Zakkaya Weekly No.273

Ryo Onishi             8/5/2001

雑貨屋のひとり言

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(105)

さくらの独り言

川 柳 & コ ン ト

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マキちゃんの健康のお話

一口コラム

あっこのおいしいロサンゼルス

健康の方程式

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雑貨屋のひとり言

読者のみなさんは愛用のPCでこの雑貨屋を読んでおられると思いますが、どんなPCをお使いでしょうか?最新の高機能マシンですか?それとも数年前に買った今はもう骨董品(失礼!)みたいなPCでしょうか?たまに大型電気店に行くとたくさんの機能(ソフト)がついた私のPCなんかよりはるかに優れた性能のPCが安価に売られています。そういったPCを購入した人は果たしてそれを使いこなせているのか気になるところです。どんな高機能なPCであっても、自分のやろうとしていることがわからないのならただの箱です。私のPCもいまや骨董品レベルのPCになりつつありますが、毎週投稿者からの記事をメールで受け取り、HTMLファイルで編集し、WEBサーバーに載せて読者の皆様に読んでいただけている?ので立派に働いてくれています。IT化が叫ばれている時代、情報をみんなで共有し、お互いがうまくコミュニケートできている?この雑貨屋って最先端だったんですよねー??一体なにが言いたかったのかなー?(R.O.)

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あまり 知られていないL.A. 観光スポット(105)

Palm Springs Desert Museum

 砂漠の街、パームスプリングスのダウンタウンの近くにあるミュージアムです。建物は近代的な感じのする豪華な建物です。

 このミュージアムの名前から、「砂漠に関するミュージアム」と思いがちですが、必ずしもそうではなく、パームスプリングスに縁のある人々が収集した各種芸術品とか歴史・民族など自然科学分野に関する資料等を展示しています。

 ミュージアムの展示は、常設展示(Permanent Collection Exhibitions)と特別展示(Special Exhibitions)の2つのカテゴリーにわかれ、各カテゴリーは芸術と自然科学にサブ分割されます。

 常設展示の部には次のような展示コーナーがあります。

*ジョージ・モントゴメリー(George Montgomery)ギャラリー:俳優、芸術家、収集者である、 ジョージ・モントゴメリー(2000年没)の作品と彼の収集品の展示。

*コンテンポラリー・アメリカン・リアリズム(Marks Graphics Center)

*レオ・S. シンガー、ミニュチア・ルーム・コレクション:洗剤製造会社(Miracle White Company) 

 の創設者であるLeo S. Singer が集めた各地の洗濯場風景のミニュチアが展示されています。

*アメリカ原住民アートコーナー:アメリカ原住民の民芸品、生活品などのコレクションです。

*砂漠に住む原住民コーナー:カリフォルニア砂漠の乾いた灼熱のもとで生活していた原住民

 の生活振りをわかり易く学べます。

*氷河時代のCOACHELLA・VALLEYの哺乳動物コーナー:一万年前の氷河時代を再現し、当時の哺乳動物の生態を説明し、また同時に当時の動物の骨格等を見ることが出来ます。

*砂漠の生態(夜と昼)コーナー:砂漠に生息する各種の蛇やその他の動物が生きたまま展示されています。

 展示品が多岐にわたっているためか、このミュージアム全体を通してのコンセプトがいま一つ理解しにくい感じですが、展示品ひとつひとつは充分見ごたえと価値のあるものと言えるでしょう。

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住 所 :101, Museum Drive, Palm Springs, CA 92262

  • 開館日 :火曜日? 日曜日(但し、主要な祝日は休館)
  • 時 間 :火曜日? 土曜日:10:00am? 5:00pm

       日曜日:12:00(正午)〜 5:00pm

  • 入場料 : 成人:$7.50、シニア(62才以上):$6.50、6- 17才:$3.50、6才未満:無料
  • 問い合わせ:Tel.(760) 325 ?0189
  • Web site:www.psmuseum.org

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  • 行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)

(1)、FWY #91(東)、FWY #215(南)、FWY #60(東)、FWY #10(東)へ。

   (または、いずれかの、FWY を経由して、FWY #10を東へ)

(2)、FWY #60(東)からFWY #10(東)へ合流してから更に約25マイル東進、

    North Palm Springsl、Indian Ave. 出口でFWY #10を出る。

(3)、Indian Ave.( Indian Canyon Dr.)を右折(南へ)、約5マイル進み、Amado Rd.を右折、すぐの North PalmCanyon Dr.(一方通行) を左折、約1マイル進み、 Tahquitz Canyon Wayを右折、すぐの Museum Road を右折したところが Museum です。

(4)、ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約110マイル、ドライブ約1時間45分。

河合将介( skawai@earthlink.net )

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さくらの独り言 「河 童」

「河童」を観た。もちろん初めて観た。どこかでこれについて読んだ様な記憶もあったが、日本を離れて久しかった私にとって、何の前置きもない「遭遇」であった。この季節に相応しいものをと、たまたま手に取った邦画のビデオテープ「河童」に、まるで幼子に戻った様に泣かされ、懐かしさに埋もれた。それが自分の育った風景とは全く違うにしても、自分の幼い頃の、いや今も大切にしたい何かを観た様で嬉しかった。『ふるさとは遠きにありて想うもの』とは云うけれど、ある意味で「ふるさと」は、人生の宝庫だと確信しているさくらである。

私の故郷九州には、河童の神話や伝説が多く、それはこども時代の毎夏にも登場した。ガキ大将顔負けのおてんばだった私のこども時代は、冒険続きの毎日だった。特に連日が休日という夏休みは、どんな冒険プロジェクトを手掛けるにも好都合だった。それは単独であっても共同であっても、陽が明けてから沈む迄、スリルと冒険に満ちたドラマの連続だった。だから、「一日はどうして24時間しかないのか」と嘆いたものだ。遅くなった帰りの言い訳を探しながら結局嘘がつけず、母から叱られっぱなしの夏だった。河童の登場はそんな夏のお盆の三日間(8月13、14そして15日)、「お盆に泳ぐと河童に足を引っ張られるよ」とが常だった。流石にお盆に泳いだ記憶はない。そして河童の存在を疑った記憶もない。そんなこども時代があったことを、今さらながら幸せに思う。

『河童』と言えば、芥川龍之介が最後に書した3作中のひとつ、ある精神病患者が河童の国に紛れ込んだ設定の短編がある。解説者吉田精一氏によれば芥川のこの作品は、「昭和初期の日本を映画化したユートピアである」という。この季節(夏/7月末)に自殺した芥川が求めたもの、それは私達現代人も求めているもの、もしくは人間なら永久に求め続ける何かかもしれない。芥川の『河童』が舞台となったされる長野の「河童橋」も有名だが、大正11年に芥川が長崎は丸山遊廓の女将の為に描いたと云われる「河童の絵」(水虎晩帰之図:長崎市立博物館蔵)は、彼の作品でも最高の力作だと伝えられている。大正8年に斎藤茂吉を訪ねて旅した九州、長崎という和洋折衷の町や村は、芥川に何かを示唆し、故に再び彼を訪ねさせたのかも知れない。

その昔の昔、この地上に恐竜は存在したということが確かな様に、「宇宙人」はその昔から今も、この世界に存在するんじゃないかと思う。昔の人が名付けた河童も、その部類だったかもしれない。その昔田舎の日本には宇宙に出かけて行く技術は皆無にしても、自らの生活や文化の中に、宇宙人さえも融和する術(すべ)が存在したのかもしれない。だから昔の人は「必要なものと欲しいモノ」、「大切なものとそうでないモノ」の違いを明確に悟っていたのだと想う、共に生きるための磁石として。都会に住む人が田舎に帰る季節(お盆とお正月)に優しくなるというのは、そんな魔法の効果があるのかもしれない。都会を離れて静養している私は今、そっと自分に問うてみる、「あなたの眼には何匹のウサギが見えますか、夜空の月に、、、河童はその答えを知っているかもしれない」っと、大好物の胡瓜を美味しくかじりながら空を眺める、アツいさくらの独り言!

sakuratsubomi@earthlink.net

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健康の方程式  新薬と副作用

西尾 誠一郎

7月6日から15日までの10日間、白血病にとてもよく効くという新薬を1日4錠試しました。

最初に主治医の西本先生に「副作用は?」と尋ねるとにこっと笑って「a little bit」と言いました。

私が実行しているオーガニックの食事(最近は少しずつ外食が増えていますが)・笑うこと・朝の散歩・体操・様々なビタミンとミネラル・EMとEMX・MGM3などのおかげか、この2年間摂り続けている抗癌剤のハイドレアに関して全く副作用が出なかったと確信している私は、今回も全く副作用はないだろうとたかをくくっていました。

新薬を試して数日後、左の肩のあたりが痒くなりました。 以前にも体が痒くなる事はあったのであまり気にもとめませんでした。 そして10日目、ナパに住む中国人の友人の別荘に招かれ、フランス人のご主人(プロのシェフ)が3日前から用意したという料理を5時間かけてご馳走になりました。 その日は発疹が出ていましたがワインも料理も会話も大いに楽しめました。

次の日、LAに帰って西本先生に電話すると「発疹は副作用のせいですね。 新薬を使うのを止めてハイドレアに戻してください」とのこと。

次の週にはカナダのオタワに出発し、その週末には公文の北米研究大会の分科会で30分ほどスピーチをしなければなりません。 出発する木曜日の朝、発疹は大きく膨れ、体全体が真っ赤になってしまい、少々熱も出ました。 痒くて夜も寝られないほどです。 痒み止めの薬もあまり効いている気がしません。

気になるスピーチの練習も全然やる気が起こりませんでした。

オタワでも観光には行かず、ひたすら体を休めました。 何とかスピーチを終えた時は声がかれて出なくなるほど疲れていましたが、私達の発表がベスト3に入り、感慨深いものがありました。

発疹は新薬の使用を止めて10日ほど経ったころようやくなくなり、今は唇や手足の皮がむけています。

 今、私には3つの選択が示されています。

1つ目は西本先生の言う「新薬を1日2錠に減らしてもう一度試してみよう」というもの。

2つ目はジャンセン先生の言う「新薬はマイクロファージが異物とみなして攻撃しているので摂らない方が良い。 ハイドレアも肝臓に負担をかけるので使用を止めて白血球の数値に変化が起こるかどうか1ヶ月試してみる」というもの。

3つ目は私の考え「しばらくハイドレアを続け、時期を見て2を試し、不幸にしてうまくいかなければ1を試そう」というものです。

何人もの友人が「完治するのなら痒みぐらい我慢しなさい」と励ましてくれますが、痒いというのもけっこう辛いものです。 

この新薬について医者任せにしないで自分でしっかり調べなかったのが悪いと反省。 「自分の健康は自分で守る」からいつの間にか大きくそれていました。

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川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

 

( 川 柳 )

良心が義理のはざまで揺れている

嘘言えぬ本当のことなお言えぬ

弁解も出来ぬ拳が震えてる

末席の「異議あり」にボス目を覚まし

信念が時の流れに背を向ける

( 時事コント )

「保守党当選者一名」

顔で笑って −扇候補。  心で泣いて ー扇党首

 

「松下電器、初の赤字」

松下よお前もか   −日本の成長神話

 

「真紀子節」

不協和音が目立ちすぎる  −小泉内閣

(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

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あっこのおいしいロサンゼルス――満腹したら食休みL

「うなぎ」

今年の日本は例年にまさる猛暑とか。狭い日本で同時に豪雨の被害があれば渇水の被害もあるという、まさに地球的な気候の変化の影響ではないでしょうか。こうなると「京都議定書」の不成功が憾まれてなりませんが、これからの日本のみならず世界の食糧生産にも大きな変化が起こることでしょう。

ところで暑い時期のスタミナ料理といえばやはり「うなぎ」。土用の丑の日にはうなぎを食べて暑い夏を乗り切るというのが先人の知恵のようですが、一年中おいしいうなぎが食べられる現代人は果たしてどれだけの人がそれに倣っているのでしょうか。お祭り的な季節の行事の一つになってしまったような気もします。

私の育った地方はうなぎを食べる習慣はあまりなく、うなぎ屋もめったに見かけません。子供の時から食べ慣れていたのは瀬戸内海の穴子。魚屋に白焼きを頼んで、家では付け焼きにして穴子丼をよく作っていました。日本でゴルフをした時のことです。普段ゴルフ途中にお腹一杯は食べないのですが、昼食に地元瀬戸内海の穴子丼がメニューにあり、懐かしくもありおいしそうだったので食べました。ついつい全部平らげたところ調子の良かった午前中に比べスコアを10も落としてしまいました。お腹は満足でしたが不満の残るゴルフ結果でした。

関東で生活するようになって街のあちこちにうなぎ屋がよく目に付くのには驚きました。そして私の好物リストにうなぎも加わったのですが、うなぎ歴の浅い私にはまだ美味しいという項目しかありません。夫と帰国した際、夕飯時にうなぎ屋の店先で焼く蒲焼の匂いは胃袋を大いに刺激し、思わず夫と顔を見合わせうなずき合って匂いに誘われるがまま急ぎ足で暖簾をくぐりました。うざくにう巻とうな重、思い残すことなく食べました。

関東は武士の切腹の連想から背中を裂き、白焼きにして蒸します。江戸で蒲焼を食べるようになったのは元禄時代になってから。切腹を連想させるのを嫌うからということは武士が暑気払いに多く食べていたのでしょうか。関西では腹から裂き、頭をつけたままパリッと焼くようですが、関西にも武士は居るはずなのにいったいどうしていたことやら。私はこの関西風のうなぎはまだ食べた事がなく、そのうち食べてみたいものの一つなのです。名古屋の櫃まぶしは食べましたが、中部、とりわけうなぎで有名な浜松は一体どちらの焼き方なのでしょう。またうなぎの“まむし”という呼び方は多分櫃まぶしのようにまぶすから来ているのでないでしょうか。

うなぎに付き物の粉山椒はさっぱりと食べさせてくれる上、健胃、整調などの薬効もあるようですから、うなぎの栄養と合わせて夏バテ防止対策のまさに先人の知恵ですね。

さっか あきこ akikosk@webjapan.com

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一口コラム

「コント、読み違い??」

(その96)今 日 は 何 の 日 ?(8月)

 日本語の場合、数字の読み方(発音)や“語路合わせ”から新しい意味を創造する事をよくします。そこからいろいろな記念日が作られます。

 今月の、そんな記念日をインターネット(FUKUSHI's Web Page[今日は何の日])から一部抜粋してご紹介致します。

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  • 8月 1日:肺の日:肺(=81)の語呂あわせ。肺の健康への関心を呼びかける[日本呼吸器学会1999年制定]

      :マージャンの日:パイ(=81)の語呂あわせ[全国麻雀組合総連合会]

      :世界母乳の日:おっぱい(=81)の語呂あわせ

      :パインの日:パイ(=81)ンの語呂あわせ[沖縄県・農林水産相] →<8月17日:パイナップルの日>

  • 8月 2日:パンツの日:パンツ(=82)の語呂あわせ[イソカイ(奈良県の下着メーカー)、1984年制定]
  • 8月 3日:ハサミの日:ハサミ(=83)の語呂あわせ。美容師や洋裁関係者が使い終えたハサミに感謝をささげる日[国際美容協会、1977年制定]

      :蜂蜜の日:蜂(=8)蜜(=3)の語呂あわせ[全国はちみつ協同組合、1985年制定]

*8月 4日:箸(=84)の語呂あわせ[わりばし組合]

*8月 6日:ハムの日:ハ(=8)ム(=6)の語呂あわせ[日本・ハムソーセージ工業協同組合]

*8月 7日:鼻の日:鼻(=87)の語呂あわせ[日本耳鼻咽喉科学会、1961年]

       バナナの日:バ(=8)ナナ(=7)の語呂あわせ

*8月 8日:そろばんの日:パチ(=8)パチ(=8)の語呂あわせ[日本珠算教育連盟]

       ヒゲの日:八の字がヒゲの形ににていることから。また、パパ(=88)の語呂あわせでもある。[日本ワーナーランバード社]

      :デブの日:8の字のふくよかなイメージから[大日本肥満者連盟、1978年制定]

      :タコの日:タコの足の数が8本であることから[広島県・三原観光協会]

*8月 9日:野球の日:野球(=89)の語呂あわせ[ミズノ、1994年制定]

  • 8月10日:健康ハートの日:ハー(=8)ト(=10)の語呂合わせ[日本心臓財団・厚生省、1985年制定]、健康ハート週間

      :宿の日:や(=8)ど(=10)の語呂合わせ[全国旅館環境衛生同業組合青年部、1992年制定]

      :帽子の日:ハッ(=8)ト(=10)の語呂合わせ[全国帽子協会]

  • 8月13日:函館・夜景の日:夜(=8)景(=K=トランプの13)の語呂あわせ[函館市役所、1991年制定]

*8月17日:パイナップルの日:パ(=8)イ(=1)ナ(=7)ップルの語呂あわせ

*8月19日:バイクの日:バイク(=819)の語呂あわせ[総務庁、1989年制定] :俳句の日:俳句(=819)の語呂あわせ

  • 8月29日:焼き肉の日:焼き(=8)肉(=29)の語呂あわせ[全国焼肉協会、1993年制定]
  • 8月31日:野菜の日:野菜(=831)の語呂あわせ[全国青果物商業協同組合連合会、1983年制定]

                          羅府の庄助

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編集後記

先週はサウスベイの北野さんが東京に来られ、電話をいただきました。今回はお会いできませんでしたが、久しぶりの声に懐かしく長―いお話ができて喜んでいます。

成近さんがHPを作成されました。下記のURLです。http://www.adachi.ne.jp./users/itsukabz/index.htm

バックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.273

雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp

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