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NO.601                Ryo Onishi              11/18/2007  

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LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
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雑貨屋のひとり言

最近聴かなくなった”マツケンサンバ”ですが、生で観ることができました。土曜日、大阪、なんばの新歌舞伎座で松平健、特別公演を観るチャンスがありました。松平健の「遠山の金さん」の舞台、そして歌と踊りで3時間半(休憩2回)楽しませていただきました。舞台もとっても良かったですが、最後のマツケンサンバはとても派手なパーフォーマンスでインパクトがありました。
土曜日の夜、テレビ番組「美味しんぼ」に海原雄山の役で出演している松平健はぴったりはまり役だと思いました。
(R.O.)

あまり知られていないL.A. 観光スポット(204)

カリフォルニア・カジノシリーズ(2)Sycuan Resort & Casino
 ロサンゼルスの南、メキシコ国境に近いサンディエゴ市とその周辺にはいくつもの先住民族域内のカジノ場が認められ存在していますが、Sycuan Resort & Casino はそのひとつです。

 サンディエゴ地域には1万年以上も前から先住民族が暮らしていたといわれています。Sycuan はそれらのうち13の種族が一緒になって作られたものです。今年(2007年)5月には新たに5階建て、2,200台収容の駐車場ビルも完成しました。

カジノ場ビルには2,300台の最新モデルのスロット・マシン(1セント、5セントのマシンから1ドル以上のハイリミット・マシンまで)が揃っています。また、ブラック・ジャック、バカラ、ルーレット、クラップスなどのテーブルが63台、1,250席のビンゴ・ルーム、レストラン/バー 4 店、ギフト・ショップなどがあります。

また、457席のシアター(Showcase Theatre)では1年を通してバンド演奏、ショウ他のプログラムが組まれて来場者を楽しませてくれます。

フリーウエイから少し外れているのが若干難点ですが、カジノ場以外には102室の豪華ホテル&スパ、ゴルフ場、テニス場などの施設が揃っており、一大リゾートと充分いえるだけの規模と内容を誇っています。

●住   所 :5459 Sycuan Way, El Cajon, CA 92019
●オープン日 :毎 日
●時   間 :年中無休、24時間オープン
●電   話 :1 (619) 445- 6002 / 1-800-2-SYCUAN(792826)
●Web Site :http://www.sycuan.com/

行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY#405(南)→ Orange County, Irvineで FWY#405 は FWY# 5と合流、FWY# 5 となる。
(2)FWY# 5 になってからさらに南下、San Diego Countyへ入り、FWY#805(南)を経由し、FWY#8(東)へ入る。(Torranceから約115マイル)
(3)FWY# 8(東)へ入って2nd Street出口でFWYを降りる。
(4)FWYを降りたらN. 2nd Streetを右折(南へ)、すぐに道路名はJamacha Rd.と名前が変わり、すぐの E. Washington Ave. を左折(東へ)
(5)E. Washington Ave. もすぐ Dehesa Rd. と名前が変わり、そのままDehesa Rd. を5マイル進み、Sycuan の標識があるのでそれに従って進みカジノ場の駐車場に入る。
(6)ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約130マイル、ドライブ約2時間。   河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言大切な時

「夫婦が睦まじくいるためには・・・」で始まる祝婚歌、ホシノトミヒロ作を、『さくらの独り言』では幾度か紹介してきた。また、招待された結婚披露宴の時の祝辞には、私は下手な挨拶よりも、これを朗読することにして久しい。最近、自分の結婚生活の中で、「夫婦が睦まじくいるためには・・・」と、自分になりに想うことが多い。祝婚歌のように、一般に共通する夫婦の睦まじきKEYがあると同時に、夫婦はその夫婦なりの、夫婦の数ほどの、一様ではない“睦まじきKEY”があると思う。

結婚によって、それまで単純だった生活が、共同生活になったことにより、生活スタイル自体に変化が生じたのは言うまでもない。共働きや家事の分業などといっても、主婦となった女性の家事労働力が、増えはしても減りはしない。いかにその変化した状況を喜べるかどうかは、単に伴侶に褒められるか(喜ばれるか・認められるか)ではなく、自分自身の存在や言動を、まず自らが楽しめることではないだろうか。特に、独りの時に存在しなかった出来事が二人の生活になってから新たに存在・発生したりすることの中にも、喜び、言い換えれば、睦まじきKEYが転がっていると思う。私の場合、実はそれが「朝食」なのだ。47年間生きてきて、基本的に朝食はとれない性分と生活だった。だから、朝食を誰かのために用意することも喜んで朝食を頂くこともなかった。結婚して大きく変わったことのひとつ、夫婦一緒に朝食をとる毎日になったこと。それがまた苦痛ではなく、むしろ、夫婦が睦まじくいるための、大切な時だと実感している。毎日の、朝のこのひとときのためのメニューや準備する時間などをアレンジすることは楽しいし、健康管理の面でも大切なことである。そして最も大切なこと、それは、一日の始まりの食事の時、二人が向かい会い、対話をする時間そのものだ。どんなに忙しくても、また、どんなに早朝でも、この短い時を確保することにしている。

朝起きて最初に食べる朝食、人間の消化器官が活動していないということもあり、ヨーロッパの一部の国を除く殆どの国がタンパク質を中心にした軽食メニューだという。米国では、シリアル(日本ではコーンフレークともいう)、トースト、マフィン、ワッフル、パンケーキ(日本ではホットケーキともいう)、スクランブルエッグ、ハムやソーセージと、コーヒーやミルクのメニューが多い。特に、私が長年住んだ米国中西部では、新鮮な季節の果物を入れたシリアル、おかゆを思わせるオートミールやグリッツ、カリカリに焼いたベーコンや手作りの田舎ソーセージ、蜂蜜をタップリつけたビスケット、手作りハムの出汁で煮込んだポーク&ビーンズ、カットしただけのとりたての野菜やくだもの、アメリカ中西部独特の朝食メニュー、早起きや朝食が苦手だった私は、当時は、ランチに近い時間帯に食べていた。それもこれも懐かしい思い出、そして恋しいメニューでもある。今思えば、もっと朝食を楽しんでいればよかったと、少し惜しい気もする。
さて、二人でとる朝食は、いつも前夜にメニューを決めることにしている。和食か洋食かのどちらかは主人が決定、メニューはさくらのおまかせコース。習慣とはおかしなもので、最初はひと口もつけられなかった早朝の食事も、今ではそれなりに大切な時の中で楽しく味わっているから、不思議だ。そしてもうひとつ、朝、出かける直前のブラシタイム。出かける準備が整い、背広をまとった主人の、肩から足のかかとまでをブラシング。わずか1〜2分だが、これから仕事という戦場へ主人を送り出すひとつのおまじない、昔の武士の妻や火消しの女房が、火打石をたたいて夫を戦場や火事場へ送り出したようなもの。これも朝食に次ぐ“大切な時”だ。それぞれの夫婦には、こんな(短いが)睦まじい瞬間が山ほどあるものだろうと思う。大切なとき、それはいつも、ごく身近な人との、ごく些細な時の中に、静かに優しく、あたかもあたりまえのように、存在している。大切な時・・・それを大切にできる自分は幸せだ、っと、つぶやく、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

火を掴む手に百万の敵 味方

何時か向き変える諸刃の剣を研ぐ

二兎追った欲に乱視が進みだし

脳天の油断に天気雨が降る

以下余白逆転負けのあの日から


( ニュースやぶにらみ )

「月からのハイビジョン映像」
国境のない地球は素晴らしい −かぐや

「稲尾伝説」
永久に不滅です −三丁目の夕日

「不祥事続き」
実弾が飛び交っている −防衛省

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

 

森田さんから

              つづく                   

龍翁余話

龍翁余話(10)「覚せい剤」
女優・三田佳子の次男で自称歌手の高橋裕也(27歳)が、覚せい剤所持で警視庁に現行犯逮捕された。平成10年(未成年につき保護監察)、12年(執行猶予つき有罪判決)に次いで3度目。もう、法律も世間も許さない。翁が映像制作会社を創立した頃、若いスタッフに対して口癖のように言っていた言葉「1度目の失敗は、優しく注意する、2度同じ失敗を繰り返したらゲンコツ、3度目はクビだ!」・・・我が社のような特殊な専門技術を要する仕事は、それなりの基礎知識を学んだ者が入社し、彼らなりに一生懸命仕事をする中で失敗をしでかす。“3度同じ失敗をしたらクビだ”の前に、トップである翁、あるいは幹部たちの適正な指導力が問われる。だから、実際には“クビ”に至る前に、一人前のスタッフに育てる責任がある。三田(高橋)家の場合、親は、息子を一人前の社会人として育てる適切な指導を行なったのだろうか?次男本人もまた、親の指導に応えるべく努力したのだろうか?否、指導も、努力も皆無だったろう、していれば、“3度目のバカ”は起きなかったはず。

翁は、若い頃から「麻薬追放キャンペーン」に取り組んで来た。国内は勿論のこと、欧米、アジア各地の(麻薬密売主要ルートと呼ばれる地域の)取材を通して、多くの悲劇を生む“白い粉の恐怖”の実態を見てきた。ある時、厚生省・関東甲信越麻薬取締官事務所の麻薬捜査官(Gメン)たちと(延べ365日)行動を共にし、彼らの凄まじい活動ぶりを追った。東京や神奈川県では(臨時記録班の資格で)容疑者逮捕の瞬間にも立ち会った。師走のある日、川崎市郊外の住宅街、とある1軒の家に狙いを定めた捜査員たちは、200メートルほど離れた空き地に車を止め、待つこと4時間(午後4時〜8時)、捜査員たちは動き出した。全員拳銃所持。翁は16ミリ・フイルムカメラを握り締め、邪魔にならないように後方から(街灯の明かりを頼りに)カメラを回す。裏側に2人、玄関口に3人の配置、Kチーフの目合図で、ひとりの若いGメンが呼び鈴を押し「○○さん、お届け物ですよ」若い女が玄関ドアを開ける。3人の捜査員が一斉に踏み込む。居間にいた若い男(容疑者)が必死に抵抗するも2人の捜査員に難なく取り押さえられる。裏側にいた2人は、容疑者逃亡の不能を確認して玄関口に回り、中に飛び込んでブツ(物的証拠)捜索に加わる。茶箪笥、小物入れ、カーペットの下、寝室、布団、座布団、トイレ、洗面台、台所、などなど、捜査員の目と手は四方八方、まるで捜査犬のような動きだ。わずか30分で、冷蔵庫の中の天井に5センチほどの小さなビニール袋に入れてガムテープで貼り付けていた少量(高橋裕也容疑者が所持していた量と同じ0.2グラム=末端価格15万円?)の覚せい剤を発見。観念した男の手に手錠が掛けられる。泣き叫ぶ妻と赤ん坊、片隅でカメラを回す翁の手が震えたものだ。S

「麻薬」には大きく分けて5種類ある。日本で一番問題になっているのが@「覚せい剤」。
麻黄(マオウ)という植物から採れる。別称も多い。シャブ、ヒロポン、最近ではS(スピード)、クリスタル、ヤセ薬など全て「覚せい剤」のことだ。麻黄栽培地(国名は割愛)から密造業者→密輸出業者→密輸入業者→密受入業者→密運搬人→現物保管人→大口密売業者→小分製剤者→小口密販売者→小売密売者→立会密売者→使用者(中毒患者、新規顧客)などルートは15段階を経る。1グラムの海外仕入れ価格約1万円、日本陸揚げ価格2万円が末端では(1グラム)60万円以上になる。各業者(マフィア、暴力団関係者)にとっては笑いの止まらない資金源だ。A「芥子(ケシ)」を原料とするアヘンやモルヒネ、B「コカ」を原料とするコカイン、C「大麻(タイマ)」を原料とするマリファナ、ガンジャ、ハシシ(ハシッシュ)、バング、ダッカ、カンナビス、エスラーなど。D「麦角(バッカク=ライ麦などに寄生する麦角菌)」を原料とするLSD。

当局による空・海などの水際作戦が功を奏して、毎年、大量の密輸入を摘発しているものの、犯罪件数は一向に減らない。平成17年度の白書によると、「覚せい剤取締法違反」の被検挙者23,143人(特別法犯検挙者115,764人の20%)、しかも過去3年間、毎年5000人ずつ増え続けている。恐ろしいのは、かつて売人が暴力団関係者中心だったのが、近年では一般市民が片棒を担がされ、芸能界、音楽界、スポーツ界、産業界、主婦、中・高・大の生徒、学生に至るまで、全国民をターゲットに「覚せい剤」を中とする麻薬をばら撒いていることである。“麻薬は身を滅ぼし、家庭を崩壊する“という生易しいキャッチフレーズでは、もう追いつかない”国家的危機“を及ぼしかねない深刻な事態に陥っていることを我々は知るべきである。前述の麻薬Gメン・Kさんの言葉を思い出す。「興味半分で、1回ぐらいは、と手を出した途端、地獄が待っている。それが麻薬の恐ろしさだ。苦痛からの一時的逃避、快楽を求めた結果、常習者となり、脳はやられ、命を絶つ。空し過ぎる。何のための人生か」・・・翁もまた、麻薬への怒りを込めて本稿を書いている、その間、引っ切り無しに吸うタバコの煙が目に沁みる。「タバコもまた合法麻薬だ」と苦笑いしながらキーボードを叩く、っと、ここで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

ロスにいたころ、Kenny Gのアルバムはよく聴きました。一番よく聴いたアルバムはBreathlessでした。
Kenny Gは日本でも人気が高いアーティストです。彼のソプラノサックスは癒されます。
今週はちょっと気が早いですが、クリスマスソングでいきましょう!

Miracles: The Holiday Album
Kenny G


1 Winter Wonderland 03:04
2 White Christmas 03:02
3 Have Yourself A Merry Little Christmas 03:58
4 The Christmas Song 04:03
5 Silent Night 03:47
6 Brahms Lullaby 03:15
7 Greensleeves 03:29
8 Miracles 02:32
9 Away In A Manger 02:39
10 The Chanukah Song 02:31
11 Little Drummer Boy 04:04
12 Silver Bells 04:00
13 Spring Breeze 03:19

<R.O.>

編集後記

沖縄県宮古島のさとうきび畑で殺人事件が起こったとニュースで知りました。今年4月に行きましたが、さとうきび畑ときれいな海が印象的だっただけにそんな事件が起こるなんてショックです。
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.601

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com