Zakkaya Weekly No.255 Ryo Onishi 4/1/2001 雑貨屋のひとり言ユニバーサルスタジオジャパン（USJ）がオープンして話題になっています。大阪にもすごい新名所ができたものですね。USJは我が家からだと20分くらいで行けるようです。東京にディズニーランド、大阪にユニバーサルスタジオ、次はいったいどこに何がくるんでしょうか？
花見の季節です。週末に花見に出かけようと思っていたらワイフも私も熱を出しダウンしてしまいました。今週末まで桜が散らないことを祈っています。（R.O.）
あまり 知られていないL.A. 観光スポット（９６） The Flower Field, Carlsbadロサンゼルスの南、オレンジ・カウンティを更に南下し、サンディエゴ・カウンティに入って Oceanside市を過ぎたところにCarlsbad 市があります。美しい太平洋に面した海岸を持つ明るい優雅な感じのするところです。
ここに 50エーカーを越える広大な丘の斜面を利用した“お花畑”があり、これが“The Flower Fields”です。
ここは毎年春３月から５月初旬まで、数百万本もの Ranunculus（正式には Giant Tecolote Ranunculus）を中心とした、まばゆいばかりの“５色の花の絨毯（じゅうたん）が出現します。―― Ranunculusに付いては下記【注】を参照ください
南カリフォルニアを代表するこのユニークな“Ranunculusの花畑”は、有名なオランダのチューリップ畑とも比較され、毎年一般公開される２ヶ月間に15万人を越える観光客が訪れ、この広大な“花の絨毯”の中を散策し、満喫しているそうです。
また、この Flower Garden には、Ranunculus の花畑の他、各種テーマ園（コーナー）も整備されており、それぞれのコーナーには“Shade Garden”、“Sun Garden”、“Fragrance Garden”、“Cottage Garden”、“Cutting Garden”などの名前が付いて特色あるコーナーになっています。
更に“A.A.R.S.(All American Rose Selection) Garden & Rose Walk of Fame”という特別コーナーもあり、ここには 1940年以来 A.A.R.S.で賞を獲得した173種のロ－ズ（ばら）が植えられ、まだ未完成ですが、鑑賞出来るようになっています。
Flower Garden に接続する“Armstrong Garden Center”では花や草植物、各種造園に関するものが販売されています。Ranunculus の球根、切り花もここで購入できます。
Flower Garden の近くには整ったショッピング・センター（Carlsbad Company Stores）や「LEGOランド」という遊園地もありますし、海岸や自然が豊富です。
春の一日を Carlsbad で過ごしてみませんか。
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- 住 所 ： 5704 Paseo Del Norte, Carlsbad, CA 92008
- 開園日 ： ３月初旬 ― ５月初旬の毎日（2001年は３月３日 ― ５月１３日）
- 時 間 ： １０：００am ～ 日没まで
- 入場料 ： 大人：＄５、シニア：60才以上：＄４、子供（６-１２才）：＄３、５才以下：無料
- 問い合わせ：Tel. (760) 431- 0352
- Web site：http://www.theflowerfields.com
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行き方は次の通り（Torrance方面よりの場合）
（１）FWY#405を南へ。
（２）FWY#405はオレンジ・カウンティのIrvine市でFWY#5に合流するので、そのままFWY#5をさらに南下する。
（３）FWY#5になってから約44マイル(FWY#405を含めて約85マイル)進み、サンディエゴ・カウンティのCarlsbad市のPalomar Airport Road 出口でFWYを降りる。
（４）Palomar Airport Road 出口でFWYを降りたら左折（東へ）、今来たFWY#5を跨ぎ、０．２マイル進み、Paseo Del Norteを左折したところに駐車場がある。
（５）ここまでの行程 ；（Torrance方面からの場合）約８７マイル、ドライブ約１時間30分。
【注】Ranunculusに付いて
Ranunculus とは、buttercup（きんぽうげ）科の植物、Asia Minor（小アジア＝アジア西部の黒海・地中海およびMarmara海の間の半島部、トルコの大部分を含む地方）を原産とする。
この花は“Persian Buttercup”または“Ranunculus Asiaticus”とも呼ばれ、黄色、オレンジ、白、ピンクなどの花をつけます。
秋から冬にかけて球根を植え、春に花が咲きます。
河合将介( skawai@earthlink.net )
さくらの独り言 「語 源」
「辞書や辞典をまるごと読む」ことを薦めたのは、立花隆。彼ほどの読書家でない私は、彼の様に「丸ごと読書」はできない。しかし少しでも彼を真似、気が向けば時々語源を調べることにしている。これは案外と「驚き」の発見につながり、生活の「見直し」を示唆するきっかけとなる。１３年ぶりの日本生活で、日本語英語に戸惑うこと多く、その度に辞書を引き、興味があれば語源を調べることにしている。その時々に、自分の暮らしと生き方を振り返り、楽しんでいるさくらである。
「ゴシップ」、通常「噂話」と訳されるこの語源は、英語Gossipに端を発し、もともとは由緒ある語源（古期英語では「名付親」）を持ち、新約聖書においては「聞く」、「話合う」、「確かめる」の意味として使用される古典ギリシャ語なのである。現在使用されているゴシップ（噂話）から発生する不安や不確かさを、「話合う（噂話や井戸端会議）」で終わらせず、「確かめる」行動によって、喜び、希望、安心へと変えられていくことを知る。しかし私たちの生活の中で、なんとこの間違った「ゴシップ」の行き交うこと多いことか。このことは、今日の私たちの人間関係、人生そのものの明暗を左右する分れ道とも言える。
シェークスピアは、４大悲劇の一つ「オセロ」で、この「ゴシップ」の分れ道（明暗）を見事に劇化した。主人公オセロは、妻デズデモーナの貞操を疑わせる噂を、忠実な部下から囁かれ、本人に確認することせずして、疑念に苛立ち、遂には最愛の妻を殺してしまう。後にそれが根拠のない噂だったと悟り、自らの命を断つ。これは「ゴシップ」の真意とイメージを歪めてしまった証しである。つまり、語源の変化は、私たちの暮らしや生き方の根本的な歪みから生じると思うのである。
情報氾濫の今日、仕事や個人生活の中で、正確で信頼できる情報入手は無に等しい。新聞記載の真偽だって疑わしい。だからこそ、自分が何を「聞き」、誰と「話し合い」、どのように「確かめ」ようとしているのかが問われる。今日は４月１日エイプリールフール、おっさんこと三本松さんが癌告知のアナウンスをした日から丁度２年。情報は、「情に報いる」と教えてくれたおっさんは、驚くべき情報を静かに集めた人だった。そのおっさんが去って１年半、夜桜の下を無言で通りならが思い返す、おっさんは、悔いなき人生だったと。なぜなら彼は、自分が誰と向かい合い、何を聞き、どのように確かめるかと、熟知した人だったから。人を愛することにも憎むことにも、自分が生きることにも死ぬことにも、おっさんは一つの道を徹底的に通した人だった。今私は、おっさんに会いたいと切に思う。さくらの語源（意味）をたどる時、誰に、何を問うさくらかと、夜桜の下で独りつぶやく、さくらの独り言。
白血病とこんなふうに共存しています。 西尾誠一郎
９７年５月に白血病と診断され、もうすぐ４年になろうとしています。 この半年はほぼフルに働けるほど元気になりました。 このあたりでちょっと闘病生活を振り返ってみます。
最初の１年９ヶ月間は、完全に西洋医学の３大療法を否定していました。 途中、一度日本へ行って倒れた時、アメリカに帰るためにはどうしても輸血した方がいいと信頼する快医学の爪生先生からすすめられ、残念で無念でたまりませんでした。 それは代替療法だけで絶対元気になる、今までにその例がないなら私がその第１号になる、と勢い込んでいたからです。
しかし一方では、代替療法にもいくつかやり方があり、どれをどう組み合わせるのが自分に一番効果があるのか試行錯誤の連続でした。
それでは、西洋医学でいう３大療法とは何でしょうか。 それは手術・抗癌剤・放射線です。 私の場合は白血病と診断を下した医者が紹介してくれた血液専門医が割と良心的な医者で、「骨髄移植は年齢的にみてかなりリスクが高いから、ハイドレアという比較的副作用の少ない抗癌剤でとにかく１８万という白血球の数を早く下げよう」と言われました。 でも私は、購入したハイドレアのラベルに副作用がたくさん書かれているのを見て、初めから全面的に拒否してしまったのです。
そして、９２年頃から買い込んでいたいろんな本を読み、いろんな代替療法を試してみました。
その１はまず食事です。 ２０年近く食べてきた玄米食でしてが、爪生先生のすすめで３分づきにしました。 そして可能な限りオーガニックの野菜と小魚（さんま位まで）にしました。 肉は完全禁止です。
その２は漢方薬です。 御茶ノ水クリニックの森下先生のすすめるものを中心にしました。 その３は抗酸化食品です。 たくさんのビタミン・ミネラル・ＥＭ／ＥＭＸ・ＭＧＮ３などです。 その４は運動と体操。 朝の３０分の散歩と夜の１０分ぐらいのストレッチ体操。 そして最後は呼吸法と神への祈りです。 朝起きると鏡に向かっての笑顔から始まり、宇宙エネルギーを取り込むイメージで行う生心調息法、そして真光の信者である母と共に、私はサムシング・グレイトにも真光の神にも感謝の祈りを捧げています。
ある人のすすめでその２と３の大半をやめた時、私の白血球の数は１６万から２ヶ月で３５万、４８万と増え、３ヶ月目に動けなくなって緊急入院しました。 ＵＣＬＡの免疫の大家ゴーナム先生に叱られて、結局、西洋医学による治療を受けることになりました。 大量の輸血とハイドレアという経口抗癌剤で白血球は１万という標準値に下げられたのです。 でもそれからぐんぐん元気になりました。
昨年７月、ちょっと無理すると白血球の数が上がり、鼻血が２週間ほど続いた後もひどい腰痛が３週間ほども続きました。 しかし、その後は体調も元に戻り、元気に働いています。 抗癌剤による副作用も代替治療のおかげでしょうか、まったくありません。
とにかく、負け惜しみではなく、病気になっていろんな事に気がつかせてもらえて良かったと感謝する今日この頃です。
どの子ども達もかわいく思えるのもこの病気のおかげかもしれません。 とにかく、どの子も自学自習で素晴らしい人生を切り開いていってほしい。 今はそのことばかり考えています。
川 柳 & コ ン ト （東京・成近）
