Zakkaya Weekly No.365
Ryo Onishi                    祝7周年                   
5/11/2003

雑貨屋のひとり言 L.A. 観光スポット さくらの独り言 川 柳 & コント バックナンバー
吟醸みゅーじあむ 教育の方程式 おいしいLA 健康のお話 雑貨屋ホーム

雑貨屋ウィークリーは創刊した1996年5月12日から数えてちょうど7年が経過しました。あれから7年が経ったかと思うと感慨深いものがあります。創刊時は、そんなに記事もなく、毎週続けて発行する自信など全くなかったのですが、サウスベイのみなさんからの声援を受け、しばらくして河合さん、西尾さんの強力な執筆者を得て、毎週発行のきっかけができました。その後もすばらしい執筆者が次から次に現れて、今日まで毎週欠かさず発行でき今週で365号になりました。河合さん、西尾さん、蒔田さん、さくらさん、さっかさん、成近さん、成岡さん、前田さん・・・これまで執筆していただいた方、愛読者のみなさんに感謝申し上げます。これからも永いお付き合いをお願いします。 (R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(151)

サンディエゴのバルボア・パークシリーズのうち、今回は自動車博物館のご紹介です。
San Diego Automotive Museum
バルボア・パークの南端に近く、航空宇宙博物館(Aerospace Museum)の手前の建物が自動車博物館(San Diego Automotive Museum)です。この建物は1915年の博覧会施設として建設されたもので、1988年から自動車博物館として使用されています。

ここには、クラシックカー、レース用高速改造車、オートバイ、映画撮影用自動車、スポーツカー、オフロードカーなどが80台以上も世界中から収集され展示されています。

歴史的な四輪車、二輪車の展示だけでなく、世界中の最新モデル、写真なども展示されており、オート・ファンには見逃せない博物館と言えるかもしれません。

過去から現代にいたる各種自動車と、その歴史を知ることができるところです。ギフトショップ(売店)もあり、ここにしかないようなユニークな車関連の品物を求めることが出来ます。

 また、毎年10月には博物館主催のスケール・モデルカーの展示及びカーレースも行っています。

*オープン時間:毎日10:00am− 5:00pm
*入場料:$7(大人)、$6(65才以上)、$3(6−15才)、無料(6歳未満)。
     但し、毎月第4火曜日は無料。
*電 話:(619) 231- 2886

(注)またパーク内共通パス(13ヶ所共通で$30、13ヶ所+動物園で$55)をビジター・センターで入手可能です。

行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY#405(南)→ Orange County, Irvineで FWY#405 は FWY# 5と合流、FWY# 5 となる。
(2)FWY# 5 になってからさらに南下、San Diego市へ入り、San Diego空港を通過してすぐFWY# 163(北)へ入る。
(3)FWY# 163(北)へ入ってすぐのBalboa Park / Quince Dr.出口でFWYを降りる。
(4)FWYを降りたらBalboa Dr.を左折(南へ)し、すぐの El Pradoを再び左折(東へ)すると正面に Balboa Park 入り口ゲートが見える。 
(5)ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約130マイル、ドライブ約2時間。
河合将介( skawai@earthlink.net )but_up.gif (232 バイト)

さくらの独り言 いい時代

誰にだって「あの頃は良かった」と、良き時代の昔を懐かしむことがある。成長と衰退を繰返す私たちの生活の中でふと立ち止まる時、その多くは、戻れない過去の栄華に何かを請い、深いため息に包まれる。しかし時折、「いい時代だったなぁ」と言いながら更に「今をいい時代」として生きている人たちに出会う。企業の成長と衰退そして復活の中に生きている戦士、日本経済を開拓し支えた先輩達である。そこにはため息ではなく、今日の、そして明日への力がある。「いい時代」に生きた人たちが「いい時代の今」を生きている時、それは必ず次の世代の「いい時」をも創出すると確信した。

親友の同志仲間晩餐会に、新顔の私も同席させて頂く機会があった。彼らは30年近く仕事を共にしてきたシステム・エンジニア(SE)と営業の「な・か・ま」なのだった。単にIT業界の技術職に留まらない課題策定と実施をし、それを楽しんだ人たちだった。それぞれに個々を尊重した「からだ」の様な仲間だ。ためらいながらでかけた私をほぐしていったのは、彼らが共有した「いい時代」と「今」のドラマ、その響きだった。それは世界的大企業の成長・衰退・復活の中で、「個人尊重、完全で最善のサービス、そして株主と社会への貢献」を生きた男達の「しごと」と「なかま」の物語だった。彼らは今と過去を同じ様に生きていた。つまり今も昔も同様に「いい時」として「しごと」を喜び愉しんでいる珍しい人たちだった。この時、ある曲を聴くと何故かこの親友を想い出す訳が判明した。成功してもしなくても、「いい時代」として日本を支えた人たちの歌として日本を制覇した歌、「プロジェクトX」の主題歌とエンディング曲だ。

『地上への星』(作詞・作曲:中島みゆき)
「風の中のすばる、砂の中の銀河、みんな何処へ行った、見送られることもなく、草原のペガサス、街角のヴィーナス、みんな何処へ行った、見守られることもなく、地上にある星を誰も覚えていない、人は空ばかり見てる、つばめよ高い空から教えてよ、地上の星を、つばめよ地上の星は 今何処にあるのだろう。
崖の上のジュピター、水底のシリウス、みんな何処へ行った、見守られることもなく、名立たるものを追って、輝くものを追って、人は氷ばかり摑む、つばめよ高い空から教えてよ、地上の星を、つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう。」
『ヘッドライト・テールライト』(作詞・作曲:中島みゆき)
「語り継ぐ人もなく、吹きすさぶ風の中へ、紛れ散らばる星の名は、忘れられても、
ヘッドライト・テールライト、旅は未だ終わらない*(くりかえし)
足跡は降る雨と、降る時の中へ消えて、称える歌は英雄のために過ぎても、
ヘッドライト・テールライト、旅は未だ終わらない*(くりかえし)
行く先を照らすのは 未だ咲かぬ見果てぬ夢 遥か後ろを照らすのはあどけない夢
ヘッドライト・テールライト、旅は未だ終わらない*(くりかえし)

30年近い付き合い「なかま」の中に新顔の私がチョコンとお邪魔したその宴は、「いい時代」を自然に共有させてもらった「いい時」だった。不思議だった。「僕達は自然でしょ?」、「違和感全然無いでしょ?」、「次回も是非おいでよね」と別れ際に言ってもらえた。その夜彼らは、空の星の様に燦燦とそれぞれの場所へ帰って行った。彼らの背中には疲れがなく、凛とした喜びが放たれていた。彼らと別れた後も私の心に響くもの、「いい時代」という言葉と50代半ばにして子どもの様に輝く瞳だ。彼らの言う「いい時代」とは、「NOと言わない時代」だと言っていた。「NOが言えない」ではなく、「どんなプロジェクトでもNOと言わない仕事」をしてきた(いる)人たちだった。個々の尊重のために、お客へのサービスのために、社会の貢献のために。それが彼らの喜びと楽しみ、「いい時代」の果実なのだ。「いい時代」を生きた人たちが「いい時代の今」を生きている。「いい時代」は「今」があってこそっと自問しているさくらの独り言!

sakuratsubomi@earthlink.netbut_up.gif (232 バイト)

川 柳 & コント(東京・成近)


( 川 柳 )

懐の辞表課長と渡り合い

返されるつもりの辞表受け取られ

左遷地でなお逆転の機を狙い

抜擢の椅子にやる気が腰を掛け

二度の職 赤旗振った日も遠く

( ニュースやぶにらみ )

「三平を越えての正蔵襲名決まる」

おやじ ‘どうもすいません’  −林家こぶ平

「道路公団の接待宴席」

飲みません、民営化案は  −出席道路族議員

「三連続ホームラン」

♪飛んで 跳んで 翔んで −阪神フアン


(東京・成近) E-mail nakawai@adachi.ne.jpbut_up.gif (232 バイト)
http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

「オロチョンラーメン」 辛さ9段階のスープが刺激的
123 S. Onizuka St. #303Los Angeles CA 90012   Tel 213-617-1766

ランチ 火−金 11:30am〜2:00pm  ディナー6:00pm〜10:30pm
土 11:30am〜10:30pm    日 11:30am〜9:00pm  月曜休み
昨年12月に小東京ウエラコートにオープンした「オロチョンラーメン」。オロチョンとはアイヌ語で勇者の意。北海道の利尻島発祥のラーメンを神奈川県小田原で再現し、県下でチェーン展開している。勇者の名にふさわしい今勢いに乗っているラーメン屋だ。ロサンゼルス店は海外店第一号店。

まずメニューを見て目を引くのが、9段階の辛さ表示。辛さの順番は、番外のトリプルホット、スペシャルホットに続いて、@最超極オロチョン、A超極オロチョン、B極オロチョン、Cオロチョン、Dオサエオロチョン、Eオサエオサエオロチョン、F利しリラーメン(辛み無し)となる。

辛さ4番のオロチョンでもかなり刺激的。初めての人はオサエかオサエオサエが無難だとお店の人のアドバイス。中にはトリプルホットを平気で平らげるつわものもいるらしいが、2回目から少しずつ辛さのレベルを上げていく人が多いという。たしかに辛いもの好きな人には病みつきになりそうな刺激である。

スープの味は3種類。あっさりの塩、コクのある味噌、深みのある醤油から選ぶ。13種類のスパイスを使ったスープの取り方は企業秘密だそうだ。基本の価格は「塩ラーメン」(6.45)、「味噌ラーメン」(6.95)、「醤油ラーメン」(6.45)。

辛さの段階とスープが決まったら、ぜひトッピングにチャーシュー(99セント)を選んで欲しい。基本ラーメンには豚肉、メンマ、ピーマン、キクラゲ、東京ネギなどが入っているが、このチャーシューは別格の扱いなのだ。別格にふさわしく、厳選された黒豚を使い、分厚いのに柔らかくてジューシー、1枚でも満足の行く大きさ。他にトッピングはゆで卵(一個分99セント)、塩味に合うバター(50セント)がある。

コシがあって最後までおいしく食べられる麺は、スープの味に合わせて太麺と細麺を使い分けている。丸型の「餃子」(5個3.50)も人気。半月形の餃子より見た目は小さく見えるが、具はずっと多いそうだ。スタッフも明るく元気で気持ちよい。

さっか あきこ 
akikosk@sbcglobal.netbut_up.gif (232 バイト)

吟醸みゅーじあむ

成岡流お酒の楽しみ方 128
能登99回品評会と宗玄酒造蔵見学

すごい吟醸酒が120本

 今年も、能登杜氏組合から、品評会の招待状が送られてきた。日時は4月23日(水)午後1時から、石川県珠洲郡内浦町にある共同福祉施設で行われる。
 残念ながら第4週の水曜日は営業日。半分は出席を断念しようと考えたが、気になることがあったので、どうしても行きたい。同行者を募るがお客さんは多忙で誰も手を挙げない。
 列車で行くには日帰りどころか、当日出発では会場に午後2時30分頃にしか到着できない。思案のあげく車を飛ばして行ってきましたので、今回はそのレポートです。
 
波瀬さんの名前がない?

 由緒ある能登杜氏自醸清酒品評会は、今年で99回目。数々の名杜氏を排出し、幾多の金字塔が打ち立てられている。その極め付けが、静岡の『開運』を長年醸してきた波瀬正吉さんの、前人未踏の22回連続入賞で、他を大きく引き離しておられたが、昨年は入賞を逃しておられる。
 実はそこが引っかかっていたので、今年はどうしても行って、自分の目で確かめてみたかったからなんです。
 会場に1時前に到着した。
受付には、天保正一能登杜氏組合長と橋野藤子事務局長らが立ち、我々招待者らに前日に行われた審査の結果などが収録された「第99回能登杜氏自醸清酒品評会成績表」を手渡してもらえた。
 会場奥では、もう多くの人が出品酒を?酒しているが、結果が気になりページをめくる。出品酒受賞名簿(その1)吟醸酒の部に目をやり、上から順番に名前を追っていく。入賞者15名の中に波瀬さんの名前がない。まさか2年続けて選外とは信じられない。

11周年でも確定出来ず?

 気落ちして成績内訳表の波瀬正吉さんの行を探すと、出品された3本は、第1審で11・10・11で、辛うじて10点の開運(ロ号)だけがクリア。しかしそれも第2審では13で、1点差で第3審の結審へは進めなかったようだ。
 残念と言えば残念と言えるが、過去の例ではダントツで他酒を圧倒していただけに、2年連続入賞をのがしたショックは大きかった。
 審査方法は、7名の審査員( 国税局2名、酒蔵3名、杜氏2 名)による3点法といって、そ れぞれのお酒を1位2位3位の どのランクに入るかを判断し、 1位のものに1点を、3位のも のに3点をつけていくもの。よ って、全員が最高点を付ければ 7点、最低点を付ければ21点 となる。 2審へは3分の1が進むように 足切りをしてあり、3審へは今 回約8割が進み、その点数の上 位15名が入賞した。 
 確かに「みゅーじあむ」に届いた「波瀬正吉」ラベルの大吟醸は、インパクトが2年前とは少し違っているように思えていた。
 いつもお客さんに「波瀬正吉」を解説するときは、「パーと口の中で吟醸香が広がり喉を通過するとサーと切れる辛口」「1杯で2杯分楽しめるお酒」と言ってきたが、その凄味が弱くなって、上品に整いすぎている感じがする。 現に4月13日の「みゅーじあむ開館11周年記念イベント」で、25名にブラインドで25本のお酒を?酒してもらったが、「波瀬正吉」をズバリ言い当てる人がなく、「何本かのどれか」というところまだしか絞れなかった。

波瀬さんの同年輩が1位?

 さて、施設の奥では入賞作品と選外作品は別々のところで?酒するようになっている。奥の部屋が一般(選外)?酒で、2列になっていて、入口側が吟醸酒のテーブルで40本が並べられてある。
 先に並んでいる人の後につく。前の方には吟醸酒研究機構の松崎晴雄さんが?酒されている。私の?酒のやり方は、3本の香りをまず嗅ぎ、強弱・優劣を決め、その後それぞれ口に含んで3秒して吐き出す。さすが「大吟醸の名手」揃いの能登杜氏のお酒は、それぞれ優れていて、正に優劣付けがたしである。
 その中でも、あえて一つを選ぶとすれば、昨年から「黒龍」の杜氏になった畑山浩さんの黒龍(イ号)が印象的だった。次ぎに池ノ上旧元杜氏の「琵琶の長寿」、中井均杜氏の「浪乃音(ハ号)」、柳矢健清杜氏の「池月(ロ号)」などが気に入った。
 続いてロビー奥の入賞酒を?酒したが、印象的だったのは中三郎杜氏の「天狗舞(ハ号)」だった。
 今回トップに立ったのは、「黄桜(イ号)」を醸した道高良造杜氏。波瀬さんや農口さんと同年輩と聞く。
 
青荘老ががっぷり四つ

 さすがに、吟醸酒研究機構松崎さんは熱心に2回3回と?酒を繰り返している。今回も審査委員になられている福井県「花垣」の南部社長さんに、評価の高かった作品傾向をお聞きすると「幅があり脹らみのあるもの」ということ。そこへ松崎さんが話に加わり、酒談義に花が咲いたが、東京に帰る列車の都合で、表彰式を待てずに帰られた。
 旧知の「常きげん」の蔵元鹿野頼宣さんとも酒造り談義をさせて頂いたが、農口杜氏を迎え、良い酒造りに自信を深めておられる様子が窺えた。
 そうこうしている内に3時になり、入賞者の表彰式が始まった。最初に審査委員長をされた鈴木英彌金沢国税局鑑定官室長から?酒をされての感想が述べられ「落ち着きがあり、上品で米の旨味を充分引き出し、爽やかで美しく、能登の自然を彷彿とさす、優劣付けがたい、いずれも優秀なものばかりであった」とのこと。
 続いて昨年1位だった「宗玄」の又木一彦杜氏からカップ返還がなされ、順次表彰されていく。
 特筆すべきは、まだ宗玄では坂口幸夫杜氏指導で、異業種から転身して4年の、見習い中である若き又木さんが、今年も堂々の2位に入っていたり、「天狗舞」の中三郎杜氏の指導で実力を付け、1昨年1位になった岡田謙治杜氏などが入賞していることである。
 また、中堅どころの「花垣」の畠中喜一郎杜氏や、「黒龍」から「国府司」に移って、のびのびと酒造りに挑んで入賞した家 修杜氏が入賞したことも特筆できる。
 そして、道高杜氏をはじめ農口尚彦杜氏、中三郎杜氏、「初亀」の瀧上修三杜氏などの大御所も譲らなく入賞しているのも、能登杜氏組合の幅の広さがうかがえた。

目を見張る平成蔵

 翌朝、「天狗舞」と同じく二人の杜氏が入賞した珠洲市の宗玄酒造鰍ノお邪魔した。 みゅーじあむではオープン時から、甘口のお酒として宗玄普通酒、その後純米酒を定番として置いていましたが、ここ数年お酒が生き生きしだしたのに注目していました。 5年前にも、「全国酒づくりまつづくりサミットin奥能登」が珠洲市で開催されたとき、「地酒列車」に乗って集い、翌朝貸切バスで宗玄を訪問したときに、坂口杜氏から酒造りの考え方をお聞きしたが、今回はマンツーマンの蔵見学となって、いろいろ日頃聞けないことをお話いただいた。
 坂口杜氏は、「開運」で波瀬さんの蔵人として働き、「能登誉」の清水酒造鰍ナ6年間杜氏を勤め、宗玄に来て5年。
 坂口さんが着任したのを機に、平成蔵が建てられた。社長の米村康夫さんの話では鶴来町の「菊姫」に触発されたと語っておられたが、立体的な酒蔵と、ステンレス材中心という意味では同じなのだが、先輩に当たる波瀬杜氏に相談して、納得いく酒蔵作りを考えた坂口さんのアイデアも相当入れられている。
 @麹AもとB造りと言われるように麹室が大変重要な役割を持つ。宗玄平成蔵では麹室の2日間に、間仕切られた部屋を移動させていく方式を採用して、最良の麹米が出来上がるようになっている。
麹蓋にしても、それぞれの酒質に合わせて3種類を製作してある。
もろみタンクについても、小型タンク仕込みで、醗酵力を生かし、もろみ状況がつぶさに見れる全開放型にして、ジャケットを使って正確な温度管理をするという徹底ぶり。
 研究熱心な杜氏さんと聞いていたが、殆ど全館冷房できる4階建ての平成蔵は、出来たお酒も冷凍温度管理できるようにしているなど、ただ者ではない。

恐るべし宗玄・坂口杜氏!

 一通り蔵を案内頂き、2階の研究・開発室で8種類の新酒を?酒させていただいた。八反錦で造られた2本、山田錦で造られた2本、雄町で造られた2本、それに参考酒として昨日2位になった出品酒と、全国新酒鑑評会に出品したもの。
 それぞれ酒米の特徴が出ていて面白く?酒できたが、宗玄のお酒が従来の平面的な酒質から、立体的な酒質を持ち、米村社長がめざす「売れるお酒」造りに坂口杜氏の実力が遺憾なく発揮されており、あとはいかに飲み手が宗玄に出会えるかだろう。
 後で燗酒用の本醸造2本も持ってきていただいたが、お燗温度の違いでどう楽しめるのか、期待できる仕上がりとなっていて、「どこまでやるの!」と心配になるぐらい、フレッシュで、特徴のあるお酒を次々創り出す坂口さんには、ビックリさせられた蔵見学だった。
 残念なのは、もう少しゆっくり話をお聞きしたかったが、みゅーじあむの開館時間に間に合わせるため失礼したことである。
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成岡卓翁

『天使の梯子』って見たことありますか?連休前に雨がよく降った時のこと、雲の切れ間から六甲山系に陽が差し、雲から光の梯子がかかっているように見えました。珍しいからデジカメで撮ったのが右の写真です。


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Zakkaya Weekly No.365

雑貨屋 店主 大西良衛  gp-bmail.gif (1852 バイト) zakkaya@news.email.ne.jp

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