス』
「笑い」は血液の流れをよくし、免疫力を高めるなど、私たち人間にとってまさに百薬の長なのだという。ストレス過多の今の世の中であるからこそ、私たちは意識的に毎日を明るく笑って暮らしたいものだ。笑いの要素の一つにユーモアセンスがある。

粋(いき)で、明るく、ウイットに富んだユーモア溢れたひと言は何ものにも代えがたい健康薬といえそうだ。昭和ひと桁生まれの私の次兄は、東京の下町で悠々自適の生活をするかたわら地域の仲間と趣味の川柳やコントつくりを楽しんでいるが、これが毎日を健康で明るく過ごす秘訣でもあるようだ。ときどき日本の主要新聞(全国版、東京地方版)紙面に彼の作品が採用されており、それも生きがいのひとつのようだ。

先日は地元の川柳句会の選者として東京大学の教壇に立った(といってもただの仲間内の集まり)と誇らしげだったし、日本の某サラリーマン金融会社主催の川柳に応募し、入賞のうえ賞金まで稼いだと喜んでいた。サラ金からおかねをせしめるとは恐れいったものだ。この兄から送られてきた最近の時事コントをいくつか紹介させていただく。

「日本の地価下落拡大 ―― いちばん下がったのは我が党の地盤(自民党)」、
「八ッ場ダム中止 ―― 水に流せといわれても(地元関係者)」、
「様変わり選挙 ――、前回はユウセイ、今回はレッセイ(自民党)」、
「7% ―― どっちが先か(失業率vs消費税)」、
「蝉しぐれ ―― ミンミン蝉に負けている(ジージー蝉)」、
「マニフエスト ―― ばらまきのこと(政界英和辞典)」、
「四から五に ―― これが通知表ならなあ(豚児)」。

これらユーモア溢れる川柳、コントつくりはおかねもかからず、頭の体操にもなり、老後の健康保持に役立つのならおおいに結構なことだ。

日本にもユーモア・笑いの文化は古くから存在しているが、それは寄席やテレビから「与えてもらう」ものであり、一人一人がセンスを磨き身につけるという意識は希薄だと思う。我々はもっとユーモアセンスを磨き「笑い」を取り戻すこ

  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「思えば・・・」

♪〜思えば遠くへ来たもんだ〜ここまでひとりで来たけれど、思えば遠くへ来たもんだ〜この先どこまでいくのやら〜♪、山々や街路樹の葉が衣替えを始めるこの季節になると、無意識にこのフレーズを口ずさむ自分が居る。1978年、海援隊によって歌われた『思えば遠くへ来たもんだ』(作詞:武田鉄也・作曲:山木康世)。当時18歳、大学1年生だった私はこの歌も歌詞も知らなかった。その私が最初にこのフレーズを口にしたのは、それから10年後、アメリカ大陸のど真ん中に居た頃だったと記憶する。そして今、東京のど真ん中で口ずさむ。雑貨屋700号、♪思えば・・・♪と、雑貨屋で出会った、大西店主(編集・発行者)と友人たち(執筆者や読者)のことを思い出す秋の夕暮れ・・・

思えば、この雑貨屋にさくらが登場したのは123号(1998/9/20)、今は亡きおっさんこと三本松さんのリクエストと押しのおかげだった。「続けること」だけを目標に、どんな時も、どこに居ても、どんな駄文でも、休まず書いて、大西店主へ送った。嬉しい時も悲しい時も、自宅でも出張移動の機内でも、そしてある時は病院のベッドの中でも、読みやすい文もそうでない文も、書いたものだ。書き溜めの出来ない性格と生活は、大西店主をやきもきさせたに違いない。また、『さくらの独り言』は、小さなことも大きなことも、目に見えることも見えないことも、生きている自分の五感が研ぎ澄まされるような体験そのものがテーマだった。思えば、さくらの週の始まりと終わりはいつも、この雑貨屋執筆にあったような気がする。

ところで、思えば、雑貨屋の門をくぐってから、モノを書いたり読んだりするという文的作業だけではなく、“情報”の交流も広がった。知らなかった方々と出会い、時や事項を共有した。そのことを通じて、未知の世界であった知識や経験を広げることにも繋がった。異なる感性をもった人たち、異なる社会に生きている人たちから、様々な生き様や想いを通じて、いいこともそうでないことも、沢山聴いたり話したりした。食べたり呑んだり、そして歌ったりもした。まさに、情に報いることを沢山教えてもらった。それがこの雑貨屋、繋がる人々、あなた方、だった。

さて、思えば、渡米して20年、雑貨屋にで会って11年、日本へ帰ってきて9年、色々なことが遠くなるような気がする。思えば、最近さくらは『独り言』を呟かなくなった(書かなくなった)。おっさんこと三本松さんとの約束も遠くなるような気がする。ならば、この秋に、もういちど、雑貨屋という故郷を訪ねて、どこまで行けるか、トライしてみようと思う。金木犀のかほりに秋桜が揺れている、雑貨屋も700号となる記念の秋だ。思えば、遠くへ来たもんだ、この先どこまで行くのやら〜っと呟く、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

多数決生簀に雑魚を泳がせる

マニフェストまで素通りの過疎の村

円高でダイヤ ワインが下がっても

文明の脆さを震度7が言う

卒論のテーマに氷河期の雇用

( ニュースやぶにらみ )

「核のない世界を」
YES WE CAN を信じて −ノーベル平和賞

「最大のCO2排出国」
なんでも世界一を目指してる −中国

「参議院補選」
(建前)民主党候補勝て。(本音)自民党候補勝て
              −亀井静香、福島瑞穂

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

森田さんから


つづく

龍翁余話

龍翁余話(100)「翁の生き甲斐」

『龍翁余話』、いつの間にか100号を迎えた。読者にとって役立つ情報は乏しく、もっぱら
自分史的(独りよがり)エッセイの『余話』、他人史には興味がない、と無視または斜め読みされる方もおられるだろうし、拙文でも毎号を楽しみに待っていて下さる読者もおられる。翁にとってはいずれも有り難い読者である。そんな読者の幾人かから“100号記念テーマ”についてアドバイスを頂戴した。「龍翁100号物語と題して“余話回顧録”を書いたらどうか」とか、それと似たようなご意見で「100号の中で、龍翁が特に忘れがたいテーマを再現したらどうか」のほか、「記念号に相応しく、格調の高い政治論、文化論、教育論、マスコミ論などを展開したらどうか」、また「翁が100号も続けたことが驚きである。おそらく100号は翁にとって通過点だろう。翁の今後の健筆を祈ると同時に、高齢者に勇気を与える内容で“老人の生き甲斐”をテーマにしたらどうか」などなど、いずれも嬉しい、有り難いアドバイスに翁、大感激!

迷いに迷った挙句、(人様に勇気を与えるなんておこがましいが、何かのお役にたてば、という思いで)この機会に「翁の生き甲斐」を見つめ直すことにした。『生き甲斐とは、生きるに値するもの、生きていく上での張り合い、喜び(を見出すもの)』である。その張り合いとするものや喜びとするものは人によって異なり、自分自身が実感するものであれば何でもいいのだ。他人の真似をしたり、他人の“もの”を羨ましがったりする必要は、さらさらない。しかし、他人からヒントを得て、いずれ我が物とするケースは多々ある。かつて翁、幾つかのシニアグループの会合で「何もしないで後悔するより何かに挑戦して失敗した後悔の方が、よほど価値がある」と(自分の経験事例を)話し、引っ込みがちなシニアたちに行動意欲の喚起を促したことがある。具体例は割愛するが、その後、数人のお年寄りから「人前で話すことが平気になった」、「定期的な交友が楽しみになった」、「物を創る喜びを知った」などのお手紙やお電話を頂戴した。“交友・歓談の楽しみ”、“創造の喜び”は、失礼、失敗を重ねながらも翁自身が今も実践していることでもある。

人間は――豊かに、楽しく、美しく、健康に“生きる権利”をもっている。世の中のこと、過去のこと、未来のこと、自然のことを“知る権利”をもっている。自分の過去と現在について、未来について、家族について、友について“語る権利”をもっている。それらの全ての権利を充足させることは難しいが、その中の幾つかでも継続的手ごたえが得られれば、それは正しく生き甲斐である。幸いなことに翁、若い時からテレビ番組制作や執筆、教壇などで“知る権利”や“語る権利”はそれなりに行使してきた。今でも『余話』執筆のために、貪欲なまでの野次馬根性を発揮して、言いたい(書きたい)放題を書いている。そして当たり前のように今も“生きる権利“を保持している。ところが、元来、”元気印“を自認していた翁だったが、この夏、予期せぬガンに罹り、入院を挟んで約3ヶ月間、無為な時間を余儀なくされた時期、改めて己れの生き甲斐、生存価値を、いかにして創出するかを考えた。余生に悔いを残さないために、である。(改めて自分と向き合う機会を天に与えられた、と思えば、この時期、けっして”無為な時間ではなかった“と言うべきか。)

少し論点を外すが・・・“健全なる精神は健全なる身体に宿る”とは、古代ローマ時代の詩人・ユベナリス(ユウエナリス)の言葉。だが、この格言に翁、いささか疑問を抱く。健全なる精神は、健康な肉体の持ち主だけに与えられる特権だろうか?否である。確かに人間にとって“健康でありたい”ことは永遠の悲願である。だが、大人も子どもも含め、身体だけが丈夫で健全なる精神が伴わない人間がいかに多いことか。反社会的・反人道的行動を起こす連中の殆んどが(精神未熟な)身体だけの健康人だ。引きかえ、体の不自由な人たちの多くが、強固な精神力をもって懸命に生きている。書画に、陶芸に、音楽に、詩歌に、手工芸に、文筆に、そしてスポーツに己れの生き甲斐と生きる価値を求め打ち込む、その姿が尊い。テレビで視るパラリンピック選手たちの笑顔が眩しい。彼らは健常者以上の健全なる精神の持ち主である。翁は言いたい「健全なる精神は頑強なる身体に勝る」と。実は、ユベナリスもそのことを強調したかったのだと思う。彼の詩に『頑強な身体に健全な魂があるよう願うべきだ。勇敢な精神を求めよ。平穏な人生の道は、善行によってのみ開けることを知れ』(要旨のみ)がある。

話を戻そう。『龍翁余話』(1)にも書いたが『龍翁』命名の由来・・・2代目市川猿之助が昭和37年に孫・団子に3代目猿之助を譲り、自らは「猿翁」を名乗った。その時、彼は「翁の文字、まだ身にそはず、衣がへ」と詠った。74歳だったと記憶する。龍翁は68歳で翁を名乗った。その時、猿翁の句をもじって詠んだのが「翁とは、まだ10年先の呼び名かな」。だったが、今や「翁とは、わが身にそえし、呼び名かな」を実感する齢である。にもかかわらず、いまだ己れの生き甲斐、生存価値を、いかにして創出すべきか、を考えあぐねる始末。どうやら不惑の境地を脱し切れないまま、迷路を彷徨し続ける余生になりそうだ、と悲観的になりそうな自分を、ふと、踏み止ませる恵まれた現実に気づく。

翁には大切な友人たちとの交流がある。社会への参加の道も途切れていない。そのことに感謝の心を失わない限り、それが生き甲斐であり、おのずから生存価値(と自分なりに実感出来る)結果が生まれるだろう。そう、翁のような高齢者は、勿論、健康を第一とするも、たとえ健康に不安があっても積極的な交友と社会参加を諦めず、また継続的趣味(楽しみ)をもつことも生き甲斐を生む。翁にはゴルフがある。昨日(10月10日)、術後初のゴルフに出かけた。身体の1部を削ったが、ゴルフが再開出来たことは大きな喜び。仲間たちの歓迎も嬉しかった。更に、翁は、気力・体力・思考力が衰えなければ『余話』執筆も続けたい。それもまた、翁にとって重要な生き甲斐の1つ。今後も変わらぬ友人・読者各位とのご交誼、ご鞭撻を願うや切・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズ&ポップ−今週のお奨 めアルバム

 

今週は先日、バリで買ったBasiaのCDをご紹介します。
Basiaの最新アルバムということでお店の人に奨められて買いました。
Basiaは聴きやすい歌声なので是非聴いてみてください。

It's That Girl Again  Basia

1. If Not Now Then When
2. Someone for Everyone  
3. I Must
4. Gift
5. Everybody's on the Move
6. There's a Tear
7. Blame It on the Summer
8. Two Islands
9. Love Lies Bleeding
10. Winners
11. They Know Nothing About Us
12. Amelki Smiech
13. It's That Girl Again



雑貨屋ウィークリー537号から紹介をはじめたジャズのアルバムをリストにしました。
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm
《R.O.》

編集後記

3日連休を利用してPCを作っています。金曜日の夜、インターネットでパーツをオーダーしたら、日曜日に届きました。一部のパーツを日曜日の午後に息子と二人で、大阪に買いに行きました。CPU、メモリ、ハードディスク、DVDドライブ、電源・・・すべてがすごい進歩で、高性能で値段も安くなっていました。久しぶりにワクワクしました。インターネットやメールは設定できましたがアプリケーションのインストールはこれからです。雑貨屋の発行にはまだ古いPCを使っていますので、完成したら新しいPCで発行するようにします。

雑貨屋のブログ→ http://zakkayanews.jugem.jp/
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.700

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com