Zakkaya Weekly No.284

Ryo Onishi             10/21/2001

雑貨屋のひとり言

ノ ー ベ ル 賞

さくらの独り言

川 柳 & コ ン ト

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マキちゃんの健康のお話

一口コラム

あっこのおいしいロサンゼルス

読者のインターネット活用法

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雑貨屋のひとり言

愛用PCのOSをWindows98からWindows2000に変えました。新しい発見を期待して変えたのですが、待っていたのはトラブルの連続でした。どうやらPC(CPU)との相性が悪かったみたいで、そうこうしているうちにPCそのものがおかしくなってきました。別にWindows2000のせいだけではないと思いますが、この際だからCPU、マザーボード(ついでにケースも)を取り替え、アップグレードすることにしました。少し出費になりますが、新しい何か(あらたなトラブルかもしれませんが)に出会えるかもしれないのでワクワクしています。CHANGEはCHANCEの始まりですから。サウスベイにいた頃はライアンさんがPCの先生でしたが、今は私の息子(弘晃)が先生で、いろいろ教えてもらっています。 (R.O.)

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ノ ー ベ ル 賞

王立スウェーデン科学アカデミーは10月10日、今年のノーベル化学賞を名古屋大大学院理学研究科教授の野依良治(のよりりょうじ)博士(63)ほか2人に授与すると発表しました。 

 日本人受賞者としては、昨年の白川英樹博士に続き2年連続の快挙であり、このところ明るい話題の少なかった私達日本人にとってうれしい話題でした。 

 また、ノーベル平和賞は国連(国際連合)と、国連のアナン事務総長(ガーナ出身)に贈られることになりました。

  今年は、ノーベル賞が創設されてちょうど 100年目にあたります。スエーデンの化学者、アルフレッド・ノーベルの遺志と遺産をもとに 1901年「ノーベル財団」が設立され、「ノーベル賞」の授与がスタートしました。 

 自分の発明したダイナマイトが戦争に利用されてしまっていることを悲しんだノーベルが、 1896年に亡くなる前に、自分の資産を人類の平和と科学の進歩に貢献した人のために使って欲しいという遺言を残し、それが「ノーベル賞」の創設になったという話は有名です。

 あれから 100年、アルフレッド・ノーベルの遺志の通り、人類の平和は進み、科学は進歩したのでしょうか。 

 以前、このコラムでも書きましたが、(雑貨屋ウイークリー、No.133)確かに時を経るに従い、生活様式から、科学・学問・技術に至るまで進展はめざましく、昔の夢がどんどん現実化してゆくさまは、まさに「進歩」そのものといえるでしょう。 

 しかし、人類の争いはますます複雑かつ多角化し、卑劣極まりない「テロというなの戦争」までが日常化しつゝあります。 

 排気ガスやダイオキシンを撒き散らし、戦争やテロに明け暮れる日常は決して進歩とは言い難い状況です。 

 今回、アナン国連事務総長に対するノーベル賞の受賞理由として「事務総長として国連に新しい生命を吹き込み、エイズ、人権問題や国際テロ防止に卓越した功績を残した」ことが挙げられています。

  事務総長の努力と業績に対し、敬意と賛辞を贈ることにはやぶさかありませんが、逆説的に言えば、「エイズ、人権、テロ」などと言う“非近代的”なものがまだ地球上にはびこっていると言う訳です。

  今回のノーベル平和賞委員会の決定からは、世界各国に向けて国際的な「テロ包囲網」の構築を促す強いメッセージも読み取れるということです。 

 こんな現状を知ったら、ノーベルさんはどんな思いをすることでしょうか。   

河合将介( skawai@earthlink.net )

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さくらの独り言自由と危機

「アメリカは自由だ」とか「自由の国アメリカ」とはよく耳にする。ある時は賞賛の、またある時は軽蔑の形容詞として付加される前置詞でもある。夢と憧れを抱き、この形容詞の動詞化に渡米した人々も多い。また逆に、未だ見ぬ国でありながら、その形容詞を楯に否定的用法で米国非難や自己防衛を試みる人も多い。「自由」の概論や定義の明確化は必要であり、たかが13年間の在米生活体験を述べるのも危険だ。しかしあえて私の偏見・体験を述べさせて頂くと、アメリカは多くの日本人が口にする意味での「自由」な国ではなく、むしろ封建的国家だと実感させられることが多かった。だからこそ人々は「自由」を叫び、求め、それなりの立場で自由を獲得しようと必死だった。アジア人女性の私も決して例外ではなかった。そしてアメリカで言う「自由」とは結局、「愛する」ことではないかと私は考え始めた。それはアメリカを離れて一年が経とうとしている今日この頃のことである。

 

米国で働き始めた頃、「アメリカにおける自由」に対する疑問が深まり、身近な各層のアメリカ人に質問したことがある。ある人は哲学的に意思の自由を、またある人は社会学的に基本的人権を体系的に、そしてまたある人は政治・歴史的に宗教・主義的に権力と対立した形での、夫々の主張だった。そんな様々な回答の中で統一するもの、それは自由そのものよりも何のための自由かという、ツールとしての「自由」だったことは興味深かった。彼らの多くは彼らの自由について「自由」ではなく「ラッキーな」という形容詞を用いて述べたことは忘れられない。

 

英語の自由Freedomは、古英語のfreoから発生し、奴隷・家来や僕ではないという位置での「高貴な」という意味を持つ。更にそのfreoの語源を遡ると、インドヨーロッパ語のpri、これはなんと「愛する」という意味なのだ。日本語の「自由自在」は、本来何か(技術や知識)を思いのままにできる(駆使する)こと、もしくは好き勝手に我侭に使用することとして意味づけている。しかし自由自在とは、「愛する」ということの中に自分を置くことで自由ということの本質に触れることではないのかと自問している今日のさくらである。これを前提にすると、アメリカ社会が封建的でも一般的に愛国心が強いと言えるのは、何だかうなずける気もする。

 

「危機」という日本語を使ったことで有名なのは、故J.Fケネディー大統領だ。危=デンジャーを、機=チャンスに代えるということだったと記憶する。同時テロ事件以来「危機的状況」と耳にする毎日、何となくこの語源を調べてみたくなった。Dangerはもともと古期フランス語で「主(あるじ)の権力」、そしてチャンスは「落ちる」(さいころが落ちる)という意味だった。ちなみに機会や好機として使われるopportunityの語源はport、つまり「船が港に到着する時」、そして危機や転機として使用する別の英単語crisisは、どうするか直ぐ決める、語源はギリシャ語で「判断する、即決する」という意味だった。私の中で全く無関係と思われていた「自由と危機」のつながりがどこかにありそうで、怖いようなまたは嬉しいような、なんとも複雑な気持ちになった。アメリカや日本の「自由と危機」について人事ではないものとして真剣に考えて始めた私は、渡米前の「自由」にこだわった若き自分を回想している。そして「危機」と「自由」の緊張関係を思い巡らしている、、、なんとも真面目なさくらの独り言。

 sakuratsubomi@earthlink.net

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マキちゃんの健康のお話 

―妊娠していなくても..。のお話し―

条件反射。これ、人それぞれ違いは有るのでしょうが、大体の方は、“ウメボシ”なーんてのを聞くと、ジワァ〜っと唾が出てくるんではないのでしょうか?

 僕は“ウメボシ”に並んで“レモン”も、聞いただけでジワァ〜っときちゃいます。

 っという事で今回は条件反射ではなく、『レモン』のお話し。

 『レモン』は昔からよく、「疲れている時にガブゥっとやると疲れが吹っ飛ぶ」なんて言われていますが、なんでそうなのか?については、皆さんもうご存知、

ビタミンCが豊富だから。

 以前(何号だったかは、いつもの通り、皆さん探して下さい)ビタミンCのお話しをした事が有りますが、『レモン』には特に豊富に含まれているんですねぇ。 

ビタミンCは、ノーベル賞を2回も受賞した、故ライナス・ポーリング博士によって研究され、風邪には必要不可欠なビタミンである事が広く知れ渡りました。

 最近は、生活習慣病(昔の成人病)の予防や、活性酸素にも効果がある事がわかかったんですってー。 

実は、単にそのビタミンCを豊富に含むだけではないんですねぇー、『レモン』ちゃんはーっ。 

もうひとつ、クエン酸を豊富に含んでいるんです。

このクエン酸、キレト作用といってミネラルを上手に包み込んで身体への吸収を良くしてくれる働きをもっているんですねぇー。

 ビタミンCとクエン酸を豊富に含んでいる『レモン』、べつにスッパイものが食べたくなくても日頃から摂るようにして、若さを保ちましょーう!

蒔田 龍人
office MAKITA
mail@makita1.com
www.makita1.com

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川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

 

( 川 柳 )

よろめきの葦リストラの風の中

自信家の脆さ知ってるポリグラフ

風向きを読んだ尻尾を上に向け

後方支援また九條が試される

ショウ・ザ・フラッグ日の丸が垂れている

( 時事コント )

「全頭検査」
   
農水、厚労両省の幹部の頭も  −狂牛病

「狂牛病 安全宣言」
日本の政府は気楽でいいな  − アメリカ政府

「東西二社で赤字千億円」
NTTがかわいそう  − 郵政三事業


(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

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あっこのおいしいロサンゼルス――レストラン案内

「El Gallo Pinto」――ニカラグアの家庭的な料理

5559 N. Azusa Ave.,Azusa CA 91702626・815・9907

フリーウェイ210をAzusa Ave.で降りて南、Gladstone St.との角のモール。

火―木・日 11:00am 〜 8:30pm  金・土 11:00am 〜 9:30pm 月曜日休み

アズサにある「El Gallo Pinto」はニカラグア料理の店。店内には子どもたちのかわいらしい絵が飾ってあり、暖かい家庭的なレストラン。

ニカラグア料理というと地理的には中米にあるので、メキシコ料理に似たものをイメージしていたが、全く違う料理だということがわかった。オーナーのホセさんは二つの料理はそもそもの発祥が違うから混同しないで欲しいという。歴史的にはメキシコ料理はアステカ文明の影響を受けているが、ニカラグアはより古いマヤ文明圏。両者の食文化も少し違う発展を遂げたようだ。

現代のニカラグア料理はどちらかといえばカリブ海地方の料理に近く、味付けはあっさりしていている。バナナに似たプランテインや米の調理方法も日本人の口に合いやすい。

例えば店の名前にもなっている「ガヨ・ピント」(2.00)は豆とご飯を炊き込んだもので、その色と見た目はまるでお赤飯のよう。また、独特の炊き方があるという「アロス(ライス)」(2.00)は、ほのかに味がついていておいしい。

プランテインのチップスはさつま芋のチップス、ユカのフライはさつま芋の天ぷらのようで、なんだか懐かしい味。肉類ではローストビーフ風の「カルネ・アサド」(7.99)や味付けよくマリネした豚肉のから揚げ「チャンチョ・フリット」(8.99)がおすすめ。

一皿で人気料理が楽しめるというので、お客の6割が注文するのが「フリタンガス:エル・ガヨ・ピント」(8.99)。チャンチョ・フリット、ガヨ・ピント、プランテインのチップとフライ、チーズのフライの盛り合わせ。

手間がかかるため週末だけ用意されるメニューは最もニカラグアらしいという二品。マリネした牛肉をバナナの葉に包みプランタインやユカと5時間蒸すという「バオ」(7.99)と、具たっぷりのスープ「モンドンゴ」(6.99)。

玉ねぎたっぷりのニカラグア風自家製サルサは料理にちょっと刺激を与えてくれる。

おすすめの飲み物はサボテンから作る「ピタハヤ」と酸味の効いた「タマリンド」のジュース(各2.00)。 

さっか あきこ akikosk@webjapan.com

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一口コラム

★ 一口コラム:「ルート66の旅」

 ひと月ほど前、雑貨屋店主の大西さんからのメール転送を受け、日本(長野県 白馬村)の大塚浩司さんと言う人が「オールドハイウエイ、ルート66」という本を発行したことを知りました。

 早速、大塚さんとメール交換をし、こちら(ロサンゼルス)の日系書店を通してその本を注文し、取り寄せてもらうことにしました。

 今月のはじめ、書店から入荷したとの連絡が入り、早速購入し、「U.S.ハイウエイ、ルート66」の全線にわたるドライブ紀行であるこの本を私は一気に読みました。道筋の風景、風物、人々との交流など目に浮かぶような筆運びです。

  私もこの「雑貨屋ウイークリー」や「観光スポット」でご紹介している通り、「U.S.ルート66」にはたいへん関心があり、私の生涯テーマのひとつでもあります。

 大塚さんのような日本在住の方でこの道路に関心を持っている人がいることに私は感銘しました。

 【書名:オールドハイウエイ、ルート66の旅、大塚浩司著、ほおずき書籍、書籍番号:ISBN4-434-01339-4、定価¥1200】

                          羅府の庄助

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読者のインターネット活用法

先週、読者のみなさんにインターネットの利用のしかたを教えてほしいと問いかけましたら三島さんから返事をいただきましのでご紹介します。

私は去年からケーブルTVでインターネットに接続しています。
ですから常時接続ですね。
常時接続のメリットは、やはり時間を気にせずにインターネットができる、という事です。
電話代を気にせずにインターネットができるということは、そうでない場合に比べてものすごく違います。
なんせコンピュータをONにしてる=インターネットをしてる−という事と同じですからね。
僕はよくファイル交換をしてますね。
以下のURLはファイル交換ソフトの説明です。
http://www.zdnet.co.jp/internet/runner/0104/sp3/

僕の使っているソフトは この説明の中の順位では3位の Gnucleus です。
1位の Bear Share も試してみましたけど Gnucleus が一番使いやすかったです。
主に音楽ファイルMP3のファイルをダウンロードしてますけど、日本語が使えないのですが、例えばサザンオールスターズの検索をする場合、 southern ではほとんで出てこなくって、SAZAN って入れると出てくるんですよね (^_^;)

音楽のソフトは約1分 1MBになるので一曲で5MBくらいになるんですけど10曲くらいダウンロードするようにしておいて一晩つけっぱなしにしておきます。
常時接続ならではの気軽さですね。

Webにある ゲームのソフトで100MBくらいあるものでも時間を気にせずにダウンロードできます。
一度常時接続を経験したらもうやみつきになりますよ (笑)

もしファイル交換ソフトで質問がありましたらメールいただければお答えいたします。ではまた
三島
kenny-m@ma.ctk.ne.jp

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編集後記

今回は息子のPCを借りて雑貨屋を編集発行しています。またPCが生まれ変わります。(これで何度目だろー?)新しいPCが完成したらWindows2000の使用状況(トラブル状況)などをお知らせしたいと思います。みなさんはもうとっくに2000だったりして。もしお使いの方がいたらここがいいとか悪いとか教えてくれませんか。

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧になれます。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.284

雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp

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