Zakkaya Weekly No.174

Ryo Onishi       9/12/99  バックナンバー ホーム

雑貨屋のひとり言

 三本松さんの告別式に出席させていただきました。参列した方々の顔を見て、彼の顔の広さに改めて驚かされました。彼の人への思いやりがたくさんの人から愛される理由だと思います。彼からたくさんのことを学ばせていただきました。当日は河合さんの司会進行役で、感動的なFuneral Serviceでした。大役ご苦労様でした。私も一期会という勉強グループの代表として弔辞を述べさせていただきました。涙は出さないぞと思っていましたが皆さんの胸を打つ弔辞を聞いていると、自然に出てきてどうしようもありませんでした。

三本松さんの告別式の模様は録音されています。録音テープを雑貨屋読者でご希望の方がおられましたら河合さんまでご連絡下さい。(R.O.)

   あまり 知られていないL.A. 観光スポット(55)

El Matador State Beach

 P.C.H.(パシフィック・コースト・ハイウエイ)を北または西へ行き、ロサンゼルス・カウンティからベンチュラ・カウンティへ入る少し手前にある海岸です。

  この一帯の海岸は険しい崖の下にあり、明るくきれいな砂浜と奇岩とが見事に調和し、訪れる人の目を楽しませてくれるところです。

  P.C.H.から少し入った崖の上に駐車場があり、海岸へは急な坂道と2基の階段(合計81段)を使って砂浜に降ります。

  海の中は岩場が多いようで、海水浴やサーフィンには適していないようですが、海岸の広々とした砂浜には巨大な岩が点在し、ある岩は波に侵食されたのかポッカリと穴や洞窟が出来ていたりして自然の造形美の素晴らしさを感じます。

  海岸の砂浜はこれらの巨岩に区切られたいくつかの独立した“ポケット・ビーチ”のようになっており、干潮時には岩の穴をくぐり抜けたり、岩を回り込んだりして隣の砂浜と行き来できます。

  先日、春の晴れた暖かい日、私がこの記事を書くため改めてこの海岸に出かけ、岩の侵食穴を腰をかがめて通りぬけ、“ポケット・ビーチ”のひとつへ入ってみたら、なんと目の前でトップレス女性の撮影シーンに出くわし、ドキッとさせられました。

  ところが、さすがにここは“底抜けに明るい”南カリフォルニアのこと、同じ砂浜にいる何人かの人達も気にしていなければ、撮影グループも平気そのもので、アッケラカンとはこのような事を云うのでしょう。

  またここはペリカン、海鵜、他の海鳥の集まる所としても知られています。

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 (1)、FWY#405(北)−#10(西)−サンタモニカ終点からそのまま海岸沿いにP.C.H.を  北上。途中,Malibu?Zuma Beachを通過。

   (2)、FWY#10、サンタモニカ終点から約25マイル、Trancas Canyon Roadを過ぎてすぐ、道路の左側に“El Matador State Beach”の標識があり、そこを海の方に左折すれば、海岸崖上の駐車場に到着する。

  (3)、ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約45マイル、ドライブ約1時間20分。

河合 将介( skawai@wakao.com

さくらの独り言 「季 節」

 木の葉が衣更えを始めた。蝉の声が消えたかと思ったら、鈴虫が鳴き始めた。雲ひとつな青い空が高く感じる。一つの季節が終り、また次の季節が近づいていることを、”なんとなく”感じる。「夏」が終り、「秋」が近づいているのだ。巡る季節の中で今、「また違った秋」が来た、と思わされる、さくらである。

 

人は時々「ああ、この時のためだったのだ」と思わされることがある。また人は、「そう思えば、あんな事があったけど、、、」と思わされることがある。「不思議」に思ったり感じたり、または昔受け入れられなかった事柄や人が、ある時ある事を通して自然に、信じたり、学んだり、そして理解できたりする、、、そんな不思議な「時」がある。そして「神も仏もあるものか」と思った事が、時を経てまたは状況に応じて、「神様のおぼしめし」や「運命」もしくは「神のご計画」だったと、自らの帰属する文化や信仰に関係なく想わされたり、実感したり、口に出したりすることさえある。

 

私は今、昨日とちょっと違う傾きの太陽が、しかし同じように美しく沈む太陽を見ながら、答のでるはずもない私たち人間の存在や意味を、問う。「陽はまた昇る」と言われるように、誰が死んでも生まれても、昇っては沈む「陽」なのである。空しいけれど、これを静かに見つめようと思う、さくらである。私には、いつも肌身はなさず持っている詩がある。ここに、友の死を想って記すことにする。

 

天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。

生まるるに時があり、死ぬるに時があり、

植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、

殺すに時があり、いやすに時があり、

こわすに時があり、建てるに時があり、

泣くに時があり、笑うに時があり、

悲しむに時があり、踊るに時があり、

石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、

抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、

捜すに時があり、失うに時があり、

保つに時があり、捨てるに時があり、

裂くに時があり、縫うに時があり、

黙るに時があり、語るに時があり愛するに時があり、

憎むに時があり、戦うに時があり、和らぐに時がある。

 

働く者はその労することにより、何の益を得るか。私は神が人の子らに与えて、ほねおらせられる仕事をみた。神のなさることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。それでもなお、人は神のなされるわざをはじめから終わりまで見きわめることはできない。(旧約聖書、伝道の書3章)

 Khr@earthlink.net

マキちゃんの健康のお話 

−スケサンも聞きなさい、のお話し−

皆さんの中でも、女性に限らず、お肌のシミやシワが気になってる方も多くいらっしゃる事でしょう。

お肌だけではなく、髪の毛や体力の増強、骨、頭、視力や肝機能の衰えをも食い止めてくれるというヒーローがいるのです。

その名も“カクサン”!っという事で、今回は『核酸』のお話し。

私達の身体が、大体25歳頃から急速に老化が進んでいくことは、医学的実験からも明らかな事なんだそうで、実際、顔を見ても25歳位から目尻なんかにコジワが忍び寄ってきてるのがわかります。

体力にしても10代の頃は一日寝ちゃえば疲労なんて回復してたのに、やっぱり25歳をすぎた頃からチョット激しい運動なんかすると、2〜3日リハビリしなければ社会復帰できなかったりしますねぇ。

これは、20代の後半から『核酸』の製造能力が低下して、細胞の生まれ変わり周期が狂った結果にほかならないのだそう。

じゃぁ、『核酸』って何?って事なんですがーっ、『核酸』は、あらゆる生物の細胞の中にあり、遺伝子の本体として、細胞の分裂、成長、エネルギー生産のいっさいをコントロールしているもので、生命の誕生から死滅までを支配しています、ハイッ。

『核酸』が注目されてきたのは、ごく最近なんだそうで、ノーベル医学生理学賞をもらったアメリカの“ジェームス・ワトソン”と、イギリスの“フランシス・クリック”という学者は、「核酸が不足すると、皮膚の細胞をはじめ、全ての細胞がドンドン老化していく。」っていう事を証明してます。

細胞を活性させて細胞分裂や新陳代謝を支配しているのが、皆さんご存知の“デオキシリボ核酸”、いわゆるDNAで、更に細胞がつくりだす蛋白質をコントロールするのが、“リボ核酸”、RNAなのですねぇ。

特にDNAは、人間だけではなくて、地球上のあらゆる生物の細胞に含まれていて、同じDNAをつくりだすという遺伝的な役目と、蛋白質をつくる代謝面での作用という、2つの重大な役目を持ってます。

すなわーち、正常な『核酸』は、正確に同じ細胞をつくる事が出来るけど、変質した『核酸』は、機能が低下した不完全な細胞しかつくれません。

これが老化ワールドへと皆さんを誘ってくれているのですよぉ〜..アー怖いっ..。

っという事はーっ、

DNAの機能が低下しなければ、老化現象は起こらないって事になる。

しかーし、日常の食事などで新鮮な『核酸』を常に摂る事で、細胞の老化がストップし、なおかつ衰えていた細胞も若返らせる事によって、若々しく、元気で美しい皮膚を保ち、健康で過ごす事ができるのでーす!

..じゃぁ、一体どうすりゃいいの?..ですがーっ、

基本的には『核酸』自体、あらゆる生物の細胞に有る訳なので、含有量の差は別として何を食べても摂取できますが、手っ取り早いのは、まずインスタント食品や加工食品を考え直す..。(奥歯に物が挟まった言い方)

次に『高核酸』食品をご紹介するとーっ、

まず第一は魚介類、その中でも特に、イワシ、サケ、エビ、カニ、ハマグリに多いそうで、次が豆類、レバー類、野菜では、カブ、マッシュルーム、ホウレン草といったもの。

そして魚介類なら一回100グラムの見当が望ましいんですってー。(ちなみに、サケの切り身は70グラム程度。)

この事を紹介した、S・フランク博士によると、“年をとらない食事法”なんだそうですが、よーく見てみると、我々日本人になじみの深いもので、気軽に手に入るものばかりですねぇー..案外カンタン。

そのかわり、毎日2杯の牛乳、1杯の野菜かフルーツジュース、4杯の水を飲む事が基本なんだそうで、これは、『核酸』食品が分解してできる尿酸が、痛風や腎結石を引き起こす可能性があるからで、そのために大量の水分を摂って尿と一緒に尿酸を排出しようという目的です。

大量の水分を摂れば良いのかーって、イワシやハマグリをつまみにしてガブガブお酒飲んでたら駄目ですヨーッ。

世間では、いろーんな健康食品というものが出回っていますが、こんなに身近なものからでも、充分に身体が必要としているものを摂る事が出来るんですねっ。

皆さんの“人相”も人それぞれで、「顔のシワは、その人の年輪だ..。なんて言ってる人に限って大した事無かったりしますねぇ。(これは、その人のシワが大した事無いのか、その人自身が大した事無いのかは、ご想像にお任せ致します)

やっぱりなるべくであれば、笑いジワが残る程度で押さえておきたいですよね。

サウスベイの夜は寒いくらいなので、今夜はサケの切り身で一杯(いっぱいは沢山という意味もあるのが、日本語の洒落たところ)やろうかなーっと考えています。(これ読んで、そうする人ゼッタイいる!)

  。 makita@ginga.net

川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

 (川柳)

 一筋の道にも岐路が二度三度

一日を分で刻んで胃の薬

一旗を上げる野心が輪を抜ける

 一代の財に味方と敵の数

 一匹狼を気取り野良犬で終わり

 (コント)

 「巨人長嶋監督続投」

 そう、実績より人柄です ―― 小渕首相

 「景気指標に光明」

 光明だなんて、赤信号じゃないか

                ―― 不況業種

 「所帯平均貯蓄 1,366 万円」

 偏差値の低いのは子供の学力だけではなかった

                ―― わが家

一口コラム

「逆転発想もまた楽し」

(その37)動 物 園

先日こんな夢を見ました。

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朝早く開園と同時に行った動物園にはまだ入園者は誰もいず、動物園内のどこへ行っても檻の前の人間は私一人でした。そのうちに、檻の中の動物たちが私を珍しそうに観察を始めるのです。特に動物の子供達は珍獣を見る如く私に興味を示すのです。そして気がついたら、いつの間にか私が檻の中で、動物たちが檻の外でした。

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現実の動物園でも実際に観察されているのは檻の中の動物ではなく、我々入園した人間の方かも知れませんね。

――― 羅府の庄助さん ―――

「コント、読み違い??」

(その8)ユ ー モ ア 千 社 札 ( その2 )

 前回に引き続き、日本の友人が送ってくれたミニュチア版「ユーモア千社札」をご紹介します。

 

「禁女(近所)迷惑」、「PKO 妻外求女(災害救助)」、「急募寝友(親友)」、「男暴(暖房)完備」、「酒量(狩猟)解禁」、「俺、妻ん無いの(つまんないの)」、「世義理(夜霧)をありがとう」、「私、夫好なの(不幸なの)」、「飲みすぎは胃肝臓(いかんぞー)」、「お金(お陰)様で元気です」、「暑い、そう残暑(ざんしょ)」、「今年中に結婚思待(したい)」

  ―― 羅府の庄助さん ――

読者からのお便り

  三本松さんの訃報を目にしたのは8日のことでした。連日の多忙と客人の接待に追われ、メールをチェックできず、河合さんからの知らせはよく理解できないままでした。あまりにも自分の想像とかけ離れた現実は、許容範囲を超えるものですが、「三本松さんの死」もそれでした。

 三本松さんとは、私がロスにいた頃、河合さんの紹介で知り合いました。見かけが若く見えることもあり、年齢差も関係なく接してもらったことでまるで同級生のような感覚で話ができ、またさせてくれる希有な方でした。当時私が作っていたラジオ番組に登場していただいたり、マック愛用者ということで「虫食いリンゴの会」にも入会させてもらいました。その後、ニューヨークへと移った後も、時々電話したり、ロスに行ったときも急な呼び出しにも関わらず「ド田舎の」ー彼はよくこう呼んでいましたがーDove Canyonからわざわざ食事のためだけに来てくれたりと、若

い私にも同じ目線で接してもらいました。 こういう年をとりたい、と思わせてくれた方でした。思い出すとキリがありません。

 ご冥福をお祈りします。

山脇智志

お知らせコーナー

健康管理の相談会のお知らせ

9月20日(月)トーランスホリデイインで健康管理の相談会が開かれます。主催は蒔田さんと日本からこられる蒔田さんお母様です。腰痛、冷え性、胃下垂や内臓疾患をお持ちの方は行かれたらどうでしょうか?

午後6時30分開場、午後7時スタート  参加無料

編集後記

陽が落ちるのが早くなってきましたね。うーん、秋になってきましたね。

今日はワイフの誕生日、先週は私の誕生日、今月21日は娘の誕生日、みんなまとめて家族4人でお祝いします。

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Zakkaya Weekly No.174

雑貨屋 店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net