Zakkaya Weekly No.241

Ryo Onishi      12/25/2000

雑貨屋のひとり言

L.A. 観光スポット

さくらの独り言

川 柳 & コ ン ト

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一口コラム

 

新作「いろは歌」

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雑貨屋のひとり言

  • いよいよ12月も終わりに、いや20世紀も終わりに近づいてきましたね。20世紀最後のクリスマスはいかがでしたか?最近、雑貨屋の発行が月曜日にずれ込んでいるので、この調子でいくと次号は2001年の元旦になります。でも日曜日の大晦日に発行すれば20世紀最後のニュースレターです。どうしたもんかなーと考えています。
  • 24日に20世紀最後の英会話ウォーミングアップをやりました。とにかく続けることが大事ですからね。大西ファミリーも全員参加で7人のいつもとちょっとちがう2時間でした。(R.O.)

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あまり 知られていないL.A. 観光スポット(88)

"Glory of Christmas" Pageant

 クリスマスです。毎年、この時期は、ここロサンゼルス周辺でも色々な催しものがあり、また街がクリスマス・年末の飾り付けで彩られます。

 私も物好きなので 出来るだけ覗きに行く(神聖な催しに対して「覗く」とは 失礼かナ)事にしていますが、それらの中で 私が圧巻の一つだと思うのは、オレンジ・カウンティのGarden Grove市にある、The Crystal Cathedralで開催されているブロード・ウエイ・スケールと言われる“The Glory of Christmas”Pageantです。(この「雑貨屋ウイークリー」でも4年前の第29号で一度ご紹介しました)

 このページェントは毎年末恒例のもので、キリストの誕生を祝う大規模なスペクタルショーで、いかにもアメリカらしく、仕掛けが大袈裟・雄大で、演劇のシーンだけでなく 様々な見せ場や仕掛けが用意されています。

 200人以上の人間の役者に加え、象・らくだ・馬・羊など、本物の動物達まで登場し、そのスケールの大きさに 度肝を抜かれます。

そして、更に感動的なのが客席の頭上高く舞う8人のエンジェル達です。案内書によると、高さ80フィート、幅124フィートと世界でも最大規模を誇る室内セットだそうで、そのセットの四方からワイヤーに吊り下がり純白のエンジェルに扮した美女達がロンドン交響曲オーケストラ(録音)をバックに華麗に舞い交う姿には息を呑みます。一見の価値ありと思います。

今年の公演の詳細は、以下の通り進行中です。

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●期 間 :11月24日−12月30日(11/27、12/4、12/11、12/24、12/25を除く毎日)

●場 所 :The Crystal Cathedral、 12141, Lewis St., Garden Grove, Ca 92840

●予  約 :Tel. (714) 54- GLORY (714- 544- 5679)

●問い合わせ:Tel. (714) 971- 4013(ビジター・センター)

●入場 料 ;$20, $25, $30

●公演時間;一日 2又は3回(事前に 問い合わせ、予約をする)

●Web Site:http://www.crystalcathedral.org

 場所は、FWY# 5、#22、#57 が一緒になるあたり、FWY#5の南、#22の北、そして #57の西で、Chapman AvenueとLewis St.の角です。 

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行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)

(1)、FWY#405(南)→ FWY#22(東)へ。

(2)、→ FWY#22(東)をFairview St.出口で降りる。

(3)、Fairview St.出口で降りたら、そこを左折し、すぐのGarden Grove Blvd.を右折(東)へ。

(4)、Garden Grove Blvd.をこれもすぐの約0.4マイル進んだところにあるLewis St.を左折(北)へ。

(5)、Lewis St.を約0.8マイル進み、Chapman Ave.へ出る直前の左側に高い塔のある教会が見えるので、そこを入る。

(6)、ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約30マイル、ドライブ約45分。

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【注】(1)服装の指定は ない筈ですが、由緒ある教会での 神聖なる劇であるので、見に来る人々は それなりきの服装で集まってきます。男性の場合は ジャッケット(上衣)着用が 礼儀ではないかと 思います。また 会場が少々寒く感じることがあります。その意味からも 上に着るものを用意されると良いでしょう。

(2)ビデオカメラの持ち込みは禁止だそうです。ビデオが欲しい人はギフト・ショップで購入できます。

河合将介( skawai@earthlink.net )

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さくらの独り言 「中途半端

「国籍はどっち?、アメリカそれとも日本?」とある人に尋ねられ、「日本国籍です」と答えた。続いて「何故?、何故アメリカ国籍を取得しなかったの?」と尋ねられ、「国籍を捨てるメリットがなかったことと、何時どうなってもいい様に」と答えた。その人は続けて私に言った「全く中途半端だな!」と。それから私の頭の中でも心の中でも、「中途半端」という言葉がグルグル巡った。初めて頂戴したこの言葉、実は私の大嫌いな言葉だった。

日本入国審査の際は「日本人」の窓口に並ぶ。そしてまた米国入国審査の際は「US Citizen(米国国民)」に並ぶ。赤いパスポートを持ちながら「どれ位アメリカを離れていましたか」と質問されることを不思議に思わなかった。だが中途半端と言われた今となっては、これも奇妙にも思われてくる。米国選挙権以外に大きな違いのない国籍取得有無は、単にその違いではなく、もっと大きな意味があるのかもしれない。何故自分が日本国籍を捨てなかったか、これからはどうするのかと、冬期休暇を過ごすアメリカへ行きの機内で考えた。いつもはいける赤ワインもなんだか不味く感じ、吐息が機内に渦を巻いた。「中途半端」と私に言ったその人に会いたいと思った。

米国人と結婚する事を両親に告げた時、勘当同然だった。旦那が手書きで書いた日本語の手紙を受け、頑な父が変身した。それでも婚約の為に訪日した彼が同じ屋根の下に居ても、「おもらいの式」迄顔さえ合わせなかった。そんな父が2つだけ私に強制したことがある。それは、旧姓を捨てて旦那の姓を名乗ること。旧姓をミドルネームとして保持する女性も多い中、それでも旧姓を一切捨てよと言った。同時に日本の国籍は捨てず戸主として保つことを命じた。何時どの様なことがあっても家に戻ってくることは許さないが、不可抗力の次元で起こり得る国々の問題では、何かが起こった時戻れる母国があることを意味していた。政治家だった父の一面が香る。そしてもうひとつの父が命じたこと、それは私の母の様に旦那に仕え捧げること。残念ながらこれは、愚妻となってしまった私にとって、ほど遠い課題となった。さぞかし天国の父が嘆いていることだろう。

自分が嫌いな言葉や生き方(「中途半端」)でも、知らないうちに自分がその方向に存在する場合がある。今は、自分が中途半端であることを、案外否定できない自分も存在する。日本での生活や仕事がある意味で右か左かも分からない自分の、不安の姿なのかもしれない。それはまたトンネルを通過する様なもので、いつかは別れるレールがあるかもしれない。トンネルを抜けると、、、そう思うと、いいや今は中途半端でも、そのうちきっと、、、と、またまた自分に甘えてしまう、全くどうしようもなくいいかげんな、とりとめもないさくらの独り言。

sakuratsubomi@earthlink.net)    

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川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

 

( 川 柳 )

白菜を漬けて今年も妻達者

一年の無沙汰に喪中葉書来る

初旅のビラを横目に資金繰り

年末をもう一仕事今日柚子湯

来年の僕を占うジャンボ籤

 

( コ ン ト )

「十大ニュースで次点」

やはり いまいちなんだな   −介護法

 

「和解の握手」

右手で −鳩山代表、 左手で −横路副代表

 

「青森大学に合格」

もちろんケーオーも狙います  −畑山選手

(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

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一口コラム

「コント、読み違い??」

(その75)ブッシュ大統領決定

遂に、アメリカ大統領選挙は共和党のブッシュ(正)・チェイニー(副)両氏に事実上決定しま

した。選挙の投票日が11月7日でしたので、何と一ヶ月以上も混迷した訳で、ホントに長かったですね。そこで、こんな小話を創ってみました。

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(1)アメリカの大統領選挙は、結局、The Republican Party(リパブリカン:共和党)のブッシュ/ チェイニーのコンビが、The Democratic Party(デモクラティック:民主党)のゴア/ リーバーマンのコンビを破り、ブッシュ氏がアメリカ合衆国の21世紀の最初となる第43代大統領に事実上決まりました。

そこで、共和党の支持者は喜び、言いました。

「ブッシュさんは、良く粘り強く、辛抱して勝利を勝ち取った。たいしたものだ。“リッパ(立派)ブリック”だ! 

一方、破れた方のゴア陣営の支持者は残念がって言いました。

「こういう結末で、あきらめざるを得ないが、“デモクラット(でも、くらっと)”めまいがするほど悔しいよ」

(2)最後までもめた、フロリダ州の最終公式集計では、両者の得票数差は、537票と言う事になりました。

それを聞いて、ゴアさんが言いました。

「ウーム、フロリダは結局、537票差か。とんだ誤算(53)だったな(7)」

(3)そして、最後にゴアさんは、ブッシュさんに電話をかけて、言いました。

「ミスター・ブッシュ、プリース、ゴアヘッド !」 ――― Please, Go ahead(お先 

にどうぞ)とは、ゴアさんとしては、“4年後は私です”と言うつもりなのでしょう。

【注:“ゴア・ヘッド”という文句は、以前、諸橋義弘氏が作ったコントにあったもので、 これを拝借させていただきました】

―― 羅府の庄助さん ――

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新作「いろは歌」

新作「いろは歌」(その12)

☆昭和初期の歌謡曲のまね(99.4月作)

人生航路は 雨や曇りへ 添ゑぬに眠れず泣き

耐えてとぼけ 酔ひわらい 束の間見ゆる幸を追ふ

(しんせいこうろは あめやくもりへ そゑぬにねむれすなき

たえてとほけ よひわらゐ つかのまみゆるさちをおふ)

 ――― T. H. ―――    

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編集後記

寒くなりましたねー。風邪を引いてる人もいるようですがゆっくり休んでなおして下さいね。

PDFを読むためのソフトは無料でダウンロードできます。トライしてみてください。

http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

バックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.240

雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp

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