Zakkaya Weekly No.328 Ryo Onishi                8/25/2002 雑貨屋のひとり言 L.A. 観光スポット さくらの独り言 川　柳　&　コント ﾊﾞｯｸﾅﾝﾊﾞｰ 一口コラム おいしいLA 健康のお話 雑貨屋ﾎｰﾑ 雑貨屋のひとり言 涼しくなってちょっと幸せな気分になったのもつかの間で、また蒸し暑さが戻ってきました。年中暑いフィリピンから来ている人でも、日本の暑さはつらいと言っていました。調査によれば上空の二酸化炭素の量が増加しているとのことで、温暖化の方向に進んでいることは間違いないですね。来年の夏が怖い。（R.O.） あまり 知られていないL.A. 観光スポット（1３０） Kenneth Hahn State Recreation Area ロサンゼルス・ダウンタウンからもサウスベイ地域からも３０分程で行けるBaldwin Hillsの一角にある広いリクリエーション・エリア（公園）です。 ３７０エーカーの広さを誇るこのエリアはロサンゼルス・カウンティの Parks & Recreation局が管理をしています。 アメリカ沿岸地域に多い自然のままの潅木の林もあれば、手入れの行きとどいた広い草地と点在するピクニック・エリア、釣りを楽しめる人造の池やせせらぎなどもあり、人口密度の多い都市部のレクリエーション・エリアとしては広く清潔であり、周辺地域住民のみならず、遠くからも憩いを求めて集う人々でいつも賑わっています。 　高い展望エリアからはロサンゼルス・ダウンタウン、ハリウッド、グリフィスパークからセンチュリー・シティなど広角の展望も楽しめ、また、すぐ近くでは石油の採掘櫓も数多く見ることも出来ます。 　このエリア内には何面もの運動場、８ヶ所のピクニック用レンタル・シェルター、１００台のピクニック・テーブル、６０以上のバーベキュー・ピットなどの施設、さらに数マイルに及ぶトレイル（ハイキング道路）も用意され、まさに第一級の多目的リクリエーション公園といった感じです。 さらにもう一つ、ここでのおすすめ場所はエリア入口左奥にある『オリンピックの森（Olympic Forest）』です。 ロサンゼルスは1932年と1984年の二度にわたって夏季オリンピックの開催地となりました。この場所は1932年オリンピック時の各国選手村があったところで、ロサンゼルスはそれを記念して、1984年オリンピック参加国（１４０ヶ国）と同数の木を植え、周囲を整備して『オリンピックの森』として残しています。 l          住　　　所 ：4100 S. La Cienega Blvd., Los Angeles, CA. 90056 l          オープン日 ：毎　　日 l          時　　 間 ：6:00AM −　日没まで l          入　場　料 / 駐　車　料 ：週末（土日曜日）、祝日のみ $3.00（車一台につき） l          電　　　話: ：(213) 298- 3660 l          Web Site ：http://cal-parks.ca.gov/default.asp?page_id=612 行き方は次の通り（Torrance方面よりの場合） （１） FWY#405（北）→ LAX（ロサンゼルス国際空港）付近を通過してすぐの La Cienega Blvd.出口で FWY#405 を降りる。 （２） La Cienega Blvd.を直進（北へ）し、約３．６マイル進むと Kenneth Hahn State Recreation Area という標識があるので、その標識に従い La Cienega Blvd.を少し外れると目的の Recreation Area の入口ゲートがある。 （３） ここまでの行程 ；（Torrance方面からの場合）約１５マイル、ドライブ約３０分。 河合将介( skawai@earthlink.net ) さくらの独り言 「ダイアモンド」 ひょんな事から、話題は「ダイアモンド」に飛んでいた。昨日の夕食会席上のことだ。男性群の率直で素朴な疑問/質問、「ダイアモンドの質や種類の違いが一般人にとってどんな価値があり、それが女性にとって如何なる意味を持つか、また婚約指輪慣習は誰が作ったか」である。ダイアモンド評価が4C（Carat/重さ, Color/色, Clarity/内包物, Cut/カットの形と研磨具合）であることは有名である。しかし我々凡人がそれら評価や価値を鑑定書なしでどの様に見分けられ、またそれがどんな意味を持つかということである。4月の誕生石でもあるこの石言葉は、「清浄無垢/永遠の絆・不屈」、しかるに宝石の王者「ダイアモンド」とは如何なるモノか。 誕生石の歴史は、18世紀頃中央ヨーロッパやポーランドへ移住して行ったユダヤ人の習慣が始まりという。誕生石は、平均寿命の愕くほど低い時代に迎える重大な一年への、祈り込もった「お守り」として身に着けられ始めた。12誕生石（月順：ガーネット、アメジスト、珊瑚、ダイアモンド、エメラルド、パール、ルビー、サードニックス、サファイア、オパール、トパーズ、トルコ石等）は、旧約聖書出エジプト記の12部族に与えられた胸当にはめ込まれた美しい宝石から来たという説、また占星術によるもので12星座夫々の持つ守り神が人格を持ち、宝石、花、石、色などを伺っており、死後には星になると信じらた時代の守り神から来たという説もある。いずれにしても、その美しき煌きは幸運をもたらすパワーを持ち、周りの自信や潜在能力を数倍に引き出すパワーも強く、運勢を好転させる宝石と信じられた。またダイアモンド（金剛石）は宝石中最も硬いことから、恋や結婚の純粋さを象徴し絆を深めるものとされた。それが、誕生石を婚約指輪として送る慣習から現在のダイアモンド婚約指輪がポピュラー化した理由という。さらに左薬指に婚約もしくは結婚指輪をはめるのは、心臓に直結しているツボがあるため健康によく、さらに送り主との一体感（共存・胸の骨の一部）を意味するという一石二鳥説と、その場所が一番使われない指なので宝石に傷がつき難いという２説がある。 ダイアモンド（またはダイヤモンド）の語源は、ギリシャ語のadamant（アダマント）で、「屈服しない不屈なもの、侵し難いもの、征服されざるもの」という意味から発している。このadamant（アダマント）が、フランス語の元になったラテン語adamas（アダマス）「何にも侵されない硬物質」に変化し、更にa（ア）が取れ語尾が変化して、現在のdiamond（金剛石）となった。原産地は、オーストラリア、ボツワナ、コンゴ（旧ザイール）、そしてロシアなど。これら全世界で産出されるダイアモンドのうち宝飾品用はわずか25%、残り75%が工業用と云われている。ちなみに1カラット（0.2g）のダイアモンドを採取するには、約1.5トンの鉱石処理が必要という。現在は装飾品としの意味が大きいダイヤモンドだが、古代〜中世の人々にとっては呪術的意味、後には権威・権力・富の意味を現した。そんなダイアモンドと人間の出会いは想ったより古い。B.C500年に古代インドのトラヴィタ族により発見、石削道具として使用され、その希少性の高さから「物々交換の硬貨代行」ともなった。中世には、「魔よけ/護身符」として使用された。それが1445年のベルギー人による研磨術の発見とカットの考察により反射率と輝きが高められ、当時宝石の王であったルビーを押しのけ、宝石の王ダイヤモンドが誕生、王候/貴族のシンボルへと愛用された。4C（Carat/重さ, Color/色, Clarity/内包物, Cut/カットの形と研磨具合）の内、人間の手によって付加価値をつけらえるものは、カットだけ。ダイアモンドの輝きを生み出すためのより効果的な屈折率と反射率の加味したカット法の発展により、輝きは「永久のもの」と云われるようになり、一般人の高級装飾品として普及した。現在、世界大量産出/過剰供給によるダイアモンドの価格下落や品質低下を防ぐ為、ダイアモンド販売機構がその生産と在庫の調整を行っている。 夕食での一つのトピックスがタマタマ「ダイアモンド」だったが、彼らの本意はこんな愚問ではない。つまりは、『人間の一般に作った価値基準と自分自身の価値基準の相違を見分け、必要不必要と重要なものを探求し創作する人生の豊かさは、マスコミや情報に振り回されないことではないか』ということ。そのためにも自分の足と「確かな眼」によって、世界をで観ることだと。これこそ「我々人生のダイアモンドは何か」と、究極の輝きに至った。それはClarity（そのものズバリ/不純物のない真実）、そして Grounding （大地に至る道/背景・経験・実際と事実）である。さらに同席者の結論は「『瞳（目）は口ほどにモノを云う』といい、ダイアモンドの評価4Cを判別できない私たちの肉眼だが、『人の美しさ』の真実は、その人の瞳の大きさや輝きによって観ることができる（解かる/伝わる）ものだ」云った。なるほど、眼科医だけあって粋なことをいうものだと、納得。瞳の輝き、幾つになっても大切にしたいもの。ダイアモンド、薬指より瞳の中にと、さくらの独り言。 （sakuratsubomi@earthlink.net） マキちゃんの健康のお話 蒔田 龍人 officeMAKITA www.officemakita.com www.makita1.com mail@officemakita.com 川　柳　&　コント（東京・成近） (　川　柳　) 現実の風に躓く机上論 建前と本音 落差の中の雑魚 思惑が三顧の礼に秘めてある 万策に手のジョーカーの期限切れ 力の差 敬語の舌打ちが続く （　ニュースやぶにらみ　） 「円周率3.14復活」 いびつが直った　　−　円 「大雪山系に初雪」 もうすぐ冬休みとは羨ましい　−夏休みのこども 「またＢＳＥ感染牛」 業者の食い物にされなければいいが　−　消費者 （東京・成近）　E-mail　nakawai@adachi.ne.jp あっこのおいしいロサンゼルス レストラン紹介 「BRUDDAH’S」――地元で人気のハワイ料理 1033 W. Gardena Blvd., Gardena  CA 90247　Tel 310-323-9112 月曜休み　火―日　7:00am〜8:00pm 最近ハワイが流行っているようだ。アロハシャツなどのファッションから小物、インテリアまで目ここロサンゼルで目に付くものは多い。そんな話を友人としていると「そういえばガーデナに、地味な店だけれど、おいしいハワイ料理の店があるよ」とのこと、早速行ってみることにした。 確かにうっかりすると見過ごしてしてしまいそうだが、いかにもローカルっぽくて、町の大衆食堂的なイメージ。気取らないローカル気分を味わいたいときにはおすすめ。 まず入り口の看板を見て「BRUDDAH’S」とは何のことだろうと思い、そのままつぶやいてみたらどうもブラザーズと聞こえる。そのことをオーナーのモリタさんに質問すると、答えはやはりブラザーズ、ハワイ風の発音だそうだ。ハワイ出身のモリタさん、お客は皆兄弟という気持ちで接したいからこの店名にしたそうだ。 ハワイ料理はポリネシア、アメリカ、アジアの味が融合して出来上がった料理。一皿にいくつもの味が重なり合い、ボリュームもたっぷり。テーブルにもチリ、醤油、ソースなどの調味料が並ぶ。 メニューのどれにも手作りの良さが感じられる。例えば「ロコモコ」（$5.25）のハンバーグパテもいかにも手作りの味でおいしい。ご飯の上にハンバーグをのせ、グレービーソースをたっぷりとかけて、さらにその上に目玉焼きをのせて出来上がり。見た目よりあっさりしているハワイ版ハンバーグ定食。ポルトゲースソーセージも手作り。「ポルトゲースソーセージプレート」($5.25)はご飯との組合せ。 そのボリュームで人気なのが、日替わり定食($5.95〜$7.50)。人気メニューの組合せで、その中でも水曜日の「スイートサワー スペアリブ」($6.95)、「ビーフショートリブ シチュー」（$6.95）、金曜日の「ブレーズド ショートリブ」($7.95)が特に人気。もちろんその日以外もアラカルトで注文できる。 また、ハワイのオリジナルで有名な、肉をタロイモの葉に包んで蒸し焼きにした「ラウラウ」($6.25)はポークかチキンが選べる。単品にはもちろん「スパムむすび」（$1.50）や「マカロニサラダ」(75セント)もある。 さっか　あきこ　akikosk@webjapan.com 一口コラム：「今週の時事ジョーク」 日本ハムの不正発覚 数週間前、この時事ジョークで｢最近次々と発覚している、アメリカ企業と経営者による、倫理（モラル）の低下による不祥事の問題を取り上げました。今日は日本の企業の方を取り上げます。 今、日本では今年一月の雪印食品に続き、今度はハム・ソーセージの最大手である｢日本ハム｣による輸入牛肉混入問題が発覚し、日本中が大きく揺れているようです。 ｢日本ハム｣は愛媛、徳島、姫路の各営業部で約１．３トンの“輸入肉”を“国産肉”に装い、さらにその偽装が発覚後、それらの肉をすべて焼却してしまうという、消費者を無視した食品会社にあるまじき行為があったことが判明しました。 ―――　さて、これからがジョークです。 （１）｢日本ハム｣は“輸入肉”を“国産肉”に装う不祥事が発覚した後、それらの肉をすべて焼却（即ち、焼いて）しまいました。そしてこのたび、日本ハムはその焼いた牛肉を使って『焼肉店』をオープンすることになりました。 （２）日本ハムの大社（おおこそ）社長が一連の不祥事に対し、謝罪の記者会見を開きました。 記者団から 大社（おおこそ）社長自信の責任のとり方について質問された 大社（おおこそ）社長は答えました。（名前が“オオコソ”なので、“コソ”ずくしで答えました） ｢この度の問題を深く受け止め、わたくし、社長である大社（おおコソ）は、『コソコソ』と『コソく（姑息）』なことをせず、『それコソ』、『こんどコソ』深く反省し、改善に努める所存であります｣ 　大社（おおこそ）さん、『今こそ、今度こそ』よくよく反省をお願いします。企業は経営者の判断一つで社会、消費者、それに真面目で善良な社員にたいへんな迷惑がかかることを、よくよく身にしみていただきたいものです。 （３）日本のプロ野球チームの「日本ハム・ファイターズ」は球団オーナー会社の不祥事で、頭にデットボールを受けたと同じくらい痛い思いをしています。 　そこでこのほど、球団名を変更し、「日本ハム・ファイターズ」から、「日本ハム・アッ、痛―ズ」とすることになりました。 羅府の庄助 （ skawai@earthlink.net ） 編集後記 雑貨屋ホームページのカウンターの数字はゆっくりですが着実に増えています。発行してしばらくするとカウンターが上がるので、毎週待っていてくれているんだなあと思って喜んでいます。 雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧になれます。 http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm Zakkaya Weekly No.328 雑貨屋 店主 大西良衛 　　zakkaya@news.email.ne.jp