weekly

NO.650                Ryo Onishi              10/26/2008  

 weekly

 

LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
 .
雑貨屋のひとり言

最近、腹の立つことが多いですね。食の問題が次から次へと出てきて、一体、消費者は何を信じたらいいのか?人をひき逃げして、隠れているやつ、許せない。妊婦のたらい回し事件で、責任のなすりつけをしていた情けない政治家たち。アメリカのサブプライムローンが発端で金融不安が起こっているのにまるで他人事みたいに言っていた政治家。こんな馬鹿な地球人がいる地球に地球が愛想を尽かさないか心配です。≪R.O≫

麻生首相トリビア

 前回(Zakkaya Weekly 649号)、私たちの月例勉強会(JACAL)で配布した「麻生内閣1年後大予測」表についてご紹介しましたが、その際私は新首相に関する「新首相トリビア」なる問題集も配布し、参加者の皆さんに楽しんでもらいました。

 「トリビア」とは「役に立たないどうでもよい無駄知識」のことであり、知っているかどうかと、その人の知識・知能の優劣とは無関係のものです。

 以下は私の作ったその「トリビア問題集」です。雑貨屋読者の皆さんもぜひトライしてみてください。回答は問題の最後に記しました。

(1)麻生首相のファーストネームは?

(2)麻生首相の出身(出生)地は?

(3)麻生首相の年齢は?

(4)麻生首相は日本国第何代の内閣総理大臣か?

(5)麻生首相の母方の祖父の名は?

(6)麻生首相の4代前である、祖母の祖父の名前は?

(7)麻生首相の父親の名前は?

(8)麻生首相の最終学歴(出身大学)は?

(9)ファースト・レディ(首相夫人)の名は?

(10)麻生首相の相選挙区は?

(11)麻生首相の身長、体重、血液型は?

【回答】(1)太 郎、(2)福岡県 飯塚市、(3)68歳(1940年9月20日生)、
(4)第92代、(5)吉田 茂(元首相)、(6)大久保 利通(明治の元勲)、(7)麻生 多賀吉(母、和子)(筑紫の炭鉱王からセメントへ)、(8)学習院大学政経学部、(9)千賀子(1男、1女)、(10)衆議院福岡県8区(当選9回)、(11)175cm、70kg. A型〈首相官邸ホームページ、麻生総理プロフィールより〉。
  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「」

 

川柳(東京・成近)


 


( 川 柳 )

 衣食住 ここも ここにも原油高

サブプライム後の祭りを掃いている

年金に俺の老後が値切られる

老老介護「人」の字が崩れそう

ドングリもやがて格差の渦の中

( ニュースやぶにらみ )

「1ドル90円台」
まさか −マッカーサー

「解散風」
聞かれてもねえ ー気象庁

「カップヌードルから化学物質」
当方関係ありません −中国

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://homepage3.nifty.com/itukabouzu/

 

森田さんから


                                                                               

龍翁余話

龍翁余話(54)「品川宿」

長年、品川区に住んでいるのに、思えば、翁、数年前に『旧東海道・品川宿』の散策や地元・戸越の歴史に触れたことはあるが、品川全体の歴史については何も知らない、灯台下暗しもいいところだ。折しも品川歴史館(品川区大井)で『東京湾と品川〜よみがえる中世の港町』(特別展)が催されていることを知り、さっそく足を運んだ。品川区住民でない読者各位には関心は薄いだろうが、翁の“にわか学習”にお付き合いを願いたい。

館内に入ると、いきなり高さ1m近い『板碑(いたび)』が目に入る。板碑とは、中世(13〜16世紀、鎌倉〜安土桃山時代)死者の追善や後世の安楽を願う供養碑で、関東から発生したと伝えられており、ここに展示されている板碑は、品川御殿山から出土したもの、と説明されている。その隣に、これまた御殿山から出土したとされる、胴部の最大径1m、高さ80cm(目算)のデッカイ『常滑大甕(とこなめおおがめ=14世紀)が数個展示されている。知多半島(愛知県)の常滑市は粘土を豊富に産出するため、古くから“古常滑”と呼ばれる陶器が生産された。現在でも“常滑焼”は有名だが、当時、大甕のような大きな焼き物が太平洋岸に沿って品川に運ばれたことは、品川が中世から主要な港であったことを物語る。
展示コーナーは『中世・品川の賑わい』、『海の暮らし、陸の暮らし』へと進む。中世の頃、鎌倉殿御家人(鎌倉幕府の家臣)だった品河氏と大井氏がこの辺りに居館を構え、海運・交易の港町として繁栄させた、とある。品川や大井の地名の由来は諸説あるが、翁、単純に品河氏の名に因んで品川に、大井氏の名がそのまま大井になった、と思いたい。海産物の筆頭は海苔。昭和の初期まで品川から大森にかけて採れた海苔が浅草界隈で売られた、それが“浅草海苔”と呼ばれるようになったと伝えられている。煎餅に海苔を巻いたものを“品川巻き”と謂うが、それも品川海苔に由来している。農産物では、品川の葱、大井の人参、戸越の筍が特産だったそうだ。次のコーナーは、翁がもっとも興味関心を抱く『東海道品川宿』。資料展示(学習)だけでは物足りず、翁、その足で『品川宿』へ出かけることにした。数年前に続く2度目の散策である。

江戸時代、江戸四宿(日光・奥州街道の千住宿、中山道の板橋宿、甲州街道の内藤新宿、東海道の品川宿)があった。

(品川歴史館に展示されている『東海道品川宿の町並模型』)

東海道53次の第1番目の宿場・品川宿は当初、北品川宿・南品川宿の2宿であったが享保7年(1722年)新たに歩行(かち)新宿が設けられ、この3宿で構成された。宿内の民家1600軒、住人7000人、と資料にある。歩行新宿は北品川宿に隣接する狭いエリアで、今では当時の面影を留める場所は無いということなので、翁、京浜急行の北品川駅を降りて『北品川宿』(日本橋から2里=8キロ)の入り口からスタートする。

宿に入ると、すぐ左側に『問答河岸跡碑』がある。品川・東海寺の初代住職・沢庵和尚が徳川3代将軍家光を案内した際“禅問答”を行なった場所、と記されている。その近くに『土蔵相模跡』の碑。品川宿有数の遊郭兼貸し座敷(相模屋)、部屋が土蔵造りだったので土蔵相模と呼ばれた。御殿山の英国公使館を襲撃した攘夷(異人排斥)派の高杉晋作、伊藤博文など幕末の志士たちが密議した旅籠でもある。また、ここの酒盛女は準公娼として認められ、吉原遊郭と対抗した存在だったと伝えられている。品川宿の酒盛女は旅籠1軒につき500人まで抱えることが許されていたが実態は数倍だったとか。天保14年(1843年)ごろ酒盛女を置く旅籠92軒、水茶屋64軒、普通の旅籠19件と記録されている。品川宿に遊びに通ってくるのは(幕末は)薩摩藩士や増上寺の僧侶が多かったそうだ。享保年間(1800年〜)の旅籠代は2食付きで200文(約2000円)、これが東海道53宿場の平均相場だったようだが、品川宿の酒盛女の揚げ代は500〜700文、番頭や仲居への祝儀が200文だったというから、庶民が行ける場所ではなかったことだけは確かだ。

北品川宿の中心部に『本陣跡』(現在は聖蹟公園)の碑がある。本陣とは、もともと武将が戦場にいる時の本拠地のことだが、参勤交代が行なわれるようになってから、大名など高い身分の殿様が泊まる宿、となった。北品川宿のはずれに目黒川が流れている。そこの橋(品川橋)は、江戸時代は境橋と呼ばれていた。つまり、これから先の『南品川宿』との境目、そして『青物横丁』へと続く。が、ここまで来るとお寺や神社以外に昔の面影を偲ぶものは何も無い。ただ、青物横丁の『品川寺』(ほんせんじ、宝永5年1708年建立)の地蔵が目に留まった。座高約3mの青銅。いい顔をしている。この地蔵は“江戸六地蔵”の1番地蔵だ。2番・浅草の東禅寺、3番・新宿の太宗寺、4番・巣鴨の眞性寺、5番・江東区白川の霊巌寺、6番・深川の永代寺(廃寺)・・・

デジカメ片手に“2度目の品川宿散策”「きょうは何一つ見逃すまい」と意気込み、目を凝らして探索したが、正直、品川宿の面影は(標識以外は)何も無い。だから、撮影の中身は石碑や立て札ばかり。がっかりしながら北品川駅から3つ目の鮫洲駅まで(約4キロ)歩いた。ゴルフの時以外、あまり歩かない翁にとってはかなり足腰にこたえたが、途中、“代々の品川宿っ子”と称する2人のお年寄りに出会ったことが収穫だった。翁の質問に、それは親切に応じてくれた。「時代の流れとはいえ“昔”が消えてしまったのは寂しいよ」の呟きが印象的だった・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。
 

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

 今回ご紹介するこのアーティストのYUMAは二日前までまったく知りませんでした。たまたまTSUTAYAでこのこのアルバムを見つけました。ジャケットを観るとまだ若い男の子の顔です。彼は若干17歳ですがこのアルバムを聴いた瞬間、ただ者ではないと思いました。Yuma(本名Yuma Sung)は、1989年春、北カリフォルニア州シリコンバレー(サンフランシスコから南へ1時間)生まれ。現在、サンフランシスコ在住。6歳からクラシック・ピアノを習い始めや彼は、9歳の頃にはジャズ・ピアノに惹かれるようなります。1998年夏、デヴィット・ベノワのコンサートでジャズピアノの虜になったようです。いつの世も天才は存在するんですね。

Yuma Style
YUMA

1 Terribly Good 04:31
2 Wonderment 05:33
3 My Favorite Things 08:01
4 On Green Dolphin Street 05:26
5 Night And Day 06:11
6 Smooth Samba 03:53
7 Naima 08:19
8 Prima's First Dance 04:54
9 Looking Up 04:35
10 Winter Sonata 〜dedicated to my mother〜 05:34

<R.O.>

編集後記

原油があっという間にピークから半分以下に下がってきました。街中のガソリンスタンドの値段もだいぶ下がってきました。これ自体、ちょっとほっとしていますが、元はと言えば、投機マネーが移動しただけのことですよね。こんなことばかりやっているとそのうち地球が・・・・
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.650

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com