Zakkaya Weekly No.384
Ryo Onishi                                      9/21/2003

雑貨屋のひとり言 観光スポット さくらの独り言 川 柳 & コント バックナンバー
成岡流お酒の楽しみ方 教育の方程式  おいしいLA 健康のお話 雑貨屋ホーム

阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を果たし、ファンの夢をかなえてくれました。この優勝が4度目だというのは驚きで、これまでいかに巨人が強かったかがわかります。今回のタイガース優勝はファンの喜びだけでなく、関西そして日本の経済をかなり活性化させていると思います。来シーズンからは阪神と巨人が競るゲームを期待したいものです。それがもっとプロ野球を面白くすることだと思います。R.O.)

メ ト ロ と 高 速 道 路 

車社会のロサンゼルスにもようやく日常生活や観光のための鉄道網が徐々に整備されてきました。

先々月 2003年7月26日、ロサンゼルス・ダウンタウンのユニオンステーション(中央鉄道駅)とパサデナ(ロサンゼルス郊外にある住宅地)を結ぶ、地下鉄の新線、「メトロ・ゴールドライン」が開通しました。これで、既に開通している3つのラインである、レッド・ライン(ロサンゼルス・ダウンタウン ⇔ ノース・ハリウッド)、ブルー・ライン(ロサンゼルス・ダウンタウン ⇔ ロングビーチ)、グリーン・ライン(レドンドビーチ ⇔ ノーウォーク)と合わせて四つのラインが開通したことになります。

これら4ライン合わせて、一日の利用者数は約23万5千人ということになり、これは年間約260万台の自動車を減らす計算になるのだそうです。(乗車料金は1ドル35セント)

因みに、今回開通した「メトロ・ゴールドライン」は全長13.7マイル(22キロメートル)で、ロサンゼルス・ダウンタウンのユニオンステーション、チャイナタウン、サウスウエストミュージアム、オールドパサデナ(シエラマドレ・ビラ駅)などと観光に便利な駅も多数あります(全13駅)。

鉄道の新設に加え、行政側は交通事情の改善のため、道路の追加建設、カープール・システム(相乗り専用車線)、バスなどの公共輸送手段の強化などを図っています。
 
それにもかかわらず、車による道路の渋滞は相変わらずで、増加の一途を辿る車には追いつかず、通勤ラッシュ時ともなると、一般道路はもちろん、フリーウエイ(高速道路)の渋滞も尋常ではありません。片側だけで5、6車線あるフリーウエイが身動きできない状態になることもしばしば(というより日常的)です。

こちらでは道路のこのような渋滞を“bumper to bumper”と言いますが、まさに前後の車のバンパーどうしが触れ合うほどです。時々、ユーモア好きのこちらの人が自分の車の後部バンパーにユーモア・ステッカーなどを貼りつけ、憂さ晴らしをしているのに出会うことがあります。

先日渋滞時、目の前の車に“Don’t kiss me”と書いたステッカーが貼ってありました。こんな時だけは“一服の清涼剤”といった微笑ましさを感じます。どんな時でもユーモア・センスを忘れない人がいることにホッとさせられます。

しかし、「高速道路」 が「梗塞道路」や「拘束道路」 になってしまうのは本当に困りものです。「フリーウエイ」ではなく「ノット・フリーウエイ」ではシャレにもなりません。

「コウソクドウロ」が「光速道路」までにならないまでも、せめて常に本来の「高速道路」でいて欲しいと願っているところです。

河合将介(skawai@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

 

さくらの独り言 奇跡」

「奇跡の人」、これは私が最初に読んだ伝記の副題、ヘレン・ケラーの代名詞だ。三重苦を乗り越え、慈善事業ではない福祉政策の開発・構築の実績と献身的に世界に希望を与えたヘレン・ケラーを「奇跡の人」と最初に呼んだのは、米国南部作家マーク・トウェインだった。私がこの伝記を読んだ当時(1965年頃:就学前の私は5−6歳)、ヘレン・ケラーは未だ健在だった。「奇跡」という言葉の意味(常識では理解できないような出来事)も知らず解からなかった幼年の自分が、「奇跡」が私たち人間の生きる地球上に確かに存在すると感じたことを覚えている。あれから30数年経った今、「奇跡」の存在を信じるばかりではなく、その「奇跡」に感謝する自分を覚える。

「我々がこの世に生まれてくることそのものが、『奇跡』に近い。その我々がたまたま縁あって出会い、こうして交友を深めている。これはまさに、『奇跡』の中の『奇跡』の確率の出会いなのだよ。凄いことなのだ!」と話してくれたのは、元IBMの技術開発者だった橋口さん。友人大竹氏の旧友であったこの橋口さんとは、大竹氏の紹介で知り合い、今では一献を傾ける「な・か・ま」となった。その橋口さんは「『生まれる・生きる・出会う』ということは、『奇跡』なのだ」と力説する。同席していた大竹氏はそれをうけ、「だから感謝なんだ」と力説する。力説する何もない私は、ひとつの詩を紹介した。

「たくさんの星の中のひとつなる地球
たくさんの国の中のひとつなる日本
たくさんの町の中のひとつなるこの町
たくさんの人間の中のひとつなる我を
神が愛したまい、救い、悲しみから喜びへと移したもう」(水野源三)
この詩を書いた「瞬きの詩人」、今は亡き水野源三さんは、1937年長野県に生まれた。9歳の時赤痢にかかり生死を彷徨った後、高熱による後遺症から全身麻痺、言葉の自由も奪われた。昇天した47歳までの生涯のほとんどを6畳間だけで過した。瞬きをすることのみが意思表示の手段だった源三氏は、壁にかけられた「あいうえお」の50音図を順次指差すお母様に、彼の望む字のところで瞬きによって合図をし、一字一字を拾って文章を綴った。生死を彷徨って生きた「奇跡」の証だ。

「『生まれる・生きる・出会う』ということは、『奇跡』なのだ!」と力説した橋口さんの言葉を借りれば、「『生かされている(た)、出会わされている(た)』この『奇跡』の連続に感謝」し、「ありがとう」と言える自分でありたい。水野源三さんのように、っとつぶやく、さくらの独り言。

sakuratsubomi@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

 

川 柳 & コント(東京・成近)

( 川 柳 )

落選に取り巻き一人二人去り

二者択一 熱い思いが火を掴む

ドングリの背伸びいよいよ二次試練

二度の職 またつり革の世話になる

ときづれあるが夫婦の二重奏


( ニュースやぶにらみ )

「兜町にて・株価1万1千円」
福沢諭吉ー  お久しぶりですなあ 
夏目漱石ー  えぇ 1年8ヶ月ぶりで

「阪神、小泉、朝青龍」
さて来年の今ごろは  −野次馬 

「衆議院解散は10月10日」
候補を公約をしっかり見てください −目の日
   

(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jpbut_up.gif (232 バイト)
http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

土曜日は久しぶりに雨の降る中でゴルフをしました。はじめはパラパラ程度の雨だったのでたいしたことはないと思っていたのですが本格的に降りはじめ、ついにカッパを着てプレイしました。雨の中のプレーではミスを雨のせいにしがちですが、雨の中でも楽しみながらプレーするように心がけたらミスも減ることがわかりました。
雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.384

雑貨屋 店主 大西良衛  gp-bmail.gif (1852 バイト) zakkaya@news.email.ne.jp

but_up.gif (232 バイト)