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NO.585                Ryo Onishi              7/29/2007   

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河合さんの さくらの独り言 川柳 & コント 森田さんから ホームページ
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雑貨屋のひとり言

■宮里藍、優勝は逃しましたが大健闘をたたえたいと思います。日本の選手が世界の舞台でがんばってくれているのはうれしいものです。
■日本のプロ野球、パリーグもセリーグも上位グループは混戦となってきました。阪神タイガースもようやく上位グループの背中が見えてきて面白くなってきました。
■梅雨も明けて本格的な夏がやってきました。蒸し暑い夏ですが、悪いことばかりではないと思います。この暑さを楽しんで行きたいと思います。もうすぐ盆休みですが、みなさんはどのように過ごす予定ですか?面白い趣向があれば教えてください。(R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(197)

  ノアの箱舟(Noah’s Ark at the Skirball )
 「ノアの箱舟」とは旧約聖書創世記に出てくる話であることはご存知のとおりです。――― 神によって創られた人間が地上で神の意に反して次第に悪を行うようになってしまったため、神は洪水により悪人たちを消そうと決心しました。そして善人であるノアに大洪水を知らせます。ノアは神の言葉にしたがい大きな箱舟を作り、妻と3人の息子夫婦の合計8人、いろいろな動物達や食糧をその箱舟に乗せて助かります。

 この「ノアの箱舟」をテーマにしたアトラクション施設がSkirball Cultural Center 屋内に完成し、今年(2007年)6月26日から一般公開が始まりました。

製作に5年をかけ、8,000平方フィートのスペースに出現した「ノアの箱舟」には、ロープ、ビンのキャップ、自転車部品、野球ミット、モップやバックミラーなど、さまざまな日用品を材料として巧みに作られた造形動物をはじめ、箱舟に積み込まれた品々がところ狭しと飾られ、来訪者はこれらに触れ、乗り、試し、登り、また探検しながら想像力をふくらますことが出来るようになっています。まさに模型と造形の動物園であり、子供だけでなく大人たちも充分楽しんでいます。

また、雨、風、嵐、稲妻、雷鳴などを作り出すユニークな装置があったり工夫されています。
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この「ノアの箱舟」のあるSkirball Cultural Center はユダヤ人とアメリカ民主主義との強い絆に関する調査研究を目的に1996年設立されました。ここではこの目的に沿って、教育・文化プログラムを提供し、また幾世代にもわたるユダヤの歴史的資料の収集、展示なども行っています。

オープン以来、既に数百万人のビジターを迎えている、ユダヤとアメリカを繋ぐ大規模文化センターです。

 この広大なセンター建物の一部はミュージアム(博物館)ともなっており、ユダヤ人の歴史に関する2万5,000点以上の収集品を誇り、その一部が常時一般に公開されています。

ここでは 4000年前の古代イスラエルでの出土品から始まって、長いユダヤ人の貴重な歴史を知ることが出来ます。
 
特に、ユダヤ人とアメリカとの関わりについては、彼等が自由を求めてアメリカへ移住してきた時の様子がひと部屋にまとめられています。ひときわ目立つ大きな自由の女神のトーチが飾られたこの部屋には、当時の写真、遺品の数々と共にビデオ映写による解説もあり、わかりやすく説明されています。
 
また、これら常設展示室とは別に、特別展示室があり、ここでは期間を決めて価値ある種々の特別展示が催されています。敷地内の庭ほかの景観も素晴らしく、建物に隣接した円形劇場でのパフォーマンスも定期的に計画されています。

● 住   所 :2701 N. Sepulveda Blvd. Los Angeles, CA 90049
● オープン日 :火曜日 ? 日曜日(月曜日、祝日は休み)
● 時   間 :12:00 ? 5:00PM(火曜日 ? 金曜日)
        10:00AM ? 5:00PM(土、日曜日)
● 入 場 料 :$10(成人)、$7(学生及び65才以上)、$2無料(2−12歳)、無料(2   
       歳未満)
● 駐 車 料 : 無 料
● 電   話: :(310) 440- 4500
● Web Site:http://www.skirball.org/

 行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1) FWY#405を北へ、FWY#10を通過、さらに北上する。
(2) FWY#10を通過してから7つ目のSkirball Center Dr. / Mulholland Dr.出口で FWYを降り、出たところの Skirball Center Dr. を右折(南へ)。
(3) 今来た FWY を跨ぎ、すぐの Sepulveda Blvd.をそのまま横切り直進したところが Skirball Center の入口なので標識にしたがって駐車場へ入る。
(4) ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約25マイル、ドライブ約45分。

  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り言「 たまごやき」

会議の昼食で配られる幕の内弁当を開いて最初に手をつけるのは、決まって卵焼き。この味の自己フィット感(満足度・好み度)の高いか低いかが、その弁当の減り具合に比例してくる。こんな変な自分の傾向に気がついた今日この頃。つまり私は卵料理が好き、なかでも卵焼きは大好物。だから“お弁当”には、卵焼き必須というもの。卵焼きには、色々な思い出やこだわりがあるのだ、と、つぶやいてみる。

決して甘党ではない自分が、この卵焼きに限っては濃い目の甘味が好きだから面白い。そんなことを母に話すと、アルコールが一滴も飲めなかった今は亡き父は、おかずの味は甘口、特に卵焼きはコテコテ甘く、半熟焼きが好きだったというから、その影響に違いない。いや、それが我が家の味だったのかもしれない。そういえば、お味噌汁の赤か白か、麦か米か、合わせか、などという家庭の慣わしや味があるように、卵焼きにも、それぞれこだわりがあるように思う。卵焼き=ダシ巻き、塩・胡椒のみの限定味付け、ハムや野菜を混ぜたり巻いたりする豪華版、酒・砂糖・塩を入れた甘党好み、などと分類してみると、その定義は家庭の味が根本にあると思う。どんなに高級な日本料理のダシ巻き卵より、こどもの頃、母に作ってもらった甘味のたまごやきに勝るものはない。母の味を真似て自分で作る卵焼きを食べると、何故か膳が進むからこれまた満足。時に、塩辛く、パサパサの卵焼きに出会うと、箸を置いてしまう私、卵焼きには、いささか頑固である。

ところで、“たまごやき”とは、卵をといて焼いたもの全般をいう。しかし、一般の日本人にしてみれば、とき卵を長方形のフライパンで長四角に焼いたもの、または丸いフライパンで薄焼き(半熟)をくるくる丸めたものを一口切りにしたもの・・・ではないだろうか。レストランや食堂で、卵焼きを注文して平べったいオムレツ風のものが出てきたら、お笑い草だ。そりゃあ、「ここは日本だよ」と言いたくなる。とはいえ、オムレツとたまごやきの違いを正式に区別した定義はなく、あくまでも日本人の感覚的なもので分類されているらしい。日本のレストランや食堂で、たまごやきというメニューから、目玉焼き、オムレツやスクランブルエッグが出てくることは稀だろう。しかし、西洋では、卵焼きの中に、オムレツ、スクランブルエッグ、目玉焼き、などの種類があり、それは個々人の好みによって作り方を変えるというものだ。

ゴルフに出かける時や、出張で前泊ホテルへ向かう時、おにぎりと卵焼きを作って持って行くのが習慣になってしまった。ゴルフに出かける早朝は、朝食は移動する車中、あるいは電車の中。朝起きてにぎったばかりのおにぎりの温もりが、たまごやきの甘さとシナジーを興し、かぶりつくそのテンポが速くなる。甘さは人間の舌にいち早く反応することを証明してくれる。出張で前泊するホテルでは、手作りのおにぎりとたまごやき、その他のおかず少々、そしてインスタントカップ味噌スープを定番としている。おにぎりにかぶりつく合間にほおばる甘いたまごやきは、移動の疲れも安堵に変えてくれる魔法の蜜のようだ。しかし、暑い季節は、このおにぎりとたまごやきが持ち歩けない、それが卵焼き愛食家にとって少々残念。せめて休日、我が家で母の味、家庭の味を堪能するか・・・っと、つぶやく、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

 ユーモアで包む貧乏物語

孫が来て今日は良寛さまになる

オール3元気印を良しとする

怪獣のカードに孫の暗記力

腹見せてポチに悩みはないらしい


( ニュースやぶにらみ )

「株価続落」
明日の最終値は?  ー安倍株

「力戦奮闘」
あと今日1日 −参議院選候補者

「疲労骨折の診断でサッカー」
朝青龍の根性を見習いたい −赤城農水相

注-「力戦奮闘」は琴光喜の大関昇進の時の言葉

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

 

森田さんから

           

龍翁余話

シニアライフ

日本が、「高齢化社会」になったのは1970年(昭和45年)、1994年(平成6年)には「化」がはずれて「高齢社会」に。そして今年2007年には遂に「超高齢社会」になった。5人に1人、8年後の2015年には、4人に1人が高齢者。さてさて、日本社会と高齢者の生きる道は?ということで、翁が友人の学者やジャーナリスト、文化人たちと『21世紀シニア社会を考える会』を立ち上げたのが2002年、その実験部隊として2003年に『静岡シニア・コミュニケーションズ・クラブ(SCC)』を発足させた。SCCの趣意書には、
人間は「生きる権利」をもっている。
豊かに、楽しく、美しく、健康に生きる権利をもっている。
人間は「知る権利」をもっている。
    世の中のこと、過去のこと、未来のこと、自然のことを
    知る権利をもっている。
人間は「語る権利」をもっている。
    自分の歴史と現在、未来について、家族について、友について
    語る権利をもっている。
それらの権利は、“心が通い合う仲間との出会い”が、かなえてくれる。
SCCは「生き甲斐探し」のサークルである。
と謳っている。

7月中旬、ハワイ(ホノルル)で、翁と同じ考えの持ち主に出会った。坂井諒三さん、つい先頃まで、ソニーハワイの社長を務められた人だ。坂井さんは今(今年10月スタートに向けて)『ハワイ・シニアライフ協会』の設立に取り掛かっている。「団塊の世代を中心に年々増大する日本のシニア世代が、これからの生き甲斐をハワイに求めるなら、ロングステイであれ移住であれ、ハワイに住む私たちこそが、言葉の問題、食生活の問題、住む所、ハワイの人たちとのコミュニケーション、ハワイの歴史や文化、法律や福祉の問題、社会参加(ボランティア活動)など、あらゆる面のサポートをして差し上げたい」。それが『ハワイ・シニアライフ協会』の設立主旨だと、熱く語る坂井さん。具体的なプログラム構築はこれからだが、基本思想は、まさに、翁が提唱しているSCCのコンセプトと全く同じである。また、この協会のオフィサー(執行役員)の面々が凄い。ジョージ・アリヨシ元ハワイ州知事、杉 孝JTBハワイ社長、山岡 隆JALハワイ支店長ほか金融界、医療機関の大物など錚々(そうそう)たる顔ぶれが名を連ねている。これだけの人たちを集められたのは、ソニーハワイの強固な基盤作りを成し遂げた氏のビジネス手腕もさることながら、坂井さんの温和な人柄、青年のような純粋な情熱が高く評価されてのことだろうと、翁は容易に推察する。

3年前、翁は『カネオヘ・シニア・カルチュアーセンター』(ホノルル市運営)を訪問した。
静岡SCCとの交流を望んだところ、ディレクターは勿論のこと、ウクレレ、ギター、フラダンスを楽しんでいたお年寄りたちが、一斉に「ウエルカム」を連発した。残念ながら、この企画、(現在、静岡SCC中断のため)いまだに実現していないが、ハワイの人たちの“日本人シニア歓迎”の温かな心を無駄にしたくない、と、今でも実現の夢を抱き続けている。そんな(ハワイの人たちの)人間性や風土を考えると、坂井さんの『ハワイ・シニアライフ協会』は、日本人シニアにとって新たな生き甲斐探求の道になるかもしれない、と期待感が増す。

ZAKKAYAレギュラー執筆者のお一人、某大手企業のアメリカ市場で活躍され、10年前にリタイヤされた河合さんも、そのままロサンゼルスに住み着き、ロス在住の日系人シニア、日本人シニアの“生き甲斐探求”のお手伝いをしている。河合さんのネットワークと翁のSCCが、坂井さんの協会と今後どのような連携ができるか、想像するだけでも翁の気持ちは弾む。「日本の超高齢社会(シニア社会)をポジティブに、グローバルに考えよう」と、そこで結ぶか『龍翁余話』。

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

本格的な夏がやってきました。いつの間にかベタベタの蒸し暑い夏になってしまいましたね。あまり蒸し暑いとジャズをゆっくり聴こうという気にはなれないことがあります。そんな日はさわやかな気分にしてくれるジャズヴォーカルはいかがでしょう。これまで聴いたジャズヴォーカルは女性が圧倒的に多いのですが、今日ご紹介するのは男性ヴォーカルの「小林 桂」です。歌声を聴くと女性かな思ってしまいますが、なかなか味のある声だと思います。
アルバムの曲も良く知っているタイトルがあり楽しめます。
彼の声がジャズと一体となっている感じの素晴らしい曲だと思います。

"So Nice" Kobayashi Kei
1) You Meant For Me
2) My Funny Valentine
3) Don't Get Around Much Anymore
4) Moonlight In Vermont
5) You'd Be So Nice To Come Home To
6) On Green Dolphin Street
7) I Thought About You
8) In A Mellow Tone
9) Candy
10) Too Late Now
11) How High The Moon
12) Love Came For Me

(メンバー)
小林桂(vo)、石井彰(p、syn、arr)、安カ川大樹(b)、小島勉(ds)、松島啓之(tp)、宮野祐司(as)、続木力(harmonica)
1999年9月録音。 


<R.O.>

編集後記

参議院選挙、民主党が大躍進し、自民党は大敗の様相です。いずれにしてもマンネリ政治はやめていただきたいものです。
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.585

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com