Zakkaya Weekly No.110

Ryo Onishi 6/20/98 Index Homepage

今日はワイフと“White Point Park”に行ってきました。河合さんの「あまり知られていないLA観光スポット26」で紹介されているところです。なぜここにしたかというと今、住んでいるところのストリートがWhites Point Dr.であることと、近くなのですぐに行けるからという単純な理由です。残念ながら今日はセントカタリナ島ははっきり見えませんでしたが、久しぶりに海のにおいをかいできました。公園内ではバーベキューができるようになっていて、電気まで準備されていました。ちょうどお昼頃だったのでこれまた観光スポット25の中で紹介されている“22nd St.Landing”というレストランで昼食をとりました。ヨットハーバーのすばらしい景色を眺めながら、シーフードを食べ、シャンペンを飲みながらのんびり過ごしました。いいでしょう!たまには家族を、奥さんを、彼女を連れて行かれてはいかがでしょうか?(R.O.)

思う こころ

先日、高島さん、他の方々の尽力で開催された「気功」に関する講演会に出席させてもらいました。講師の浦田紘司氏ご自身は特にどこかの流派に属している訳でなく、独学で修行されたとの事で、中国式の「気功」等とは少々ちがい、浦田氏自身はこれを「空気功」と称しているのだそうです。
相手の身体に触れず、「気」
? を送るだけで相手を投げ飛ばし、押さえつけ、更には腰痛・肩凝り・背骨の歪み・近視などをいとも簡単に治してしまう等々の場面を目の当たりにし、普段、そういうものを信じていない私もこれら我が目を疑うデモンストレーションに空気功の威力には驚き、感動しました。
しかし私が浦田氏の講演会でもっと感動したのは、氏のお話の方でした。私には浦田氏の「空気功」
? に対する考え方、信念はそのまま私達の人生の生き方に対する重要な啓示であり、私など衝撃をもってこれから先の生き方について教えてもらったような思いでした。

「気の力」とは、もともと誰にでも備わっている能力で、特殊なものではなく意識のセルフ・コントロール」により、人は如何ようにでも思いを現実化・具現化出来るという趣旨なのです。
では「意識のセルフ・コントロール」とは何か。浦田氏の言い方を借りれば、それは「自分を信じ、相手を信じた上でのプラス発想である」のだそうです。
病気になって「もう治らない、だめダ」と思い、落ち込んだらそれで終わりでしょうし、毎日の生活でも同じ事でしょう。氏の話の中にこんなのがありました。「世の中には“私はなんと不_幸な生まれと人生なのだろう。貧しい家庭に生まれ、ろくに学校にも行けず、仕事にも恵まれず、妻には逃げられ家庭は崩壊状態・・・・”などと嘆く人がいますが、これは自分で自分を不幸にしているだけなのです。そもそもこの世の中には、絶対的な“幸せ、不幸せ”なんてありません。あるのはただ“幸せと思うこころ”と“不幸せと思うこころ”があるだけです。立派な邸宅に住み、外から見て羨ましいほどの生活をしている人でも“幸せと思うこころ”がなかったら“幸せ”ではないでしょうし、“狭いながらも楽しい我が家”の方がよほど“幸せ”でしょう」
最近の私達人間(特に日本人)はどうもネガティブ(後ろ向き)発想が多くはないでしょうか。人生は限られた時間しかないのだから、どうせならポジティブ(前え向き)発想の方がそれこそ「幸せ」というものでしょう。そうはいっても、現実の毎日はいやな事ばかりで、つい「なんで私ばかりがこんな目に・・」とグチの一つも言いたくなるのが普通ですが・・。
私は常々、人間は所謂、進歩するにしたがって発想の仕方が「前向き」から「後ろ向き」へと変わってきたと思っていますが、どんなものでしょうか。
原始時代の人々は いま程 グチを言わずに一所懸命生きただろうし(尤も私はそれを見てきた訳ではありませんが)、電気冷蔵庫もテレビも、パソコン・インターネットもまだ発明されていない時代でも私達はそれら電化製品やエレクトロニクス製品がないという理由だけでは決して“不幸せ”ではありませんでした。
昔の人は人間の本能として「空気功」のような能力を備えていたのではないかと思っています。
近代科学の急速な発展は人類に多大な貢献をした事は否定できませんが、一方ではそのために人間に本来備わっていた自然の能力・本能の力を大幅に削いでしまっている事も事実でしょう。
本来あるべき人間と言う意味では、今の私達日本人は殆どが「障害者」という事になりそうです。
(だから日本は世界の先進国なのだ!?)科学の進歩は当然大切ですが、同時に忘れられがちな自然への回帰も同じ位大切であり、いかに良いバランスを保つかが今後の課題だとつくづく感じた浦田氏の講演会でした。
現代はストレス社会であるからこそ、自分を信じ、相手を信ずるプラス発想が今の私達にとって必要な事であり、心の豊かさこそ、私達にとってこれからの21世紀を有意義に過ごす方法である事に、確証を得た思いでした。
最後に講師浦田氏が示された「前向きス発想」ュのポイントである「コトシ も アスカ で頑張ろう」を以下に記します。

“コ”: こだわらない
“ト”: とらわれない
“シ”: しばられない
“ア”: 明るいこころ
“ス”: すなおなこころ
“カ”: 感謝のこころ
河合 将介(skawai@wakao.com)

留学生に特別処置 諸橋義弘

多分、多くの読者諸氏が読まれたと思うが、先日「羅府新報」にあった記事を見て一寸考えさせられた。
要旨は:
「移民局(INS)は母国の経済危機で仕送りが困難となり、生活難に陥っているインドネシア、韓国、タイなど8万人のアジアからの留学生が、大学内外で自由に働けるようにした特別処置を発表。通常F1−ビザの学生は州20時間までしか働けないが、この処置の対象となる学生は、学校の許可を得て、無制限に働ける。また留学一年以内の就業禁止条項も停止。更に、4年生大学の場合、1学期につき6単位取得すればフルタイムの学生としてビザが維持できる」かって、日本がもてはやされたとき、アジア、中近東はじめ先進諸国の人も混じって多くの留学生が日本にも来た。当時円は留まるところを知らず上昇したが、逆に言えば当時の留学生の生活費は相当圧迫された筈だ。処が残念ながら日本では彼等にどれほどの「規制緩和」をしてあげたのだろう。自分も含め金持ちが貧乏人を見るような態度しか取らなかったのではないだろうか。その頃、彼等を草の根的に助け、支援した人が日本に沢山居たに違いない。しかし、今回の発表は議会が政治的に取った処置ではなく(勿論舞台裏は判らないが)、どれほど将来米国に取って利益を与えてくれるか判らない人間に対して移民局がいち早く決定し、発表しているところにアメリカの民主主義の真骨頂が見えると言えば礼賛し過ぎか。
日本では、今の危機的経済状態でも内閣や国会からは「手詰まりです」の返事しか聞こえてこないが、俗に自分の頭の蠅も追えない人間に他人をとやかく言う資格がないと、自らそれを認めることで、全てに頬被りしている訳ではないと思いたい。

こんなユーモア・ジョーク 知ってる?

「どうなってんの? でも気持ちはわかるよネ。」 シリーズ(その6)

(1)A さんの奥さんは 娘に “パソコン”を買って欲しいとねだられ、“そろばん” をはじいて考えているそうだ。

−−どうなってんの? でも気持ちはわかるよネ。

(2)先日、コンピュータ関連の会社の役員を訪問したら、定年間近のその役員氏、机に向かって “そろばん”はじきながら、何か計算をしている所だった。

−−どうなってんの? でも気持ちはわかるよネ。

(3)アメリカのレストランは どんな料理を注文しても、お皿や器に山盛りで、その量の多さにはいつもびっくりする。

日本では、 「あそこのレストランは、味が悪い」 という評判がたつと、そのレストランは客が来なくなるが、ここアメリカでは、「あそこのレストランは、 最近 量が減ったよ」という評判がたつとそのレストランにとって致命傷となるのだそうだ。

−−どうなってんの? でも気持ちはわかるよネ。

羅府の庄助さん

お知らせ

今週もこのお知らせコーナーに載せておきますので、ご興味のある方は喜子さんまでご連絡ください。

1998年度、第34回ミス日系が7月25日ビバリーヒルズのヒルトンホテルにて開催されます。 アメリカで育っている若い日本人又は日系人に日本の文化、伝統、習慣等を継承してもらうことを目的とした行事で、ノンプロフィット オーガ二ゼイションの日系ファウンデーション オブ アメリカの主催です。 入場料: $35ドネーション(入場料のみ) $75入場料と食事込み、$150 VIP席での食事込みです。当日は、チャンネル7のスポーツキャスターの ロブ フクザキがMCを行いミス日系の参加者が振り袖の着物を着て踊りを踊ったり、 日本語でスピーチをしたり、 ハッピーコートや、イブニングドレスを着て披露します。 17歳になる私の娘、ジェニファー ゲルマンもこのミス日系に参加します。是非皆様の応援、サポートをお願いいたします。チケット ご希望の方は、ゲルマン喜子までお早めにご連絡下さい。 電話は 310ー530ー6550です。宜しくお願いします。

地ビール造りの時の写真

三島さんのホームページのアドレスが間違ってましたので訂正します。

http://members.tripod.com/~kennymsm/index.html

編集後記

雑貨屋のバックナンバーは下記のURLでご覧になってください。http://home.earthlink.net/~ronishi/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.110

雑貨屋店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net