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NO.583                Ryo Onishi              7/15/2007   

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河合さんの さくらの独り言 川柳 & コント 森田さんから ホームページ
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雑貨屋のひとり言

台風4号は各地に大きな被害を与えましたね。関西は幸いにも直撃を免れましたが、読者の皆さんのところに被害は無かったでしょうか?

最近、近所(家から5分で行けるところ)に西日本最大級のホビースポットがオープンしました。鉄道ファンやプラモデルファンにはこたえられない場所ではないでしょうか?鉄道模型を走らせている鉄道ジオラマゾーンは140uもあり、鉄道模型、プラモデルなどを取り揃えたホビーショップ、鉄道バー「銀座パノラマ」もあり、楽しい場所です。元々トイザラスがあった場所なので広さは3,200uもあります。
3日連休ということもあるでしょうが、子供連れや鉄道ファンで賑わっていました。
街の活性化につながればいいなあと思っています。
 

(R.O.)

イチロー選手の快挙

7月10日(日本時間11日)、サンフランシスコのAT&Tパークで行われた今年(2007年度)の米大リーグ野球、第78回オールスター戦でイチロー選手は球宴史上初のランニング本塁打を含む3打数3安打2打点と活躍し、MVPに選ばれました。

イチロー選手の大活躍とMVPの栄誉、実に見事でした。当日夜の米国主要テレビ各社がニュースのスポーツ欄で真っ先にこれを報じ、翌日の新聞は彼の快挙を大きく取り上げていました。

 また、イチロー選手の陰に隠れましたが、私たちの地元ロサンゼルス(ドジャース)の37歳斉藤隆投手もこのゲームでスター選手を相手に1回を見事に三者凡退に仕留め、特にロサンゼルスでは大喝采でした。

 今回の米大リーグ・オールスター戦における日本人選手の活躍に対し、私の周囲のアメリカ人からいくつもの賞賛の言葉を聞きました。

野球と関係ない私まで賛辞を受け、なにか晴れがましい思いをさせてもらいました。イチロー選手たちのおかげで米国における日本と日本人の位置が高くなったことは確かです。
 
今回の日本選手の活躍をみながら、私は以前読んだ本(「祖国へ、熱き心を」高杉良著)に書かれていた水泳の古橋選手たちにかかわる古いエピソードを思い出しました。

それは今から58年前(1949年、昭和24年)のことです。当時の日本は敗戦後の占領下におかれていた頃であり、オリンピックにも参加が認められていませんでした。

当時、日本の競泳界に彗星のごとく現われ、世界の記録を次々と更新していた古橋広之進選手や橋爪四郎選手ほか日本水泳チームがロサンゼルスで開催された全米水泳選手権に特別に参加させてもらうことになりました。

ロサンゼルスではフレッド・和田氏ほか日系人商工会議所などに世話を受けながら全米水泳選手権大会に臨んだ日本チームは大活躍します。特に古橋選手は千五百メートル自由形競泳予選で当時としては考えられない驚異的世界記録(18分19秒0)でダントツの1位となったのです。

また同決勝は古橋、橋爪、田中の日本勢三選手が上位を独占してしまいます。そして結局日本チームは3日間で自由形6種目中5種目に優勝、9つの世界新記録を樹立し、さらに団体対抗戦でも圧倒的な得点で優勝を飾ってしまいます。
 
この大記録は全米の新聞に大きく報道され、それまで日本人を「ジャップ」と蔑んで書いていた新聞が翌日からは「ジャパニーズ」と書くほどになったそうです。古橋選手たち日本チームが米国における日本人観を変えてしまったのです。特に古橋選手に対して彼らは「ザ・フライ ングフィッシュ・オブ・フジヤマ(フジヤマの飛び魚)」と呼び絶賛しました。

 それまで「ジャップ」と呼ばれていた在米日系人が一夜にして「ジャパニーズ」になり、胸を張って街を歩けるようになったのです。

 2007年の今日、私たちはもはや表面立って「ジャップ」と呼ばれることはありません。しかし米国における日本と日系人の位置は必ずしも白人社会と百パーセント対等であるとはいえない面も残っています。

ただ、米国の良いところは、相手が誰であろうとも優れた点は素直に認め、賞賛してくれるところです。今回のイチロー選手に対する扱いがそれを物語っています。
 
今回のイチロー選手たちの快挙は私たち在米日本人にとって百万の味方であり、私たちに勇気と誇りを与えてくれました。
  河合将介(skawai@earthlink.net)

さくらの独り言「 ゴルフ保険」

例によって、新幹線に揺られながらゴルフ雑誌を読んでいたら「ゴルフ場での危険事象」の記事に目がとまった。他人が打ったボールに当てられて怪我をするケース、それは時として長期の治療を必要とする大怪我であったり、最悪は死に至る事例もあるとか。反対のケース、つまり、自分が打ったボールが、他のプレーヤーを直撃して大小の怪我を負わせるというケースもかなり多いそうだ。さらに、自分自身、ブッシュ(伸びた草)やぬかるみに足を奪われて転んで手足を骨折させるケース、電動乗用カートに引っ掛けられて怪我をするケース、これは、自分の不注意以外のなにものでもないが、「打ったボールは時として凶器に変わることもあるし、プレーに熱中し過ぎて、普段では考えられない単純なミスが大事を引き起こす危険性がいっぱい、それがゴルフ場の怖さだ」と訴える記事に、私は愕然とさせられた。愕然、というのは、今まで、そういう危険性を経験したこともないし、それほど真剣に考えたこともなかったから、つまり、無頓着だったからだ。これは大変だ。事が起きてからでは遅すぎる。“転ばぬ先の杖”で、億劫がり屋のさくらも、さっそく「ゴルフ保険」加入の手続きをとったことは言うまでもない。

アプローチした保険代理店は、以前、私のゴルフ師匠だったNさんと同じゴルフ仲間のMさんの会社。資料を送ってもらい、その内容を読んで、今更ながら加入の必要性を感じた。保険名は「ホールインワン保険」。内訳は、保険料(掛金)10,090円、他人への賠償責任は1億円、(本人の)傷害・死亡の場合は500万円、入院日額7,500円、通院日額5,000円(事故の日から180日以内)・・・と、ここまでは起こしたくない人的事故の保障。ここからは、ちょっと嬉しい保険、名の通りのホールインワン達成時の保険だ。不思議なことに日本では、ホールインワン(パー3のホール、通称、ショート・ホールで、第1打が直接カップインする)を成した人が、仲間に飲食や記念品を振舞うそうだ。「ホールインワン保険」は、その際の諸経費(実費)をまかなってくれる。私が加入しようとしている保険は上限50万円だから、当然、50万円以内が保障額である。まだある。アルバトロス(パー5のホールで第2打がカップインする)時も50万円(ただし、ホールインワンもアルバトロスもゴルフ場側の証明が必要)。さらに、ゴルフ場でのゴルフ用品の損傷や盗難も30万以内で保障してくれる。

アルバトロスは、プロか、よほどの上級者で長距離ヒッターでなければ成しえない技だが、ホールインワンは、(ゴルファーの夢ではあるが)誰でも可能性はあるという。元師匠のNさんは2回も達成したそうだ。1回目は20世紀の終わり。その時はキャディが付いていたので、ゴルフ場側の証明がとれた。2回目は21世紀の初め。その時は、キャディなしの、いわゆるセルフプレーだったから、ゴルフ場側の証明がとれず、同じ組でプレーしていた仲間だけの語り草になっただけ、とのこと。そのNさんの話によれば「1回目の感動は忘れがたいものだが、2回目は、“ああ、入っちゃった”程度のもの。1回目の時のパーティの準備、記念品選び、配布先のリストアップなどの大変さを思い起こせば、もう、ホールインワンはやりたくない」と、私にとっては羨ましいお話。

Nさんのお仲間の一人・Iさんもホールインワンの経験者。そのIさん「Nさんの時は、目が醒めるようなナイス・ショットだったが、私の時は、グリーンに乗らず、近くの土手に当たったボールがグリーンに転がってカップに入った、いわゆる結果オーラーでした。だから、さくらさんも、いつ、どんな形でホールインワンが実現するか分かりませんから、期待しましょう」との励まし。“何が起きるか分からない”のがゴルフ。いくら保険保障があるからといっても、人的事故はごめんだが、Iさんが言う“結果オーライ”は楽しみだ。ホールインワン保険を使える日が、そう遠くなくやってきてくれれば・・・っと呟く、さくらの独り言。

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

 梅雨空もなんの元気な万歩計

梅雨しとど休耕田が泣いている

傘の花咲かせ あじさい寺が混み

雨に空洗わせて出るでかい虹

アメダスのジョークがきつい濡れ鼠


( ニュースやぶにらみ )

「選挙公報」
裏側に本音を書いて欲しい −有権者

「オールスター戦でMVP」
俺もイチローになりたい −民主党の一郎

「キリンを小差で逆転」
アサヒで乾杯といきたいね −民主党

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

 

森田さんから

           

龍翁余話

 

ジャズの魅力−今週のお奨めジャズ

ピアノ、ベース、ドラムで構成されるトリオは、もっともジャズらしいジャズだと思い、最近、好んで聴いていますが、その中心となっているピアノだけで聴かせる曲も良いものです。
今週は、Chick Coreaのソロアルバム"Expressions"をご紹介します。たっぷり聴けるすばらしいアルバムです。

1 Lush Life (06:29)
2 This Nearly Was Mine (03:32)
3 It Could Happen to You (03:35)
4 My Ship (03:18)
5 I Didn't Know What Time It Was (04:05)
6 Monk's Mood (05:33)
7 Obilivion (03:46)
8 Pannonica (06:05)
9 Someone to Watch over Me (05:59)
10 Armando's Rhumba (04:18)
11 Blues for Art (04:48)
12 Stella by Starlight (04:34)
13 I Want to Be Happy (04:50)
14 Smile (02:32)

1941年6月12日、マサチューセッツ州チェルシーの生まれ
<R.O.>

編集後記

一年半以上前から血糖値を下げる努力を続けてきましたが、正常値になりました。4月頃から泡盛を飲むようになったのですがこれももしかしたら良い方向に役立ったのではないかと勝手に考えています。
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Zakkaya Weekly No.583

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
              
tenshu@zakkayanews.com