Zakkaya Weekly No.404
Ryo Onishi                                      2/8/2004

雑貨屋のひとり言 さくらの独り言 川 柳 & コント バックナンバー
成岡流お酒の楽しみ方  河合さんの・・・ 森田さんの・・・ 健康のお話 雑貨屋ホーム

 今年初めてゴルフをしました。残念ながら寒波が日本を覆い、雪がちらつく強風の中でのプレイでした。なんでゴルフなんかやってるんだろうとういう状況でした。結果は・・・でした。そんな中で、プレイ前に古市プロに会いました。古市さんは阪神大震災後、60歳でプロゴルファーになり、話題になった人です。早めにゴルフ場に着いかげで彼のティーショットを見る事ができました。古市さんはプレイ前に一緒にプレイする人とコースに「どうぞよろしくお願いします」と言っておられるのが印象的でした。(R.O.)
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名 刺 談 義

以前この欄で、私の名刺の話を書きました。(Zakkaya Weekly#94「名刺の話」)内容はこんなものでした。

 ビジネスマンにとって名刺とは、自分のID (身分証明、又は存在証明)であり、また自分を他人と区別し、印象付けるための重要な手段のひとつだが、肩書き社会から脱皮しきれていない日本と日本人にとって名刺に記載されている企業・組織名とそこでの役職名(肩書き)は絶対だ。
 
日本人は誰かと名刺を交換する時、相手の名前を確認すると同時に相手の企業・組織名、肩書きを一瞥して相手の品定めをすることが多い。

 会社を引退し、社名入りの名刺を使えなくなった私はパソコンを使って会社名も肩書きもない手造り名刺を造ってみた。名前だけの名刺では淋しいので、ある米人のユーモラスな名刺をヒントに私も自分の名刺に次のような言葉を書き込んだ。
 
 "Retired ―― No Office, No Title, No Money, and No Worries"

この名刺は私を強力に相手に印象付けることに成功し、我が意を得たりの心境だ。パソコンで作る自分だけの「手造り名刺」は楽しいものだ。

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最近、私はこの文章を日本のシニア・ネットのM.L.グループへ送ったところ、グループの皆さんからいろいろな反響がありました。

相手がシニア・グループであり、ビジネスの第一線から引退された方々も多いのですが、その自由な発想に私も驚いたり感心したり、最近の柔軟なシニア・パワーを改めて見直しました。

パソコンで作る手造り名刺はユニークなものが出来るので楽しいものです。Aさんは市の公民館祭りの「パソコンよろず相談」で「あなたの名刺をつくります」コーナーを開催したら、専業主婦の皆さんに人気で大騒ぎだったとのことでした。

名刺を初めて作った専業主婦たちは、どうやって使おうかと心をときめかしていたそうです。そして早速その場で、主婦どうしが名刺を交換して、「あらあ! お近くだったのねえ」などと賑やかに会話を交わしていたそうです。
 
ビジネスに携わっている人は、必要に迫られて名刺を作りますが、専業主婦の方々は先ず名刺を作ってから使い方を考えるとは、専業主婦らしくて微笑ましい話です。

本名でなく、ニックネームだけの名刺をパソコンで作っている人もいました。作家のペンネームと同じで、本名以外の名刺を作っても問題はないはずです。

実は私も仲間内のメルマガに気楽なジョークを書く時は『羅府の庄助さん』というニックネームを使うことがあり、ひそかにこの名前の名刺を造って持っています。(因みに、『羅府』とはロサンゼルスの和名で、『庄助さん』は日本の民謡「会津磐梯山」の中に歌われている「小原庄助さん」をもじったものです)

 また、Bさんはパソコンで名刺を造る時、用紙にカレンダーを使ったことがあるそうです。
一年分が全部印刷されたカレンダーはたいてい厚紙できれいな風景や絵が描かれており、裏が白紙であるので、思いがけない楽しいオリジナル名刺が出来たそうです。

しかも使用済み紙の再利用にもなるわけです。この発想にも私は感心しました

 さらに、Cさんのコメントはこうです。即ち、将来は紙に印刷された名刺は不要の時代が来るのではないか。たとえば誰もが携帯電話を持ち、お互いが相手の携帯の画面に自分の情報を送りあう。そうすれば名刺の保存が楽になり、紙の節約にもなるだろう、とのことでした。
これも面白い発想です。

このような柔軟な発想(これもひとつの逆転の発想だと思います)が出来る人を私は尊敬してしまいます。

そのうちに、本当にそんな時代がやって来るかもしれません。でも今度は携帯電話で相手の会社名や肩書きを見て品定めをし、相手が大会社のお偉いさんだったら、その携帯電話に向って“最敬礼” をしたりしてしまうのかも知れません。 

対象が紙から携帯電話に変わっても、肝心の人間様の動作(行為)は案外変わらないかも知れません。
 
これまで名刺と言えば、必ず専門の印刷屋さんへ頼み、最低でも数百枚単位で注文しなければなりませんでした。それも “型にはまった”ものが殆どでした。

最近はパソコンで自分の好きなように作れるので便利になったものです。
 
先日、こんな面白い場面に遭遇(?)しました。ある日本人の集まりで、初対面の若い女性(彼女は保険のブローカーの仕事をしています)と名刺の交換をした時です。彼女はやおら鞄から一枚の紙を取り出しました。その紙をよく見たら、なんと10枚綴りの名刺になっているではありませんか!
 
要するに彼女は自分でパソコンを使って10枚綴りの名刺をプリント・アウトし、裁断せずに持ち歩いていたのです。そして私の目の前でミシン目に沿って一枚ちぎり(破り)私に差し出したのでした。

 私も市販の名刺用の紙に自分の名刺を10枚綴りでプリント・アウトし、それを切り離して一枚づつにして持ち歩いていますが、彼女は10枚綴りのまゝ持ち歩いていたわけです。

彼女のこの突飛なアイディアのおかげで、私は初対面であったにもかかわらず、彼女のビジネスと名前をいまだに印象深く覚えています。

彼女の名刺作戦に1本とられた思いでした。I.T.(情報技術)時代になると世の中も変わるものですね。

河合将介(skawai@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

 

さくらの独り言にほん女性」

「やっと今日から、私はにほん女性になりました」と言ったら、大ウケしてしまった。2月6日金曜日、病院からオフィスへ戻った時のこと、私は大歓声と拍手で迎えられた。三ヶ月あまりお世話になった松葉杖を床に置き、歩行訓練がスタートした。人ごみ以外の日常生活時に、もう松葉杖を使わない(要らない)。自分の足だけで歩くということが、こんなにも嬉しく、また、不安に満ちたものかと驚いた。宇宙人と呼ばれていたさくらも、日本上陸後早くも4度目の春を迎え、「日本女性」化しつつある昨今、やっと二本足で歩けるようになったこの機に、日本女性について考える葦となってみたい。

1988年、28歳で留学した当時の私は、数多くのカルチャーショックに見舞われた。ケンタッキー州ルイビル市で4人家族の中堅アメリカンファミリーの一員としてホームステイした最初の2年間は、日米カルチャーの違いに閉口し、毎日が戸惑いの連続だった。米国中西部の衣食住はともあれ、アメリカ人夫婦の役割や位置、親子関係、家族のプライオリティ、中高生・ティーンエイジャーの毎日と在り様、そして学校と地域・教会など枚挙にいとまがないが、とりわけ女性の習慣・感覚の差異なるものに驚いたり納得したりした。まず驚いた事は、トイレ使用の感覚の違いである。アメリカ女性は、ハンドバックやお買い物バッグでも、平気でトイレの床に置く。日本女性はどんなに大きな旅行カバンでもドアの金具に吊るす。また、アメリカ女性はトイレで用を済ませながら平気で会話をするが、日本女性はドアを閉めた途端に孤立化尊重モードとなり、川のせせらぎへと変わる。というのも、日本女性は尿の音を気にする。だから普通、音を消すために水を流しながら用を済ませる。節水のために水の擬似音をだす『音姫』なんていう製品もある。一方アメリカ女性はというと、まったく音なんて気にしない。ブロンドのお姉ちゃんでも、トイレに入ると・・・なのだ。これは男性の知られざる世界だろうが、事実である。

ところでこの『音姫』とは、TOTOが1988年に売り出した日本独特の技術・製品のひとつで、トイレ用擬音装置である。公共トイレやオフィスのトイレ用に川のせせらぎ音を出すものだ。公共トイレでの使用音を人に聞かれるのを嫌って水を流しながら用を済ませ、終わってからまた水を流すのは水のムダ使いになるが、この『音姫』を使えば、実際に水を流すのは1回で済む。一石二鳥という訳だ。1回のトイレ使用につき約20リットルの節水になると試算し、これを女性400人が働くオフィスビルの場合で計算すると、各人が一日5回トイレに行くとして年間で1000万リットル以上の水が節約でき、下水道代は774万円も安くなるという。これはコストダウンのみならず環境・資源節約にも貢献していることになる。日本女性の習慣は水を音に替え、流されるものと一緒に流れされない繊細さ、賢明さ、強さを生み出したといってしまうのは、飛躍し過ぎだろうか? 

4年前に『音姫』なんて知らなかった私だが、オフィス・トイレでの習慣で、自宅のトイレでも壁に手をかざし、寝ぼけた自分に吹き出すこともある。「そうだ、我が家に『音姫』はないんだった・・・」と。さて、我が家のサイドボードに折り紙のお雛様を飾り、桜餅を食べた。一輪挿しに飾った水仙とお香のかほりが部屋中に漂っている。長いアメリカ生活で忘れかけていたものが、日本人としてのアイデンティティを呼び起こし、幼い頃の想い出と重なって、桃の節句を楽しんでいる。まるで音姫ならぬ乙姫の心境だ。私もやっぱりにほん女性かな、っと呟くさくらの独り言。
kukimi@ff.iij4u.or.jpbut_up.gif (232 バイト)

 

川 柳 & コント(東京・成近)

( 川 柳 )

ゴマ擦りが出世頭にいる同期

苦い酒飲んでしみじみ力の差

尻尾まで酔って本音がこぼれ落ち

日曜のパパは半日死んでいる

中流を自称ローンの檻の中

( ニュースやぶにらみ )

「鳥インフルエンザ猛威」
この新参者めが −杉花粉

「球団名売却撤回」
人参を食いそこなった −バッファロー

「自分用チョコ急増」
義理も人情もなくなった −バレンタインデー

(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jpbut_up.gif (232 バイト)
http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

うっかり

 日本から、友人夫婦が一週間の予定でロサンゼルスの我が家へきた。
 明日は帰国するという日の午後だった。奥さんが浮かぬ顔をして部屋から出てきた。どうしたの、と訊くと「うん、まあ、ちょっとね」と、口ごもっている。問い詰めると、財布がないというのである。
「でもな、ハンドバックから出した覚えがあらへんねん」
 彼女は大きめなバックを肩から斜めにかけ、ラスベガスやグランドキャニオンなどへ行っても、いつも前で抱えるようにして歩いていた。しかも、お金の出し入れは全部ご主人がしていた。
 財布だけが忽然と消えうせるなんて……。
 しかもである。財布にはさんでいたドル札を入れた封筒はある。状態から判断すると、スリではない。どこかに紛れ込んでいないか荷物をひっくりかえして調べたが、どこにもないと彼女は悲痛な声を出した。
 いつ、どこで財布がないのに気づいたか。最後に確認した日と場所はなどと、私は、犯人のアリバイを詰問する刑事のような口ぶりで尋ねた。
「頭のなかが真っ白でなんも考えられへんねん」
 ご主人から渡された二十万円とあと少しといって、奥さんは「実はな、主人に内緒のヘソクリが二十四万円入ってたんや」と耳打ちをした。
「わたし、一銭ものうなってしもうたわ」 
 いまにも泣き崩れそうになった。
 それまで黙って聞いていたご主人が「すみません。電話料はカードで落としますから」
というが早いか行動を開始した。クレジット・カードのキャンセル。日本の旅行社の担当員に事情を話し、旅行盗難保険に加入した会社へ報告。その手際よい対応は見事であった。
「ごめんなさい」
 平謝りの奥さんもかわいいが、咎めだてひとつせず「心配せんでもええ」というご主人も見上げたものだ。いざとなれば「しょうがないわよ」と居直る私とは大違いだ。
 しばらくして奥さんは叫んだ。
「あ、そうや! あの時やわ」
 ラスベガスのホテルで部屋を出る時、ご主人がチップを出した。しわくちゃの札だったので、奥さんは新札のほうが感じいいと自分のバッグからドル札を出した。問題はその後である。ベッドの上に財布を置き、封筒から札を出し、封筒だけをバックに入れた。
「忘れ物はありませんか」
 私は部屋を出る時に念を押した。奥さんは部屋へ入ってチェックした。不運だったのは、財布の色とベッドカバーが同系色だったことである。
 それからあとの話を聞いて、私は呆れかえった。フリーウエィに入る手前のガソリン・ステーションへ寄った。その時、奥さんは財布がないのに気がついた。だが、私が気を悪くすると思い黙っていたという。スーツケースに入っているものだと思った。
「言ってくれれば、車のトランクを開けて調べるのに、ホテルに引き返しても間に合ったかもしれないのよ」
 しかし、かえらぬ繰り言である。
 人を傷つけまいとして言うべきことを言わずにいるととんでもないことになる。それにしても、楽しい旅にしてほしかった。
 うっかりミスは私もしょちゅうだ。
 用意周到な友人に感心した私は、クリジットカードなど大事なカード類のコピーを取りに行った。レジで支払いをしようとしたら、財布がない。 心臓が止まりそうになった。ついにやってしまった。あれほど気をつけようと自分に言い聞かせていたのに。
 急いで引き返すと、コピー・マシンの上に置いていた。ホッ、ヤレヤレである。
 森田のりえ(moritacn@earthlink.net)

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モスクワの地下鉄の爆発はショックですね、東京や大阪で起こったら・・ぞっとします。雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.404

雑貨屋 店主 大西良衛  but_up.gif (232 バイト) zakkaya@news.email.ne.jp