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NO.590                Ryo Onishi              9/2/2007   

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LAの観光スポット ホームページ バックナンバー
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雑貨屋のひとり言

9月になりました。さすがに朝夕は涼しくなり、過ごしやすくなってきたように思います。しかし今日も日中はものすごく暑く、まだまだ真夏日が続きそうです。そんな暑い中で熱い戦いが行われている大阪の世界陸上ですが世界の壁は厚かったですね。テレビで見る限り、会場の長居競技場はきれいに整備されているように見えますが、長居競技場の近くの公園で暮らしていた人たちは一体どこへ行ったのでしょう?
(R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(200)

Diamond Valley Lake
 Diamond Valley Lakeはリバーサイド・カウンティの町ヘメット(Hemet)郊外にある南カリフォルニア最大級の貯水用人造湖です。

アメリカの土木工事史上でも、最大級の工事といわれ、1995年から4年余りの歳月をかけて造られた三つのダム(West Dam, East Dam, and Saddle Dam)の完成により出現したこの貯水湖は表面積4,500平方・エーカー(長さ4.5マイル、幅2マイル)の広さを誇り、1999年末からコロラド川からの水の貯水が始まり、今では2千600億ガロンの水が貯えられる湖になりました。これは南カリフォルニアに住む1千800万人の全住民に6ヶ月間水を供給できる水量に相当します。

2003年10には250台のパーキング・スペースを持つマリーナがオープンし、フィッシュング(魚釣り)、ボートほかウオーター・スポーツなどのメッカとしても名を知られつゝあります。湖底には魚類の付き場を人為的に作り出し、フロリダバスほか多くの魚が放流されています。

 また、この場所が一躍世界から注目されるようになった出来事がありました。それはここのダム工事の際に氷河期の化石が次々と発見されたのです。

かつて南カリフォルニアにはマストドン、マンモス象、サーベル・タイガーなどが住みついていました。それらの貴重な化石がここのダム工事中に発見・発掘され大切に保存されています。

これらの化石ほかについては前回のこの欄(199、Western Center For Archaeology & Paleontology)をご参照ください。

Diamond Valley Lake を訪れる場合、立ち寄ることをお勧めするのは、(1)ビジターズ・センター、(2)ビュー・ポイント、(3)Western Center For Archaeology & Paleontologyの三ヵ所です。

(1)ビジターズ・センターではDiamond Valley Lakeに関する各種資料を見、また入手できます。(2)ビュー・ポイントでは小高い丘の上から湖、ダム、ポンプ・プラント(建物)などが一望できます。(3)Western Center For Archaeology & Paleontologyについては前回のこの欄に書いたとおりです。

さらに時間と健脚に自信があれば湖の北側の丘に沿って作られている遊歩道(North Hills Trail 、全長5.9マイル)に挑戦してみるとよいでしょう。

また、フィッシュング、モーター・ボートに興味があればマリーナでボート・レンタルもあります。

★ビジターズ・センター
●住   所 :300 Newport Road, Hemet, CA 92543
●オープン日 :金曜日−日曜日(月曜日は休館)(ビュー・ポイントも同じ)
●時   間 :10:00am ? 4:30pm
●入場料、駐車料:無  料
●電   話: :(800) 273- 3430
●Web Site: http://www.dvlake.com/general_info05.html

行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
★ビジターズ・センター
(1)FWY#91を東へ。Riverside County に入り、FWY#215へ(南下)。
(2)FWY#215を約15マイル南下し、CA#74(Hemet方面)出口でFWYを降りる。
(3)FWYを降りたらCA#74を東へ(Hemet方面)約7マイル進み、Winchester Roadを右折(南へ)。
(4)Winchester Roadを約3マイル進み、Domenigoni Roadを左折(東へ)。
(5)Domenigoni Roadを約7マイル進み、State Streetを右折(南へ)。
(6)State Streetを1.5マイル南下、Newport Roadを右折、約0.5マイルの右側にビジターズ・センターの建物がある。
(7)ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約100マイル、ドライブ約1時間30分分。

★ビユー・ポイント
上記(4)でWinchester RoadをDomenigoni Roadへ左折せず、さらに1マイルWinchester Roadを進み、Construction Roadを左折するとゲート建物があり、あとは「View Point」の標識に従って約2マイル登ると湖畔上のビュー・ポイント駐車場に着く。

  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り 言「SACHIKO」

♪幸せを数えたら片手にさえ余る、不幸せ数えたら両手でも足りない♪・・・『SACHIKO』(作詞:小泉長一郎・作曲:馬場章幸)・・・私が高校生の頃、よく流れていた曲のひとつ。ばんばひろふみが、『ベストテン』という歌番組でよく歌っていた。暗い曲だが、何故か温かみを感じ、その時代の若者たちに好まれた歌のひとつ。最近この歌を想い出し、口ずさんみた。色々な想いが胸を締め付けた。幸せな出来事や想いも、不幸な出来事や想いも、ある時は雪だるまのように当人の想いを超えて膨らむものかもしれない。今、この歌を口ずさみながら、昔、恩師が言った「運・不運は選べない。でも、幸・不幸はみずからが選べる」の言葉を思い出した。

この歌が流行した時代、私は高校生、多感な思春期真っ只中。その自分は、太宰治を読みふけり、生まれてきたことや自分の環境に疑問や不満を抱きつつ、愛し愛されるということ、生きるということなどの根本的な意味について、多分、これまでの人生の中で最も鋭く自分に問いかけた時期だったに違いない。この歌を好んだその時代の同年輩は、自分が命名された名前の意味を探求し、家族のしきたりやしがらみ、これまでとこれからの自分のアイディンティティというものなどなど、選べないことに対しての反抗や挑戦や冒険をしたものだ。個の確立とその存在意義を純粋に探求しつつ、その一方で、「おとな」が作る社会への不安や不信への挑戦状を叩きつけていた。その答えや糸口を、ある者は文学や美術や音楽といった芸術にそれを求めたり、ある者はクラブ活動やサークルといった共同活動に求めたり、またある者は向かい合うという恋に似た異性との触れ合いに求めたりもしただろう。そんな若者たちが、この歌を好んだのは、反抗や挑戦や冒険も、帰れる家や人(家族、愛する人)があったればこそ、と、今、この歳になって、分かる気がする。

さて、読者の中のどれぐらいが、この歌を知っているだろうか。歌詞を引用してみる。
♪幸せを数えたら片手にさえ余る、不幸せ数えたら両手でも足りない、いくら心が綺麗でも、醜いアヒルの子では嫌だと、泣いた夜さえいつの日か、笑い話になるものさ、SACHIKO 思い通りに、SACHIKO 生きてごらん、それが悲しい恋でもいい、笑い方も忘れた時は、思い出すまでそばにいるよ、幸せを話したら五分あれば足りる、不幸せ話したら一晩でも足りない、SACHIKOという名は皮肉だと、自分に宛てた手紙燃やして、窓に額を押し当てて、家を出たいとつぶやいた、SACHIKO 思い通りに、SACHIKO 生きてごらん、ひとりぼっちの旅でもいい、倒れそうに疲れた時は、僕の両手に戻ればいいさ♪

先般、知人が出版した本の一節に、「人は必ず充実した人生を送れるようになっている・・・人生に“負け組”はない」と述べられていた。確かに、何を基準に“勝ち組”とか“負け組”と言うのだろう。組織の階級(社会的地位)だろうか?お金の有無だろうか?だとしたら、何と次元の低い価値観だろう。たいていの人は、それぞれの分に応じた価値判断で“幸・不幸”、“満足・不満足”を推し量る。それでいいではないか。それは“勝ち”とか“負け”の線引きではない。思うに、このSACHIKOの歌詞にもあるように、『思い通りに生きてごらん』と、いくつになっても自分自身に言える自分でありたい。SACHIKO・・・人はみな、幸の子だよな・・・っと呟く、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

 謙譲の美徳にババを掴まされ

良心が踏み絵の前で立ち止まり

歯ぎしりが弱気の虫を噛み潰す

一寸の虫の正義もここらまで

鬼になりきれず逆転負けを食い


( ニュースやぶにらみ )

「全日本陸上」
あきまへんなあ −日の丸

「事故機と同系機で座金欠落発見」
落ちたでは済まされぬ −航空各社

「社会福祉法人山西前理事長との仲」
ツーと言えばカー −松島厚労省前局長

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

 

森田さんから

                つづく          

龍翁余話

 

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

蒸し暑い中ではジャズを聴くのは億劫になりますが、朝夕、ちょっと涼しくなってきたのでジャズを聴きやすくなってきました。

とてもいい曲を見つけました。
オランダのジャズトリオ"Karel Boehlee Trio"の"Silent Nocturne"です。
うっとりするピアノジャズです。癒しの曲です。このアーティストの曲をもっと聴いてみたいと思っています。聴いてみたいアルバムは"Blue Prelude" Dear old Stockholm" "Switch""Last tango in Paris"などです。また探す楽しみが増えました。


1 Another Life 06:14
2 Nocturne Opus 9 05:19
3 Orange City 05:40
4 Good Morning Heartache 05:32
5 Northern Moon 05:19
6 Telkens Weer 04:17
7 Amazing You 04:04
8 What Are You Doing The Rest Of Your Life 05:33
9 Wherever You Might Go 06:06
10 It Never Entered My Mind 06:27
11 Song For Sad 04:52
12 A Thousand Stories 04:14

<R.O.>

編集後記

大阪駅が改装されホームが広くなりました。ホーム上の安全が確保されたのではないかと思います。JR三宮駅に近づくと阪急電鉄の春日野道のホームが見えます。この駅のホームはものすごく狭いです。もしかしたらギネス級の狭さかもしれません。
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Zakkaya Weekly No.590

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com