weekly


1275号

No.1275     Ryo Onishi              10/18/2020

 weekly
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雑貨屋のひとり言

私は、人の歩き方に興味を持って観察しています。
先日、振り返りたくなるほどの美人を見ました。服のセンスもハイヒール姿も素晴らしい方でした。しかし一つ残念なことがありました。それは極端な内股で 歩き方が不安定なことでした。よく見るとヒールが極端に片減りしていました。
日本人は服装や身なりはきっちりしているのに歩き方にはあまり気を遣っていないと言うか、分かっていない人が多いように思います。 年齢、性別に関わらず、残念な歩き方をしている人がたくさんいます。
他国と比べて日本人はO脚やX脚が多いと言われています。実際に街に出て歩いている人を観察していると分かります。日本人は脚の形はさほど気にしていないので、治療してまで治そうとする人は少ないようです。ですから足の専門医はほとんどいません。
足の歪みは見栄えが悪いだけでなく、将来、歩行するための足の筋力が落ちてしまう危険性があります。足が歪んでいると、本来歩くために使われる筋肉が使われず、弱いところをカバーしようとして使わなくて良い筋肉で楽に歩こうとします。それを長年続けると歩くための筋力がさらに弱り、やがて歩くことが困難になってしまいます。近所にも脚が弱ってきているのがわかる人が何人かいます。人の振り見て我が 振り直せという言葉がありますので、私はそうならないようにしています。
脚の筋肉が使えているしっかりした脚ではじめて健康と言えると思います。
私がヨガをやっているのは体幹を鍛えることで安定した歩行ができるようにしたいと思っているからです。同時に歩行のための下半身の筋肉を鍛えること で代謝を良くし健康維持に努めています。《R.O.》

 

 

 

 

    

川柳(東京・成近)

 


( 川 柳 )

ウィンクに男の馬鹿が試される

女にはからきし弱いくそ度胸

男卒業義理チョコも来なくなり

友情と言ってもみんな飲み仲間

犬までも味方につけた妻に負け


( ニュースひとりよがり )


「土曜配達廃止へ」

クロネコに齧られそう −郵便ポスト

「冬のボーナス2割減」

やけ酒運転厳禁 −三菱自動車

「鉄印帳が人気」

変なもの流行らすな −脱ハンコ

河合成近
nakawai@kf7.so-net.ne.jp

 

龍翁余話

龍翁余話(648)「マスク拒否者の呆れた言い訳」

“コロナ禍”のせいで街の中でも電車やバスの中ても、マスク着用が常識的になって来た。
翁、小欄で何回か“マスクの必要性”を訴えて来たが、翁の場合は、コロナ感染騒ぎ以前から電車や(文化・スポーツなどの)公共施設、スーパーなど、人が大勢集まる場所ではマスク着用が習慣になっていた。でも以前は、他人がマスクを着けていようがいまいが、頓着しなかった。それが“コロナ禍”になって以来、段々と神経質になり、マスクを着けていない人を見ると違和感(と言うより警戒心)を覚え「この野郎、今の時代、非常識な奴だ」と腹立たしく思うようになった。

アメリカのトランプ大統領が記者会見で“マスク拒否”を述べた時、翁は「こんなバカ大統領に従っていたら、アメリカ国民は皆殺されるぞ」と呟いたものだ。案の定、アメリカ国内のコロナ感染者及び死者の数は増え続けている。10月17日現在で感染者数は800万人を超え、死者数は約21万8千人、これは世界最多の記録である。(世界全体では10月17日現在で感染者数約3900万人、死者数約110万人=いずれも米国ジョンズ・ホプキンス大学発表)。トランプは今年3月「死者数が10万人〜20万人程度であればコロナ対策は成功だ」と発言した。これを聞いて(報道で知って)翁、無性に腹が立った「人間の命を何だと思っているのか、20万人も殺して“コロナ対策は成功”だと言うのか」――翁が親しくしているアメリカ人(特に日系人)たちの顔が浮かび、彼らの無事を祈らずにはいられなかった。(幸いにも今のところ悲報は届いていない。)

さて“新型コロナウイルス感染拡大防止”のため、外出時のマスクの着用が呼びかけられて3シーズンを過ぎようとしている折、某保険関係調査機関が「マスク着用に関する意識調査」を行なったところ、「着用する」が88.6%、「あまり着用しない」が10.1%、「全く着用しない」が1.3%、つまり9割近い人が「マスクを着用」している事実が明らかになった訳だが、翁が街中や電車の中で見かける“非常識な奴・危険な奴”が11.4%(1割強)もいることも浮き彫りになった。「あまり着用しない」「全く着用しない」理由としては「専門家が“マスクには、それほどの効き目はない”と言っている」「息苦しい」などがある。翁もマスク効果を疑問視する医療関係者の説をテレビで聞いたことがある。確かに(専門的知見からすると)マスクは万能ではないかも知れない。だが、テレビ映像で視る医療関係者も政治家も公務員も文化人も公共施設スタッフもサラリーマンも作業現場の人たちも飲食関係者も、そして(前述の)市民約9割の人も、更には“マスク文化”が無かった欧米の人たちもマスクをしているではないか。我々市民としては“3密回避”、“ステイホーム”、“マスク・うがい・手洗い”くらいしか“自己防衛手段”が無いのだ。学者は学者らしいことを言いたいだろうが、庶民の“藁にもすがりたい”心情に水を差すようなことを言って何になる?翁がお世話になっているK大学病院では、院内アナウンスで引っ切り無しに「マスクの着用」を呼びかけている。勿論、院内で働く医師・看護師・事務スッタフ全員がマスクを着用している。街の医療関係機関も同様だ。この現実を見て“マスク否定論者”たちは何を思うだろうか――前述の「マスクを着用しない」連中の中に、こんなことを言っている奴がいる「マスクをする、しないは個人の自由。マスクは感染している人が他人に移さないために着用する。自分は感染していないから他人に移す危険性はないのでマスクは着けない」・・・トランプ同様、何とも呆れた言い訳だ。

今更ではあるが「マスク着用のすすめ」について、厚労省・新型ウイルス専門会議の資料を覗いて見よう。但し、これはコロナだけではなく、インフルエンザの予防対策としても「マスク着用の必要性」を提言したものである。【コロナ感染者や風邪・インフルエンザ患者は1回の咳で約10万個、1回のくしゃみで約200万個のウイルスを放出する。したがって、咳やくしゃみをする人のマスク着用は、今や常識的社会的エチケットである。一方、健常者もマスク着用は必須だ。但し100%安全と言う訳ではない。マスクの素材、着け方、ウイルスの種類などによって効果率は変わる。しかし、大切なことは、それでも“人に移さない、自分に移されない”ことを心掛けるべきだ】――

海外情報を探していたら、こんな報道を見つけた。イギリス公共放送(BBC)が発表した「世界各国でコロナが猛威を振るっている最中、コロナ危機を最小限に食い止めた最も健康的な国家、その筆頭は日本である」と言う報道である。BBCは更に「日本は、まだロックダウン(都市封鎖)を余儀なくされていない。それは日本国民が健康・衛生を意識する精神文化・生活文化度の高い民族であると同時に、序盤の段階でコロナウイルスをある程度コントロール出来たこの国の医療機関・制度の能力の高さによるものだ」と称賛している。日本国内にあってはコロナ対応の不手際やスピード感の無さなど(当時の)安倍政権に対する批判(不平不満の声が多かったが、初めて経験する化け物相手のクライシス(不測の事態=重大局面)への対応としては、多少の付け焼刃(手探り)、スピード感の無さはやむを得なかった、と翁は寛容に理解・評価し、関係省庁・自治体・医療機関に対しても感謝している。

海外から日本人の健康・衛生を意識する精神文化、生活文化の高さを評価して貰えるのは嬉しいが、やはり1割強の「マスク拒否者」がいることが気になる。(前述のように)“コロナ禍”の今、すでにマスクはファッション(広く流行しているスタイルや風習)化している。逆にマスクをしていない人は奇異に思える。口の悪い翁、彼らのことを“ひねくれ者”とか“独りよがり屋”、“非常識者”と呼ぶ。電車の中などで「マスク拒否者」を見かけると(彼らを睨みつけて)その場を離れる。そこで翁は言いたい「(呆れた言い訳をする)マスク拒否者たちよ、マスク着用は”自己防衛“であると同時に”他人防衛“――いわば
”社会防衛“であることを認識すべきであろう」・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

 

茶子のスパイス研究

秋のシトラス(柑橘類)

今年はコロナ(疫病)のお陰でメキシコのコロナビールの売り上げまでが一時、ガタ落ちだったとか、、、(気の毒)
それでもコロナビールの愛飲者は多く、この残暑にはコロナビールのディスカウントクーポンが頻繁に出ていたせいか夏の後半からは良く売れているようだった。コロナビールと言えば日本のビールと違って瓶のままキンキンに冷やして、そのままラッパ飲み出来る手軽さがいい。飲み口も軽くソフトでアルコールも日本のビールほど強くないので酔わない。このビールを飲む時にはライムと塩がいいのだと聞いた。でも友人の農家のオーナーからスダチを頂くようになってコロナビールにスダチを入れるようになったらライムよりスダチが気に入ってしまった。

今年はいつまでもLAは暑い日が続きインディアンサマーも終わって少し涼しくなったと思ったら先週は、またこのサウスベイでも30度以上の日が続いた。反対に日本は急に寒くなって暖房も使い始めたと母が言っていた。先週、農家のオーナー夫婦の家に夕食に招待していただいた時に青柚子とスダチを頂いた。また柚子やスダチのシーズンが来た。夕食は白身の鯛のようなお刺身に青柚子の皮を散らし柚子のしぼり汁と塩だけのシンプルなもの。最初に一口頂いたら、爽やかな柚子の香りが広がった。改めて香りを食べるという事はこういう事なのだな〜と実感。この香りを生かす為には、けして醤油を使ってはいけない。柚子でも香りの強い青柚子が特に白身魚に合う。これは生産者の社長のこだわり。そして白身魚のマリネ(セビーチェ)に使ったスダチとセラノチリの組み合わせもさっぱりして美味しかった。たくさんのご馳走の中で、やっぱり旬の食材を使った青柚子とスダチ料理は格別だった。おまけに今年採り立ての柚子胡椒も頂いたので今後、あちこちのキッチンに持参していろいろな料理に使わせてもらおう。

昨日も暑かったので、今年初めてコロナビールを飲んでみた。冷凍庫で凍る直前まで
瓶を冷やしてスダチを6等分に切りギュッとしぼり汁を入れ皮も瓶に入れる。そしてプレッツェルに専用の塩をかけてそのパンをかじってみた。ワインにはフランスパンが合うというけれどビールにはプレッツェルが合うな〜と。秋は、美味しいものがたくさん出てくる。自粛生活で以前より出歩かなくなり肥ゆる秋が怖いこの頃だ。

茶子 スパイス研究家

 

さくらの独り言

今週はお休みです。

 

ジャズライフ−今週のお奨めアルバム

涼しいを通り越して寒い週末です。出かけるときの服装に悩みます。服装が気楽なのはやはり夏ですが、後のべたべたはもう嫌です。
すっかり秋になりました。ということで秋のジャズを探してみました。いいアルバムが見つかりました。"Beautiful Jazz〜秋に聴きたいジャズベストコレクション25”というアルバムです。一曲目のTake Fiveはジャズファンならだれでも知っている"Dave Brubeck"の曲ですが、曲名は知らない人でも酒場を紹介するテレビ番組で流れているのを聴いたことがあると思います。懐かしいというか往年のジャズアーティストがたくさん出てくるアルバムです。


"Beautiful Jazz〜秋に聴きたいジャズベストセレクション25〜"   

01-Take Five  Dave Brubeck Quartet 5:26
02-Autumn Leaves  Kenny Dorham 3:09
03-Autumn in New York  Ella Fitzgerald,Louis Armstrong 6:03
04-September Song  Sarah Vaughan 5:44
05-My Favorite Song  Ella Fitzgerald 2:56
06-Summertime  Ella Fitzgerald,Louis Armstrong 4:59
07-Early Autumn  Ella Fitzgerald 3:11
08-Tis Autumn Chet Baker 5:18
09-Let's Get Lost  Chet Baker 3:42
10-Night and Day Ella Fitzgerald 3:08
11-Fly Me to the Moon  Hazy Osterwald 3:01
12-If I Should Lose You  Charlie Parker,Strings 2:47
13-Softly As in a Morning Sunrise  Milt Jackson Quartet 3:29
14-Nostalgia Fats  Navarro and His Band 2:41
15-East of the Sun (and West of the Moon)  Ella Fitzgerald 3:49
16-I Didn't Know What Time It Was  Eine kleine Jazzmusik 5:45
17-You'd Be So Nice to Come Home To  Sarah Vaughan 4:03
18-You Don't Know What Love Is  Miles Davis Quintet 4:25
19-Ev'ry Time We Say Goodbye  Dinah Washington 2:32
20-I Thought About You  Ella Fitzgerald 2:55
21-My Funny Valentine  Frank Sinatra 2:36
22-It Never Entered My Mind  Miles Davis Quartet 4:00
23-I'm Glad There Is You  Sarah Vaughan 5:11
24-Blame It On My Youth  Nat King Cole 4:09
25-On Green Dolphin Street  Miles Davis 9:00


ジャズアルバムの紹介リスト
http://www.zakkayanews.com/jazzlist.htm  
《R.O.》

 

編集後記

ロックダウンしたフランスをはじめイギリス、ベルギー、イタリアなどヨーロッパ、そしてアメリカでも感染者数再拡大で深刻化しています。
日本はコロナ感染者が減少傾向にあるものの一定数のところで推移しています。自粛が緩和されてきているのでこのまま収束するとは思えませんが欧米のような再拡大が起こらないことを祈ります。
外国人の入国制限を緩和していく方向にありますが、本当に水際で食い止められるのか気になります。
空気が乾燥してきたので風邪を引かないように注意を払いたいと思います。

 

雑貨屋ニュースレターのバックナンバーは下記のURLでご覧いただけます。

http://www.zakkayanews.com/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.1275

雑貨屋 店主 大西良衛   http://www.zakkayanews.com/indexY.htm

              tenshu@zakkayanews.com