Zakkaya Weekly No.252

Ryo Onishi            3/11/2001

雑貨屋のひとり言

アメリカ大統領選挙余談

さくらの独り言

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マキちゃんの健康のお話し

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あっこのおいしいロサンゼルス

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雑貨屋のひとり言

春がまた遠のいたって感じの寒さですねー。いったん暖かくなって来てたのでこの寒さは余計に堪えます。それに加えてうっとうしいのが花粉症です。私もカナダにいるときからこの季節になると目がかゆい、くしゃみがでる、鼻水がでるなどの症状が出て困っています。私の場合コンタックがよく効くので服用しています。駅前で配られているポケットティッシュは大変助かります。でも資源の少ない日本でたくさんのティッシュをただで配っているのはちょっと気になりますが・・。

私の職場は女性が多く、バレンタインデーに義理チョコをたくさんもらいました。義理チョコでももらうとうれしいものですね。土曜日、ワイフと娘についてきてもらいホワイトデーのお返しを買いに行きました。財布が軽くなりましたがこれもひとつのイベントですから…。(R.O.)

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アメリカ大統領選挙余談

以下の文章は私が日本の長野県経営者協会々報「進取創造」の“海外点描”に連載している寄稿文のうち、2001年3月号掲載のものです。

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 混迷を極めたアメリカ大統領選挙も、ブッシュ / チェイニー両氏が正副大統領に正式に就任し、21世紀最初の合衆国正副大統領として職務を開始しています。

 今回の大統領選挙の混乱振りは確かに多くの問題点、課題を残しました。

 特に最終決着の鍵となったフロリダ州の開票作業では投票用紙や投票方法の不備が露呈し、双方の訴訟合戦にまで発展しました。このへんの経緯は日本へも細かく報道されたようですので、詳しくは述べません。

 ただ、アメリカにいて日本から聞こえてくる日本のマスコミの報道で気になるのは、今回の選挙不備や混迷開票によって“民主主義の盟主たるアメリカの威信失墜”といった報道が目立ったことです。

 確かに、地域によっては紛らわしい投票用紙を使用したり、人種差別的投票妨害の実例が報告されたりしています。

 ロシアの新聞にまで「われわれの国から“選挙監視団”を派遣しようか」などと皮肉られる始末で、アメリカの選挙制度の不備がいっきに露呈したことは否めません。

 またアメリカ全体では、ゴア / リーバーマンのコンビの方が獲得票数が多かったにも拘わらず、少なかったブッシュ氏側が勝利する結果(このようなことは過去の大統領選でも二度ありました)となり、各州毎に全選挙人を独占する現行の間接選挙自体に対する批判まで噴き出し、“多数決の原則”の問題にまで議論は発展しています。

 しかし、私は今回の一連の事実をふまえても“アメリカの威信失墜”にはならないと思っています。

 問題点は問題として、改善されなければなりませんが、このような不備を隠さず国民に公開し、世論を喚起し、改善の道を探ろうとする姿勢は、いかにもアメリカ民主主義らしいと思えるからです。

 どこかの国の総理大臣はキングメーカーと称する有力政治家が5人ほど料亭に集まって一夜のうちに事実上決められたと聞いていますが、そんな国民不在のリーダー選びよりは、はるかにましといえるでしょう。

 もともと民主主義とは“カネ”“ヒマ”“テマ”のかかるものであり、それを“ムダ”と思うのなら、民主主義なぞ成立しないでしょう。私は今回のアメリカ大統領選挙に改めてアメリカ民主主義を確認した思いです。

 さて、あまり堅苦しい話になったので、ここで肩の力を抜いた“大統領選挙ジョーク小話”をいくつかご紹介いたします。私は当地ロサンゼルスの日本語ラジオに週一回出演して「時事小話」を披露していますが、以下はその中で披露した作品(一部、知人からのヒントを得た作)です。

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(1)11月7日に行われたアメリカ大統領選挙は最後の勝敗の分かれ目となるフロリダ州の開票結果について、一時はアメリカ T.V.の3大ネットすべてがブッシュ候補の当選確実を流しましたが、その後ブッシュ、ゴア両候補の獲得票が僅差であったため、州の規定にもとづき、再度集計をし直すと言う前代未聞の展開となりました。

ブッシュ陣営の支持者は次のように歎きました。「何しろ、候補の名前が"Bush"だから、どうも結果は"薮(やぶ)の中"だ」

一方、ゴア陣営の支持者は言いました。「そうだ、そうだ、集計を振り出しに戻して始めからやり直そう。ご破算(ゴアさん)に願いましては・・、といきましょうや!」

(2)各種世界記録の認定で有名な“ギネス・ブック”がブッシュ、ゴア両氏を長時間世界記録として認定し、ギネス・ブックに登録する事になりました。 

さて、その長時間世界記録とは何でしょう? それは ―― "にらめっこ"。

(3)アメリカの大統領選挙は、結局、The Republican Party(リパブリカン:共和党)のブッシュ/ チェイニーのコンビが、The Democratic Party(デモクラティック:民主党)のゴア/ リーバーマンのコンビを破り、ブッシュ氏がアメリカ合衆国の21世紀の最初となる第43代大統領に事実上決まりました。

    そこで、共和党の支持者は喜び、言いました。「ブッシュさんは、良く粘り強く、辛抱して勝利を勝ち取った。たいしたものだ。“リッパ(立派)ブリック”だ!

    一方、破れた方のゴア陣営の支持者は残念がって言いました。

    「こういう結末で、あきらめざるを得ないが、“デモクラット(でも、くらっと)”めまいがするほど悔しいよ」

(4)最後までもめた、フロリダ州の最終公式集計では、両者の得票数差は、537票と言う事になりました。それを聞いて、ゴアさんが言いました。

      「ウーム、フロリダは結局、537票差か。とんだ誤算(53)だったな(7)」

(5)そして、最後にゴアさんは、ブッシュさんに電話をかけて、言いました。

「ミスター・ブッシュ、プリース、ゴアヘッド !」 ――― Please, go ahead(お先にどうぞ)とは、ゴアさんとしては、“4年後は私です”と言うつもりなのでしょうか。

河合将介( skawai@earthlink.net )

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さくらの独り言 後 悔

「後悔するくらいなら最初からするな!」と云われて私は育った。ところが私の元上司は、「やらないで後悔するより、やって後悔しろ!」が口癖だった。そんな彼女の下で仕事をしていた頃、私は戸惑うこと多く、ビジネスディスィジョンを迫られる度に追突した。綱渡りと予測されるプロジェクトにGOサインを出す時、「いざという時は、やれといった上司が責任をとってくれる」という安全網が背中を押した。幸いなことに、大きな怪我は一度もしていない。「後悔と反省は違う」と、この歳になってやっと理解し始めたさくらである。

元上司のYさんは、仕事に限らずその人生においても、「やらないよりはやる、待つよりは前進、静よりは動、譲るよりは奪う、引くよりは戦う」という人だ。「待つことが女性の美徳」と育てられた私とは違い、彼女がいったん欲しいと望んだ仕事や人材は、どんなことをしてでも手に入れた。そしていつも前を向いていた。時に、何かに捕りつかれた様なその執念には、恐怖さえ感じた程だ。しかし失した物/者も多いだろうが、今Yさんがその腕に掴んだ物/者ははるかに大きい。そんな彼女の辞書に「後悔」という文字はない。自分のキャリア確立を選び家庭を顧みなかったことも、それゆえ失った何かも、26年連れ添ったご主人と離婚したことも、そして今28年ぶりにここ日本に帰国し永住を決意したことも。私はそんな彼女を羨ましいと思ったり、憧れたりすることは一度もない。しかし人生を切り開いていくYさんパワーと「どうせ後悔するならやる」という徹底した生き方は、同じ女性として驚異であり、学ぶことが多いと感心している。

「反省」は何かを創出できるが、「後悔」はそれがない。「反省」は位置を確認し方向転換できるが、「後悔」の方向は一方しかない。「反省」は積極的行為だが、「後悔」は消極的行為への一歩だ。「反省」はプロセスがあるが、「後悔」は終止符がある。「後悔する・した」と言葉にする時、何かに向かう自分ではなく、何かに向かうことをやめる自分になってしまうことに気づく。仕事でも自分の生き方においても、単なる言葉遊びではなく、この二つを見極めることが大切だと痛感している。

 先日、共同プロジェクト相手会社のリーダーMさんから「人生、男は50、女は40からかな、って思う。」という言葉を頂戴した。その時、元上司の口癖「やらずに後悔するより、やって後悔しろ!」が頭をよぎった。最近、公私共に選択を迫られる時、自分の気持ちや考えになるべく素直に、「やる!」ことを心がけている。私達の人生という時計がいつ止まるかは、誰も知らされない。私の場合、止まってしまうはずだった時計が、今もこうして時を刻むことが許されている。ならば、「やって後悔する」方がしあわせに近い気がするものだ。今までのこだわりを捨て、新しい自分に飛びこんでみる、そんな今の自分に「後悔してもやれ!」と、語り掛けている、、、さくらの独り言。

sakuratsubomi@earthlink.net)    

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マキちゃんの健康のお話し

― クロロフィルハーモニーのお話し ―

皆さんがまだ勉学に励んでいた頃に、一度は耳にした事が有ると思います『葉緑素(クロロフィル)』。

理科の時間に習った時は、脱臭効果が有ったり、皮膚の若返り、皮脂腺の異常分泌なんかによる体臭削除に役立つ、なんてなかったですよねぇー。

だがしかーし、『葉緑素』には、以上のように人体に有効利用出来る事がまだ有るのでーす。

・傷の治りを早くする

・傷口を乾燥させ、患部の脱臭に役立つ

・病菌の活動を弱める

・アレルギー反応を鎮める

・身体の新陳代謝をうながす

さらにさらに『葉緑素』は、胃酸過多や慢性胃炎などを代表とする、消化器系の疾患にも大変効果が有るのですねぇ。

『葉緑素』を積極的にとり入れる事によって浄血と体細胞の活性化をはかることができます。

『葉緑素』は玄米菜食生活を送れば補えますが、そうはいかない方々は、自然な方法で抽出した『葉緑素』入りの製品が多く出回っていますので、それを摂ればよろしい。

『葉緑素』が必要なのは植物だけじゃぁ無かったんですねー。

先日、友人と一杯やりながら、週刊誌のアルコール依存症テストっていうのをしてみたところ、質問に『雑談中にお酒を話題を良く出す?』とありました。

勿論、僕はYes。(健康のお話しの最後に毎回登場しますもんねぇ)

っという事はーっ、「...。」

..皆さんもほどほどにーっ。

蒔田 龍人

office MAKITA  mail@makita1.com

www.makita1.com

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川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

 

( 川 柳 )

家計簿に女房の投げたお皿代

髪染めていますね無精してますね

妻の絵が似合う程度の応接間

へそくりが嬉しく孫の雛を買い

介護ロボ買う金だけは貯めてある

 

( コ ン ト )

「春一番」

吹きそうにもありません  −永田町、兜町

「国会」

醜議院と惨議院   −国民

「土俵への執念」

力士は太田大阪府知事を見習へ −時津風理事長

(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

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あっこのおいしいロサンゼルス――レストラン案内

「By Brazil」―――ブラジル式BBQ

1615 Cabrillo Ave.,Torrance CA90501  Tel 310‐787‐7520

月―金  ランチ 11:30am〜5:00pm(シュラスコはなし) ディナー 6:00pm〜9:30pm

土・日  12:00pm〜10:00pm

 ブラジルの長い串刺しバーベキューを「シュラスコ」といい、それを食べさせてくれるレストランのことを「シュラスカリア」という。そもそもシュラスコは南米のカウボーイ、ガウチョの野性味あふれるバーベキュー料理。串刺しにした肉の塊を、穴を掘って豪快に焼いたのが始まりだとか。それがブラジルのごちそうとなり、代表的なもてなし料理となった。

  トーランスのオールド・ダウンタウンにある「By Brazil」はシュラスカリアとしてはカリフォルニアでは最も古い店。今では何軒もあるブラジルレストランの中でも一番ブラジルの味を出していると評判。オーナーはバルディルさんとヒロコさん夫妻。ヒロコさんはブラジル育ちだが日本語も堪能。家族で店を切盛りしている。

 何度もテーブルを回って串刺し肉を切り分けてくれるスタイルをロディージオという。メニューにこの表示が無いレストランではお代わりはできないそうだから要注意。「By Brazil」はもちろんロディージオ。その「シュラスコ・ロディージオ」($17.90)はサラダとアペタイザーのバフェ付き。肉はビーフのトリィティップ、トップサーロイン、リブ、そしてチキン、ポーク、ソーセージと次々に出てくる。お代わりは好みのものをお腹一杯になるまで何度でも。

 シュラスコの味付けは岩塩だけ。まず肉の表面に岩塩をたっぷり付けオーブンでじっくり焼く。そうすると塩が中まで徐々に染み込んでいく。焼き上がりに表面の塩を落す。これだけで味付けは十分。好みでモーリョ・アカンパニアというみじん切り野菜の酢漬けを添える。酸味が肉をさっぱりと食べさせてくれる。

 また、典型的な家庭料理というアペタイザーも口に合う。ライスケーキはコロッケ、チーズブレッドはお餅、フィッシュケーキはさつま揚げ、フライドユッカは芋の天ぷらのよう。ライスにブラックビーンズのフェージョン、ユッカ粉とおなじみのものも揃っている。

 チキンだけのシュラスコとバフェの「ガルトBBQ」($13.90)、シュラスコなしの「バフェ・オール・ユー・キャン・イート」($9.90)も用意されている。

 「ガナラ」というアマゾンの果物の飲み物($1.80)も珍しい。チリやブラジルの南米産のワインも用意。

 シュラスコがあるのは平日のディナータイムと土、日曜日のランチタイムから夜まで。平日のランチは家庭料理バフェ($6.95)のみでシュラスコはメニューに無いので注意。

さっか あきこ akikosk@webjapan.com

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一口コラム

「今週の時事ジョーク(1)」

☆ 予 算 案 衆 院 通 過

先週、2001年度政府予算案が無事、衆議院本会議で可決され、参議院に送られました。

  森喜朗首相は昨3月2日夜、このことについて東京・瀬田の自宅前で記者団に感想を聞かれ次のように語りました。「みなさんの努力のおかげで予算案が通過して、経済的にも大変大きな効果があり、まずは安心。これからなお一層参院で努力します」

   ――― さて、これからがジョークです。

 引き続き、ある記者が森首相に言いました。「予算案が衆議院を通過し、これで一段落したので、総理、次はあなたの退陣表明ですネ」

 そしたら森首相、ムッとしてその記者にむかって言いました。

――― 「よさんか!」

―― 羅府の庄助 ――

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新作「いろは歌」

新作「いろは歌」(その23)

☆「冬」(七調です)

木枯らし縫ゐて ふと雪山へ

綱渡り終ゑ 寝ずに登れば 

雲失せ霧散 夜明け色見え

陽、地を染める 

(こからしぬゐて ふとゆきやまへ

つなわたりおゑ ねすにのほれは

くもうせむさん よあけいろみえ

ひちをそめる)

 ――― T. H. ―――    

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編集後記

寒いですがくれぐれも風邪引かないように気をつけてくださいね。

バックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.252

雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp

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