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NO.613                Ryo Onishi              2/10/2008  

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雑貨屋のひとり言

めずらしく雪が積もりましたね。さすがに雪の中を散歩する気にはなりませんでした。テレビ番組で“枕”についての興味深いことを知りました。首の頚椎の7つの骨の間には“つい間板”があり、骨の隙間には神経がたくさんあります。睡眠中に十分首が休まっていないと、首の筋肉が緊張してこれらの神経を圧迫し、片頭痛、肩こり、腕のしびれの原因になるとのことです。ですから合わない枕で寝ていると体がリラックスできないのです。首の筋肉や神経が休まる、科学的に研究された首の角度は15度だそうです。皆さんの枕の寝心地はいかがですか?
(R.O.)

脳内ドーパミン

 十数年前から不規則生活や不摂生がたたり、血糖値、血圧、コレステロール値が高くなり、生活習慣病にかかってしまった私です。それ以後医師からのすすめで食餌療法に取り組むと同時に運動をすることにし、室内用トレッドミル(ルームランナー)を買い込み、以後十年あまりにわたって自宅にいるかぎり毎日一時間のトレーニングをすることにしました。

今のような気温の比較的低い時期でも、一時間の運動は私にはたいへん効果があるようで、処方薬の服用を続けてはいるものの、現時点では血糖値ほか正常に近いものになっています。

このトレッドミルによるトレーニングは、自宅内での運動なので、トレパン姿で誰に遠慮することなく没頭できます。私にとって毎日のトレーニングは肉体的に厳しく、つらい一時間ですが、なぜか始めて三十分も経つと苦しさが徐々に快感に変わってくることに気がつきます。

毎回、スタート時は面倒臭さや気だるさなどで毎回ためらうのですが、それを乗り越え、嫌々でも無理してはじめると、はじめは疲れと息切れで苦痛を感じますが、三十分を経過する頃から苦痛が低下し、徐々に快感が出てきます。

一時間の日課が終了するとシニア年齢の私のからだは汗にまみれ、ほぼ体力の限界を感じますが、精神的には目的を達成した快感に浸っています。最近では旅行などで日課のトレーニングをしないでいると、なにか物足りなく無性に体を動かしたくなるのにから不思議です。

最近読んだヒトの脳に関するエッセイよると「幸せという情動を脳科学の立場から説明すると、行動の報酬として脳内に分泌されたドーパミンが引き起こす化学反応となる」のだそうです。(「幸せと脳科学」北山吉明氏著)さらに同エッセイによると「分泌されるドーパミン量に比例して、幸福感に強弱が出来る」と書いてありました。

私の場合、つらいはずの日課トレーニングで、脳内に幸せと快感を引き起こすドーパミンが出るようになったのでしょう。そう思うと、ますます日課のトレーニングが苦にならなくなりました。

さらに今回読んだ北山氏のエッセイによると、ダイヤモンドをみて“炭素”と言うよりは“アフリカの星”と呼ぶほうが心が躍るものであり、心がわくわくしたら「今ドーパミンが出てる」なんて思うよりも「なんだ、この気持ちは!」と驚くほうがもっと多くのドーパミンが出てわくわくするのだそうです。やはり豊かな人生を育てるのは、不可思議な人間の心そのものなのかもしれません。

私も科学の真実は真実として尊重しますが、喜怒哀楽の感情はやはり崇高な心の問題として理解し、大切にしたいと思う一人です。

 日課のトレーニングのおかげで昨年も元気に過ごすことができました。私のトレーニングは妻が毎回きちんと記録をつけてくれ、その記録によると、昨一年間、私の総歩行距離はほぼロサンゼルスからラスベガスまでの1.5倍の距離に相当しました。

トレーニング終了後シャワーを浴び、冷やした豆乳を大コップ一杯ぐっと飲み干すとさらにドーパミンが湧き出るようで、このときが私にとって最高に充実した一瞬です。  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「再会」

“再会”というテーマで、この“さくらの独り言”では既に数回ほど呟いた。そして今回は、“またまた再会”と、呟いてみる。“再会”には色々な意味やタイプがあると思う。それは、人と人、場所や出来事、書物や音楽、そして自分ともうひとりの自分など。新婚旅行で旅した南半球に浮かぶ島、ニュージーランド、私にとってこの旅の大きなテーマは、“再会”だった。“再会”は、どんなものであれ、過去への追憶だと思っていた私が、明日への勢いだと再認識させられた。“再会”を意味ある素晴らしいものにできるかどうかは、とても大切なことだと感じた。

新婚旅行にこのニュージーランドのクライストチャーチを選んだ理由は、2つ。ひとつは、数年前にニュージーランドのクライストチャーチを訪ねて感激した主人が、私をその地へ連れて行きたかったこと。もうひとつは、以前私の直部下として5年近く一緒に働いてくれ、且つ、その後も友人としても親しいお付き合いをしてくれているキャンベル・和美さん夫妻を訪ねること。いずれも、ある意味での“再会”だ。前者は、一度旅をした土地の、印象に残る風景やかほりをたどりつつ、その今と昔を、供に居る人が語り、自らがその土地と風に再会する。時の流れが、クライストチャーチの中心地を流れるエイボン川のせせらぎと重なり、語る人と共に私も感慨に耽る。それはまさに静けき“再会”と憩いである。後者は、出会いと別れを繰り返す私たちの人生の中で、縁や友情の不思議なつながりを確信し、熱く激しい感激の“再会”である。前者も後者も、“再会”できたことを本当に喜ぶ。その時、“再会”の奇跡、一期一会の素晴らしさに感謝するのだった。

ところで、私たちが訪ねた友人・和美さん夫妻とその活躍について、少しだけ触れさせていただく。和美さんは、もちろん日本人、横浜生まれの横浜育ち。英語が堪能であるということで、2001年、当時私の部署配属として入社した。当時結婚したばかりのニュージーランド人のご主人Aさんは、日本の有名レストランでシェフを勤めた。今から2年前、彼らは、Aさんの故郷であるニュージーランドへの永住を決意、自らレストラン業へ挑む夢をもって旅立った。30代後半の彼らは今、カイヤポイ地区でランチとディナーをサーブするレストランを営業、その名も“リバービューポイント”といい、開業からやっと1年が経った。私たち夫婦は、見知らぬ町の地図を片手に彼らの店“リバービューポイント”を目指してまっしぐら、無事到着して最初に私たちが眼にしたもの、それは、和美さんとそのご主人が、生き生きと、力いっぱい、誇りと喜びをもって働いている姿だった。その勢いの美しさに、感激のあまりその光景がかすんで見えたほど。言うまでもなく、彼ら夫妻と私たちは、“再会”を喜び、堪能し、そして深く、感謝した。そこにまた、人と人との絆の深さと素晴らしさが響き渡り、運ばれる命というものを感じた。彼らとの、この熱い熱い再会は、単なる再会ではなく、言葉では表現できない必然的な何か、彼らのためにではなく、私自身のために、この“再会物語”のシナリオが準備されていたような錯覚すら覚えた。

さて、“再会”が私のテーマだった新婚旅行、主人のそれは“新しい発見”だった。彼曰く、「これから数日間、今まで知らかなったお互いの新しいことを発見しよう!」と。これもまたある意味での、“再会”だと言えると私は思った。同じ人間、夫婦でも、向かい合う存在としていい意味でも悪い意味でも、日々発見がある。そしてそれは同じ人間、夫と妻ではあるのだが、それぞれがそれぞれに“再会”しているのではないかと思うのである。そしてその“再会”ごとに、ある時は熱く、ある時は静かに、自分の中に何かが勢いに変わるように思う。“再会”、再び会えるということはなんであれ感動的で美しいものだ・・・っとつぶやく、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

運慶快慶 迫力の仁王門

ハイセイコーなお伝説の中を駆け

どんな味だったかニュートンのリンゴ

王冠に肩が凝ってるシンデレラ

モナリザよりお多福がいい妻がいい

( ニュースやぶにらみ )

「薬物検査」
まず食べ物から −北京五輪

「破産会社の社員だと?」
この‘親方日の丸’の印籠が見えぬのか ー大阪府職員

「殺し文句」
聖子議員は信長、ゆかり議員は家康 −自民党選対本部

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

 

森田さんから

                  つづく                   

龍翁余話

 

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

このコーナーでご紹介しているジャズは私が実際に聴いたものですが、なかなか良さを伝えるのが難しいと感じています。余程ジャズが好きでなければご紹介したジャズをTSUTAYAに行って借りるとかレコード店でCDを買う方はいないのではないでしょうか。ほとんど雑貨屋のひとり言になっています。
ジャズを無料で聴ける良い方法をご紹介したいと思います。

先日、ご紹介したポッドキャストを利用します。
本日ご紹介するのはピアノジャズです。BGMにとてもいい曲だと思います。
ダウンロードもできます。それぞれの画面で「聴く」ボタンをクリックするとデータを読み込むので少し時間がかかります。
Jazz Piano small pieces
http://podcast.yahoo.co.jp/series/bea3b48f7de3305bcbdb9d64b5386373
The Jazz Suite
http://podcast.yahoo.co.jp/series/42965ae1c5340572d2c1d72793bf88e9


<R.O.>

編集後記


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Zakkaya Weekly No.613

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
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