Zakkaya Weekly No.395
Ryo Onishi                                      12/7/2003

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12月からのJRのダイヤ改定で私の通勤時間が5分余分にかかってしまうことになりました。これまでいいダイヤだと思っていたのですが、がっかりです。12月から地上デジタル放送が東京、名古屋、大阪で開始されましたが、読者のみなさんは、もう体験されたでしょうか?体験された方がおられましたら、報告していただけないでしょうか?(R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(167)

全米一背の高い(?)クリスマス・ツリー
12月にはいった途端、外はいたるところクリスマス・ムードであふれています。大きいこと、派手なことが大好きな米国では、商店から一般住宅まで賑やかな飾り付けを施し、クリスマスを祝い、楽しみます。特に、年間売上高の約4分の1(25%)を占めるといわる年末商戦に生き残りを賭ける小売業界、とりわけ各地のショッピングモールは賑やかな飾り付けを施し、消費者を引きつける作戦を展開します。

昨年末のクリスマス・ツリーの中で高さ全米一と言われたのが、ファッション・アイランド(オレンジ・カウンティ、ニューポート・ビーチ市のショッピングモール)でした。

今年もこの敷地の中に昨年同様、高さ115フィート(約35メートル)のクリスマス・ツリーが登場しました。


このところ全米各地のショッピングモールによるクリスマス・ツリーの高さ「全米一」競争が加熱傾向にあり、毎年、一位が変動しているそうですので、このツリーが今年も全米一となるか確かではありませんが、壮観であることは間違いなく、一見の価値は充分あるでしょう。

北カリフォルニア・Shasta山から運ばれてきた、総重量:20,000ポンド(9トン)のもみ(white fir)の木には、17,000を越えるライト、飾り(ornaments and bows)が施され、輝くガラス玉状のオーナメントには人間の頭大のものまであります。日没後ともなれば全体がまばゆいばかりの灯りで見事です。電気代はどのくらいかかるのだろう、などと余計な心配をしてしまいます。

南カリフォルニアのショッピングモールの中でも集客力を誇るファッション・アイランドであり、明るく上品な雰囲気の漂う商店も多く、特に週末には年末ショッピングを兼ねて、クリスマス・ツリー見物に訪れる人々で賑わっています。

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●住   所 :Fashion Island, Newport Beach (Newport Center Drive)
●期   間 :11月末 ― 1月初旬

●料   金 :無 料
●問 合 せ :(949) 721-2000(The Fashion Island Concierge)
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行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY #405(南)― FWY #73(南)へ。
(2)FWY #73(南)へ入り、有料ゲートの手前のMacArthur Blvd.出口でFWY #73を降りる。
(3)MacArthur Blvd.を約2.5マイル南下し、San Miguel Dr.を右折(西へ)、ショッピング・センターの建物に突き当たったら右折、最初の信号機のない角を左折すれば、建物の向こうに大きなクリスマス・ツリーが見える。
(4)ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約35マイル、ドライブ約50分。

                             
河合将介(skawai@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

 

さくらの独り言 「微笑み返し

年越しを前に引越しをした。引越しといっても、同ビル(賃貸マンション)内での移動である。日本へ着任した2000年秋から3年余りに渡り住み慣れた部屋を出て、小さめの部屋へ越した。私の骨折前に決定していたこの引越し作業全てを、叔母が友人と業者の手を借りて完了してくれた。そんな引越しの前夜、独りふと口ずさんだ歌がある。昔聞いた歌の2曲、「いい日旅立ち」と「微笑み返し」だった。涙がひとしずく、静かに流れ落ちた。そして独り、ゆっくり微笑んだ。この部屋の全てを、微笑みに代えた瞬間だった。

1978年、谷村新司作詞・作曲の「いい日旅立ち」は、今や幻のアイドル山口百恵に歌われ、大ヒットした。歌詞・メロディともに哀愁漂うが、想い出に叫びながら日本のどこかへ「旅立つ」歌として、多くの人の心を捉えた。同年に解散したキャンディーズは、「微笑み返し」という歌に、旅立ちへの複雑な喜びや不安を秘めて歌った。引越し祝いや別れを「微笑みに返」し、「『1、2、3』と三叉路で、三つ数えて、三歩目から」それぞれの道を歩いて行くというこの歌詞のリズムに、なんとなく背中を押される気持ちにさせられる。「引越しのお祝い返しは微笑みにして届けます」というフレーズなどは、様々な想いを祈りに代える勇気へと導いてくれる気がする。私が青春というトンネルの入口で聞いたこれらの流行歌は懐かしいばかりでなく、自分の生きる時代の岐路を知らされるものだ。青春時代の想い出というものは、そんなものかもしれない。

大学時代に師事した恩師は私に、「人には、3つの共通する危機なる岐路がある。1つ目は母の胎内から産まれる時、2つ目は自分が生まれ変る体験をする時、そして最後は死を迎える時である。」、「人はみな旅人。しかし、どこから来てどこへ行くのか、人は誰も知らない。しかし既に旅は始まっている」とよく諭してくれた。また、その恩師と同年輩だった今は亡き父は、「人生には、幾つかのトンネルがある。入口までは誰かが一緒に行ってくれるが、トンネルの入口からは自分独りで通り抜けなければならない、暗くて長いトンネルだ。しかし、そのトンネルというものには、必ず出口があるものだ」と私に話してくれたことがある。私が成人式を迎えた頃だった。青春というトンネルの入口で聴いた人生訓話だ。恩師の諭しも父の教えも、今になってようやく理解できるように思え、微笑みがこぼれる。

骨折・手術から丁度ひと月が経ち、気がつくと暦は師走になっていた。ギブスをはめた自宅静養という限られた生活・活動範囲の中で、独り晩秋を楽しんでいる。人生も晩秋にさしかかっていることも、楽しもうと思っている。そして、一つひとつの危機や岐路も、一つひとつの季節やトンネルも、一つひとつの苦悩や悲哀も、そして別れも出会いも、「微笑み返し」したいものである・・・っと、呟くさくらの独り言。
kukimi@ff.iij4u.or.jpbut_up.gif (232 バイト)

 

川 柳 & コント(東京・成近)

( 川 柳 )

百円の値打ちを知っている軍手

議論百出みんな利害が絡んでる

百年の暖簾を外資掛け替える

バラ百本見果てぬ夢が束ねられ

目標を百才に置き趣味多忙 

( ニュースやぶにらみ )

「また打ち上げ失敗」
宇宙は遠いなあ −HUAロケット

「流行語大賞」
毒まんじゅうにしてやられた −SARS、コイヘルペス

「爆笑入団会見」
明るさがシンジョウ(身上)です −新庄選手

(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jpbut_up.gif (232 バイト)
http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

先週の結婚パーティーのスピーチのなかで紹介した「カンペイ」のジョークは松村さんには受けたというメールをいただきました。フィリピンの研修生に話しても大いに受けました。やはりあれは英語のジョークだったんですね。
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Zakkaya Weekly No.395

雑貨屋 店主 大西良衛  gp-bmail.gif (1852 バイト) zakkaya@news.email.ne.jp

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