Zakkaya Weekly No.371
Ryo Onishi                                     
6/22/2003

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会社の帰り道、ビニール袋とゴミバサミ?を持って、ゴミ拾いをしました。会社が主催したキャンペーンに参加したからです。駅までの道のり、あまりゴミがないように見えますが、よく見るとタバコの吸殻がいっぱい落ちています。タバコ喫煙がダメだとは言いませんが、時と場所をわきまえていただきたいと思います。吸わない人のこともちょっと考えてもらいたいと思っているのは私だけではないと思います。(R.O.)

日 本 訪 問 記 (その2)オフミ・バンザイ

5月16日から滞在した信州(諏訪他)で旧職場の仲間たちと一年後の再開を誓い、東京へ向ったのは5月23日でした。

東京は私が生まれ育った故郷です。私は兄姉、幼ななじみや学生時代の友人たち、また、かつてロサンゼルスに駐在し、日本帰国済みの知人などとの再開を喜び、ここでも最高に楽しく有意義な日々を過ごしました。

昨年と今年から私にはもう一つ日本行きの楽しみが増えました。それはI.T.(情報技術)時代の申し子とも云える M.L.(メーリング・リスト)グループとの「オフミ」(オフ・ミーティング)です。
 
M.L.とは電子メール・アドレスを登録することにより、グループ・コミュニケーションができるシステムで、同じ趣味や興味をもつ人々のグループ交信の場として利用されているものです。普段は E-メールを通じて相互交流をはかり、親交をはかっているのがM.L.グループですので、実際に顔を合わせることはありません。その代わり海を隔てた遠隔地にも仲間ができ、毎日のように語り合えるのです。

私は米国ロサンゼルスに滞在しながら日本のシニアのM.L.グループと交流をさせてもらっています。日本各地の「海外ロングステイ同好会」、「シニア・ネット同好会」などとの交流です。 

今回、私はこのうち宮城県仙台市と神奈川県藤沢市のM.L.グループを実際に訪問しました。 普段行なっているE-メールによるネット上での交流を「オンライン・ミーティング」と呼んでいますが、これに対し、今回のように実際に相手方を訪問し、直接顔を合わせて話をするのを「オフ会」とか「オフライン・ミーティング」または略して「オフミ」と呼んでいます。

6月2日、上野からJ.R.東北新幹線に乗車、仙台駅までわずか一時間半という早さにまず驚いた私でした。時代の変化を感じました。

仙台のグループと私は「日米シニア井戸端会議」というM.L.グループ仲間で、なかには盛岡から駆けつけて来てくださった方もいました。グループの皆さんは、既にロサンゼルスを訪問された二人を除いて、私にとって初対面の方々でした。にもかかわらず、出会った瞬間から旧来の友の如く打ち解けることができたのも、普段からE-メールで馴染みの皆さんであったためでしょう。ネットの威力を実感させられました。

それだけに気安さから、私はミーティングやその夜の会食で少々脱線放談もしてしまった危惧があり、反省したりしています。でも E-メールだけでは語り尽くせない本音のトークは楽しく、時の経つのを忘れさせるものでした。

藤沢市の「オフミ」は同地の「海外ロングステイ同好会」の皆さんとの集いで、昨年6月以来二度目でした。今年は、時あたかも「ペリー来航150年」にあたり、日米和親条約(神奈川条約)ゆかりの地である神奈川や横浜にも近い湘南・藤沢での「オフミ」はもっぱら「日米150年の関係」が話題の中心となりましたが、それでも国際情勢から個人的な話題まで、「オフミ」の本領発揮となった有意義で楽しい語り合いでした。

もう一人、「日米シニア井戸端会議」メンバーである川崎(神奈川県)のG さんとも初対面でした。J.R.川崎駅での待ち合わせの約束が、私が誤って横須賀線に乗車したため、新川崎駅に着いてしまい、あわててタクシーで川崎駅に駆けつけ、時間に遅れてしまう失態を演じました。Gさんにはお詫び申し上げます。でも楽しい語らいでした。

数年前までは考えも及ばなかった「ネット・コミュニケーション」や「オフライン・ミーティング」という発想が今では簡単に現実のものとなってしまう。I.T.時代の変革を痛感せざるを得ません。

M.L.グループとして私は他にも熊本、大阪などの皆さんともネットの繋がりがあり、「オフミ」の実現を願っています。今回ご招待もいただきましたが、滞日日程の都合もあり、実現できませんでした。次回以降にこれらの皆さんとも「オフミ」を実現したく願っています。

「オフミ」でお会いした皆さん、どうもありがとうございました。
河合将介( skawai@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

さくらの独り言 惜別の歌

叔母(新宿在住)が何を思ってか、「『惜別の歌』の歌詞を調べてくれない?」と、突然言い出した。私が生まれる17年前の歌を知る由もなく、インターネットで検索した。便利なもので歌詞だけでなくメロディーまで寸時のうちに飛び出した。叔母は私のPCから流れ出るメロディーに合わせ、そして歌詞が映し出された画面に食い入るようにして、歌った。涙ぐんでいた。「H姉さん(さくらの母)が、昨日電話をよこしてね、『惜別の歌の歌詞を教えて、急に歌いたくなったの』というものだから。お隣の音楽家の先生に聞いて書き写し、郵便で送ったの」と白状した。IT普及に惑わされない生活をしているこの姉妹に、「惜別の歌」の原詩が姉妹の合唱であることを想い出し、不思議に想った。

「遠き別れにたえかねて、この高殿に登るかな、悲しむなかれ我が友よ、旅の衣をととのえよ。別れといえば昔より、この人の世の常なるを、流るる水を眺むれば、夢はずかしき涙かな。君がさやけき目のいろも、君くれないのくちびるも、君がみどりの黒髪も、またいつか見んこの別れ。」1943(昭和18)年、当時中央大学法学部学生だった藤江英輔氏は、原詩島崎藤村の『若菜集』(8連)から1、2そして5連を採り、作曲した。その頃から太平洋戦争激化により、法文系学生も学徒出陣、長野県諏訪湖付近に配属された。同地区に東京から勤労奉仕のため滞在していた女子大学生と恋におちたひとりの青年が、仲間に祝福されながらも密告によって千葉県へ転属になった。青年の出発前日、二人は高殿(当時の高島城跡の高台)へ登りこの歌を歌ったという。それ以後、同大学学徒出陣兵を送る歌となり、現在でも愛唱歌として親しまれているという。

「『高楼』:若菜集(藤村詩抄/岩波文庫)より。
わかれゆくひとををしむとこよひより、とほきゆめにわれやまとはむ
妹:とほきわかれにたへかねて このたかどのにのぼるかな
  かなしむなかれわがあねよ たびのころもをととのへよ
姉:わかれといへばむかしより このひとのよのつねなるを
  ながるるみづをながむれば ゆめはづかしきなみだかな
妹:したへるひとのもとにゆく きみのうへこそたのしけれ
  ふゆやまこえてきみゆかば なにをひかりのわがみぞや
姉:ああはなとりのいろにつけ ねにつけわれをおもへかし
  けふわかれてはいつかまた あひみるまでのいのちかも
妹:きみがさやけきめのいろも きみくれなゐのくちびるも
  きみがみどりのくろかみも またいつかみむこのわかれ
姉:なれがやさしきなぐさめも なれがたのしきうたごゑも
  なれがこころのことのねも またいつきかむこのわかれ
妹:きみゆくべきはやまかはは おつるなみだにみえわかず
  そでのしぐれのふゆのひに きみにおくらむはなもがな
姉:そでにおほへるうるはしき ながかほばせをあげよかし
  ながくれなゐのかほばせに ながるるなみだわれはぬぐはむ 」
  
母に「藤村詩抄/島崎藤村自選:岩波文庫」を送った。現在73歳の健全な私の母が、何ゆえ今、この歌(詩)を愛しく想ったのか、娘の私にはとても良く解かったからだ。歳を経るということは、色々な形の「別れ」も経ていくものだから。別れについて考えた、ちょっと静かなさくらの独り言。

sakuratsubomi@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

川 柳 & コント(東京・成近)


( 川 柳 )


騒音にされてる街のコケコッコ

定年の庭にミミズのいる畑

カメラアイ河馬のあくびを見逃さず

念入りの化粧があくびから崩れ

悪友が妻に内緒のいい話


( ニュースやぶにらみ )

「首相再選に自信」
長い付き合いになりそうだ  −不況、デフレ

「でんき予報」
停電で見られなかったらごめん −東京電力

「フジの災難」 
噴火時に全方向で火砕流 ー富士山防災マップ

(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jpbut_up.gif (232 バイト)
http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

レストラン案内  「So Kong Dong」――おいしいスンドブーの店
15128 S. Western Ave. Gardena CA 90247  Tel 310-527-3737
 月−土10:00am〜10:00pm  日11:00am〜10:00pm  週7日営業
韓国料理といえば焼肉がおなじみだが、「スンドブー(純豆腐)」はここ数年でロサンゼルスでもすっかり定番となったようだ。コリアタウン以外のあちこちでその看板を見かける。そのスンドブー専門のレストランでおいしいと定評のあるコリアタウンの「ソーコンドン」の2号店がロサンゼルス南郊、ガーデナにオープンした。

スンドブーはチゲ(鍋物スープ)の一種で、ニガリで固める前のおぼろ豆腐に唐辛子味噌で味をつけ、具を入れて煮込んだもの。ぺギという一人前ずつの鍋で出てくる。スープの辛さは、マイルド、ミディアム、ホット、ベリーホットが選べるが、辛いのが苦手な人には、プレーンがおすすめ。プレーンは全く辛子の入っていないものでダシと素材のうまみが一番よく分かる。「ソーコンドン」のスンドブーのスープおいしさもこのダシにあるようだ。化学調味料は一切使わないという自慢のスープのとり方は企業秘密だとか。

スンドブーのメニューは10種類(各$7.99)で肉類、海鮮、きのこ、キムチなどが組み合わせてある。人気のメニューの「コンビネーション」はビーフ、ポーク、アサリ、カキ、エビ入りでバラエティーに富んだおいしさ。「マッシュルーム」はきのこと肉(ビーフかポーク)の組合せ。シーフードが好きな人にはアサリ、カキ、エビの「シーフードコンビネーション」がおすすめ。ガーデナ店だけのメニュー「コリアンBBQコンボ」($13.00)はカルビ焼肉とスンドブーのコンビネーション。「プルコギコンボ」(ビーフとポークの2種類、各$12.00)もある。

もう一つ韓国料理で楽しみなのが小皿のおかず。白菜キムチ、きゅうりキムチ、もやしナルム、さつま揚げの炒め物、ケジャンの5種類が出てくる。ケジャンは生の蟹をぶつ切りにして唐辛子のタレに漬けたもの。トロリとした身をツルリと吸い出す。辛いがなかなかおいしい。

辛さとおいしさでご飯もすすむ。同時に出されるトルソッパブ(石釜のご飯)がまたおいしい。ご飯をよそったあと、釜にお湯を入れしばらく待つ。そうすると香ばしいおこげのスープができ、辛くなった口をホッとさせてくれる。お湯を入れずに、パリパリにしてせんべいのように食べるのもなかなかのおいしさ。

さっか あきこ  akikosk@sbcglobal.netbut_up.gif (232 バイト)

久しぶりにゴルフ練習場に行ったら、驚いたことに一部ですが禁煙打席ができていました。前からちょっと迷惑していたので私にとってはありがたいことだと思っています。
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Zakkaya Weekly No.371

雑貨屋 店主 大西良衛  gp-bmail.gif (1852 バイト) zakkaya@news.email.ne.jp

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