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NO.596                Ryo Onishi              10/14/2007   

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雑貨屋のひとり言

ようやく涼しくなって過ごしやすくなってきました。今年は異常気象つづきでしたね。今日のニュースでは桜が咲き始めたところがあると伝えてました。シカゴマラソンでは例年18℃が31℃の気温で死人がでるとんでもないことになりました。もう異常気象ではなくなってきているのかもしれません。
先週日曜日、中央図書館に行くとき、女性専用の車両に乗りました。ドアに鏡用のラベルが貼ってありますが、おそらく身だしなみのためにあるのだと思います。それなら他の車両にも貼ってほしいと思いました。提案してみましょうか?(R.O.)

安倍内閣1年後大予測結果

 1年前、小泉内閣に代わって安倍晋三氏が首相に選出され、新しい内閣を組閣しました。Zakkaya Weekly No.544(2006年10月15日)のこの欄で『安倍内閣1年後大予測』を仲間でおこなったことを書きましたが、あれから1年経ち結果が出ました。数日前、この予測に参加したJACALの皆さんと予測がどれだけ当たったか「結果合わせ」をしました。因みに私は13問的中(59%)でした。世の中1年後の予測は難しいものですね。

 以下はその大予測項目と結果です。皆さんはどのくらい当たったでしょうか?

(1)2007年9月末、安倍晋三氏の首相在任は継続しているか?
(2)2007年9月末、自民・公明の連立与党体勢は継続しているか?
(3)2007年9月末、消費税率は'06年9月末に較べ上昇、不変、下降?
(4)2007年9月末までに閣僚の入れ替えはあるか?
(5)2007年9月末までに自民党三役の入れ替えはあるか?
(6)2007年9月末までに首相補佐官5名の入れ替えはあるか?
(7)2007年9月末までに首相は靖国神社参拝するか?
(8)2007年9月末までに衆議院解散はするか?
(9)2007年7月の参議院議員選挙で参議院自民党当選者数は選挙前に較べて増加、不変、減少?
(10)2007年9月末までに中国の主席または首相が訪日し、日本の首相との首脳会談は実現するか?
(11)2007年9月末までに韓国の大統領が訪日し、日本の首相との首脳会談は実現するか?
(12)2007年9月末までに安倍首相は北朝鮮を訪問するか?
(13)2007年9月末までに北朝鮮拉致日本人被害者の日本帰国が一人でも実現するか?
(14)2007年9月末までに憲法改正のための国民投票法案は成立するか?
(15)2007年9月末までに防衛庁は省へ昇格するか?
(16)2007年9月末までに新教育基本法(改正教育基本法)は成立するか?
(17)2007年9月末までに航空自衛隊のイラクからの全面撤退は実現するか?
(18)2007年9月末、民主党党首の小沢一郎氏は党首を継続しているか?
(19)2007年9月末、東証1部(日経)平均株価は ’06年9月末に較べて上昇、下降?
(20)2007年9月末、公定歩合は’06年9月末に較べて上昇、不変、下降?
(21)2007年9月末、円はUSドルに対し’06年9月末に較べて円高、円安?
(22)2007年8月末、日本の完全失業率は’06年8月末に較べて上昇、不変、下降?

【1年後の結果】
(1)No《Sep.25,'07総辞職》、(2)Yes、(3)不変、(4)Yes、(5)Yes、(6)Yes《国家安全保障・経済財政担当・広報は廃止》、(7)No、(8)No、(9)減少、(10)Yes《Sep.11,'07温家宝首相来日》、(11)No、(12)No、(13)No、(14)Yes《4/13衆院可決、5/14参院可決成立》、(15)Yes《Dec.15,'06参院可決成立》、(16)Yes《11/16衆院可決、12/15参院可決成立》、(17)No、(18)Yes、(19)上昇《’06年9月末:\16,127.58、’07年9月末:\16,785.69》、(20)上昇《’06年9月末:0.4%、’07年2月21日:0.75%へ》、(21)円高《’06年9月末:$=\118.16、’07年9月末:$=\114.80》、(22)下降《’06年8月末:4.1%、’07年8月末:3.6%》

  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「実行」

「何かを“やらない”時の理由はいくらでもある。しかし、何かを“やる”時の理由はひとつだけ、それは“やる”ということだ」とは、大学時代の恩師の言葉。その恩師に大きな影響を受けた私は、今でもこの言葉をよく使う。また、「何かをヤメルだけなら意味がないが、何かをやるためにヤメルことを他人が止めてはいけない」とは、公立小学校の教諭を辞めて大学院へ戻る私に猛反対した父に対し、援護射撃をしてくれた実兄の言葉。政治家や企業家が立派なスローガンを掲げて民衆を一時的に動かすが、結局は、具体的なアクションが全てを変える力であり、大きなものを動かしたり創出したりするKEYであると実感する今日このごろ・・・実行する、具体的な行動力、誠実に生きている証のひとつだと思う。

先日、偶然にもこの行動力、実行する、という二つのテーマについて触れたり示されたりする機会があった。一つは、私の関与するプロジェクトメンバーの意識及び行動に変革を起こした。もう一つは、私のこれからの未来、つまり人生を変えることとなった。次元や内容は大きく違うが、共通するひとつのこと、それはコンセンサス(合意・納得)とコミットメント(決意・約束・宣言)に基づいた具体的な“実行”である。その行動力によって創出された変化や実績・結果が、関係する人やものに具現化されたのだ。確かに人は、時に、静かに時を待つことで、解決の糸口や方向性を知る場合もある。渦中にある時などはそうだろう。しかし、時に人は、新しい世界、仕事、生活、なによりも新しい自分への一歩を踏み出すために、“実行”という行動力が必要だと確信させられた。ここに、その一つ、プロジェクトメンバーの意識や行動に変革を起こしたきっかけとなった文章、心理学者であり千葉大学名誉教授の多湖 輝氏の文章を紹介する。

『そんなことみんな分かっています。何回も聞いています。やろうと思っていました。そう言って、いつも何も実行しない人がいます。こういう人はいくら大切なことを知っても、自分のものにはなりません。幸福になるチャンスを自ら捨てている人たちです。そういう人は別にして、あとは色々なアドバイスをどう生かすか、どう実行するかです。決して待っているだけでは幸福はつかめません。幸福になるために私たちに残されているのはただひとつ、知ったことをとにかく実行してみることです。そうすれば、現実というのは誠に正しく結果を出してくれます。努力した人には努力した結果を、実行した人には実行した結果を出してくれます。結果には原因があることを知りながら結果のみを期待し、結果をおこすべき原因を作ろうとしないのでは、いつまでたっても、何も起こりようがありません。問題を他人のせいにする限り、自分の期待する結果は出ないでしょう。せっかくの力を持ち、せっかくの願いを持ちながら、あなた自身が動かない限り、あなたの人生は変わ
らないのです。もしあなたが動かなかったら、一番不幸なのはあなた自身です。他人のせいにするというのは、自分の幸せを他人の手で遠くへ押しやっていることです。せっかく御主人公がその地位を失ってしまいます。主人公とは自分で人生を作れる人のことです。主人公が働いてはじめて物語ができます。急ぎの仕事が出た、難しい問題が与えられた、だから自分だけが苦労する、自分だけが忙しい、自分だけが損をする、などという言葉を死語にしたいのです。どうせなら難しい仕事を私に与えてもらって、ありがたいと思ってみることです。私を信頼してくれてありがたいと思うことです。困難な仕事や嫌な仕事を与えられたら、こんなチャンスは二度とない、と喜んで受けてみることです。こういう難しい仕事だからこそ、自分は成長できるのだと感謝することです。師と出会うことも、目標を持つことも、苦労することも、自分を成長させるエネルギーになります。プラスに考えさえすればどんどん自分が成長します。人間は能力の差ではなく、ほんのちょっとした努力の差です。わずかな意識の差です。ただ幸福になりたいと待つだけでなく、どうしたらよいか考えてみてください。二度とないかけがえのない人生です。あなたの、私の人生です。私たち自身が自分の手で作る人生です。良いと思ったことは素直に実行してみましょう。花を見たらきれいと感じる時に、なぜきれいか、それがどういうことかと、理屈を並べるのは後の話です。まず動いてみることです。成功した人、人生の勝利者となった人、特殊な技能を身につけた人、これらの人たちはみんなそのための行動をしています。自らが動きました。本気になって動きました。こうなりたい、ああなりたいと、ただ願うだけではなく、一歩踏み出しました。本気になってやればその思いがパワーとなります。動かないのはまだ本気になっていない証拠です。あなたは、あなたの人生の輝かしい未来のためにどう動き出しますか。とにかく今の状態から一歩でも前進してみて下さい、それがあなたの輝かしい人生を創り上げる貴重な第一歩になるはずです(多湖輝『まず動く』より)。

さて、もう一つ、私の人生を変えた人の言の葉「俺の実行、つまり行動力がそのKEYだな」は、言霊(ことだま)となって種に変身、私の心に落ちて芽を出し、花を咲かせようと成長している。スローガンや理想を語るだけでなく、夢を形にするために“実行”するという誠実で具体的なアクションが、私とその未来を変えた。大きな一歩を明日に向かって、喜んで歩こうと想う。実がなる行い、行いが実をつける、と書いて“実行”、パワーのある言葉だな・・・っと呟く、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

 天高く食欲の秋俺の秋

ダイエット誓っただけで腹が減り

優勝のビール背中で飲んでいる

値を聞いて舌が痺れた河豚料理

山村の絵に渋柿の晴れ姿

( ニュースやぶにらみ )

「福田首相対真紀子議員」
チャンネルを亀田戦からこっちに変えた −テレビ観戦

「内藤選手最年長防衛」
自信が沸いてきた −福田首相

「日付偽装の認識」
甘かった −赤福

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

 

森田さんから

最終回   後一歩のところで              
森田のりえ

 ハーバー・フリウエィをドジャース・スタジアムで下りると、道はそのまま球場の入口へとつながっていた。入口で切符を見せるとピンク色の紙を渡された。専用入口案内だつたらしいが、読みもしないで車のフロントに置いて進むと「General Pass」と書かれた通過所がずらりと並んでいた。
「夕食付き特別席での野球観戦ですから、駐車場の番号も決まっています」
招待主のT夫人から聞いていたので、専用口があるはずだが見当たらない。右端を見ると二列が「Preferred・・・」と書かれているので、そこから入るのではないかと助手席のI子に尋ねると「知らない。娘に訊いてみる」と、携帯電話をかけた。
「どっちにでも行けるってことらしいよ」
 だが、意味が分らない。考えているうちに一般車用を通過してしまった。駐車場は「K」である。球場を一周してKに入ると、すでに満杯。ぐるぐる廻ってやっと一箇所空を見つけたが狭い。他にないので、しかたなく両隣の車に当てないよう注意しながら駐車したが、帰りは早く出ないと傷をつけられそうだ。
 特別席は三階の放送室の隣に十五人用の一室が借り切ってあった。すでにT夫人の家族や友人たちがきていた。本来なら、T夫人の日本にいる息子さんが家族のために予約した部屋だそうだが、予定変更で急遽I子と私に誘いの声がかかったのである。
 用意されたバフェ・スタイルの料理をお皿に盛ってI子と私はバルコニーへ座った。すでに辺りは薄墨に暮れ、煌々としたライトに照らされた場内が浮き上がるように俯瞰できた。選手の控え、一般席がくっきりと見下ろせる。大げさだが、貴賓席というのはこのような席をいうのだろうか。なんだか特別な人になったようで気分が、すこぶるいい。
ドジャース対アストロズ戦は始まったばかりである。打者が真正面に見える。斎藤投手が出るらしいが、試合を愉しむより私はいつしか感傷に浸り、頭のなかは思い出が走馬灯のように駆け巡っていた。
 最初ドジャース球場へきたのは娘が中学生の時。旅行会社でもらったチケットで親子三人、三塁側の外野席で観た。西陽が差していた。ポップコーンを食べながら、ストロベリーという面白い名前の選手がいるものだと、妙に感心したことを覚えている。
あのころは仕事に追われ遊ぶ暇はなかった。入港する日本船の船員相手にお土産を販売していた私と夫は、入港時間に合わせ夜昼関係なく港を走り回って注文をとり配達をしていた。日本はバブル経済真っ只中だったから、商売は順調で働くことが苦になるどころか楽しかった。バブル景気の終焉と同時に二十二年続けた仕事を止めた。旅好きの夫のお蔭であちこちと家族旅行をした。夫婦で義母の介護のために日本を往復したこと、夫の浮気で悩んだことさえもある。数年後に食道癌におかされていることが分った夫は、
「いい人生だった。ありがとう」
の言葉を残して逝った。辛くて苦い思い出はこの一言で帳消しになった。一人娘はすでに結婚して他州に住んでいたから、私の気楽なウィドウ暮らしが始まった。女は、日常の些細な出来事にでも喜びや愉しみを見つけながら生きていけるものだ、と知った。
球場に二回目にきた時は、いまから四年前。日本から移植手術のためにくる人たちのボランティヤをしているころだ。UCLA病院で肝臓移植をした人が野球好きだというので、ボランティヤ仲間の鮨屋のおかみさんがこういった。
「野球ファンにとって最高の席、バッターボックス真裏の二階101の1から8の席を予約している人からもらったので、私の代わりに一緒に付いていってほしいのだけど・・・・・」
鮨屋のご主人は何十年か前、横浜ベイスー
ターズと名称が変わったけれど、昔の大洋ホエールスの投手であった。
今回で三度目である。
 ドジャースは好調だった。七回の裏六対一で勝っていた。そうこうしていると観客がいっせいに歌い始めた。I子も口ずさんでいる。「私を野球につれてって」という歌だそうで、いつも終戦線になると曲が流れるそうだ。
 T夫人に、また機会がありましたらお誘いくださいと喉元まで出かかったが、厚かましくていえなかった。まさかの逆転もないだろう。車が気になっていた私は早目に球場を出た。帰り道、フリーウェイに乗り損ね気がつくとリトル東京まで来てしまっていた。
「最後に斎藤投手が出て最高に盛り上がったそうよ。惜しいことをしたわねぇ」
後日、T夫人にいわれた。私は、後一歩のところでいつも損をするタチだが、ま、いい。充分愉しませてもらったのだから。
                終わり    

龍翁余話

 

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

630を超すアルバム、約260名のアーティストから毎週紹介するジャズを選ぶのは簡単なようで難しく、悩んでしまいます。
できるだけいろんなタイプのジャズを紹介しようと思うのですが、やはり自分が好きな曲になってしまいます。とっ言うわけで、今週は久しぶりにEddie Higginsの軽快なピアノを紹介させていただきます。彼のピアノは癒されます。ジャズをあまり知らない方にもお奨めです。

Sweet Lorraine
Eddie Higgins


1 Teach Me Tonight 03:57
2 Sweet Lorraine 03:54
3 Ruby 04:02
4 Three Little Words 03:43
5 Someone To Watch Over Me 03:50
6 The Song Is You 03:06
7 Sometimes I'm Happy 04:04
8 Route 66 03:27
9 Rosetta 03:20
10 Somebody Loves Me 03:18
11 Take The A Train 03:23
12 These Foolish Things 03:49
<R.O.>

編集後記

今日の女子プロ「富士通レディース」最終戦、上田桃子と横峯さくらのプレイオフは観応えがありました。18番ホールでの上田桃子の優勝が確実だと思いましたが、勝負の世界は上がってみるまでどちらが勝つかわからないですね。
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.596

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com