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No.457          Ryo Onishi               2/13/2005   

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雑貨屋のひとり言

日本は寒いですが、スポーツの世界はいろいろ楽しいことが起こっています。ワールドカップアジア予選、北朝鮮とのゲームは劇的な勝ち方でした。しかし、サッカーは全世界的にレベルがあがってきていてどこが勝ってもおかしくないと思いました。南アフリカで行われている女子ワールドカップゴルフでは宮里、北田ペアが大健闘で、期待が持てますし、東京国際マラソンでは高岡選手が初V・・・。そうこうしているうちに春が来る・・・。(R.O.)

日本人と日系人    

先日、当地の日系新聞に「日本人と日系人の比較調査」にからむ興味ある記事が掲載されていました。

記事によると、米国での前立腺がん(癌)発生率は日本の10倍も高く、それが日米両国の食習慣の違いに起因することが大きいことを確かめるため、日米の研究者が協力して日本の男性グループとロサンゼルスとハワイ生まれ日系米国人グループの食生活と体質を5年間にわたり追跡調査したのだそうです。

その結果、日系米国人は日本人より中性脂肪率が高く、細胞核内にある物質の染色質などにも違いが見られ、前立腺がんを発生しやすい体質になっていることが判明したというのです。

これは日系米国人が肉を中心とする食習慣であり、他方、日本に住む日本人は大豆ほか穀物・野菜の類を多く食するから生じた差異であるとの結論で、論文としてまとめられ米泌尿器学会誌に掲載されるということです。

実際に行なわれたこの調査は学術論文として発表されるものである以上、調査対象、方法、前提条件など、もっと複雑で厳密なものだったでしょうが、この結論はたいへん私の興味をひくものでした。

 遺伝子上ではまったく同じ「日本人」でありながら、後天的な生活習慣、特に食習慣の違いがこれほどまでに大きな差異となってあらわれてくるのです。

確かに病気や体質は本来持って生まれた遺伝子によって大きく影響されることも否定できません。同じ生活習慣の人の間でも特定の病気に罹りやすい人とそうでない人が歴然と存在します。

また、最近の遺伝子治療の研究はこれまで不治の病といわれてきた多くの難病を抱える人々にとって希望の光となっています。

しかし、上記の前立腺がんにからむ「日本人と日系人の比較調査」でも明らかな通り、人間は先天的遺伝子だけで人生がすべて決まるわけではありません。私たちには自分自身で選択出来る生き方も天から授かっていると言えるのではなうでしょうか。

食習慣、生活環境だけではなく、どう生きるかの考え方も私たちは自分で決めることが出来ます。
持って生まれたわが身の不幸や不運を嘆いて一年を送るのも人生なら、どんな環境、境遇も積極的に受け入れ、その上で最善を尽くし前向きに生きるのも人生でしょう。

私も生活習慣病(糖尿病、高血圧、高コレステロールまど)とは長年の付合いです。親から受け継いだ遺伝子がこのような症状を引き起こしやすい体質を作っている確率は高いと思いますが、おかげで私は医師の定期検診に真面目に通い、食事、運動ほか健康には気をつけるようにしています。

考えようによっては健全で完璧な遺伝子を引き継いでいたら普段の健康を粗末にし、不摂生な生活のためかえって健康を害していたかも知れません。

病を得て知る健康のありがたさ、「一病息災(ひとつくらい病気のある人のほうが、身体を大切にして、かえって長生きできること)」とは、けだし名言といえるのではないでしょうか。

                                                               河合将介( skawai@earthlink.net

さくらの独り言「津波・・・「貯金本

営業、販売戦略には、販売数が少ない商品でも高単価で売上高を狙う場合と、低単価で数をさばき高売り上げを達成する二極があるが、最近は、悪事にもこれが見てとれる。
ニセ1万円札に次ぐ”500円硬貨大量偽造事件”その疑惑コインは2万枚に上るといい、まさに善良なる市民にとって絶対的信頼対象であったはずの日本銀行発行紙幣・硬貨に疑心暗鬼を起こさせた罪は実に重く、卑劣極まりない犯罪である。『1円を笑う者は1円に泣く』をもじり、『500円玉を弄ぶ者は500円玉に葬られよ』と、怒りも隠せないさくらである。何を隠そうこの私、世界一周を夢見る500円玉貯金の励行者なのだ。

500円硬貨が発行された当初、多くの自動販売機では使用不可だったし、米国クォーター硬貨(25セント)より大きくて重いそれが大嫌いだった。だから、なるべく500円玉が手元に入らない。もしくは残らない方法を工夫して支払った。それが500円玉貯金を始めてからというもの、お釣り500円玉を目的・工夫した支払い方法に変わった。レジで受け取る500円硬貨が財布に
音を立てる瞬間、「これで今日はあそこまでたどり着けるかな」と、見知らぬ海外への独り旅に心が弾む。タンス預金などというものに縁のなかった私だが、この遊び心と実益の一石二鳥で、約10ヶ月かけてやっと満了した私の”世界旅行成果”(500円硬貨200枚)郵便局に持って行った時は、さすがに重かったが気持ちは軽やかだった。これがすでに2巡目に入った私の世界一周貯金本なのである。

3年前のある日、九州に住む新聞記者の兄”俊ちゃん”から「”10万円貯まる本・世界文学全集”を買って送って欲しい」との連絡があった。友人の息子の結婚祝いに送りたいからという。兄の言う私の知らなかった”10万円貯まる世界文学全集”、さっそく買い求めに出向いた。なるほど、3センチ強の分厚い全集体裁でタイトルは”世界文学全集1”となっている。まず、兄の注文数5冊を包装してもらい、さらに自分の分として1冊を買い上げ、直ぐに中身を開いて見た。カバー表紙の”世界文学全集1”をめくると、本表紙に”500円硬貨で世界一周旅行をすると10万円貯まる本”の大文字が目に飛び込む。いよいよページをめくると、この本の正体が明白になる。3ミリもある厚さのページの左頁に世界各都市の簡単な解説が記載され、右頁にはそれに対して位置する丸い穴の中に500円硬貨をはめ込む、という仕掛けだ。東京(日本)を出発してプサン(韓国)、ソウル(韓国)、ピョンヤン(北朝鮮)、ディリ(東ティモール)、マニラ(フィリピン)、タイペイ(台湾)・・・と世界旅行はまずアジアに始まり、世界各都市を隈なく回って最終地点 ”あなたの街”(日本)にたどり着く、という仕組み。1ページあたり20都市(500円玉20個分×10ページ・500円玉200個分)で10万円貯まる、という仕組みだ。発売後2年で20万冊も売れたというこのヒット商品”10万円が貯まる貯金本”、続編・日本一周版も出たそうだ。

さてこの”10万円貯まる本・世界文学全集”、これは面白いと実感し、新宿にいる叔母にも一冊、お年玉といってプレゼントした。毎週我が家へやってくる叔母は、「2日か3日に一個、500円玉を穴に埋めていくのが楽しくて楽しくて・・・」と、ことのほか喜んでくれた。なんと”500円硬貨大量偽造事件”はそんなときに起きた。先日、「あんなに500円玉を愛したのに、最近お買い物でつり銭を貰った時、500円玉を睨み付けるようになった自分がイヤになる。500円玉を使うのも怖くなった。”世界旅行の貯金本”に収められる500円玉が本物でありますように、と祈っているのよ」と叔母が言った。この善良なるお年寄りの叔母の心までを痛めつける偽造事件、いつになったら”安心の世界旅行”が出来るようになるのだろうか。コツコツ型のつましい庶民の貯金本の中で眠る本物の500円玉が世界一周の夢をみている間に、偽モノの500円玉は海外旅行に出かけて捕まっている皮肉な縁(円)に、どちらが幸せか・・・とつぶやくさくらの独り言。

kukimi@ff.iij4u.or.jp

川柳 & コント(東京・成近)


( 川 柳 )

四捨五入 出来ずに義理を抱え込み

呵呵大笑 二枚の舌を覗かせて

賞味期限 一笑に付し熟女です

生涯現役 こんなに旨い米の水

日々多忙 生き甲斐と言うギャラでよし 


( ニュースやぶにらみ )

「パパもママも留守」
シャラポア選手とヨン様の追っかけで −子供

「車のナンバー I T化へ」
ますます忙しくなるな −偽造犯

「北朝鮮が核保有宣言」
ロスタイムの暴走が気になる −日本

河合成近
nakawai@adachi.ne.jp

http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

森田さんから

連載  こんな身体で温泉旅行(10)
 
  ユタ州に入ると夏のような天気だった。
 快適なドライブだが「頭が割れるように痛い」と、夫がいいはじめた。しかし、見渡すかぎり、竹箒のような潅木が点在するばかり。しかたがない。路肩に車をとめて夫はタイノールを飲み私と運転を交代した。そのときにフロント・ガラスの左端を見ると、ヒビ割れが五センチにひろがっていた。追い越しざまのバスに泥雪を跳ねられたときの傷である。セロテープを2重に貼り、ひた走りに走った。
 つい数日前、バケツの水をひっくり返したような豪雨のなかを走った辺りである。前方には果てしなく、ただもう地平線の果てまでまっすぐな道路がつづく。潅木がしだいになくなり、荒野は赤茶けた不毛の砂漠となった。鉱物資源をたっぷり含んでいそうな土である。おどろいたことに、砂漠のド真ん中に「For sale」と書かれた広告が立っていた。どうしてこんな土地を何のために、と思ったが、ふと国土管理局の役人だった友人がこんな話をしてくれたことを思い出した。
「アメリカの山地や砂漠などの国有地は信じられないほどの廉価で買えるんだよ」
 いくらで買えるのか尋ねると、1エーカーがたったの2ドル50センだという。
「しかし、手続きは面倒だし費用もかかる」
 簡単には買えないと釘を刺し、こんな話をしてくれたのである。
 アメリカ独立戦争のころ、兵士は給料として土地が与えられた。それ以後、戦争や買収合併などによって19世紀中ごろまでに、ほぼ今日のアメリカ領土の形が完成された。広大な領土を開発するために宅地法が制定され、21歳以上の公民は5年間その土地を耕作すれば、160エーカーの土地を無償で入手できることになった。この規定は西部開拓をすすめる原動力となり、ホロ馬車に乗った開拓者はカリフォルニヤやオレゴンに向いはじめた。平地のほとんどは私有地になった。そして、山地や砂漠が残った。カリフォルニヤに金鉱が見つかり、一攫千金を夢見た山師たちが山地をうろつきはじめた。そして、ゴールド・ラッシュを契機にして、1872年に鉱山法が制定された。
 そのときの最低の売値が1エーカーで2ドル50センだった。何度か修正されたけれども現在もこの法律は生きている。例えば「ここは私の鉱区です」と登録する。自分で鉱物資源を探して見つかれば、政府に土地を売ってくださいと申請する。国土管理局の役人が鉱物資源の有無を調べ、開発して採算が合うか土地であると判断すれば民間に払い下げられる。問題は、国と民間との調査結果がくいちがう場合で、裁判になる。莫大な弁護士費用がかかり、年数もかかる。
「現役のころ、砂金がとれるというから、川底に潜って調べたこともあります」
 いったん土地を入手すればホテルを建てようが何に使おうが自由だという。ラスベガスなどは以前には砂利も資源とみなされたので、この方法で土地を手に入れ大金持ちになった人が多いそうである。
 そういえば『荒野の1ドル銀貨』という西部劇映画があった。19世紀の1ドルの価値はいかほどだったのだろう。相当な価値があったに違いないなどと話しているうちに、ソルトレイク近くになって車がつかえ出した。夕方のラッシュアワーにぶっつかったのである。ぼたん雪が降ってきた。暮色がせまる。ぼんやりと高層ビルが見えてきた。
 街の中心地にあるホリディ・インに宿をとった。部屋へ荷物を置くと、無償にお鮨が食べたくなり日本食レストランを探しに街へ出た。お鮨は、やはりおいしかった。
 夫は、ベッドへ入ると野獣のようなイビキをかきはじめた。疲れたのだろう。深夜、隣の部屋からシャワーの音、歩く音、ガタガタする音がして、私は目がさめてしまった。                                           つづく

  森田のりえ  noriem@JoiMail.com

 


編集後記

昨年の暑い夏のせいで今年はスギ花粉の量が大変多いようです。例年、花粉症に悩まされている私にとっていやな年になりそうです。
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Zakkaya Weekly No.457

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/
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