Zakkaya Weekly No.271 Ryo Onishi 7/22/2001 雑貨屋のひとり言
- セミの泣き声がそこらじゅうから聞こえてきて、日本の夏を感じさせてくれますが、このうだるような暑さの中ではちょっとうっとおしいなあと思うこともあります。でもセミはこの短い季節だけ一所懸命生きているんですから思いっきり鳴いてもらいましょう。それにしてもこの暑さはいつまで続くのかな―。
- 兵庫県明石市で痛ましい事故が起こりましたね。現場は我が家からもそんなに遠くないところです。夏休みに入ったばかりなのに悲しいことです。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。（R.O.）
俳句は“世界一短い定型詩”といわれていますが、川柳も“世界一短い定型ユーモア”と言えるのではないでしょうか。
ここ数年、“川柳ブーム”だと言われています。特にサラリーマンのペーソス（悲哀・哀愁）を読み込んだ“サラリーマン川柳（略してサラ川）”の人気が高いようです。
いつ回復するかわからない不況に加え、パソコン、インターネット、E-メールなどの“I.T.（情報技術）”化について行けない中高年の狼狽（ろうばい）振りなどは、“サラ川”にとって格好の好餌になるからでしょう。
改めて｢川柳とは？｣ということで、例によって国語辞典の｢広辞苑（第二版）｣で調べてみました。
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☆せんりゅう【川柳】：前句付から独立した１７字の短詩。明和ごろから隆盛。発句とは違って、切れ字・季などの制約がなく、多くは口語を用い、人情・風俗・人生の弱点、世態の欠陥等をうがち、簡素・滑稽・機知・風刺・奇警が特色。低俗に堕した徳川末期のものは狂句と呼ばれた。（以下略）
また、因みに、
(1)前句付けとは：七・七の短句に五・七・五の長句を付ける俳諧の一分野。例えば「斬りたくもあり斬りたくもなし」に「盗人を捕らえて見ればわが子なり」とつける。元禄頃から庶民間に大流行。のちの川柳はこれを母胎とする。
（２）明和ごろとは：江戸時代、1763-1771年の頃。
（３）奇警とは：すぐれて賢いこと。普通には思いもよらない、しかも鋭く人の心をつくようなこと。奇抜といった意味をいう。
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ということでした。
上記、国語辞典の定義からも判るように、川柳の特徴は、(a)口語を用いる。(b)人情、風俗、人生の弱点、世間の欠陥などを詮索したり、表現するもので、さらに(c)文体が簡素、滑稽、機知、風刺に富み、そして鋭く人の心を突くもの、ということになります。
たかが川柳と言うなかれ、川柳とは奥の深いすごいものなのですね。
ついでに、“古川柳”というのがありますが、これも上記広辞苑の説明によると、｢江戸時代に柄井（からい）川柳によって確立された古典的な川柳で、明治以降に復興されたものに対して言う｣とありました。
次回は、“サラリーマン川柳（サラ川）”について、日本の大手生命保険会社の一つである、「第一生命」の｢サラリーマン川柳（略して“サラ川”）｣コンテスト入賞作品から傑作をご紹介したいと思います。
河合将介( skawai@earthlink.net )
さくらの独り言 「 ノー・サイド 」
熊本市中央を流れる白川を北に望むと、「立田（竜田）山」という夏は深緑の、秋は紅葉の、そして春は桜の衣を身に纏う丘陵がある。その梺には、私の大好きな細川ガラシャが祀られる泰勝寺もある。そしてそこにはもうひとつ、私達の青春の入口がある。できの悪い私が今迄お世話になった５つの大学の、中でも最初となるこの時代の出会いは、「今の自分」の骨格を成すものと言える。ラグビー用語「ノー・サイド」は、大学の文化祭（黒髪祭）で私達が出店した模擬店の名前だ。当時ラグビー（闘球）のマネジャーだった青い私は「ラグビーこそ男のスポーツ」と信じていた。あれから20余年、今、激しい雨の音を聴きながら『雨は降る降る陣羽は濡れる、越すに越されね田原坂～春は桜よ秋ならもみじ、夢も田原の草枕』と、美少年を懐かしんでいるさくらである。
ラグビーに魅了された理由は4つあった。1つは、楕円ボール（参：昔は豚牛の膀胱を使用した為この形）の業だ。地面に落ちると不規則なバウンドをし、チャンスをピンチにピンチをチャンスに仕掛けてくれるスリルだ。2つ目は、ボールを前投する事は反則で、パスは常に後方へ投げること。人生教育（共育）の成果は、前者ではなく後者へ何かを投げ渡すことだと感激した。3つ目は、ゴールよりトライ（TRY）の得点が高いこと。一人のキックで決まるゴールより、全メンバーで ”TRY”する事の重要性は若い私を震わせた。4つ目は「ノーサイド”No Side“」精神だ。試合終了を知らせるレフリーの笛をゲームセットと云わず、「ノーサイド」というところが意味深かった。たった今迄激しく体をぶつけ合いボールを繋いでいた30人の男達は、その瞬間、人間としてラガーマンとして、敵味方「側」関係なく健闘を認め尊び讃え合う。大雨の中で泥まみれになった彼等の汗も涙もひとつとなった時、彼等の熱い炎で私も燃えた。
試合や練習が終わると、各々はバイト先や研究室へと散って行った。たまのコンパはカラオケでなく、無伴奏での持歌や隠芸披露で場は沸いた。山頭火の詩を朗詠する者あり、田原坂歌う者あり、いとしのエリーや神田川歌う者あり、童謡歌う者あり、大胆な替歌歌う者あり、そして寸劇や小咄を披露する者ありと種々様々だった。しかし決まって最後は、古くから伝わる旧制寮歌で締め括られた。それは指名されるもなく誰かが起立し、天を仰ぎつつ叫ぶ巻頭言から始まった。その状景が今も鮮明に蘇る。
『巻頭言（正規）：仰げば星斗欄干として永遠の心理を囁く、頭を巡らせば蘇山永遠として我等若人の情熱をそそる、天地の恵豊かなる肥後の一角竜山の梺白川のほとり、これ我が熊大健児の地なり、いざ歌わんかな踊らんかな狂わんかな、我等剛毅朴訥の調べ、武夫原頭に草萌えて。巻頭言（非正規）：雨降らば雨降る想いに風吹かば風吹く想いにそぞろの人の世の儚さを知る、ハイソサイエティーのメッチェンと恋をするのが真の恋いであって下町の娘と恋をするのが真の恋いでないと誰が言えようか、酒は飲むべし百薬の長、女は抱くべしこれ無上の快楽なり、いざ歌わんかな踊らんかな狂わんかな、我等剛毅朴訥の調べ、武夫原頭に草萌えて、アイン、ツバイ、ドライ』。
続いて全員声を揃え「ウォー！」と雄叫びを挙げながら起立し、肩を組み歌い出す。『武夫原頭に草萌えて、花の香甘く夢に入り、竜田の山に秋逝いて、雁が音遠き月影に、高くそびゆる三寮の歴史や移る14年。それ西海の一聖地、濁世の波を永久にせき、健児が胸に青春の、意気や溢るる五高魂、その剛健の質なりて玲瓏照らす人の道。時艱にして義を想い、塵世の節を偲ぶかな、ああ新興の気を負いて、浮華の巷に我立てば、想いは馳する朴訥の、流風かおる銀杏城。さらば我が友叫ばずや、時と人とを諭すべく、見よ竜南に一筋の、正気ありてぞ日の本の、青年の名に力あり、二十世紀に光り在り』と、全くみんな音はずれで下手ではあったが、この様にしていつも、貧しいコンパは豊かに幕を閉じたものだった。それは、戦争も大学紛争も知らない彼等の、それでも母校を愛する証だったと、今思う。
あの頃親んだ立田（竜田）山も白川も、すっかり姿を変えてしまった。それでも私の中のあの頃は、今も全く変わらない。ウサギ飛びを叱咤激励した別名『心臓破り』の立田山階段も、足がつった彼等の襟首を掴んでは両足屈伸を強制した武夫原頭も、バケツで何度も水を運んだ白川沿の練習場も、あの頃の彼等にとって何よりの贈り物だったと云うおにぎりの山も。勝つ試合には滅多にお目にかからせて貰えなかったが、紅一点だったこともあってか私は、彼等から大切に育ててもらった、真実に。彼等には男女の「側（川）」を超えた「人」として、様々な意味で「ノー・サイド」精神を満喫させて頂いた。今私が持歩くアドレス帳には雑貨屋店主送別会記念写真を含む8枚の写真が常時潜ませてある。その1枚は、試合後に撮った昔の写真である。それをそ～っと取出すと、激しい雨の中にレフリーの笛が聞こえる。私はこの瞬間が大～好き、「ノー・サイド！」。
マキちゃんの健康のお話
―男性だって必見です。のお話し―
えーっ、今回は、お肌を美しくする美容法をお話ししたいと思いまーす。
現在、アメリカのベビーブーマー世代のトレンド第２位が、なんと、いかに若く見せる、奇麗に見せるか？なんだそうな。（ちなみに１位は、健康）
美容にお金をかける事がトレンドなんだから美容関係のお仕事、アメリカでは儲かりまっせぇ大将ぉー、って感じなんですが、Zakkayaをご覧の方々は、お金をかけずに、ご自分で簡単にケアする方法でいきましょうー！
．．っで、まず何をするか．．？
胚芽・黒パン・玄米・大豆・小豆・ゴマや、植物性の油、ビタミン・ミネラルを多く含む食事を心がけまーす。
これは、新陳代謝を助けて、身体に毒素を溜めないで流しちゃう作用が大きいんですってー。
また、細胞に弾力をつけてくれるので、皮膚の細胞も引き締まって、きめ細かくツヤツヤにしてくれます。
これだから、肉食が多い欧米人より、菜食で植物性油をとる東洋人の肌がきめ細かく美しいわけですねぇ。
だがしかーし、最近は肉食主体で、しかもファーストフード（俗に言うところのジャンクフード）を好んで食べる若者が増えたので、肌の質も変わってきているようです。
雑穀や豆類、根野菜類、青物、芽キャベツ、キャベツ、ピーマン、海藻も良く、良く噛んで、小食を心がければ内臓が活発に働き、ホルモンや体液の流れが良くなってみずみずしいお肌を維持できます。
逆に、何がお肌に良くないのーっ？ は、
お肉類は先程も述べましたが、バター、ラードなどの動物性油脂も、肌を汚し、毛穴を広げ、きめを荒くするんですよ～っ。
手に入れば、ハトムギを煎じて、飲んだり顔を洗ったりするのも効果大でーす。
次回は、忘れていなければ、シミ・ソバカスの取り方なんてーのをお話しましょうー。（あくまでも忘れていなければ．．）
以前にもお話したかもしれませんが、僕が２６歳の時（そんな時代もあったんだなぁ．．しみじみ．．）、なんと水疱瘡（みすぼうそう）にかかっちゃったんですが、よーく見ると、その跡が顔に残っちゃってます。
いわゆる月面状態。
幸いなことにケーシー高峯さん（スイマセン．．）程ではないのですが、気になる年頃なので、何とかならないかなぁっと思っています。
その為にも、麦芽を発酵させている飲み物を今日もイヤイヤ摂ってガンバロー．．。
蒔田 龍人
office MAKITA
